2019年07月11日

大島_空港概要

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日本空港情報館
大島空港

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大島空港

■飛行場の概要
東京都大島町にある地方管理空港(旧第3種空港)。伊豆諸島最大の伊豆大島にある離島空港です。
航空施設としては、昭和19年に造られた旧陸軍飛行場がはじまり。戦後、飛行場跡地を整備し、昭和30年に村営飛行場として開場しました。昭和34年に都営化、昭和39年に滑走路1,200メートルで供用開始されています。平成14年にはジェット化のため滑走路を1,800メートル化し、空港区域を移転・拡張しています。伊豆諸島を結ぶヘリコプター輸送の北側の拠点にもなっています。
令和元年7月現在、国内線のみの運航で、新中央航空により1路線、東邦航空によりヘリコプター定期便2路線が運航されています。


■飛行場種別:地方管理空港(旧第3種空港)
■設置管理者:東京都
■滑走路延長:1800m
■空港コード:OIM/RJTO
■旅客ビル管理者:東京都


■施設の見どころ:◎◎=== 小規模/ガラス面を多用したターミナルです。旧滑走路が現滑走路脇に残っています。
■見学者への対応:◎==== 案内所 無/ターミナルパンフ 無/送迎デッキ 無料/ファン向け展示 若干有
■売店の充実度:◎==== 売店2店・飲食店1店/土産の種類はあまり多くありません。
■アクセスの状況:◎==== 鉄道 無/バス 有/バスは航空便に合わせた運行


※就航路線は令和元年7月、そのほかの情報は平成21年2月現在のものです。
■SKY VIEW
昭和61年の噴火でできた三原山山腹噴火口(割れ目火口=1986年C火口列)付近から撮影。空港南東側から北西を見た様子です。

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(写真は平成31年2月撮影)
大島の北西部一帯が見えています(写真中央が噴火口跡、左側にある街が元町地区、右側に写るのが空港)。空港は、伊豆大島の二大港である元町港と岡田港の間に位置していて人口も多い地域にありますが、周囲は緑地部分が目立つことが分かります。
空港滑走路の前後には、目立つこぶ状の山が2つ見えます。滑走路の左手前側(南側)にあるのが愛宕山、右奥側(北側)は乳ヶ崎です。愛宕山は伊豆大島の中でも比較的大きい側火山(スコリア丘)で、旧陸軍飛行場の近くで軍事拠点でもあったせいか、戦跡がかなり残っています。
奥に見える海は相模湾で、伊豆半島の山々と富士山が美しく見えています。大島空港から富士山までの距離は約85キロで、富士山までの距離が日本で三番目に近い空港となっています。

OIM001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成31年2月撮影)
平成14年に完成した新しいターミナルビルです。
地上2階建。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1・1/2層方式です。1階にチェックインロビー、2階に売店・飲食店と出発ロビー・搭乗待合室、3階に送迎デッキがあります。
ガラスを多用した明るいターミナルビルで、斜め配置の構造が多く見られます。白を基調とした内外装ですが、ところどころ赤色を配色し、インパクトを与えています。
館内のサインは、一色の背景色、白または黒文字で統一されています。出発関係は緑地に白文字、到着関係は黄地に黒文字、インフォメーションは薄赤地に白文字などが使われています。
OIM002.jpgターミナル前面
(写真は平成31年2月撮影)
小さな弧を描く屋根と赤い支柱がいくつも並ぶ屋根が特徴。椿が多数植えられているほか、花壇の区画に火山岩を使用するなど大島の雰囲気が感じられる前面になっています。
車道は2本が接続しています。建物の出入口は2口ですが、車道を横切る横断歩道は到着ロビー側にあるのみです。平成21年訪問時は、いまだ懐かしい赤丸ポストが活躍中でしたが、現在は普通の四角タイプに変わっています。
バスのりばは1か所です(1日数便程度の運行)。ターミナル前のバス停は限定された便のみが経由します。徒歩5分ほどの都道208号大島循環線上に「飛行場入口」バス停があり、便数はそちらの方が多いです。バスの運行ダイヤは、当日の船舶の発着港によって変更になりますので注意が必要です。

■大島空港ターミナルバス停
大島公園ライン 岡田港経由大島公園行(大島バス)
大島公園ライン 元町港行(大島バス)
OIM003.jpgチェックインロビー
(写真は平成31年2月撮影)
1階ランド側から見て左側はチェックインロビーです。カウンタ脇に2階に上る階段があり、吹抜のため広々とした印象です。
建物端側に自動販売機コーナーがあります。
OIM004.jpgチェックインカウンタ
(写真は平成31年2月撮影)
1階チェックインロビーに設置されています。左端は空白カウンタで、中央から右側にかけて新中央航空(NCA)と東邦航空(TAL)のカウンタが並びます。

※平成27年10月25日:ANA拠点撤退(カウンタ撤去)
OIM005.jpg出発ロビー
(写真は平成31年2月撮影)
2階中央は出発ロビーになっています。椅子が数脚並べられています。
OIM006a.jpg1階出発口・到着口(TAL)
(写真は平成31年2月撮影)
ヘリコプターのTALの出発口は1階チェックインロビー脇に設置されています。入口は1か所。入口先に待合室はなく、出発口前でセキュリティチェックがあり、そのまま搭乗する形になります。
搭乗口付近には搭乗案内掲示はありません。
この出発口は到着口も兼ねています。
元々NCAも使っていましたが、平成31年現在は後述の2階出発口を使用しています。

※平成27年?*月**日:NCA 出発口変更(1階→2階)
OIM006b.jpg2階出発口
(写真は平成31年2月撮影)
NCAの出発口は2階出発ロビーに設置されています。入口は1か所。
出発口付近には搭乗案内掲示はありません。

※平成27年?*月**日:NCA 出発口変更(1階→2階)
OIM007.jpg2階搭乗待合室
(写真は平成31年2月撮影)
2階エプロン側はNCAの搭乗待合室になっています。高い天井と大きなガラスがある明るい待合室です。売店・飲食店はありません。
搭乗口は1か所。搭乗橋は1か所ありますが、通常は先端で1階に降りる地上搭乗になります。過去に運航されていたANA東京国際-八丈島間の経由便利用者は一度搭乗口経由で待合室に出入りしていました。
エプロン側は、富士山を正面に見ることができます。
OIM009.jpg手荷物受取場・到着口
(写真は平成31年2月撮影)
1階ランド側から見て右側に設置されています。上部の黄色いサインが非常に目立つ到着口です。手荷物受取場にはターンテーブルが1か所あります。
到着案内掲示はありません。
10.jpg到着ロビー
(写真は平成21年2月撮影)
1階ランド側から見て右側が到着ロビーになっています。チェックインロビー側から一体化したロビーで、真ん中の階段で出発区域と到着区域に分かれています。
建物端側に警察があるほか、外国語も含めた大島の観光パンフレットが多数並べられています。また、階段下に大島空港の航空灯火施設を説明するパネル展示があります。
11.jpg売店
(写真は平成21年2月撮影)
2階中央部に売店区画があり、1店舗(杉本売店)が出店しています。航空便運航時間帯のみの開店です。
地酒や椿関係のお土産が充実していますが、酔い止め薬などの販売はないので注意が必要です。

※平成**年**月**日:伊東商店 閉店
OIM012.jpg飲食店
(写真は平成31年2月撮影)
2階ランド側から見て右端に1店舗(レストラン椿)が出店しています。
普通の喫茶ですが、明日葉天ぷらうどん・そばや大島牛乳などの地元系メニューも若干提供されています。
OIM015.jpg送迎デッキ
(写真は平成31年2月撮影)
3階に屋上があり、送迎デッキになっています。入場無料。屋根は入口付近に小さい庇がある程度です。
柵は低く非常に見やすい環境です。
OIM016.jpg送迎デッキからのながめ
(写真は平成31年2月撮影)
ターミナルは滑走路の南東側に設置されており、午前中順光条件です。
滑走路の向こう側は、相模湾が広がっており、その奥に伊豆半島の山々が見えます。ちょうど正面方向には伊豆高原の大室山、やや右斜め奥に富士山が綺麗に見えます。右端にわずかに写る丘は三ツ峰と呼ばれる側火山の噴火跡(スコリア丘)です。
搭乗橋は右側に見えますが、平成31年2月現在、通常ダイヤでは利用する飛行機はありません。
ターミナルビルは滑走路のちょうど中央付近に設置されており、飛行機が離陸する瞬間はやや斜め気味の撮影になることが多いようです。

空港ターミナルから海越しの富士山が眺められるのは、日本広しと言えどもここ大島空港だけ。ターミナル正面に見えるため、搭乗待合室からも眺められます。ちょうど宝永山が正面に当たるため、左右対称の美しい姿です。
OIM019.jpg大島物産展示場
(写真は平成31年2月撮影)
2階出発ロビー脇に大島物産展示場があり、特産品や非売品が多数展示されています。
OIM021.jpg航空灯火施設案内
(写真は平成31年2月撮影)
1階到着ロビー脇に航空灯火施設のご案内というパネル展示があります。
OIM017.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は平成31年2月撮影)
ターミナルの前に233台収容の無料駐車場があります。臨時駐車場スペースも整備されています。
レンタカー各社は周辺にはありません。島内にあるレンタカー会社に予約を入れておけば、空港駐車場にて受け渡しまたはレンタカー事務所に送迎がある場合があります。
OIM018.jpgモニュメント等
(写真は平成31年2月撮影)
駐車場わきに「躍動大島」と題するモニュメントがあります。東京都文化事業で昭和63年3月に設置されたものです。
館内には、1階に海辺の聖地「難渡海」(星野隆秀)という絵画があります。
OIM022.jpg花壇とバウムクーヘン
(写真は平成31年2月撮影)
駐車場の反対側には、風見鶏のついた小屋がある花壇があります。花壇は大島町が「地域に花を咲かせる事業」として整備しているもので、島民の協力で維持されています。
花壇周辺の法面は、伊豆大島南部にあるバウムクーヘンとして有名な地層切断面をイメージした縞々模様に塗られています。「大島によくきてけえたなぁ」という大きな文字が目立ちます。

※平成28年**月**日:法面塗装 完成
19.jpg旧滑走路
(写真は平成21年2月撮影)
現在の1800m滑走路とエプロンとの間には平成13年まで使用されていた旧滑走路が並行して走っています。
送迎デッキから眺めた様子が写真で、エアーニッポン(現全日本空輸=ANA)のジェット機(ボーイング737-500)が走るのが現滑走路、その手前、大きな「×」が書かれているのが旧滑走路です。
ちなみに、手前に駐機中のヘリコプター(ドーファンアエロスパシアル式AS365N2型)はTALの定期便(東京愛らんどシャトル)です。また、ANAは既に拠点撤退しており、現在は大島空港では見ることができません。
03.jpgかつてあった見どころ(ANAチェックインカウンタ)
(写真は平成21年2月撮影)
ANAは、昭和30年(1955年)の日本ヘリコプター輸送時代に就航した歴史の古い路線でしたが、平成27年(2015年)に拠点撤退しています。写真は平成21年訪問時に1階チェックインカウンタを撮影したもの。当時のANAは東京国際線1日2往復と八丈島線1日1往復が就航しており、ANAが最も大きなチェックインカウンタを設けていました。

■就航路線(国内線)
  ANA   VNL   APJ   SFJ   ADO   SKY   SNA   ORC
  JAL   JAC   JTA   RAC   JJP
  IBX   FDA   SJO   WAJ   NCA   AMX   NJA   TAL   EXC  
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
調布NCA
利島場外離着陸場(利島ヘリポート)TAL*2
三宅島TAL*2
*1:AKXによる運航便
*2:ヘリコプターによる輸送
*3:ANKによる運航便


就航路線変遷(平成22年04月01日以降)
※平成21年10月01日:ANA*3八丈島 運休(09/30最終運航)
※平成24年01月29日:ANA*1東京国際 運休(01/28最終運航、期間運休)
※平成24年02月04日:ANA*1東京国際 就航
※平成25年01月07日:ANA*1東京国際 運休(01/06最終運航、期間運休)
※平成25年01月27日:ANA*1東京国際 就航
※平成25年06月20日:ANA*1東京国際 運休(06/19最終運航、期間運休)
※平成25年06月24日:ANA*1東京国際 就航
※平成25年07月05日:ANA*1東京国際 運休(07/04最終運航、期間運休)
※平成25年07月08日:ANA*1東京国際 就航
※平成25年11月14日:ANA*1東京国際 運休(11/13最終運航、期間運休)
※平成25年11月21日:ANA*1東京国際 就航
※平成27年10月25日:ANA*1東京国際 運休(10/24最終運航)
※平成30年11月01日:TAL*2三宅村場外離着陸場 運休(10/31最終運航)、TAL*2三宅島 就航

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■大島空港についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
大島空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)
※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※大島空港の公式サイトではありません。

開設月日 2009.03.29
初調査日 2009.02.22
前調査日 2019.02.07
posted by johokotu at 12:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 大島空港 | 更新情報をチェックする