2020年05月23日

新興航空_運航継続で存在感

□新興航空会社 運航継続で地方空港で存在感、ANAのざっくり欠航で際立つ

こんなときでも頑張る
新興航空会社

パンデミックが収まったら、
大手でもLCCでもなく、新興航空会社に
ぜひ積極的に搭乗してみませんか


新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で、国内線でも欠航が相次いでいますが、地方空港で新興航空会社の運航が継続され、存在感が増しています。

日本の新興航空会社は、1998年の参入規制緩和後に誕生した格安特化型や地方特化型以外の航空会社を指します。スカイマーク、AIRDO(ADO)、ソラシドエア(SNA)、スターフライヤー(SFJ)、アイベックスエアラインズ(IBX)、フジドリームエアラインズ(FDA)などがそれに当たります。大手の牙城に挑んだ、新しい航空会社のパイオニアですが、格安航空会社(LCC)の誕生後は格安重視者がLCC流れたため、ここ数年は存在感が薄れ、苦しい状況が続いています。

今回は、そんな中でのCOVID-19パンデミックです。航空需要が大幅に減り、地方路線では1日1往復を残してすべて欠航というものが増えてきました。そもそも残っている1日1往復も搭乗率は10%に満たない便も多いと言われるほど厳しい状況で、運航維持は相当苦しい状態です。
そんな状態のため、LCCは路線ごとざっくり減便して残っているのはメイン路線だけといった様相ですが、新興航空会社は地方路線の運航を何とか残しているのです。
大手だけが就航する空港で全便欠航となるところ(岡山、岩国等)が出る一方で、新興航空会社のみが運航を残している地方空港がいくつか見られるようになりました。

大手航空会社では、特にANAが、共同運航しているADO、SNA、SFJ、IBXが運航する路線を中心に路線ごとの全欠航を多数出しているので、その対比でも運航継続が非常に際立つことになりました。
(同じ大手でも、日本航空(JAL)グループは比較的運航路線を残しています。)

こんな有事でも、苦しくても、なんとか運航を保とうとするその姿勢は、公共交通機関としての使命を果たすお手本になっています。

COVID-19パンデミックが収まった後は、ぜひ、こうやって公共交通機関として頑張っている新興航空会社にも目を向けて、積極的に搭乗してみませんか。


<新興航空会社とANAの状況>
例えば、東京国際(羽田)路線では、11路線で大手(ANAまたはJAL)が全便を欠航して新興航空が運航を継続しています(うち7路線はJAL運航継続、ANA運航継続は無し)。関西国際線、神戸線、山口宇部線、北九州線はJAL・ANAとも運航がなく、新興航空のみの運航になっています。

ANAは、今回のCOVID-19の影響では、北海道路線や九州路線といった地方路線のメインどころもざっくり削っているのが特徴です。羽田路線の場合、ANAはJALに比べて採算の取りにくい路線も多いから仕方がないという見方もありますが、新興航空は1日1往復は維持しているところが多い中、そういった路線の代表格である紋別、大館能代、能登、石見は週4往復のみとするなどそれなりに削っています。

ANAは空港から一時撤退しているところも多く、13空港もあります。元々運航便数の少ない空港なら何となく理解もできますが、小松、大分、長崎、鹿児島といった普段の便数が多く、古くから就航している空港も全便欠航を強行しています。
地方間路線はIBXだけが残っているところも多く、福島などが良い例ですね。
新興航空の中ではFDAは唯一運航をすべて削減しましたが、ANAは全便欠航を続ける静岡発着を最初に再開するなど、地方空港重視は従前から変わりません。

幸い、ANAは、6月に入ればだいぶ運航復活してくるようです。そもそも苦しい時期にざっくり削ることは事業継続の採算性から不可欠ではありますが、新興航空が結構頑張っている中で、あまりにも路線を削りすぎてしまった印象です。

これまで路線をすぐ切るのはSKYの専売特許のような印象でしたが、ANAにも有事の際にはどんどん切られるということがはっきりしてしまいました。なんとも残念ですね、、、。

<大手は運航がなくなり新興は残った羽田発着路線 5月23日現在>
釧  路:ADO運航継続、JAL運航継続、ANA全便欠航
函  館:ADO運航継続、JAL運航継続、ANA全便欠航
関西国際:SFJ運航継続、JAL全便欠航、ANA全便欠航
神  戸:SKY運航継続、      、ANA全便欠航
山口宇部:SFJ運航継続、JAL全便欠航、ANA全便欠航
北 九 州:SFJ運航継続、JAL全便欠航
大  分:SNA運航継続、JAL運航継続、ANA全便欠航
長  崎:SNA運航継続、JAL運航継続、ANA全便欠航
熊  本:SNA運航継続、JAL運航継続、ANA全便欠航
宮  崎:SNA運航継続、JAL運航継続、ANA全便欠航
鹿 児 島:SNA・SKY運航継続、JAL運航継続、ANA全便欠航

<ANAが全便欠航となった空港 5月23日現在>
旭  川
女 満 別
福  島
小  松
静  岡
関西国際
神  戸
岡  山
岩  国
山口宇部
大  分
長  崎
鹿 児 島

■新型コロナウイルス感染症関連の長期欠航路線(国内線)(日々更新中)
http://johokotu.seesaa.net/article/474369416.html
ラベル:SFJ FDA ADO sky IBX 感染症 SNA
posted by johokotu at 21:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◆ダイヤの話題 | 更新情報をチェックする

空港検疫_罹患率横ばい5/22

■空港検疫 1人感染で罹患率横ばい 5月22日発表分

厚生労働省(厚労省)は5月22日12時現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、4月3日0時から全員検査を実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。


5月22日12時現在
罹 患 率 0.249%
無症状率 89.2%

国内の隠れ感染者数(推定値)29.8万人

※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
元にしている数値が異なるため差異あります。海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。参考程度にお考え下さい。


■空港検疫全員検査結果(すべて12時現在)
・4/4〜4/5 :対象 1,486人、症状 有0 無0 =陽性 0人/罹患率0%
・4/4〜4/6 :対象 2,801人、症状 有0 無5 =陽性 5人/罹患率0.178%
・4/4〜4/7 :対象 4,064人、症状 有1 無8 =陽性 9人/罹患率0.221%
・4/4〜4/8 :対象 5,707人、症状 有1 無8 =陽性 9人/罹患率0.157%
・4/4〜4/9 :対象 7,213人、症状 有6 無15=陽性21人/罹患率0.291%
・4/4〜4/10:対象 8,756人、症状 有6 無15=陽性21人/罹患率0.239%
・4/4〜4/11:対象10,010人、症状 有6 無17=陽性23人/罹患率0.229%
・4/4〜4/12:対象11,359人、症状 有11無41=陽性52人/罹患率0.457%
・4/4〜4/13:対象12,680人、症状 有11無41=陽性52人/罹患率0.410%
・4/4〜4/14:対象13,860人、症状 有11無45=陽性56人/罹患率0.404%
・4/4〜4/15:対象14,921人、症状 有11無45=陽性56人/罹患率0.375%
・4/4〜4/16:対象15,988人、症状 有11無49=陽性60人/罹患率0.375%
・4/4〜4/17:対象16,682人、症状 有11無49=陽性60人/罹患率0.359%
・4/4〜4/18:対象17,385人、症状 有11無50=陽性61人/罹患率0.350%
・4/4〜4/19:対象18,231人、症状 有11無51=陽性62人/罹患率0.340%
・4/4〜4/20:対象19,009人、症状 有11無52=陽性63人/罹患率0.331%
・4/4〜4/21:対象19,843‬人、症状 有12無53=陽性65人/罹患率0.327%
・4/4〜4/22:対象20,268‬人、症状 有12無54=陽性66人/罹患率0.325%
・4/4〜4/23:対象20,986‬人、症状 有12無56=陽性68人/罹患率0.324%
・4/4〜4/24:対象21,344人、症状 有12無57=陽性69人/罹患率0.323%
・4/4〜4/25:対象21,865人、症状 有12無57=陽性69人/罹患率0.315%
・4/4〜4/26:対象22,552‬人、症状 有12無60=陽性72人/罹患率0.319%
・4/4〜4/27:対象23,347人、症状 有12無62=陽性74人/罹患率0.316%
・4/4〜4/28:対象24,079人、症状 有12無63=陽性75人/罹患率0.311%
・4/4〜4/29:対象24,671人、症状 有12無66=陽性78人/罹患率0.316%
・4/4〜4/30:対象25,382‬人、症状 有12無68=陽性80人/罹患率0.315%
・4/4〜5/1 :対象26,018人、症状 有12無70=陽性82人/罹患率0.315%
・4/4〜5/2 :対象26,609人、症状 有12無70=陽性82人/罹患率0.308%
・4/4〜5/3 :対象27,315人、症状 有12無71=陽性83人/罹患率0.303%
・4/4〜5/4 :対象28,113人、症状 有12無71=陽性83人/罹患率0.295%
・4/4〜5/5 :対象28,805人、症状 有12無71=陽性83人/罹患率0.288%
・4/4〜5/6 :対象29,171人、症状 有12無71=陽性83人/罹患率0.284%
・4/4〜5/7 :対象29,577人、症状 有12無72=陽性84人/罹患率0.284%
・4/4〜5/8 :対象29,983‬人、症状 有12無74=陽性86人/罹患率0.286%
・4/4〜5/9 :対象30,470人、陽性87人/罹患率0.285%
・4/4〜5/10:対象31,294人、陽性87人/罹患率0.278%
・4/4〜5/11:対象31,875人、陽性89人/罹患率0.279%
・4/4〜5/12:対象32,519人、陽性89人/罹患率0.273%
・4/4〜5/13:対象33,152人、陽性91人/罹患率0.274%
・4/4〜5/14:対象33,844‬人、陽性92人/罹患率0.271%
・4/4〜5/15:対象34,075人、陽性92人/罹患率0.269%
・4/4〜5/16:対象34,600人、陽性92人/罹患率0.265%
・4/4〜5/17:対象35,178人、陽性94人/罹患率0.267%
・4/4〜5/18:対象35,835人、陽性94人/罹患率0.262%
・4/4〜5/19:対象36,567人、陽性94人/罹患率0.257%
・4/4〜5/20:対象37,049人、陽性94人/罹患率0.253%
・4/4〜5/21:対象37,691人、陽性94人/罹患率0.249%
・4/4〜5/22:対象38,046人、陽性95人/罹患率0.249%

5月22日時点での罹患率をそのまま日本の人口(4月の推計人口1億2596万人)に当てはめると、感染者の推定人数は約31.4万人になります。
国内のPCR検査陽性者は5月22日12時現在で16,339人ですから、隠れ感染者はあと約29.8万人もいると推定されます。

検査人数は355人で、入国者が500人を下回っています。

厚労省最新発表:新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月22日版)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_11462.html
ラベル:感染症 検疫
posted by johokotu at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◆その他の話題 | 更新情報をチェックする