ANAは11日、東京国際空港(羽田空港)第2旅客ターミナルビル増築部の開業に合わせ、同ビル地下1階に開設しているシティエアターミナル(CAT)「羽田空港第2ターミナルコンコース」を閉鎖します。
ANAが閉鎖するのは、羽田空港第2旅客ターミナルビル地下1階の東京モノレール駅部にあるCAT「羽田空港第2ターミナルコンコース」。13日の第2旅客ターミナルビル増築部開業に合わせ、11日の営業をもって廃止となります。
このチェックイン機は、京浜急行電鉄(京急)羽田空港駅(21日に羽田空港国内線ターミナル駅に改称予定)から階段を上った位置にある非常に便利なもので、一見羽田空港旅客ターミナルの一部のように見えますが、東京モノレールの区画にあるために、CATとして扱われていた非常に珍しい施設でした。
今月初めに新店舗「エアローソン」と「よーじや」が開店したことに伴い、すでに区画が半分に減少していて、11日の営業終了とともに廃止されることとなりました。
今年に入ってから東京モノレール浜松町駅のHCATも廃止になっており、市内でチェックインができる日本のCATはいよいよ横浜(YCAT)だけとなってしまいました。
なお、羽田空港の第2旅客ターミナルビルでは、2階チェックインロビーの大きな仮囲いが半分とれ、4階・5階から増築部が覗き見られるようになるなど、13日の増築部開業に向けた最後の動きが活発化しています。

大規模に展開していたころのCAT「羽田空港第2ターミナルコンコース」。第2旅客ターミナルの入口に自動チェックイン機が並んでいたため、まったくCATという感じではなかった。ANAだけの展開というのも注目の一つだった。