2012年11月16日

そうだ那覇行こう(旅行前)

※この旅行記は2013年1月にアップした旅行記です。



■2012.11 成田国際・那覇の旅行前

そうだ、那覇行こう!
今回は11月17日と18日が予定として空いていた。当初二日間のいずれかで三宅島へ行くことを狙っていたのだが、17日は天候が悪く前日に渡島を断念。18日も天気予報が微妙で、あきらめモードだった。18日は三宅島行き以外に予定がなかったから、三宅島に行けないなら丸一日暇になる。色々考えた結果、18日は「そうだ、那覇行こう!」と思いたってしまった。

那覇空港には1年以上訪問していなかったのだが、昨年スカイマーク(SKY)が第二カウンタを開設。新国際線や国内線増築の工事も始まっている。なにより先月、日本初のLCCターミナルがオープンし、早く訪問しなくてはと思っていた。
背中を押したのは格安航空会社(LCC)だった。那覇へは成田からジェットスター・ジャパン(JJP)とエアアジア・ジャパン(WAJ)が新たに就航し、普通に設定されている運賃でも5000円程度で行けると言う。SKYも対抗値下げで普通運賃を10000円としたから、高くても往復2万円だ。9月にPeach Aviationに乗り、今年話題沸騰のLCC3社を早めに乗り比べておきたかったこともある。ついでに成田にもできたLCC用施設を見られれば一石二鳥にも三鳥にもなりそう。三宅島より安く行けるなら、この際、フラリと行ってしまおうと考えたのだ。

「そうだ、那覇行こう!」。
こんなバカげたことをふと思い立ったのは、17日の午後6時頃。三宅島訪問崩れの別予定で新宿にいた時だった。

翌日の三宅島が西風予報で訪問が絶望的になったので、代わりの訪問先を検討し、那覇に行くことを思い立ったのだ。那覇へはLCCの成田便を活用し、朝一便で那覇に飛び、夜の便で成田に帰る強行日帰りすることを漠然と考えた。成田は朝6時位発のはずで、アクセスが難しいとマスコミが大合唱をしていたから、新宿か東京駅から深夜バスが走っていることは知っている。ちょうど新宿にいるから、今晩、新宿からのバスに乗っていくことにし、窓口で乗車券を購入することにした。

アクセスの予約(飛行機)
まずは航空便の予約から。
格安のLCCが成田便に就航したから、羽田便も何かしら対抗値下げをしてそう。しかも、帰りは成田の門限で運休が相次いでいるから、可能なら帰りは羽田着便にしたかった。
早速、外出先で携帯を使って空席状況を確認してみた。大手だけでなく、スカイネットアジア航空の経由便まで手を広げて、東京-那覇間を飛んでいるすべての航空会社の運賃を調べてみたのだが、日曜の便で空席が少ないうえ、羽田便は軒並み片道20000円以上で即却下になってしまった。
仕方がないが、行きも帰りも成田便でJJPとWAJ、あるいはSKYを活用するのは決まったのだが、携帯はまだスマホでなく、WAJは残念ながら航空券の予約ができない。空席の確認すらできないので、いったん家に帰って予約することにした。

続いて問題となったのが成田までのバスの予約。
バスは定員があるから、新宿発東京空港交通(リムジンバス)の空席状況を確認し、空きがあればすぐに予約を入れることとし、早速リムジンバスの案内所へ向かった。
今晩のバスに空きがあるか確認したら、20席強の予約でまだ空きがあるという。ならば予約を入れたいと言うと「予約はできません」とびっくりな返事が返ってきた。予約は前日までしかできないのだという。

今はまだ航空券を予約していないので、バス券を購入するわけにいかない。空きがあれば乗車時に言えば乗せてもらえるとのことだったが、万一このあと6時間ほどで当日券購入者が殺到して満席になったらまずい。なんとかして営業時間内に新宿に戻ってきてバスの当日券を購入しなければならなくなった。
いったん家に帰って支度を済ませて再び新宿に来るとどんなに早くても22時位になってしまう。さすがに成田行バスが運行する午前1時までは開いていないだろう。不安になりながら営業時間を聞いたら、23時まで開いているという。

それならなんとか間に合いそう。すぐに家へ帰って準備をして、なんとか23時までに新宿に戻り、当日券を購入することにした。

現地移動の予約
今回那覇では空港を出る気がなかったので、現地移動の予約は一切不要だった。

宿泊の予約
今回は実質日帰りの超弾丸旅行。宿泊はない。

久々の那覇へ、しかも話題のLCCですぐ行くことになった。



■ここまでの教訓!

那覇へは羽田便より成田便!←羽田便は結構高いです!
新宿発の成田リムジンは予約が前日まで!←当日決めたら予約不能



■今回の予定旅程

11/17 SAT
新宿18:00(JR山手線等)→19:30自宅20:30(JR京浜東北線等)→22:00新宿駅25:30(東京空港交通成田空港行)→
(バス車中泊)

11/18 SUN
新宿駅01:30(東京空港交通成田空港行)→03:30[成田国際空港]06:05(WAJ8661便)→09:25[那覇空港]17:30(JJP0136便)→19:55[成田国際空港]20:30(京成線等)→自宅
(宿泊なし)

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2012年10月02日

佐渡でトンだ事態(旅行後)

※この旅行記は2013年2月にアップした旅行記です。



■2012.09-10 新潟・佐渡の旅行後
今回訪問した佐渡空港には滑走路延長の取り組みを紹介するパネル展示がありました。この空港をめぐっては、新潟県などが、滑走路延長で機材大型化に対応し、東京国際(羽田)線を開設しようとする取り組みを行っています。
羽田線を開設したいとする空港は全国にあるようですが、羽田の離着陸数は、発着枠という枠組みで厳しく管理されています。今回は、羽田線就航をめざす地方と羽田の発着枠について考えます。



路線ではなく航空会社に配分される枠
まずは羽田発着枠の配分状況から見てみよう。

国交省で話し合われている羽田発着枠配分基準検討小委員会で秋に決定される増枠分の話し合いが進んでいるが、その添付資料に配分数が公表されている。
http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/S304_haneda01.html

これによると、日本航空グループに180.5枠、ANAグループに163.5枠、スカイマーク(SKY)に32枠、AIRDO(ADO)に21枠、ソラシド エア(スカイネットアジア航空、SNA)に22枠、スターフライヤー(SFJ)に14枠が配分されているようだ。

枠は路線に配分されているものではなく、航空会社に配分されている。これは、枠のことを考える上でミソになる部分だ。
平成18年にSKYが鹿児島線から撤退し、より客を集めやすい幹線に路線を付け替えた際、羽田線が大幅減便となる鹿児島県が「枠は鹿児島に割り振られたものだ」と猛反発したことがある。だが、枠はあくまでも航空会社に割り振られたのだから、どこに運航しようが航空会社の勝手。結局、鹿児島線は一気に減少した(現在はSNAも就航し、SKY便も再開されている)。
地方空港との路線ネットワークを維持するために枠を設定するならば、枠はまず路線ごとに設定すべきだが、そうはなっていないのだ。どこの航空会社も、より高需要で客が簡単に集まる路線に就航したいはずで、幹線に付け替えるは当然と言えば当然だろう。
ただ、羽田就航路線を見てみると、利用者があまりいなさそうな路線まで運航されていて、皆が高需要路線と言うわけではないようだ。これにはワケがあって、低需要路線を運航する会社が出てくるよう、枠には色々な制約をつけているのだそうだ。

ちなみに、20時30分から翌朝6時までの出発便と23時から翌朝8時30分までの到着便は枠の範囲外とされている。
国内の地方空港は7時頃から21時頃までの運用時間のところが多く、24時間空港はほとんどない。このため、羽田で夜間駐機する場合は22時頃までの到着、6時頃以降の出発にしなければならないし、地方空港で夜間駐機する場合は20時頃までの出発、8時頃以降の到着にしなければならない。範囲外時間帯に運航したくてもなかなか運航できず、範囲外時間帯に発着できる便は限られてくるためだ。
配分数よりも多数の便を運航する航空会社があるが、これらは範囲外時間帯に設定されている便があるからなのだ。

ウハウハな羽田の発着枠
羽田の発着枠は大きな価値があるとされている。成田国際(成田)や関空が集客に苦労しているのと違い、都心に近い羽田は、値段が高くても客が利用するため、集客努力を多少手を抜いてもいい空港になっているからだ。話題になっているLCCの就航空港が成田であることに対し、アクセスが不便だから利用しづらいという声はよく聞く。羽田が再国際化した際の最大の売りは「都心から近い」だった。
福岡線や新千歳線といった幹線と呼ばれる高需要路線はもちろん、地方主要空港への路線であれば、飛行機を飛ばせば勝手に客が乗る状態。成田の路線よりも運賃を高く設定しても羽田の路線に客が集まってしまう。羽田は航空会社にとってはウハウハな空港になっているのだ(発着料が高い等のハードルはあるにはある)。
そんな空港だから、羽田線の就航希望はあとをたたない。利用者数の多い路線を並べれば、羽田発着の路線が上位を独占するのだから、普通に考えれば羽田を拠点にして路線を充実させるのが効率がいい。だが、羽田の発着はすでに限界に達している。そこで、各社の運航を整理するために設定されているのが発着枠なのだ。
発着枠は滑走路増設などにより容量が増えたタイミングで段階的に数が増やされてきたが、各社の希望数よりも少ない。前述のとおり、配分は航空会社ごとの配分のため、少しでも多くの枠を確保してより採算があう路線に使おうと、各社間で枠の争奪戦が生じることになる。

この枠の配分でナンセンスなのは、配分が定期的に見直されてはいるものの、実質的に見直しは機能しておらず、一度入手できた枠は基本的に大きな変化がないかぎり減ることはないところにある。一度枠を取れば、それが既得権益となる。新規参入や増機で羽田に就航したいタイミングがあったとしても、そう簡単には就航できない仕組みになっているのだ。

地方空港救済の切り札
枠を配分する国は、その配分を、航空路ネットワーク維持のカードとして利用している。
その一例が新規参入の促進であり、別の一例が新空港建設にあわせた新空港路線の設定だ。

まず前者から見てみる。
枠の配分は過去の実績を基に評価する方法がとられており、既存社は枠が取りやすく、新参者は枠が取りにくい。そこで、新規参入が可能になった平成9年から、新規航空会社向けの専用枠を設けるなどの工夫をしている。これまでADO、SKY、SNA、SFJの4社がタイミングをあわせて羽田への参入を果たしている。

続いて後者。
新しくできた空港は需要があるか分からないため、航空会社はすんなりとは就航してくれない。そこで、新空港路線にしか使えない枠を設定し、就航を促している。航空会社に配分する枠でありながら、枠に制約つけることで、路線ネットワークをうまく維持しているというわけだ。
新空港以外でもネットワーク維持のため枠の制約は活用されている。枠を取れた会社が自由に路線を設定できると、高需要路線に集中してしまうので、低需要路線から撤退する場合に枠を取り上げる制約を課したり、高需要路線は運航できない枠を作ったり、低需要路線を運航する会社に傾斜配分したりと発着枠に制限をつけている
枠の工夫でなんとか路線を維持できている空港として紋別、山形、石見などが挙げられる。枠は、地方空港を救済するための切り札でもあるわけだ。

※発着枠の制限で路線撤退に歯止めをかけたものとして、いわゆる1便ルールや3便ルールがある。1便ルールは「当該路線を運航している全航空会社の便数の合計で1便未満になる場合に、当該発着枠を回収し、運航を希望する航空会社を募集する」というもの。先に挙げた紋別、山形、石見はいずれもこのルールが適用されていて、運航各社は運休したくてもなかなか踏み出せない。山形はこのルールが有効に活用された好例で、平成15年にANAから日本エアシステムに付け変わった。
一方、3便ルールは、「少便数路線(総便数3便以下の路線)をグループ化し、減便時には他の少便数路線にのみ転用することができる」というルールだ。これらは三沢や南紀白浜、石垣などが該当している。


羽田は日本の首都の空港だし、旅客の行き来が多いのか、地方空港は羽田との間に航空便を飛ばしたがる。羽田から遠い離島なら、とりあえず地元の拠点(例えば、沖縄離島なら那覇、九州離島なら福岡や鹿児島等)と結ばれれば良く、羽田との直航便がなくてもなんとかなる。しかし、四島にある低需要空港は、羽田線が頼みの綱であるところが少なくない
ただ、羽田線と言えども、低需要空港の路線は簡単には採算がとりにくい。当然、航空会社は就航に尻込みする。現在、低需要空港ながら羽田線が確保されているところがあるのは、たまたま新空港開港などで、その空港専用の枠として配分したところが多い。滑走路延長などの大きな変化がない空港は、枠に制約を付ける理由がないため、地元で羽田線就航を希望しながらなかなか枠を確保できない。佐渡はまさにそれにあたっていた。

全国にある就航希望
佐渡
今回訪れた佐渡は、北方四島の択捉島に次ぐ大きさを持つ大きな離島だ。しかし、佐渡空港は、10人乗りの小型機による新潟線が1日4往復しているだけになっている。運航便数が少ないのは、空港の滑走路が890メートルと短く、小型機(しかも10人乗り程度の機材まで)しか離着陸できないため。新潟線は定期的チャーター便として飛んでいるものの、船との競合が激しく、路線維持がなかなかうまくいっていない。新潟線が運休になれば空港に閑古鳥が鳴く事態になる状況なのだ。
そこで、滑走路を延伸して中型機が飛べるようにし、あわせて不安定な新潟線だけでなく、羽田線を開設してしまおうという動きが始まった。平成22年秋の羽田空港D滑走路完成に伴う増枠では、発着枠を確保するために新潟県が音頭をとって滑走路延長をめざしたものの、議会の賛成が得られず、延長が実現しなかった。滑走路が短いままでは小型機しか運航できないので、いまだ羽田の枠は確保できていない。
海外で実績がある航空機メーカーATRが短い滑走路でも離着陸できると売り込みに来ているものの、既存の国内航空会社には運用できる会社がなく、就航への期待は薄い。いまでは滑走路延長と羽田線開設に向けた運動はかなり下火となり、細々と続くだけになってしまった。

実は、佐渡以外にも羽田線の就航に力を入れている空港は全国にいくつかある。

札幌(丘珠)
札幌市北部にある市内空港。札幌市内からは新千歳よりアクセスしやすく、北海道内路線の拠点空港となっている。かつてJALの前身の日本国内航空が羽田線を飛ばしていたが、すでに廃止されている。
滑走路が1500メートルと短く中型機・ジェット機の運航が厳しいこと、冬の滑走路閉鎖が多いこと、ほとんどの航空会社は新千歳をハブ空港として使っていることなどから羽田線を運航する会社はない。

丘珠は、ここ数年でその環境が大きく変化した。
平成22年にANAが新千歳へ全面移転し、就航便が半分以下に減少して大騒ぎになった。残っている北海道エアシステムは経営が厳しく路線撤退も発生するなど問題が山積み。そのせいもあってか、空港活用の機運が少し高まってきている。
滑走路延長の計画は平成9年に地元住民からの反対に遭って一度断念しているが、議論が深まる中で話が再燃。さらに、滑走路長がほぼ同じロンドンシティ空港を参考に既存のままで本州路線の就航を模索している。フジドリームエアラインズ(FDA)が現行滑走路長でも就航できないか検討するなど様々な動きが出てきているのだ。
新千歳-羽田線は日本一の需要があるので、羽田線は飛ばせばそれなりの利用がありそう。滑走路延長が実現すれば、羽田線就航も現実味を帯びそうだ。

花巻
新千歳線や大阪国際(伊丹)線、名古屋(小牧)線が運航しており、運航便数を維持できている空港だ。花巻は、かつて羽田線が運航されていたのだが、東北新幹線開業にあわせて競合できないと判断されたのか運休した過去をもつ。
この空港は、滑走路長が中大型機も飛べる2500メートルで、佐渡や丘珠と異なり施設は整っている。羽田-花巻間の距離は、羽田-伊丹間や羽田-神戸間より長い。距離だけみれば、羽田線も充分採算がとれそうだが、伊丹や神戸と違い、後背地人口が少なく、県庁所在地盛岡までが遠いなどの弱みがある。
花巻では、地元の花巻市を中心に羽田線復活をめざす動きがある。こちらも平成22年秋の増枠で枠を確保できなかったあとは、だいぶ活動が目立たなくなった。
しかし、東日本大震災後の臨時便で、東北地方の空港では最も長く羽田線が運航し、運動が再燃。運休となった当日には、地元紙の岩手日報で「花巻−羽田便が終了 継続求める声相次ぐ」と記事が組まれるなど、復活への声はまだまだあるようだ。

名古屋(小牧)
東京から新幹線で1時間しかかからない名古屋でも東京線を運航したいという声がある。三大都市圏の一角でもあり、両都市間の流動数はかなり多いが、新幹線との競合は厳しい。
名古屋・静岡を拠点とするFDAが名古屋から成田や羽田へ運航を検討と過去に報じられたことはあるものの実現には至っていない。現在の交通体系になってから、スカイマークが中部国際-羽田線を運航したものの、深夜運航だったこともあってかわずか4か月ほどで撤退しており、羽田線が飛んだとしても採算がとれるかはかなり厳しそうだ。

但馬
兵庫県北部にある空港で、伊丹線が1日2往復のみ運航している。開港時から路線誘致に苦労しており、伊丹線就航にあたり、地元自治体が出資して機材を購入し、日本エアコミューターに使用させて路線を確保しためずらしい空港だ。この空港は、飛行機が運休したときに伊丹まで臨時バスを走らせるなど空港利便に対する姿勢は一級品。伊丹線利用者の3分の1が羽田線への乗継客であることもあり、羽田就航に対する誘致活動はかなり積極的だ。
平成22年秋の増枠では、大規模PR活動を展開したものの、滑走路が1200メートルと短く中型機が就航できないことが大きなネックとなり、就航する航空会社はついに現われなかった。
現在は伊丹経由での利用を呼びかけはじめ、羽田線開設から少し距離を置いたようにも思える。

隠岐
島根県の離島空港。島根県では、出雲空港と石見空港の羽田線増便とともに隠岐への羽田線就航を要望している。
隠岐には、出雲線と伊丹線の2路線が各1日1往復飛んでいる。いずれも座席数が少ないプロペラ機での運航だが、伊丹線は夏と冬の繁忙期だけジェット化され、輸送量を増加させている。
羽田線の運航が実現すれば、繁忙期はそれなりの需要がありそうだが、閑散期に路線を維持できるか未知数だ。

広島西
1800メートル滑走路を持つ広島の市内空港。平成5年に新しい広島空港ができるまで広島の玄関空港だった。新空港移転後もコミューター空港として地方路線が就航していたが、平成22年に撤退して以降は定期便路線はない。
減少する利用に耐え切れずに管理する広島県が廃港を示したものの、広島市が納得せず、利用増加の切り札として独自に羽田線就航を模索していた。
だが、平成23年、市側が折れ、今年11月の空港廃港が決定。羽田線は実現しないまま幕切れとなった。

父島
飛行場がない小笠原諸島でも羽田乗り入れを目指す動きがある。水上飛行機・飛行艇を飛ばしたいというものだ。
小笠原諸島へは現在片道25時間の船でしかアクセスができない。超高速船の導入が検討され、造船されたことがあったが、赤字運航になることが確実で就航しなかった。さらに、小笠原では、主要島の父島周辺に飛行場を造る計画があるものの、自然環境面などの理由でいまだ実現していない。そこで出てきている話が水上飛行機・飛行艇の就航だ。
あんまり知られていないのだが、小笠原には、飛行場はない(過去にはあった)のだが、飛行艇用の離着陸施設が設置されていて現役で使われている。本土への急患輸送が必要な際、父島-羽田間に自衛隊の飛行艇が飛んでいるのだ。この飛行艇は、父島では海面を利用し離着陸するが、羽田では普通の飛行機同様に滑走路で離着陸する。羽田線の乗り入れ構想とは、これと同一経路で旅客便を飛ばそうというものだ。
問題は、国内では水上飛行機・飛行艇を運用しているのが自衛隊だけであること。水陸両方のメンテナンスが必要であるなど管理が難しく、国内には一般の所有機はないそうなのだ。当然、国内には旅客を扱える水上飛行機・飛行艇は飛んでおらず、実現には至っていないようだ。

増便希望空港に破れる就航希望空港
羽田は国内空港の約半数と結ばれている。新規就航だけでなく、羽田線を増便したいとする地方空港も多く、羽田への乗り入れ希望は奪い合いになっている。
新規就航を目指していた空港の多くは、平成22年のD滑走路増設時に伴う増枠が最後のチャンスと動いていた。しかし、枠は航空会社に配分されるから、国に陳情しただけでは枠は確保できない。航空会社は、需要があるか分からない小規模空港の便は設定したがらない。すでに航空会社とつながりがある増便希望組とも枠の奪い合いになり、結局、平成22年秋の増枠では新たな就航先は増えなかった。
その後の増枠の議論は国際線を中心に進み、新規就航へのハードルはぐんと上昇。羽田線就航を目指す各地の議論も縮小してきてしまった。

現在配分されている枠の中で、自由に使える枠は新規路線開設枠(1枠)が残っているだけだ。この枠は佐渡や但馬の参入を前提に設定され、実際、両空港とも地元自治体はこの枠を活用した就航を目指した。しかし、地方公共団体と航空会社が組む必要があったこの枠を使って両空港に就航しようとする会社は現れず、活用されなかった。能登が参入した際に朝晩の2往復にこだわったことを見ても、不便な昼1往復だけ飛んでいたところで利用者が少ないことはド素人でも想像がつく。枠が路線に割り振られるなら仕方なく運航する会社も出そうだが、枠は航空会社に割り振られるから、そう簡単には少需要路線を運航する会社は出てこなかった。
新規路線開設枠以外では、大手3社が交互に活用している国内地方路線枠(2枠)を活用する方法もあるにはあるが、新規就航の形で枠を確保するのはかなり難しいようだ。

羽田線就航を目指す空港を見ると、新規就航しやすそうなのは、丘珠、花巻、名古屋位だろうか。丘珠、名古屋は後背地人口はあるし、花巻は羽田との距離がなんとかギリギリ許容範囲。だが、丘珠は施設規模、花巻と名古屋は新幹線競合に問題を抱えていて、就航するにしてもかなりの工夫が必要そうだ。
上記空港は、FDAが関係している空港ばかりだ。花巻や名古屋は中型機以上では成り立ちにくい路線だろうからFDAにはまさに打ってつけに見える。
数年後にせまった北陸新幹線開通でANAとJALは北陸路線を大幅に減便・運休するとみられており、いま枠を確保しておけば、地盤とする中部地方の北陸路線を確保できる可能性も高くなる。羽田への新規就航と合わせれば話題性も大きく、なんとか実現してほしいところだ。



こうして見てみると、今後、羽田に新規就航する路線はほとんどないようにも見えます。羽田の国内線分の増枠は今年秋の配分が最後と言われています。来年3月で新空港の整備もひとまず終了となり、今後は全国の空港を活用していく議論がはじまるはず。羽田の増枠が地方空港の活性化につながるような内容になることを願いつつ、今回の旅を〆たいと思います。

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2012年10月01日

佐渡でトンだ事態(2日目)

※この旅行記は2013年2月にアップした旅行記です。



■2012.10.01 (新潟)→佐渡→新潟→(自宅)

■台風に不安も佐渡行き確定
今日は朝一の船で佐渡へ向かう。
車中泊していた栄パーキングエリアを4時半に出た。思っていた以上に早く起きれたし、新潟まで結構近かったので、少しでも高速代をケチろうと巻潟東インター(IC)から下道を進み、新潟港を目指した。

※巻潟東ICから新潟へは、東進後に国道17号に出て北進する少し遠回りのルートだ。あとで調べてみたら、一つ手前の燕三条ICから下りても下道の走行距離がほとんど変わらなかった。早朝は混んでいないし、新潟付近で下道に下りる際は燕三条ICを利用したほうが良さそうだ。

台風が近づいているものの、昨晩の時点でもまだ奄美付近だったし、新潟はカラリと晴れていた。風も強くないし、これなら天気は全然持ちそうだ。

5時半頃には万代島のフェリーターミナルに到着。
シーズンオフの日曜日で、朝一の港にはあまり人がいなかった。悠々窓口まで行ったら、夕方からは運航が未定と気になる運航状況になっていた。
行くべきか少し迷ったものの、この晴天だし、台風は南関東を通過予定だから、新潟まで大きくは影響しないだろう。飛行機が満席の際に乗ることになる昼のジェットフォイルは運航が決定している。いまさら引き返すのもバカらしいから佐渡行きを決定した。

佐渡汽船は、電車に乗るときみたいに自販機できっぷを買い、さっと乗船できる。この気軽さは飛行機が太刀打ちできない点だろう。
さっと乗船券を買い、さっさと船に入ったら、かなり空いていた。和室に広々横になったら、すぐに寝てしまった。

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朝焼けに染まる新潟万代島。


■佐渡に着いたらビックリ
目が覚めたら、携帯電話の電波も受信圏内になる付近まで来ていた。甲板にあがると、すでに佐渡島が見える位置。風も強くないし、よく晴れていた。
これなら問題なく飛行機が飛びそうだ。船上で飛行機の予約が開始される8時になったので、さっそく佐渡空港に電話し、二便目を予約することにした。

「今日は飛んでいません」

電話口からは信じられないひとことが返ってきた。
台風接近に伴う悪天候の運休なのかとよくよく聞いてみたら、今日は点検運休日だったそうだ。悪天候の運休は覚悟していたが、まさかのあらかじめ欠航日だった。

飛行機で飛びにきたのに、それがトンだ事態。すでに佐渡は目の前だから、いまさら引き返すのもバカらしいし、ひとまず空港には行くことにした。

※佐渡に新たに就航した新日本航空は、就航直後から機体整備などでちょくちょく運休している。出発時刻を決めて利用者ゼロでも運航しなければならない定期便ではないので、あらかじめ決まっている飛ばない日を運休日と言うのはおかしいし、別に問題はないだろう。だが、毎日運航していると思っていた便が利用したい日に利用できないのは、かなりのイメージダウンにつながると思うのは自分だけだろうか。せめて曜日運航にするとか、整備のときは期間を集中させるとか工夫してほしい。

佐渡島の両津港には定時に到着した。船はよほど時化ないかぎり遅延もほとんどないので、利用する側にはやさしい交通機関だろう。港にはあとからもう一回来ることになってしまったので、空港に急ぐことにした。元々は乗る気がなかった、船に接続するバス便に乗り換えた。

10分ほどバスに揺られて空港からの最寄バス停である秋津で下車した。
秋津バス停から空港までは徒歩10分ほどだ。誰もいない道をトボトボ歩き、やっと着いた佐渡空港は相変わらず閑散としていた。飛行機が飛んでいないんだから、閑散としていて当然だ。
前回来たときには羽田便開設を目指す幟がいっぱい立っていたが、今日はなく、より閑散とした感じが目立ってしまっていた。

20120930sado002.jpg
入口へ行くと運休を伝える看板が立っていた。中の電気も消えていて開いている感じがない。
まさかターミナル内に入れもしないのかと一瞬ビビッてしまったが、近づいたら自動ドアは開いてくれた。



■結局船で新潟へ
空港ターミナルの中は前回来たときと比べ、カウンタまわりがすっきりし、ニッポンレンタカーの窓口ができていた。旭伸航空時代はグッズ販売が行なわれていたが、それはなくなっていた。

空港の見学は30分もかからずに終了。小さい空港は飛行機に乗らないと見学はあっけないものだ。
再び秋津バス停まで歩き、バスに乗ることにした。

秋津バス停まで戻ると、次のバスまでまだ40分もある。空港近くにある資料館に行こうとも思ったものの、調べてみたら日曜は休みだ。流しのタクシーがいるわけでもないし、佐渡を少しでも楽しもうと国道を港に向けて歩くことにした。
で、歩き始めたまでは良かったものの、完全な田舎道で名所のようなものもなく、結局30分ほど歩いて境バス停からバスに乗ることになってしまった。

乗ったバス停からだとすぐに両津の市街地になり、港まではあっという間だった。バスは船便に接続しているわけではなく、港では一時間待ちだったので、歩いていっても良かったかもしれなかった。

帰りはジェットフォイルだった。本当はフェリーで帰りたかったが、ちょうど便の谷間。仕方なくジェットフォイルにしたものの、こちらもちょうど良い便がなく、長く待たされた格好になった。
ジェットフォイルはフェリーより波に弱いが、心配された台風の影響はまったくなかった。

※フェリーが2000円強なのに対し、ジェットフォイルは特急料金とやらがかかり、値段は3倍弱の6000円を越えている。飛行機は補助があることもあって7000円位だから、ちゃんと飛ばせば十分対抗はできそうなのに、なかなか定着していない。

日曜の上り便のせいか観光客が多く、乗船時はやや混雑していた。
行きは2時間以上かかった航路もジェットフォイルなら1時間強だった。

20120930sado003.jpg
乗ったジェットフォイルは、ボーイングのライセンスで川崎重工業が造ったようだ。


■帰路でもビックリ
新潟万代島のターミナルを軽く見学したあとは、車で新潟空港へと向かった。

空港を見学すれば、あとは帰るだけ。台風は明日未明に関東に最接近するはずだったから、昼過ぎには空港を出たかった。しかし、飛行機運休にはまったおかげで、空港に着いた時点で14時前。ささっと見学をしたものの、空港を出たときには15時をまわっていた。
新潟はまだカラリと晴れていた。この調子なら家に帰るまで天気はもつかもしれない。それでも新潟からはとにかく早く帰ろうと新潟空港ICから高速へ。関越道を南下し東京へと急いだ。

新潟県内はきわめて順調に走行。渋滞は情報すらなく、このまま行けば21時位には家に着けそうだった。
ところが、関越トンネルを抜けて群馬県に入ったとたん雨が降り始めてきてしまった。

時刻はまだ17時だ。昨日の予報では関東上陸は明朝のはずで、雨が降るには少し早い気もする。気になってラジオをつけてみたら、台風はかなり速度をあげているようで、すでに愛知県で上陸済との情報が流れていた。上陸場所もかなり北寄りにずれた印象だ。

これはかなり計算外だった。
順調ならば台風接近前には帰れるはずだったのだが、台風接近が早まったのなら、ちょうど雨が強くなる時間帯に帰り着く可能性がある。そうなると、レンタカーを返したあと強風と強雨の中帰宅しなければならなくなる。
一方で、時間調整して台風が過ぎ去るのを待つにしても、台風が早く抜けなかったときは翌朝までに家に帰れなくなる。
どう動いてもうまくいかない感じがした。

ならば、少しでも早く帰るしかないだろう。とにかく先を急ぐことにした。

ところが、前橋を過ぎて出てきたのは、藤岡から「事故渋滞」「練馬まで二時間以上」の表示だった。
今の時間帯はちょうど郊外で休日を過ごした人々が都心へ帰る時間帯で、上り線はただでさえも交通量が多いはず。自然渋滞ならノロノロでも下道よりは早いが、事故渋滞は止まるときはハンパなく止まる。二時間以上表示は計測不能と同義だから、藤岡から下道に下りることを即決した。

藤岡分岐で一度上信越道下り線へ。反対車線が混雑しているのを横目で見ながら、藤岡ICで下りた。
国道17号は関越道からの迂回車で混雑してそうだったので、その裏ルートとして、国道254号線で藤岡からは寄居を抜けていくルートをとった。ナビでもなかなか誘導しないルートだけあって交通量も少なく、快適に走りだした。

ところが、寄居付近になったら雨が豪雨に変わってきてしまった。
ワイパーを最速にしても前があまり見えない最悪な状況。しかも強風でときどきあおられる。田舎道を飛ばして帰ろうと思ったのに、時速30キロほどでトロトロ運転するしかなかった。

※あとで調べてみたら、台風は群馬県を横切るルートに変わっていた。しかも、かなり速度をあげていて、ちょうど寄居あたりを通ったときに付近を通過していたようだ。降雨は寄居付近を通過した時間帯の前後1時間ほどに集中していた。新潟で少し時間調整すれば良かったのだが、ラジオでは最新位置の情報は流れるのが遅かったから、寄居あたりを通過中はまだ台風は愛知あたりにあるものと思い込んでいた。おかげで、一番危ない時間帯に走行する羽目になってしまった。

東松山で19時頃になっていたが、相変わらず関越道の渋滞は続いていたし、ここまで来たら再度関越道に乗るのもバカらしい。結局、国道254号線を進み、高島平から首都高へ入った。
首都高は渋滞らしい渋滞はなく、自宅近くのレンタカー屋には21時半頃到着できた。強風は吹いていたものの、すでに雨はあがっていた。

結局飛行機に乗れなかった離島の旅。最後は台風にアタフタしたまま終了した。

20120930sado004.jpg
新潟空港では、新潟日報の特集記事を80周年を記念して復刻し、展示していた。空港の歴史を学べる逸品。



■今日の教訓!

[佐渡]飛行機は不安定運航←事前に運航日をチェックしよう。
[佐渡]空港から港へは徒歩でも←1時間あれば歩けます。
台風は予想が外れる←ラジオはリアルタイム情報を手に入りにくい。



■実際の旅程
10/01 SUN
栄 P A04:30(レンタカー)→05:30万 代 島
万 代 島06:00(佐渡汽船カーフェリー)→08:30両 津 港
両 津 港08:40(バス 新潟交通佐渡 相川行)→08:50秋  津
秋  津08:50(徒   歩)→09:00[佐渡空港]
[佐渡空港]09:15(徒歩)→09:45境
  境  09:48(バス 新潟交通佐渡 両津行)→09:55両 津 港
両 津 港11:30(佐渡汽船ジェットフォイル)→12:35万 代 島
万 代 島13:00(レンタカー)→13:30[新潟空港]
[新潟空港]15:00(レンタカー)→21:30自宅
(宿泊なし)

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2012年09月30日

佐渡でトンだ事態(1日目)

※この旅行記は2013年2月にアップした旅行記です。



■2012.09.30 自宅→(新潟)

■渋滞だらけで下道行けず
今回は土曜午前に決まった旅行。17時すぎに車を借りて新潟へ向けて走りはじめた。
新潟までは、南東京からだと関越道経由で4時間ほどだ。しかし、乗ろうとしている船は明日の朝一便で、まだまだ時間があるし、いまは1000円高速ではないので、できるだけ下道で行くことにした。
関越道で行く場合は、一度首都高で都心へ出て、美女木、大泉経由が一番早いが、かなり大回りだ。下道は、混雑する都心を通らず、多摩川沿いを進んで多摩地区を通過し、鎌倉街道を北上、群馬手前で国道17号に出るのが行きやすそうだった。

ところが、多摩地区を抜ける経路は、信号が多く、プチ渋滞も次々に発生する悪路だった。
埼玉に入った時点ですでに20時近く。東松山あたりまで来たときには21時を過ぎていた。

この先は夜間通行だし、信号も少なくなるから走りやすくはなるんだろうけど、新潟まで夜通し運転はつらい。結局東松山からは関越道に乗り、先に新潟入りして万代港に近いパーキングエリア(PA)か道の駅で一夜を明かすことにしてしまった。

東松山からは高速を快適に走行、長岡付近で日付が変わった。
まだ先に近いPAがあったのだが、眠気がかなりきつくなってしまい、結局、栄PAでストップ。眠りについた。



■今日の教訓!

関東は下道は渋滞←素直に高速を行った方がよいかも



■実際の旅程

09/30 SAT
自  宅17:00(レンタカー)→24:30栄PA
(車中泊)

ラベル:レンタカー
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2012年09月29日

佐渡でトンだ事態(旅行前)

※この旅行記は2013年2月にアップした旅行記です。



■2012.09-10 新潟・佐渡の旅行前

三宅島を断念し佐渡島へ
今回は出発日になる前から天候が気になる旅になった。

まずは週前半に発生した台風16号が伊豆諸島を直撃するコースをとり、木曜から金曜にかけて三宅島付近を通過したのだ。土曜の昼間は台風一過になりそうだから、降雨による支障はないのだが、島の南東側を通り過ぎたため、土曜の昼は西風になりそうだった。西風だと火山ガスの影響で三宅島線は運休する可能性が高い。
となれば、金曜夜の船で行くのはやめ、明日の飛行機で渡島を考えるしかない。しかし、運休を切り抜けて土曜日に三宅島に渡れたとしても、日曜の天気で引っかかりそうだった。ちょうど台風17号が沖縄から徐々に近づいていて、予報どおりなら月曜に関東に最接近するという。日曜も波が高ければ船が運航しないかもしれない。欠航覚悟で島に渡るつもりで土曜日を迎えた。

朝起きて外を見てみたら、台風16号が去ったおかげか晴れていて、今日は天気がもちそうだった。
さっさと準備をしながら、三宅島行の飛行機の運航予定を見てみたら、早くも欠航が決まっていた。今日は完全な西風だから覚悟はしていたものの、実際に運休になると、毎度のことだがかなり凹む。

明日一日だけで台風覚悟で島にわたるのはリスクが大きいから、日曜の渡島も断念。これで丸々二日間予定が空くことになった。
近づいてきている台風17号は関東への最接近は月曜日の午前。まだ奄美の手前を進んでいる。ちょうど台風の谷間で明日の夜までは天気が持ちそうだ。忙しい合間を縫って久々に確保した土日の二日間だし、なんとか空港見学に活用したいところだ。
新たな動きがありながらまだ行けていない空港として、新千歳、青森、新潟、佐渡、富山、小松、熊本、宮崎、鹿児島、那覇、宮古などがある。南九州か沖縄に行くかいな、と思ったものの、直前予約では飛行機は運賃が高くて乗れないから遠出はできそうにない。LCCを活用すればなんとかなりそうだが、鹿児島や那覇はちょうど台風17号がブチ当たっていて訪問できない状態だった。

それなら近場で済まそうと、新潟と佐渡に行くことに決めた。
台風17号は南関東を通過する予想が出ているから、新潟なら天気が持ちそうだったのも選んだ理由のひとつだ。

アクセスの予約(今回はレンタカー)
東京から新潟までは、航空便が飛んでいないので、鈍行列車、新幹線、高速バス、レンタカーの4択になる。レンタカー以外は楽できるものの、新潟港や空港への移動が面倒。レンタカーで行っても、三宅島に行く分と同じくらいで訪問できるのでレンタカーで行くことにした。
さっそく予約を入れたのだが、土日ということもあってなかなかヒットせず、結局夕方発しか車を確保できなかった。

現地移動の予約
現地での移動は、新潟から佐渡までの往復の足が必要だ。旅行代を浮かすため、行きは船、帰りは飛行機にすることにした。シーズンじゃないから船は当日とれば問題ない。帰りの飛行機は、渡島できなかった場合のキャンセルが迷惑なので、渡島が決まりしだい当日予約することにした。
天気予報だと台風の関東直撃は月曜日午前。帰りが遅くなると暴風がいちばん激しい時間帯に帰ることになるので、行きは朝一の船、帰りは2便目の飛行機とした(本当は1便目に乗りたかったのだが、時間がギリギリのため断念)。これなら、佐渡島滞在時間は二時間ほどだが、新潟を昼には出て、夜には東京に戻れる行程だ。
佐渡-新潟間は一日4便だから、仮に2便目が満席なら3便目に挑戦し、それでもダメなら昼のジェットフォイルで戻る計画とし、なにかあった際の振り替えも万全な状態にした。

宿泊の予約
土曜夜に出発し、日曜夜に戻ってくることになるが、車中泊で済ませてホテル代は浮かすことにした。

佐渡訪問は2度目。航空会社が変わってからは初訪問で、新潟上空の遊覧飛行気分の搭乗に心躍らせて向かうことになった。


■ここまでの教訓!

レンタカー確保は結構大変!←土日はできるだけ早く予約しよう


■今回の予定旅程

09/30 SAT
自宅17:00(レンタカー)→24:00道の駅新潟ふるさと村
(車中泊)

10/01 SUN
道の駅新潟ふるさと村05:00(レンタカー)→05:30万代島フェリーターミナル06:00(佐渡汽船カーフェリー)→08:30両津港12:10(バス 新潟交通佐渡 相川行)→12:20秋津12:20(徒歩)→12:30[佐渡空港]13:20(NJA104便)→13:45[新潟空港]15:00(レンタカー)→20:00自宅
(宿泊なし)

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2012年09月04日

初LCCにハラハラ(旅行後)

※この旅行記は2012年10月にアップした旅行記です。



■2012年09月 関西国際・長崎・岩国・福岡・北九州・東京国際の旅行後

離着陸時に風景を撮影しようとわざわざフイルムカメラを持ち込んだのに、初めて乗ったAPJでは、飛行機で初めてフイルムカメラの使用を禁じられてしまいました。これまで一度も経験したことがない電子機器使用の制限で、結局、一番景色が楽しめる離着陸時の撮影ができませんでした。
機内で安全のしおりを見ても具体的にフイルムカメラ使用禁止の記載がなく、納得がいかなかったので、帰ってから調べてみました。



まずは各社がどういう基準になっているかを調べてみた。

公式サイトを見てみると、一番詳しく記載があったのがスカイマーク(SKY)で、離着陸時も含め常時使用可能な例の中に「カメラ(デジタルカメラを除く)」が含まれていた。つまり、フイルムカメラの使用はOKとはっきり宣言している。

エアアジア・ジャパン(WAJ)とジェットスター・ジャパン(JJP)は運送約款中に記載があった。WAJは「安全上の理由から、当社は(中略)これに限定されない電気製品の機内での使用を禁止または制限することができます。」と電子機器だけにとどまらず、電気製品の使用を制限している(「できます」表記だから、使用できるときもあるということだろうか)。JJPは、「適用法令及び政府発表を遵守することに加え」と前置きし、具体的な電子装置名を挙げて使用を禁じているが、フイルムカメラは禁止品には含まれていなかった。

APJも含め、残りの各社は、みな似たようなもので、使用禁止品のみを記載していた。デジカメは離着陸時禁止品に該当しているが、フイルムカメラについては禁止の記載はないパターンだった。
これらの会社は使用可能品の記載がないので、フイルムカメラが使用禁止品かどうかはあいまいだ。航空会社によっては、「上記以外にも使用を制限している電子機器があります」といった記載をしてあいまい決着している例も多かった。


これだけを見ると、フイルムカメラは、WAJを除き、原則常時使用OKに思える。だが、SKY以外ははっきり使用OKと書いていないので、実際使っていいかは不安が残る内容といったところだろう。

実は、こんなあいまいな表現をしているから、フイルムカメラが使えるかどうか、以前、ANAには電話で問い合わせたことがある。
その時は、5分ほど待たされた後、フイルムカメラは常時使用可能という返答を得た。フイルムカメラでも、完全にアナログではなく電池駆動のカメラだと伝えたのだが、「デジタル腕時計の電源を切らなくていいのと一緒」と具体的に教えてくれた。なるほど分かりやすい解説である。Gショックの電池を抜けとは言われないと同じだ。

今回APJにも同様に電話で問い合わせてみたのだが、「「使用をお控えいただくこともあります」と記載がありますので、、、」「何らかの理由で使用を禁止したのだと思いますが、、、」と歯切れの悪い回答しか返ってこなかった。突き詰めて聞いてみたら、原則はOKなはずだが、スッチーの判断で禁止することがあるということだった。今回はこれにブチ当たったということのようだ。


なんだか釈然としないなあと思いつつ、さらに調べてみたら、そもそも電子機器類の使用制限は、航空会社が決めているのではなく、国交省の告示に基づくものであることが分かった。
のJJPが運送約款で「適用法令及び政府発表」と表現するのがまさにそれに当たるようで、多くの航空会社が提示している使用禁止の電子機器は、国の告示で示されたものをそのままコピーして出していただけだった。つまり、フイルムカメラを離着陸時に使えるかどうかは、国内なら全社共通で同じ基準の話だったのだ。
告示に基づけば、フイルムカメラは、使用禁止品に記載がないので、原則は常時使用OKなはずだ。ただ、告示では、常時使用可能なものの記載があって、そこには電卓、電気カミソリ、カセットプレーヤーの3品のみしか提示されていない。書いてあればはっきりするのに、フイルムカメラの記載がないからややこしいことになってしまっているようなのだ。
さらにやっかいなのは、WAJのように国の基準より厳しいパターンがあったり、航空会社のそのときの判断で禁止される場合もあったりすることで、この場合禁止基準はスッチーの判断次第となるから、乗った飛行機でフイルムカメラを使っていいかは判断しにくい。
今回のAPJも、通常は常時使用OKだが、スッチーが何らかの理由で禁止をしたというのが真相のようだ。


正直、使用を止められたとき、格安航空会社(LCC)だから、電子機器の使用制限をきつくしているのかと思った。離着陸時に写真が撮れないんじゃ今後は利用をやめようか、とまで思ったぐらいだ。

今回調べてみたら、APJも制限の基準は大手と同じであることは分かった(WAJはダメなんですよ、念のため)。
ただ、そうだとすると、本来使用できるものを理由もなくダメにされたので、スッチーの単なる勘違いにも思えてくる。計器類などに異常を生じさせる恐れがあるから電子機器の使用制限を設けているのであって、ダメと言われれば客は使用をやめるしかないのだが、使用禁止がスッチーのただの勘違いだったらたまったものではない。
利用者からしてみれば、使用は原則OKなのだから、禁止するのであれば、その理由を示してほしいところだ(例えば「機器の具合があまりよくない」とか「ペースメーカー使用者が近くにいる」とか簡単でいいと思う)。今回のAPJは理由の提示もなく頭ごなしに禁止されてしまったので、混乱することになってしまった。
APJは飛び初めてからまだ一年未満の航空会社だ。今後似たような対応で混乱する人が出ないことを期待したいと感じた。



LCCの就航で、生まれて初めて飛行機に乗る人が増えていると聞きます。日本人なら、旅行に行けば写真を撮りたくなるものですし、初めて陸から離れる離着陸時なんてまさに撮り逃したくない代表的な瞬間です。
しかし、初めて飛行機を利用する人は、離着陸時にデジカメを使えないなど知らない人も多いのではないでしょうか。デジカメやスマホの全盛期の昨今、フイルムカメラを持ち歩いている人など絶滅危惧種。離着陸時の機内でフイルムカメラを販売しているならまだしも、飛行機に乗ってからデジカメ使用禁止の事実を知っても時すでに遅し、一番写真を撮りたい瞬間を逃すことになるわけです。
写したいのに写せない、そんな不満感を増す使用制限。そんな中で、フイルムカメラを使っている人がポツポツがいます。「あの人も使ってるなら僕も私も」とデジカメを使ってしまう人も多いのではないでしょうか。「あいつも使ってる」と勘違いしてデジカメを使われては、それこそ危険。危険な時間帯と言われている離着陸時に計器類に異常が出でもしたら、、、。考えるだけでも恐くなってしまいます。

国交省の示し方があいまいなせいで、離着陸時のカメラの使用禁止が中途半端になっているようにも思います。フイルムカメラなら使えることをもっとはっきり示すか、あるいは逆にカメラの使用を全面禁止にしないと、離着陸時のデジカメ使用は一向に減らない気もします。
それにしても、国もなぜ常時使用可能品の例にフイルムカメラを記載しなかったのでしょうか。離着陸中に電卓や髭剃を使いたい人なんて、カメラを使いたい人に比べれば、ほとんどいないのではないでしょうか。
SKYのようにフイルムカメラは原則使えることをちゃんと示し、事前に持ち込むことを勧めたうえで、離着陸時は「デジカメはダメだが、フイルムカメラなら使ってOK」と放送を入れる。そうすることで、律儀にフイルムカメラを持ち込んだ人は白い目で見られずに離着陸時の撮影を楽しめます。さらに他人が見たときに「あいつもカメラを使ってるからオレもデジカメ使う」と勘違いする人とか、「あいつカメラ使ってる。計器に影響出ちゃうよ〜」とハラハラしたりいやな思いをしたりする人が減るのではないでしょうか。

初めてフイルムカメラの使用を全面否定されたことは、とても残念ではありましたが、飛行機の安全に影響が出るのは避けたいところ。あいまいで、ちょっと混乱を招いてしまう、乗る際の決まりごとを見なおしたところで、今回の旅を〆たいと思います。

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2012年09月03日

初LCCにハラハラ(4日目)

※この旅行記は2012年10月にアップした旅行記です。



■2012.09.03 北九州→東京国際

■羽田からの帰り方は、、、
日付をまたぐ深夜便。1時間半の飛行は、寝ている間にあっという間に過ぎ去って、羽田にはほぼ定刻に到着した。

深夜遅いし、これにて今回の旅を締め括りたかったのだが、羽田での乗客の行方が気になってしまった。

今回乗った便の羽田到着は24時35分で、鉄道やバスが軒並み終わり、自力で目的地へ向かわなければならない時間帯だ。SFJが深夜便を飛ばしていた時代は、24時頃の到着だったから、時間ピタリで着いて走ればなんとか京急の終電(24時20分位の蒲田行き)に間に合っていた(=蒲田乗換で横浜位まではアクセスできていた)し、人数も多くなかったから、搭乗客の帰り方などあまり気にしていなかった。
だが、今回は、終電には完全に間に合わないダイヤだから、絶対に公共交通では夜のうちに空港を脱出できない。しかも、手荷物受取場に着いたら、同時間帯に到着する新千歳からの乗客も加わり、かなり混雑するほどの人数がいた。
羽田の国内線ターミナルは夜間閉館なので、乗客のほとんどは外に出されてしまう。これだけ多くの人々がどう空港から出ていくのかは非常に興味深く、深夜でさっさと帰りたいのに少し見学してまわってしまった。


まずは館内の状況から。
館内はいたるところでシャッターが下り、警備員が多数配置されていた。やはり全員追い出して閉館するようだ。

まず見られたのは駐車場へ向かう人たち。SKYが着く北ウイングは第二駐車場が直結しているので、到着出口を出てすぐ脇のエレベータに乗る人がちらほら見られた。その他の駐車場を利用してる人はいったん外に出て向かっていた。
迎えにきてもらう人も多く、前面道路にはマイカーがずらり。昼間には見たことがない光景が広がっていた。
公共交通が運行していない時間帯だから、マイカー利用は当たり前といえば当たり前だろう。

外に出ると、真正面の16番バスポール発で国際線行の無料バスが運行されていた。通常なら路線バスが発着するところだ。
公共交通利用なら、このバスで国際線に行き、国際線で一夜を明かした後、始発電車に乗り継ぐのが一番安上がりで済む。結構多くの人が利用していて、バス停前にはかなりの長い列ができていた。機内アナウンスでは、1便片道の限定運行とのことだったが、一回では全員乗り切れず、2便以上が運行されたようだ。若い人が多かったので、バス利用者はマイカーを持っていない人が多かったのかもしれない。このバスの国際線到着は午前1時前だった。

意外だったのはタクシー。無料バスと同じくらい長い行列ができて、待っていた車がひっきりなしにやってきていた。羽田からだと、大田区内の一番近い街でも深夜料金が加わって3000円以上かかる。飛行機は格安のSKY利用なのに、アクセス交通には多少金をかけても気にならないのだろうか。利用する人が結構いたのには少し驚いてしまった。

これ以外には、今年春にオープンしたカプセルホテルに行く人も数人。こちらは一度外に出てからまた館内に入る経路になっていた。

こうして見ていると、みなそれぞれ帰る方法を上手く見つけているようだった。アクセスの公共交通があったに越したことはないものの、飛行機を飛ばせば、それなりにアクセス出来るということなのかもしれない。

※羽田発の深夜バスは、国際線での到着客をターゲットにしていて、国際線の発着路線になっている。SKY深夜便の利用者はそれなりに人数がいたので、路線バスがある蒲田とか、近場の大規模ターミナル駅である品川や横浜ぐらいまでなら深夜バスを走らせてもよさそうな気もするのだが、、、。

自分はと言うと、国際線まで無料バス→徒歩で天空橋→天空橋の駐輪場からチャリに乗って帰った。自宅が大田区内でこういった行き方ができるからちょっと得した気分だ。
ただ、結局自宅に着いたのは2時前。翌日からの仕事を考え、すぐに眠りにつくことになった。
空港が新しい流れに乗り始めたのを感じつつ、こうして今回の旅も終了した。

tour20120909.jpg
深夜の羽田空港に人の列。国際線行きの無料連絡バスは16番ポールからの出発だった。




■今日の教訓!

夜の羽田も意外と帰れてる?←タクシー利用が多いようです




■実際の旅程

09/03 MON
[北九州空港]23:00(SKY084便)→00:35[東京国際空港]01:00(徒歩・自転車)→02:00自宅

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2012年09月02日

初LCCにハラハラ(3日目)

※この旅行記は2012年10月にアップした旅行記です。



■2012.09.02 (山口)→岩国→福岡→北九州→東京国際

■レンタカー屋でレンタサイクル
今日は岩国訪問がメインの日だ。新山口を朝一5時すぎに出る電車で岩国へと向かう。
4時前に起きだして朝風呂を浴びた後、まだ暗い中チェックアウトを済ませた。このホテルは朝食付だったみたいなのだが、いつものように出発が早朝だから、いつものようにまたもらいそびれてしまった。

新山口から岩国までは電車で約2時間。朝早く起きたから、眠くて仕方がなく、車内ではとにかく寝て過ごした。

岩国には7時過ぎに到着した。
駅から徒歩10分ほどのところにあるニッポンレンタカーでレンタサイクルを利用するつもりでいたものの、同店は8時開店だから少し時間がある。空港関係のPRがされていないか駅周辺を散策し時間をつぶした。
ちょうど4日に開港100日前を迎えることもあり、商店街には大きなPR幕が吊り下がっているなど、街も盛り上がっている感じだった。
しばらくぶらぶらした後、8時ジャストにニッポンレンタカーへ。今回はチャリを借りて、さっそく空港へと向かった。

※ニッポンレンタカーの中国地方の一部店舗では、珍しいサービスとしてレンタサイクルが取り扱われている。車で行くには近すぎる際に活用できる便利なサービスだ。今回利用した岩国店は事前予約不要と便利だったのだが、各店とも準備台数がそれほど多くないようなので、事前に問い合わせすることをお薦めしたい。

空港までは、チャリでも駅から10分ほどだった。公式サイトによれば車だと所要時間が7分らしいので、かなり利便性は高そうな印象だ。
ターミナルは外観がほぼできあがっており、日曜にもかかわらずアプローチ道路を工事中。開港に向けて急ピッチといった感じだった。

見学した詳細はこちらをクリック「岩国空港開港へついに二桁」

空港は中を見られるわけでもなく、資料館みたいなものもないので、9時すぎには見学を終了した。
このあとすぐに北九州に向かってもよかったが、離陸まではまだ12時間以上ある。12時すぎの電車に乗れば悠々帰りの飛行機に間に合うので、白蛇資料館や錦帯橋などをまわって岩国観光を楽しんだ。

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空港の愛称にもなった錦帯橋。岩国に来たら外せない観光スポットだ。


■九州へ乗ってけぇ〜
岩国を出たのは12時すぎだった。このあとは北九州へ向かうことになる。
本当なら無駄が多い逆戻り旅程は組みたくないのだが、帰りの飛行機は、山口宇部も、広島も、岡山も、神戸も、伊丹も、関空も、格安便がなかったから、北九州発になってしまった。わざわざ九州から乗りたいわけではないのだけど、「九州から飛んでけぇ〜」状態になったわけだ。

※中国・四国地方はLCCはおろかスカイマーク(SKY)なども飛んでいない新規航空空白地帯だ。おかげで航空運賃が下がらない残念な地域になっている。SKYやピーチアビエーション(APJ)は関空・神戸から熊本や長崎、鹿児島便を飛ばせるのだから、同じくらいの距離の羽田から中国・四国地方へ航空便を飛ばせないことはないはず。新幹線との競合があるとは言っても広島便などは大手2社だけで20便近く飛ばすほどの需要があるし、山陰の各空港や松山、高知なんかは新幹線競合もなく、条件は関空・神戸から見た熊本や鹿児島とたいして変わらない(いや、それ以上の好条件の)気がする。それでもSKYが中国・四国便を開設しないのは、おそらくは羽田の枠の関係からより採算をとりやすい九州路線を優先しているためと思われる。羽田-長崎ですら経由便にせざるを得ない発着枠数しか確保できていないから中国・四国へ就航する余裕はないのかもしれない。

岩国で乗ったのは下関までの直通電車だった。席についたらすぐに眠くなり、約3時間の乗車を爆睡したまま過ごした。
気が付いたら下関で、九州まではあと一歩。あまりにも近い九州に「九州へ乗ってけぇ〜」って感じがした。
一気に九州の直前まで到達したあとは、下関、小倉で乗り継いだ後、博多まで戻った。

帰りは北九州発の飛行機なのに博多まで戻ったのは、福岡空港に行きたかったからだ。
福岡空港には、時間があえば昨日のうちに行きたかったのだが、昨日博多に到達したのは21時頃。これでは福岡空港は閉店直前で行く意味がないから、少し無駄な行き来にはなるものの、このタイミングで行くことにしたのだ。

福岡空港に着いたのは17時すぎ。
あまり長居はできないから、外回りの撮影と変化があった第1ターミナルを中心にささっと見てまわった。ちょうど夕立がきてしまい、外回りの撮影は時間を調整しなければならなかったが、見学は1時間強で終了でき、すぐに北九州空港に向かうことができた。

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福岡空港は国内線では日本一就航会社が多い空港になっている。今年設立されたLCCも全社が乗り入れており、第一ターミナルに集合している。カウンタは一か所に集められており、日本で唯一LCCカウンタを一度に見られるようになっていた。


■使えるのに使えない夜の北九州へ
博多からは鹿児島本線で門司港方面へ向かった。博多-小倉間約1時間半の乗車は今回3回目。なんとも無駄足に思えるが仕方がない。
夜のラッシュにぶちあたったのか博多で乗ったときは立ち客がいっぱい。地方でここまでの混雑は久しぶりだったので、かなりビックリだったのだが、徐々に乗客は減っていき、スペースワールドあたりでは座っている人もほとんど見られなかった。
西小倉で日豊線に乗り換えて朽網、朽網からアクセスバスに乗って北九州空港へ。北九州空港には21時すぎに到着した。

この空港は何度か搭乗しに来ているが、開港日以来、一度も太陽が出ている時間に来たことがない。今回も例に漏れず夜の訪問だ。
それだけこの空港の深夜便が利用しやすいということなのだろう。

しかし、深夜便利用の場合、夜21時をすぎると売店が軒並み閉まってしまい、土産が買えないデメリットがある。この問題は当たり前のようにまったく改善されておらず、空港に着いたときにはセブンイレブン以外閉店してしまっていた。
店が開いていないから屋上で外を眺めながらゆっくりするか〜と思ったら、デッキにあがったとたん、「展望デッキを閉鎖します」と無情の放送。すぐにデッキから追い出されてしまった

※北九州空港の深夜便を利用する場合、博多を20時に出ても間に合うほどで、めいっぱい九州で遊んで東京に戻ることができる。1分でも長く現地にいたい観光、とくに弾丸旅行の際は便利な便だ。しかし、土産だけは、帰りに空港で買おうとしても無理だから、事前に買っておくなどしなくてはならず、要注意なのだ。

島だから周囲には空港機能以外何もない北九州空港。
「小さく生んだ」のが売りの空港でもあり、福岡空港みたいに見所も多くない。

残り少ない見所であるメーテルを見に1階へと下がると、代わり映えせずに立ち続けているはずのメーテルはカバーがかぶせられ見れずじまい。2階の日産自動車のロボットアーム展示も姿を消していて、見て楽しむものがほとんどなくなってしまっていた。

買い物も展望も展示物も楽しめないとなれば、もうお手上げだ。

最後の手段は出発までカードラウンジでゆっくり過ごすことぐらいしかない。探してみたら、この空港はラウンジがゲート内にしかないから早々に検査場をくぐって行ってみることにした。前回SFJの最終便に乗ったときには、かろうじてゲート内のお店が開いていたのだが、今日は閉店後。

落胆しながら横を通り過ぎ、ラウンジの入口に行ったら、なんと21時で閉店してしまっていた。

結局、出発までの1時間以上を何もせずに搭乗待合室でじっと座ったまま過ごす羽目になってしまった。
航空便はかなり使える便なのに、夜の空港は使えないものだった。

※北九州の深夜便と言えば、スターフライヤー(SFJ)が有名だが、実はSFJは就航後数年で羽田早朝発便と北九州深夜発便をやめてしまっていて、今や北九州空港の魅力は半減している(北九州早朝発便と羽田深夜発便は継続)。関東圏の人間からしてみると、これらの便は九州滞在時間を長くできる最適便だった。特に北九州深夜発便は、早めに予約すれば運賃はだいたい1万円以下で、普通の日であれば搭乗者数は多くても20人ほどと、とても快適な便でもあった。
それが、北九州深夜発便に限られるものの、昨年からSKYで復活したのだから使わない手はない。運賃もかなり格安で、今回乗ることになったわけだ。
しかし、この便も今月末をもって運休されることが決まっている。なんとも残念な話だ。
釜山線と絡めて羽田からの経由便の一部として復活できませんかね、SFJさん、、、(←これなら東京から最早で釜山に乗り込めて、最遅で東京に戻って来られる)。


SKY運航の深夜便は、那覇便なども含めて初めての搭乗になる。SFJのときのようなスキスキ搭乗を期待していたのだが、待合室には次から次へを客が流入。機内に入ったら、窓側と通路側が全埋まりというかなりの混雑だった。SFJ時代には一度も見たことない大混雑だ。
SKY便は昔のSFJ便より30分ほど遅い設定で、終電にはまったく間に合わない。にもかかわらず、かなりの席が埋まっていたので、正直びっくりしてしまった。

※SKYの深夜便は、SFJ運航時と比べると、運賃がやや安いぐらいで、そのほかの条件はほとんど変わらない。それなのにこの人気ぶりには驚いてしまった。羽田の国際線への乗り継ぎが背景にあるのかもしれないものの、SKYが一般に定着していて、逆にSFJはまだまだあまり知られていないのだと強く印象づける出来事だった。

APJ体験後のSKY搭乗。
SKYですら快適さが違うかなあと少し意識して乗ったものの、実際にはあまり差を感じなかった。大手も含めてそうなんだけど、はっきり言って機内で接客されることが最近ないから、快適さに大きな差はない。
逆に言えば、LCCは、事故を起こさず淡々と輸送を続ければ、十分にやっていけそうな気がした。座席配分の仕方がもっと快適になったら、既存社はひとたまりもないかもしれない。

飛行機は23時発で、羽田には24時35分に着く。機内で寝ていたら、いつのまにやら日付が変わっていた。

tour20120908.jpg
結構混んでいたSKYの機内。みなさんだいたい熟睡中。




■今日の教訓!

岩国はレンタサイクルで!←ニッポンレンタカーを利用しよう
中国地方から帰るなら九州発も視野に!←福岡・北九州を上手に使おう
SKYの深夜便は結構混んでる!←北九は10月には廃止です




■実際の旅程

09/02 SUN
新山口駅05:02(JR山陽本線)→07:07岩 国 駅
岩国市内08:00(レンタサイクル)→[岩国飛行場]→12:00岩 国 駅
岩 国 駅12:26(JR山陽本線)→15:44下 関 駅
下 関 駅15:54(JR鹿児島本線)→16:08小 倉 駅
小 倉 駅16:11(JR鹿児島本線)→17:21博 多 駅
博 多 駅17:28(地下鉄空港線)→17:33[福岡空港]
[福岡空港]18:38(地下鉄空港線)→18:43博 多 駅
博 多 駅19:05(JR鹿児島本線)→20:19西小倉駅
西小倉駅20:31(JR日豊本線)→20:47朽 網 駅
朽 網 駅20:55(西鉄バス)→21:10[北九州空港]
[北九州空港]23:00(SKY084便)→
(機中泊?)

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2012年09月01日

初LCCにハラハラ(2日目)

※この旅行記は2012年10月にアップした旅行記です。



■2012.09.01 (小田原)→関西国際→長崎→(山口)

■到着は不思議な光景???
今回のながらはウロチョロ客もおらずにもの静かで、久々にぐっすりと眠ることができた。

ながらは大垣が終着だ。
大垣ではいつものようにバタバタと乗り換え。今回はながらの席が後ろの方の9両目だったので、いわゆる大垣走りには参加せず、米原までは立ちんぼで我慢することにした。

ムーンライトながらは大垣が終着とはいえ、大垣を最終目的地にする客はほとんどおらず、ほぼ全員が乗り換えをしている。にもかかわらず、10両分の乗客が乗り換える各停は5両編成で、各停で座るために多くの人が「我先に」と走って乗り換えるから「大垣走り」と言われる。乗り換える先の電車は各停の大阪方面行き。乗った客の大半は米原で接続する新快速に乗り換えるのだが、この列車、おもしろいことにほとんど客がいなくなる米原で車両を増結する。運用の問題があるが、ながらを米原まで走らせるか、各停を始発の大垣から増結して走らせればよいのに、そううまい話にはなっていないのだ。
ちなみに、大垣-米原間は床が見えないくらいの結構な混雑になる。立っている人は自分の居場所を確保するのがやっとなのだが、「我先に」と駅構内を走り回って席をとった人の中に、動き始めてから車内のトイレに出入りする輩が必ず数人現われる。立ってる人を押し退け押し退けトイレに行くのは本当に邪魔なのだが、ながらが大垣に着く前にトイレに行く人は少ない。大垣走りで席をとるのは、走らないと席がとれないと、事情をよく知っている人間だ。乗り換える各停が混んでいることも知っていると思うのだが、そんな、椅子に座れる事情通が何人も、混雑した車内を掻き分け掻き分けトイレに行く光景は、いつも不思議で仕方がない。ながらにいる間にトイレ行っとけと言いたくなってしまう。


米原ではトイレに行きたくなったので、ながら客が流れる新快速ではなく、その次の新快速に乗り継いだら、かなりスキスキだった。快適車内で座ったら、そのまま大阪まで途中の記憶がまったくないほど爆睡してしまった。

大阪には8時過ぎに到着。
このまま関空に行くと見学時間を4時間はとれる。大阪国際(伊丹)八尾に行くことも考えたが、事前に何をしておかねばならないか分からないのがLCCだから、そのまま関空に向かうことにした。
関空快速でもウトウトしてたら、関空まではあっという間だった。

調べてみると到着直後にAPJの到着便があったので、まずはAPJ専用の到着口へと向かった。
今回見に行きたかったAPJの施設は、エアロプラザに設けられたため、かなり話題になっている。しかし、実はこの施設、出発関係のものしかなく、到着関係は施設自体がない。到着は旅客ターミナル前面のバスポールに着いて、それで解散するようになっているのだ。

※APJ施設を見学するために飛行機に乗るのだが、到着は専用施設がないため、関空着に乗る必要はない。そこで関空発のみ乗ることにしていた。

バスおりばは1番バスポールに近い北団体バス用の交通広場にあった。
ちょうど手荷物が届いたタイミングで、ANAのバケージ運搬車から手荷物をおろしているところだった。
少し遅れて乗客を乗せたバスが到着、ターミナルへと移動していった。

tour20120901.jpg
手荷物は、アクセスのリムジンバスのように地面直置きで受け渡しをしていた。屋根も通路幅分しかない中途半端な設置なので雨の日は濡れてしまいそうだ。手荷物預けが有料だからか受け取る人はあまり多くはなかった。


■脅しに焦る???
到着風景を見学した後は、国内線のカウンタエリアへと向かった。
3月に新規就航したスカイマーク(SKY)と7月に就航したジェットスター・ジャパン(JJP)が大手の並びにカウンタを設けているので、その見学だ。
大きく三つあるカウンタの中央はSFJが使っていないカウンタを設けていたが、いまはそれが縮小。SKYはその隣に小さいカウンタを開設しただけで、JJPは日本航空カウンタの一部を変更したから、開業以来初の5社体制になったにもかかわらず、広いカウンタはまだ空きなままだった。

昼飯を済ませてひと通り館内を見て回ったら、早くも12時前。出発まであと2時間だから、さっさと手続きだけ済ませておこうとエアロプラザへ向かった。
エアロプラザは南側の一部がAPJの施設に改装されていた。
LCCは1分でも遅れると飛行機に乗せてくれないらしいから、とにかく早くチェックインを済ませようとチェックイン機の前に行ったのだが、長崎便は12時45分からしか手続きができず、待ちぼうけを食らうことになった

※LCCはチェックインの締切時刻が早く、大手と違うから気を付けろ、と新聞もテレビも大合唱だったのだが、開始時刻まで決まっていることは一切報道されてなかったから、ちょっと面食らってしまった。遅れないように早め早めに行動しても、あまり早すぎると意味がないのだ。大手の場合は朝空港が開いたときから手続き出来るから、LCCはカウンタ要員の稼働時間を絞って人件費を削減してるといった感じなのかもしれない。

そういえば数時間前から手続きという、この感じ、何かに似ているなあと思ったら、それは国際線の手続きだった。国際線も普通は手続き時間が出発2時間前〜30分前と限定されている。初めて成田の国際線を利用したとき、遅れてはまずいと3時間前に着いたら、カウンタが開いておらず、もう手続きを締め切ったと勘違いしてかなり焦ったことがあるのを思い出した。APJの場合は90分前〜30分前だが、要はそれと同じこと。国内線でも小さな航空会社の場合、似たように時間を限定しているところはある。マスコミが騒いでいる点はそんなに気にするようなことではなかったのだ。

手続き開始までは約30分。ターミナルに戻るのも面倒だし、たいした店もないエアロプラザに新しくできた待合スペースでひとり寂しく時間をつぶした。

手続き開始後、チェックイン機に行ったら、係員は数名いるものの、バーコード処理の手伝いはしてもらえなかった(他の客にはだいたい手伝いがついていたのだが、自分は声すらかけられなかった。サービスするときは金を払わせるというスタンスのLCCで唯一受けられる無料サービスなのに、こういうときにサービスを受けられないとなんだかとても損した気分だ)。
さらに、手荷物預けでは、X線検査機に通す前に「手荷物受託は有料です」と念を押された。自分はハッピーピーチプラスだったから手荷物一個は料金に含まれているはず。「無料のはずだけど」と言って納得はしてもらったものの、自信がない人には脅しのような対応にややドギマギしてしまった。
公式サイトなどの宣伝もポップな感じで楽しい印象を与えているのだが、これでは、慣れていない人にとっては飛行機に乗る前からお金のことで不安がいっぱいだろう。

今回のAPJで一番不安だったのは機内に食物を持ち込んでいいかどうかだった。エアアジアが持ち込み禁止らしいから、ここまで来る途中で飲んでいたペットボトル飲料を飲み干すか迷ったのだが、検査場の係員に聞いたら飲食物持ち込み可能とのことだったので、そのまま持ち込むことができた。

tour20120902.jpg
3階部分には、あまり目立たない位置に待合スペースがあった。
椅子があるだけのただだだっ広い空間。ほとんど利用する人がいなかった。



■急がせるのに急がない???
さて、今回の旅行の最大の目的は、APJ出発施設の見学から、APJの搭乗だ。
出発保安検査場が開いたら早速ゲート内へと入った。

ゲート内の区画はパーティションで区切っただけの簡素な施設だった。
保安検査場からは待合所までは、本当にこの先に待合所があるのか不安になるぐらい、装飾が一切されていない狭い通路。通路を抜けたら、簡素な売店とトイレ、50人ほどのソファがあるだけの小さな待合所に出た。

施設はたったこれだけ


待合所はひとつ上の3階にもあったのだが、2階よりも広い空間ではあるものの、エスカレータで上ったら誰もおらず、少し薄暗い空間は長居したくない感じだった。待っている間、何人かが上ってきたものの、大半はそのまま下階に逆戻りしていた。

飛行機は予想どおり遅れでの出発。構内の放送では「10分遅れ」と案内されていた。
手続き締切の案内放送は頻繁に流れていたのだが、肝心の搭乗開始の放送がなかなか流れない。いつになったら搭乗が始まるのかとイライラしていたのだが、トイレに入った隙に3階には誰もいなくなってしまい、びっくりして搭乗口がある2階に下りていったら、ちょうど搭乗がはじまったところだった。
待合室にいる全員が済ませている手続締切の放送は何度もうるさく放送がかかっていたのに、搭乗開始の放送は一切かからないとはびっくりで、あやうく乗りそびれるところだった

APJはこの専用施設からバス輸送だ。待合所のある2階から、おそらくは非常用と思われる狭い階段をおりた先に乗り場があり、前方、後方の二手に分かれて搭乗が行なわれた。

バスはほどなくして後方用から出発した。
エアロプラザから沖留めの飛行機までの間、ゲートの中をどう切り回したのか興味津々だったのだが、期待は見事に裏切られ、一度一般道に出た後再び専用ゲートからエプロンに入る経路を通った
APJ用のランプバスは、エアロプラザ脇から出発する。一般道に一度出るので、バス側の安全対策がかなり練られたらしく、バスの窓が開かないなどの対策が施されていた。

ランプバスに乗って周囲を見回してみたら、バスには若い女性がいっぱい。加えて多かったのがおばあちゃんで、ANAとかJALに乗ったときに普通に見られる中年層はほとんど見られなかった

この光景、どこかで見たことあるなあ、と思ったら、数年前にSKYに初めて乗ったときに見た光景だった。
いまでこそSKYは老若男女が乗っているが、昔は若い人、しかも女性が多かった印象がある。そのSKYは規模こそまだまだ小さいものの、JAL、ANAと良い勝負ができる航空会社に成長した。あのときは高齢者はほとんど見なかったのが今回と違うが、若い女性に選ばれる航空会社はこれから伸びていく会社なのかもしれない。

バスは5分ほどかけて沖留めの飛行機に到着。116番スポットのようだ。
折り返し時間を最小にするため前後2か所から搭乗させると事前に聞き、後ろから乗れるとウキウキしていたのだが、着いたらステップが前方のひとつしかない。しかも屋根つきと残念なことだらけだ。

さっさと降りようと出口へ向かおうとしたのだが、「機内整備の最終確認をするのでそのままお待ち」と、バスの中にカンヅメにされてしまった
折り返し時間を最小限にし、出発時刻前でも1分でも遅れたら絶対乗せてくれないというLCC。客を急かすのはいいけど、急かすならすんなり搭乗させてほしい。
結局、車内で5分ほど待たされたうえ、機内に入ってからもなかなか搭乗が終わらず、飛び立つまでにさらに時間がかかってしまった。

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機体を目前に5分も待たされ、搭乗前からグッタリ。さあ、いよいよ初めてのLCCへ。JA801Pだった模様。


■フイルムカメラが使えない???
機内は時間をかけて準備をしただけあって手入れはきちんとされていた。
扉が閉まったので、ベルトをし、デジカメからフイルムカメラに持ちかえて外の撮影をしていたら、スッチーに声をかけられた。

電子機器は電源をお切りください

ほら来た。飛行機に乗ると二回に一回は受ける注意だ。
パッと見た目はデジカメかどうかなんて分からないから仕方がない。いつもの調子でフイルムの見える窓を示し、
フイルムカメラです
と説明。
再び撮ろうと窓に振り返ろうとしたのだが、、、

離着陸時は電子機器の電源をお切りください

ときた。これにはさすがにびっくり。

いやいや、デジカメじゃなくてフイルムカメラなんだけど

お使いいただけません

電子機器じゃないんだけど

離着陸時はお使いいただけません

通路を挟んで反対側に座った赤ちゃん連れからは白い目が飛んできて、この上ない屈辱だ。
スッチーの指示に従わない場合、最悪飛行機からつまみだされることもある。仕方がないので、結局、カメラをしまうことになった


確かに自分のフイルムカメラは電池駆動だから、電子制御している部分はあるはず。だが、JALやANAではフイルムカメラは離着陸時も使用OKなはずだ。APJは使用を独自に禁止しているのかもしれない、と、安全のしおりを見てみたものの、具体的な記載はなく、分からない。スッチーに禁止されたのだから、これは守らざるを得ないがどうも納得ができなかった。

結局、一番写真を撮りたかった離着陸時は写真が撮れず。空高くあがったら今日は雲が多い日で、佐賀くらいしか見られなかったので、離着陸時に撮影できない残念感がより強く残ってしまった。

雑誌等で読むかぎりでは、LCCはスッチーらが気さくに声かけてくるような記載があり、とにかく搭乗を楽しませてくれると聞いていた。
ところが、いきなりの撮影禁止措置。楽しみにしていた関西弁の機内放送も、降機直前の最後の最後に「ホンマ、お〜おきに!」と言われただけで、ほとんどなし。スッチーは商品の売り込みにくるわけでもなく、機内の写真を撮っていても、声をかけてくるわけもなく、どっちかというと冷ややか目線を浴びせられてしまった感じだった。

離着陸時のカメラ使用禁止に加え、ウキウキではまったく乗れない飛行機だった

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紫系の色使いできれいな印象にまとめられた機内。座席指定していない人は翼付近に集められたようで、前方にポツポツ、翼付近は左右6席すべてが10列弱満席、後方は自分と赤ちゃん連れ一組のみ、という異様に偏った席埋まりになっていた(翼付近に集めると安定しやすいのかな?)。だいたい中央席を使っているのに窓側も通路側も大量に空席とはかなりびっくりだった。


■長崎に着いたのに九州を脱出!!
長崎までは思った以上に短い航路で、巡行時間はあまり長くなかった。搭乗に時間がかかって動きだしは15分ほど遅れたものの、着陸はほぼ定時だった。
運航時間を少し長めに設定していたようだ。

長崎は昨年来たばかり。APJ就航で変化があったカウンタを見て、売店で夕食用の弁当を買い物したあとはすぐに空港を出て竹松駅へと歩いて向かった。

空港と対岸を結ぶ箕島大橋は渡りきるのに15分弱。渡り切ったあと旧大村空港のターミナルまではさらに20分ほどで、結局竹松駅までは1時間強かかった。

竹松からは関空までに使用した18きっぷを使い、再び電車の旅だ。
竹松からは諫早へ。着陸直前に諫早湾の締切堤防が見えていたのだが、大村から諫早まではかなり近い位置にあった。空の上から見たとき、締切堤防の内側と外側ではかなり海の色が違っていて驚きだったのだけれど、離着陸時は撮影禁止だから写真はなしだ(苦笑)。

諫早からは利用しやすい数分接続で鳥栖行きに乗り換え。鳥栖までは約2時間の乗車だから、すぐに爆睡モードに。気が付いたら鳥栖で、乗客がほぼ皆出切ったところだった。

鳥栖の乗り換えは約30分待ちだった。実はこの鳥栖の乗り換えと小倉、下関の乗り継ぎ列車は、自分の乗った電車の場合、やや待ち時間が多く、このあと来る電車でも下関で乗れる電車(終電)は一緒だ。この場合、竹松を乗った電車より20分遅い逆方向佐世保行きで間に合ったのだが、鳥栖の乗り継ぎが1分接続、下関も数分接続で遅れたらまずい。そこで今回は一本先の電車に乗っていた。鉄道ならほぼほぼ正確だから、そんなギリギリ乗り継ぎもOKだけど、LCCはもっとちゃんとしたリスク回避が必要かもしれない。

鳥栖からも爆睡紀行。まずは小倉まで約2時間。小倉から下関を挟んだ後、下関から1時間弱をほとんど寝たまま過ごした。

新山口には定刻の23時59分に到着。
駅前のセブンイレブンで飲み物を購入し、ホテルに直行。長崎で確保した弁当を食べたらすぐに寝てしまった。

tour20120905.jpg
竹松駅から諫早駅まで乗った電車はハウステンボス塗装の車両だった。




■今日の教訓!

LCCは早く行き過ぎてもNG!←手続きは指定時間内で
LCCはカネカネカネ!←まるで脅されているようです
LCCは急がせるのに急がない!←ようは航空会社のマイペース
LCCはウキウキできない!←気さくになんて話しかけてこないですよ
LCCは座席指定はしておこう!←異様なほど極端に偏った配置をされます




■実際の旅程

09/01 SAT
小田原駅00:31(JR東海道線)→05:53大 垣 駅
大 垣 駅05:58(JR東海道線)→06:31米 原 駅
米 原 駅06:47(JR東海道線)→08:13大 阪 駅
大 阪 駅08:34(JR阪 和 線)→09:43[関西国際空港]
[関西国際空港]14:15(APJ175便)→15:30[長崎空港]
[長崎空港]16:00(徒歩)→17:00竹 松 駅
竹 松 駅17:19(JR大 村 線)→17:37諫 早 駅
諫 早 駅17:41(JR長崎本線)→19:48鳥 栖 駅
鳥 栖 駅20:09(JR鹿児島本線)→22:00小 倉 駅
小 倉 駅22:09(JR鹿児島本線)→22:23下 関 駅
下 関 駅22:47(JR山陽本線)→23:59新山口駅
(山口市内:アルファワン小郡駅前)

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2012年08月31日

初LCCにハラハラ(1日目)

この旅行記は2012年10月にアップした旅行記です。



■2012.08.31 (東京)→(小田原)

■LCCでながらを卒業できるのか?
今回の旅は深夜の大垣夜行(ムーンライトながら)からのスタートだ。
中学生の時に初めて乗ってから約20年、ムーンライトながらでの移動は何回目だろうか。春夏冬の学生さんが休みの時期、中部や大阪に行く際の定番経路になっている。

空港を見学する身だから、飛行機を利用したいのは山々なんだけど、青春18きっぷを絡めたときのその安さ(2100円+小田原までの運賃=名古屋も大阪も広島も4000円程度)と深夜時間帯移動による時間の有効活用(朝8時過ぎには大阪着)は抜群の優位性をもつ。ながらに優るものがなかなか現われないから、ついつい使ってしまうのだ。

スカイマーク(SKY)やAIRDOが就航してから10年あまりがたったが、格安便も深夜便もあまり定着しておらず、結局、安く、時間を有効に使える深夜移動ができる手段は、相変わらず、ながらか深夜バス程度しかない。
平成18年にスターフライヤーが9800円で北九州深夜便を飛ばし始めたとき、いよいよ格安深夜移動の時代が来たかと期待したのだが、利用者が少なくいつのまにか運休になってしまった。現在はSKYが格安深夜便を飛ばしているものの、曜日限定だったり運休を繰り返したりするなど定着しているとは言い難い状況だろう。

20年経っても安く移動するツールとして、相変わらずながらを使っているのだから、世の中なかなか進歩はしないものだ

そんな中、今年はLCC元年などと騒がれてLCCの参入が相次いだ。格安は本当に一級品。主に成田拠点なこともあり、深夜移動ツールとしてはまだ中途半端ではあるものの、LCCは一日の稼動率を最大まであげることが安くする秘訣らしいから、バンバン深夜便を飛ばすことを強く期待している。

いつまでたってもながらの利用から卒業できずにいる現状に身を置いて、そんなことを考えながら、関空へと向っていた。

初日の今日は夜21時すぎに家を出て最寄停車駅の横浜から乗車しようと思っていた。
ところが、早く出すぎたせいで横浜で約一時間待つことが判明。小田原までは別途のきっぷを購入済で途中下車できないから、小田原まで先行列車で行くことにした。

小田原には23時半すぎに到着。改札を出て駅前のファミマで時間をつぶし、ムーンライトながらの到着を待つことになった。

日付が変わってから改札を通り、待つこと30分。ながらに乗り込んだらすぐに寝てしまった。




■今日の教訓!

安く行くならやっぱりながら!←18きっぷとの組み合わせは最強です




■実際の旅程

08/31 FRI
自  宅22:30(JR東海道線)→24:31小田原駅
小田原駅24:31(JR東海道線)→
(ムーンライトながら車中泊)


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2012年08月30日

初LCCにハラハラ(旅行前)

※この旅行記は2012年10月にアップした旅行記です。



■2012.09 関西国際・長崎・岩国・福岡・北九州・東京国際の旅行前

暫定施設を見に強行日程
ここのところ土日も含めて多忙な時期が続いたうえ、入り用が続いて金欠状態だったので、頻繁に旅行に出れなくなってしまっていた。
しかし、LCC元年とも言われる今年は、空港側の準備が間に合わないまま新しい路線の就航が相次いだため、暫定施設で運用しているところが増えた。暫定施設は期間限定だから、いま見に行くしかない。
忙しい土日の予定をやりくりして、九月の一週目に時間を確保し、複数空港を訪問することに決めた。

今回候補にしたのは、新千歳、成田国際(成田)、関西国際(関空)、福岡、長崎、鹿児島、那覇の7空港だった。新千歳と成田を除き、LCCが就航してからまだ訪問していない。このうち、暫定施設で運用しているのは成田と関空、那覇の3つだ。これらの空港は、いずれもLCC対応の施設を今秋に本設すると発表している。本設施設が出来たら暫定施設は見れなくなってしまうから、本設施設ができる秋までに見に行かねばなるまいと考えていた。
全空港にもちろん行きたいが、少ない時間ではそうもいかない。家に近い成田は一日時間があれば訪問できるので、今回はパス。那覇はエアアジア・ジャパン(WAJ)が仮設チェックインカウンタを設けているだけだ。
そこで今回は関空をメインにし、暫定施設内を見学するためにもピーチ・アビエーション(APJ)に搭乗し、九州の空港を訪問することにした。

今回の旅でひとつ大きな壁になったのは金欠状態であったことだった。
お金があれば飛行機でひとっ飛びを複数回繰り返す、もしくは現地でレンタカーを借りてひとっ走りとなるのだが、あまり無駄遣いできないからなかなかそういうわけにもいかない。悩んだ挙げ句、JRの青春18きっぷ使用による鈍行を活用し、レール&フライトでまわることにした。

ちょうど、12月に開業する岩国に、開業前に行っておきたかったこともあり、関空から九州と岩国をまわる見学旅行にすることにした。


福岡か長崎か鹿児島か
早速アクセスの予約だ。
今回の旅は、関空と岩国の訪問が第一目的だ。関空からのAPJ搭乗を必ず挟む点と岩国を訪問する点を考えると、東京→関空→九州→岩国→東京という動きが効率が良いだろう。
LCC利用なうえ、発着地域が異なることからツアーは期待できないので、アクセス交通もホテルも自分で確保することになった。

往路の東京→関空は、成田または羽田から飛行機か、夜行列車を絡めた鈍行列車かの二択。
APJ搭乗を関空→九州で挟んだ後、JRで岩国へ。
復路は岩国から鈍行で東京まで戻るか、山口、広島、岡山、兵庫、大阪のどこかの空港から飛行機が一番格安に行けそうだと踏んだ。

そうして行程を考えていくうえで、まずは関空から乗るAPJでどこに向かうかが大きなポイントになった。
APJを使うと関空から九州へは福岡、長崎、鹿児島に行けるからで、それぞれのパターンを比較してみた。

まず福岡INの場合。
福岡便は朝昼晩の三往復飛んでいる。朝便は6時台で、前夜に大阪入りしていないと乗れないので、順当に行けば昼便になる。この場合、福岡には初日の昼過ぎに着くので、見学後に岩国まで移動すると岩国到着は夜になる。
岩国見学は翌日回しになり、昼ごろ岩国を出ることになるので、鈍行で東京まで行くのは無理だ。ならば、近場の空港から羽田へ戻ることになるが、チェックしてみると、山口宇部→羽田も広島→羽田もいずれも最安値が15000円超えで即却下な値段しか出てこなかった。少し東京に近づけばましかと思っても、岡山→羽田は同程度。スカイマーク(SKY)の神戸→羽田・成田はやや安いものの満席。伊丹、関空のANAやJALは最安値で12000円程で、インパクトに欠ける値段だった。最後の頼みの綱、LCCのジェットスター・ジャパン(JJP)の関空→成田は夜便がなく利用出来るものではなかった。
ならば、LCC就航で激戦となっている九州(福岡や北九州)に戻っても大手はやはり15000円程度。LCCのJJPは福岡→成田が10000円弱で出たものの、日曜だからか予想していた5000円台より高い値段だった。だいたいJJPの場合、成田到着が遅く、門限欠航が恐いので予約に二の足を踏む事態となった。
旅行自体の断念が頭にちらつく中、もう少し安く確実に行ける経路がないか徹底的に調べてみたら、SKYの北九州→羽田がなんと6000円強と出てきた。日本初LCCと騒がれるAPJの関空→福岡をも下回る値段だ。SKYは座席指定も手荷物受託も支払手数料もコミコミだからLCCよりかなりリーズナブルだ。羽田到着は終電後だが、自宅は羽田から近いので問題なしで、一番安いうえに現地滞在を長くできる最適便だった。
この便利用の場合、北九州発は23時。岩国を昼に出たら、やや時間が余り過ぎるので、岩国→北九州への移動時に、今秋に廃港予定の広島西か山口宇部に寄れそうだ。
この場合、見学空港は、関空、福岡、岩国、山口宇部or広島西、北九州といった形になりそうだ。

続いて長崎INの場合だ。
長崎便は朝昼の2便で、昼便は福岡便より2時間ほど遅いので、関空をより長く見学できるメリットがある。さらに長崎はちょうど大村飛行場側の旧ターミナルが撤去された情報もあったので、その確認もできて一石二鳥だ。
ただ、長崎から岩国までの移動が福岡より大変という問題があった。東京→関空で使用するつもりでいた青春18きっぷを活用し、追加料金なしで大村から鈍行移動できるのだが、調べてみると、長崎空港で見学時間をとると、17時すぎの出発になり、どんなに頑張っても新山口(昔の小郡)までしか行けないことが分かった。
せっかくすぐ近くを通過する福岡も見学できないうえ、その日中に岩国にも行けないという問題が残るのだ。
復路は、福岡INの場合と同様に北九州の深夜便にするから、福岡で一泊し、翌朝福岡を見学後に岩国に行き、北九州に戻れば良いものの、福岡-下関間は約2時間、下関-岩国間は約3時間だから、ややバタバタになりそうだ。
ただ、よく調べてみると、新山口で翌朝朝一の電車に乗れば、岩国に朝7時には到着できることが分かった。これなら、岩国以降は福岡INの場合とあまり変わらない。岩国を昼までに出れば時間は結構余るので、福岡INの場合に山口宇部に寄ろうと考えていた時間を利用して福岡に行ける。
つまり、この場合の見学空港は、関空、長崎、岩国、福岡、北九州にできそうだった。

最後は鹿児島INの場合。
鹿児島便は昼前と夕方の2便の運航だ。昼前便はぎりぎり乗れないことはないのだが、関空見学に時間がとれない可能性が高い。となると搭乗は自動的に夕方便になりそうなのだが、この場合、福岡や岩国方面に行くのに鈍行が非常に使いづらかった。鹿児島空港から八代までは、高速バス、または出水へバスで出て肥薩線、あるいは鹿児島中央から新幹線経由で別料金がかかるうえ、その日中に行けるのはせいぜい熊本県の荒尾までだ。
復路はやはり北九州深夜便にするしかないのだが、荒尾を翌朝朝一で出ても、岩国往復でいっぱいいっぱいで福岡にも寄れなくなる。
初日の関空で滞在時間が長いから、関空に入る前に神戸、大阪国際(伊丹)、八尾のいずれかに寄れないことはないものの、普通に行けば、関空、鹿児島、岩国、北九州が見学空港になる。

結局、三択のうち鹿児島は見学できる空港が少ないので、福岡か長崎で考えることにした。
両者を比較すると、福岡便は予想外に10000円近い金額が出てきた。5円キャンペーンなどは別格としても、10000円じゃ高速バスや新幹線の安売りとたいして差はない。4000円位で行けるものだと思っていたから、ちょっと躊躇してしまった。
一方の長崎便は、福岡便より全然安い6000円弱と出た。
長崎便なら福岡便より2時間多く関空見学に費やせるうえ、今回見学したいと考えていたLCC就航空港に3つ行けることになる。そのうえ値段が安いとなれば、そうしない手はない。

最終的に、関空からは長崎へ向かうことに決定した。


アクセスの予約(飛行機・鉄道)
動きが決まれば早速航空券の確保だ。APJの関空→長崎とSKY北九州→羽田は、すぐに予約を済ませることにした。
初めてとなるAPJの予約は、ちまたでは分かりにくいとの声もあったものの、そんなことはなくすんなり終了。今回は荷物を預ける気はまったくなかったが、窓側を確保したかったので、8000円弱になるものの、座席指定と手荷物預け1個がセットになったハッピーピーチプラスを選んだ。

※後で知ったのだが、ハッピーピーチで予約をし、そこにオプションで座席指定をすることができたようだ。ハッピーピーチとハッピーピーチプラスは2000円近く値段が違うものの、座席指定は210円だから、より安い予約ができたようだった。

あとは東京→関空間の往路の予約だ。
ダイヤを調べてみると、成田・関空間はJJPのみの運航で、朝に往復している。運賃は6000円程度と安いものの、成田発は7時前。空港内で夜は明かせないから、前日に成田入りしてホテルに泊まるか、深夜バスで入るしかなく、がんばるわりに出費がかさむ。羽田発の関空、伊丹、神戸のいずれの便も軽く10000円超えになってしまうので、早々飛行機で行くのは断念した。
そこで今回は安く行く定番、大垣夜行で向かうことに決めた。大垣夜行と青春18きっぷを組み合わせれば、5000円かからずに行けるからだ(小田原までの電車賃(2000円)+青春18きっぷ1日分(2100円)+座席指定券510円)。
大垣夜行は発売日に購入しないと確保できない人気列車だから、えきねっとの事前予約を活用し、すんなり確保に成功した。

現地移動の予約(レンタカー?)
移動の大部分をしめるJR線は18きっぷ2回分で乗り放題だから、現地の移動は、初日に長崎空港から大村線の駅までの間、二日目に岩国での足と福岡空港・北九州空港のアクセスで必要なだけだった。

長崎は、飛行機到着から電車まで2時間程の時間がある。この時間内に空港ターミナルから約3キロ離れた大村空港跡地に寄る必要がある。跡地からは2キロの位置に竹松駅があるので、そこまで行ければ問題ない。長崎には昨年も来ていて、APJ就航で変更があったのはカウンタ位だから、ターミナル内の見学は軽く済ませ、あとは歩いていくことにした。
正直なところ徒歩ではなく、バスを利用したかったものの、バス停の正確な位置が分からず、歩く距離が短く出来るか分からなかったので断念してしまった。実は、地元バス会社の公式サイトにはバス停ごとの時刻表もバス路線図が載っていたものの、地図に重ねたものではないイメージ図だったので正確な位置が分からなかった。時間があれば多少想定した位置からずれていてもいいのだが、時間がないときにとんでもない所に行かれてしまうと無駄骨になる。こういう時に地図上に示した路線図がほしいものだ。
長崎まではLCCなので遅れが心配だが、仮に飛行機が遅れて時間が短ければタクシーを使うことにした。

岩国は、空港を見たあと時間があれば有名観光地の錦帯橋に行こうと考えていた。調べてみたら駅から近いニッポンレンタかーでレンタサイクルの扱いがあったので、それを借りることにした。予約は前日することにした。
福岡、北九州のアクセスはそれぞれ博多から地下鉄、朽網からバスになる。これらは事前予約は不要だった。

宿泊の予約
今回は新山口で一泊が必要だ。駅前で野宿できないことはないものの、夏場だから汗を流したかったので、駅前の安いビジホに泊まることにした。
ただ、新山口に行けるのは順調に行けたときだけだ。APJが大幅遅延するなどして大村で電車に乗り遅れたら新山口までは行けなくなってしまう。
出発前日まで予約を入れるべきかどうか迷ったのだが、あとは野となれ山となれで、結局出発前夜に予約を入れた。

これで旅行の準備は完了。初のLCC体験に期待が高まった。




■ここまでの教訓!

LCC用暫定施設ラッシュの今年、見学は10月まで!←成田、関空、那覇。
ハッピーピーチプラスは使わない!←オプション料金と比較しよう。
岩国訪問はレンタサイクルで!←駅近ニッポンレンタカーで取り扱いあり。




■今回の予定旅程

08/31 FRI
自宅(JR東海道線)→小田原駅24:31(JR東海道線)→
(ムーンライトながら車中泊)

09/01 SAT
小田原駅00:31(JR東海道線)→05:53大垣駅05:58(JR東海道線)→06:31米原駅06:47(JR東海道線)→08:13大阪駅08:34(JR阪和線)→09:43[関西国際空港]14:15(APJ175便)→15:30[長崎空港]16:30(徒歩)→17:00竹松駅17:19(JR大村線)→17:37諫早駅17:41(JR長崎本線)→19:48鳥栖駅20:09(JR鹿児島本線)→22:00小倉駅22:09(JR鹿児島本線)→22:23下関駅22:47(JR山陽本線)→23:59新山口駅
(山口市内:アルファワン小郡駅前)

09/02 SUN
新山口駅05:02(JR山陽本線)→07:07岩国駅08:00(レンタサイクル)→[岩国飛行場]→12:00岩国駅12:26(JR山陽本線)→15:44下関駅15:54(JR鹿児島本線)→16:08小倉駅16:11(JR鹿児島本線)→17:21博多駅(地下鉄空港線)→[福岡空港](地下鉄空港線)→博多駅19:05(JR鹿児島本線)→20:19西小倉駅20:31(JR日豊本線)→20:49朽網駅(バス)→[北九州空港]23:00(SKY084便)→

09/03 MON
→00:35[東京国際空港]01:30(徒歩・自転車)→自宅

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2011年05月30日

北海道へ弾丸旅行(旅行後)

※この旅行記は2011年9月にアップした2011年5月の旅行記です。



■2011.5月 東京国際・新千歳・千歳・帯広・札幌の旅行後

今回の旅では空港に分類されない離着陸場や滑空場を多数回りました。北海道はこれら小さなものを含めた飛行場の密集度が全国トップレベルにあります。今回は北海道の小さな飛行場を探ります。




飛行場密集地帯の空知地区
旭川から札幌にかけての地区は滑空場など小さな飛行場の密集地帯となっている。これらの飛行場は空港ではなく、場外離着陸場と分類されている。これまでに訪ねたものを含めると、旭川から札幌にかけては、北から愛別飛行場、当麻滑空場、美瑛滑空場、深川市グライダー滑空場、あかびら場外離着陸場、たきかわスカイパーク、中空知地区農道離着陸場、新篠津滑空場、南幌場外離着陸場などがある。
スカイスポーツの盛んな北海道で中規模都市が連なり、かつ石狩川などの河川敷が広く分布しているためたくさんの飛行場があるようなのだが、あまりにもたくさんありすぎ。
いわゆるハコモノの代表格として「あん町がやったならオラが町も」と、どこの町も競うように建設したのか、町毎に持っている無駄な事態となっている。この地域は冬場は雪に埋もれるため、離着陸場の開設期間は夏場限定のところがほとんど。5月位〜10月位がシーズンで一年の半分しか活用しないオマケ付で存在している。

この地域にある場外離着陸場を見ると実に様々な種類のものが密集している。代表格である農道離着陸場はひとつ美唄に存在。本格的な民間飛行場も上川地区になるが空知地区から程近い愛別にある。自衛隊基地も数か所点在しており、離着陸場がある美唄と滝川にはすぐそばに自衛隊が駐屯しているといった具合だ。
全国を見渡すと、戦争中に多くの飛行場が造られ、跡地などが密集する場所は見られるものの、現役飛行場がここまで密集する地帯はなかなかないだろう(米軍基地が集まる沖縄本島くらい?)。


皆で楽しめる滝川
空知地区にある大小様々な場外離着陸場の中で、最も目立つ活躍を見せるのが、滝川スカイパークだろう。駅チカでミュージアムもあって子供も大人も楽しめるスポットになっている。
その楽しめる一例が遊覧飛行だ。他の空港だとお堅い感じの事務所で手続きすることが多いのだが、滝川ではミュージアム入口のカフェのレジで申し込み。とっても手軽な印象だ。
見学に行ったときもフラリとやって来た親子連れがその場で申し込みをして、すぐに滑空機の練習に使っていたプロペラ小型機を使い遊覧飛行に飛び立っていった。
日本広しと言えども、こんなに気軽に遊覧飛行ができるところはなかなかない。関東だとホンダエアポートがよく似た雰囲気だが、駅チカ、気軽、というところは決してマネできないだろう。
そんなホットなスポットである滝川スカイパーク。一見成功しているように見えるのだが、ここも維持に市から毎年億単位のお金がつぎこまれているのだそうだ。


やっぱりイベント会場化?
滝川でもそんなだから、空知の離着陸場群でも成功している例は少なく、閑散としたところが目立つ。レジャー利用が増えるはずの日曜に訪れたにもかかわらず、今回訪ねた離着陸場のうち、人が乗る機体が飛んでいたのは滝川(小型機)と新篠津(滑空機)だけだった。
他地方の飛行場同様にイベントに力を入れるところもあり、美唄の農道離着陸場ではよさこいの練習に使われていたのだが、イベントに使っているならまだマシな方。赤平ではラジコン飛行機を飛ばしている人がいたものの、管理者なんて見当たらないから勝手に使っている印象。南幌にいたっては公園の一角に滑走路があると案内板に書かれているのに、草ボーボーの空き地が広がっているような状況だった。

なかなか有効な利活用がされていないこれらの離着陸場。利活用が低調な原因に、あまり知られていないことが挙げられる。
だいたい空港見学を目的にまわっていても気が付かない離着陸場があるんだから、ヒドイ話。監督省庁に届け出はしてるから、公告などを片っ端から探して見れば把握はできるはずだが、そんなことする人がいるわけない。国交省のサイトに掲載がある空港のように一覧もないので、どこにあるのかも知られず、遊覧飛行や旅客便が飛んでいるのかどうかも分からない状態なのだ。
結果、航空や離着陸場を職業にしているか、自分で操縦する人、あるいは地元民でなければ、存在自体知られることがほとんどなく、滑走路ができても有効な利活用ができないままになってしまうようなのだ。

多くの離着陸場は自治体が造っているのだが、使う人なんてそんなにいないから、利用者が特定の団体に偏る弊害もみられる。○○航空協会みたいなところが我がもの顔で使っているところも多く、旅客向けに飛行機が飛んでるところは少ないから、いつのまにかただの滑空練習場と化してしまう。
仲間内だけで盛り上がっているところもあって、これまで訪問した離着陸場の中にはなんだか近寄りがたい場所もあった(話してみるとウエルカムなところは多いんだけど、話するまでが大変なんだよね〜)。
例えて言ってみれば官営自動車教習場みたいな感じで、お祭りイベントで人が集まることはあるものの、普段は特定の人々が出入りするだけ。こうなるともう一般人には遠く遠く離れた存在になってしまう。


一般人が気軽に利用できるには?
旅客便が飛べばまだ状況が違うかもしれないのだが、これら小さな離着陸場は旅客輸送が事業としてなかなかなりたたないのが実状だ。その主な原因は、高速交通網の発達によるところが大きい。
バブルな頃までは、代替交通がそんなに発達していなかったから、近距離でもそれなりの潜在需要が見込めたのだが、ここ20年ほどは高速交通網がかなり発達、近距離なら車移動となる例が増えた。北海道でも相次いで高速道路が整備されており、その流れは止まっていない。
小さな離着陸場は滑走路が短いから飛べる距離も限られてくるし、飛行機自体も小さいから運べる荷物も少ない。車で行ける距離ならわざわざ飛行機を選ぶ理由は見当たらないというわけだ。
例えば滝川の場合だと、飛んでいける先はせいぜい道内のみ。滝川からなら函館方面を除き高速道路を利用すればせいぜい三時間もあれば行けてしまう場所ばかりで、家から飛行場までの所要時間や飛ぶまでの手続時間などを考えれば、自分で車を飛ばすほうが良いとなる。(ちなみに滝川スカイパークに掲げられていた地図には函館や稚内、中標津などは飛行先としては完全に圏外になっている。)

飛行機が活路を見いだすとすれば、新千歳で乗り継ぎ客を取り込むことなどがありそうだが、スカイマークの新千歳-旭川が5000円台で運航されているにも関わらず定着に時間がかかっていることなどを見ると、事業として成功するまでのハードルは高そうだ。
旅客便がなく、そもそも離着陸場の存在が知られていない。当然、一般人は使わなくなる。結局ただの滑空練習場になるほかない。いつまでたってもこの悪循環が止まらない。
しかも、昨今はテロ対策もあり、旅客便を飛ばすなら保安設備の充実が必要になってきており、旅客便就航へのハードルはさらに高くなってしまった。

ただ小さな飛行場のメリットはその小ささにある。滝川のように市民の憩いの場になっているところもあり、一般人が気軽に利用できる土壌が整えば、100以上ある日本の飛行場をもっともっと活用していけるところはありそうだ。




今回の旅は、日本が実は離着陸場大国であることを実感する旅となりました。
はっきり言うと、税金の無駄遣いのようなところばかりですが、何かうまく利活用を図っていくことが重要なのではないかなあと思いつつ、今回の旅を〆ようと思います。


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2011年05月29日

北海道へ弾丸旅行(2日目)

※この旅行記は2011年9月にアップした2011年5月の旅行記です。



■2011.05.29 (トマム)→(美瑛)→旭川→(深川)→(赤平)→(滝川)→(砂川)→(美唄)→(新篠津)→(南幌)→(余市)→札幌→新千歳→東京国際

今日も寝坊で時間がない!
タダ高速であるせいか、十勝平原SAには深夜まで地元の若者共が集結して騒いでいてなかなか寝付くことができず、やや浅眠りなまま朝を迎えた。
今の時期、北海道の朝は早く、3時には明るくなりはじめる。自然と起床し、まずはトイレで顔を洗おうと外に出たら霧雨で肌寒く一気に目が覚めた。

早速トマムに向かって車を動かし始めた。トマムまでは道東道で一本、小一時間で行ける。標高が高くなるにつれ霧雨で視界が悪くなったものの、車はほとんど走ってないからすんなり走ることができた。
トマムに着くと低い雲が垂れ込め山の上は見えないものの、下の方は霧が晴れて周囲ははっきり見える状態。小雨が静かに降る天気に変わっていた。

トマムは新潟の湯沢みたいに山のなかにタワーが立つスキーの名所のようだ。日高山脈の占冠村に位置し、ヘリポートは正式名は占冠ヘリポートというらしい。このヘリポート、お高いリゾート地にあるだけあって建物は別荘のような雰囲気。国内のヘリポートなんて、ろくな設備がないヘリポートが多い中で多くの人が利用したくなる所のひとつだろう。
ただ、まだ朝の4時。建物前のロータリーには入れたものの、建物は当然のように閉まっていて、少し豪勢そうな館内に入ることはできなかった。
ヘリポートはまだ数時間待たないと開館しないし、そもそも今日開く保証もないから、さっさと見学を終わらせて、すぐに美瑛に向かって走りはじめた。

トマムからは富良野を北上し、美瑛、さらに北上して旭川、そこから南西に進路を変え、深川、赤平、滝川、砂川、美唄、新篠津、南幌と集中地帯を通過、最後に余市、札幌(丘珠)とまわる予定だ。いまはまだ4時。新千歳21時発で、返却は一番遅くて20時で十分間に合うから、ゆっくりまわれそうだ。
ところが今日もいきなり眠気の襲来。30分ほど走らせた道の駅南ふらのでしばし睡眠に入ってしまった。20分くらいで起きようと携帯の目覚ましをかけたものの、まったく気が付かず、結局起きたのは7時だった。
いきなり予定より2時間遅れ。今日は飛行機に乗り遅れるわけにいかないから、まずは美瑛へと急いだ。

tour20110506.jpg
観光地として有名なトマムにある占冠ヘリポート。山小屋のような美しい外観だが、朝早すぎて閉館中だった、、、。小雨なのが残念。


美瑛は南ふらのから1時間ほどのところだった。パッチワークのような畑で知られる富良野を抜けていく。朝まで降った雨が止み、霧が所々かかるなか、気温が上がりはじめ、畑から湯気がたつ幻想的な風景も見られた。

美瑛は滑空場だ。山に囲まれた平らな畑地帯に位置していた。大体の位置しか把握してなかったのだが、近くの道道966号線に大きな看板が立っていて、場所はすぐに見つかった(後でよく「ツーリングマップル」を見てみたら、「滑空場」の記載があった)。
滑走路近くまで寄ってみたかったのだが、当然のように閉鎖中で、入口の道路にチェーンが張られた状態。建物脇にバスなども見えたが、滑空場自体が入口からかなり先にあり、どんな飛行場かあまりよくは分からなかった。

美瑛からは旭川へ行く予定だったが、眠りすぎたせいですでに8時過ぎで、あまり時間がない。旭川は大雪山系も雲に隠れて見えず、空港と大雪山、といった写真を撮影することができないので、完全にスルーして深川へと急いだ。

深川も滑空場。美瑛からだと旭川をかすめて進んだ先にある。深川駅近くの石狩川沿いにある滑空場は、わずか数メートルのちいさな滑走路があるだけで、あとは草地だった。土手を下りた先にあるのだが、下りて行ったところにある看板には「関係者以外立入禁止」の文字が書かれていた。ただ、柵などは一切なく、一見するとただの河川敷の草地なので、ほとんど意味がないものになっていた。
この滑空場には平成13年から平成16年まで占用離発着場として「旭川模型航空協会」に占用許可がおりていたとの掲示があったが、今はどこが占用しているのかは記載がなかった。それによればラジコン飛行機用の滑空場とのことで、そんな滑空場を市で造っていることにちょっと驚いてしまった。

tour20110507.jpg
滑空場の正面。立入禁止の看板の先に、地面に滑空機をデザインしたと思われる模様が描かれていた。滑走路は写真の右方向にずれて配置されていた。


場外離着陸場密集地帯へ
次に訪ねた赤平は深川から30分ほど車を走らせたところにあった。
こちらは空知川の河川敷にある。同じ河川敷だから深川と似たような感じだったが、土手の手前側には立派な管制塔を持った管理事務所があった。さらに、滑空場ではなく「場外離着陸場」という文字と小型機の絵が描かれたでかい看板がある。
これは期待できそうだ、と管理事務所へ近づいたら、入口には「住吉郷土資料室」と書かれていて、管理事務所としての機能はほとんど失われているようだった。
車を止めて土手に上がったら、短めの滑走路があるだけ、小型機がない代わりにラジコン飛行機を飛ばしている人がいただけだった。河川敷側には「あかびらスカイスポーツ振興センター専用空港」と立派な看板も立っていたが、空港というより飛行場というよりラジコン離着陸場という方がぴったりな感じだった。

このあたりまで来たら雨は止み、雲も取れはじめてきた。
赤平からは隣街の滝川へ向かった。この街には、滝川駅のすぐ西側にある石狩川河川敷に滝川スカイパークがある。
この離着陸場、市営の離着陸場としては日本最大級の規模で、ミュージアム(滝川市航空動態博物館)も設置されている本格派だった。ラジコン飛行機用になってしまったり、飛行機以外のイベント会場化してしまう場外離着陸場が多い中で、滑空機や小型プロペラ機の発着も多い優秀な飛行場だ。
訪れたときも滑空機が練習する合間をぬって小型プロペラ機による遊覧飛行が行なわれていた。今回見た場外離着陸場のなかでは最も飛行場っぽい飛行場。ミュージアムをひととおり見て、併設のカフェで昼飯を済ませたあと、すぐに砂川へと車を走らせた。

※札幌から旭川にかけては滑空場など場外離着陸場の密集地帯となっている。スカイスポーツの盛んな北海道で中規模都市が連なり、かつ石狩川などの河川敷が広く分布しているためだ。ただあまりにもたくさんありすぎ。いわゆるハコモノの代表格として、あん町がやったならオラが町も、と、どこの町も競うように建設した結果、町毎に持っている無駄な事態となっている。滝川は利用率が高く、一見成功しているように見えるのだが、ここも維持に市から毎年億単位のお金がつぎこまれているのだそうだ。駅近、市街地内なので、定期便でも飛べばまだ状況は変わるかもしれないが、巨大空港新千歳と旭川に挟まれた飛行場ではなかなか客も集まらないのかもしれない。

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滝川スカイパークの様子。滑空機やプロペラ機がひっきりなしに飛んでいた。駐機場わきにはこどもも楽しめるよう遊具などがおかれていた。


砂川と隣の美唄には公共用ヘリポートと農道離着陸場を近接している。今回の旅では両者に寄ろうと計画していたのだが、寄る飛行場の数が多すぎてうっかり砂川ヘリポートに寄り忘れてしまった。
寄り忘れにまったく気が付かないまま美唄の農道離着陸場へ。どうせ誰もいないだろうと思っていたのに、着いたら、駐車場からはみ出すほどたくさんの車が停まっている。
「なんじゃらほい」と思ってよく見てみたら、地元の子供たちが滑走路を使ってよさこいの練習をしていた。
よさこいは道を進みながら踊るので、まっすぐな滑走路は練習にぴったりなようだ。先頭では先導する形で車がゆっくり進んでいた。この車の上で指導者が拡声器をつけて指導中。きちんとした踊りができていないのか、飛行機の騒音以上にも思えるデカい罵声を浴びせていた。

場外離着陸場を飛行機関係以外のイベントで使用しているところには初めて遭遇した。なんとも淋しいことだが、こんな使い方でも有効活用されているだけまだマシな方だろう。


美唄の時点で13時。このペースだと余市がギリギリだから、新篠津、南幌へと急いだ。
新篠津も滑空場だった。本中小屋駅に近い、石狩川の河川敷にある。こちらの滑空場は滑走路が結構長くとられ、小型機も離着陸できる滑空場だった。ちょうど滑空機が離陸の準備中で、見ていたら、滝川ではプロペラ機が引き上げていたのに対し、こちらでは長いワイヤーを張り凧揚げ同様に風をつかんで飛び立つ方式で離陸をしていた。
この滑空場は札幌航空協会が管理しているようで、土手を挟んだ反対側にプレハブの事務所とグライダー用格納庫が設置されていた。

新篠津では離陸を一回眺めた後、すぐに出発してまた小1時間車を走らせて南幌へと向かった。
南幌には14時30分ごろに到着。なんぽろリバーサイド公園の一角にX字滑走路があるらしいのだが、よく整備された野球場と異なり、草ボウボウの空き地が広がっているだけだった。

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新篠津は滑空場と看板が出ていたが、それを空に飛ばすために小型機が活躍していた。


宇宙へ続く飛行場へ
これで離着陸場の集中地帯は終了。すぐそばの江別東インターから道央道に乗り、一気に余市をめざした。

余市は市街地近くの丘のうえに農道離着陸場がある。滑走路は農道とはあまり関係なく本格的な整備をされたものだ。余市といえばビールのイメージだが離着陸場のある周辺はりんごなどの果樹園が広がる地域で、離着陸場もアップルポートという立派な愛称がある。

飛行場へは東側からアプローチした。入口の看板に沿って山道をのぼったら、なんと滑走路手前の入口は閉鎖中で柵が設置されていた。飛行場は丘の頂上にあるのでその先は見えず、行けるかどうか分からない。
左右に脇にそれる道があったので、左に行ってみたら、どうも滑走路のすぐ南脇を通る平行路のようだ。
しばらく進んだら、わずかに滑走路が見える場所があり、滑走路を挟んだ反対側にターミナルが見えた。さらに少し進んだらテントと車、そして人が見えた。となると反対側の西側に入口があるのだろう。期待に胸を膨らましてそのまま直進、西側の入口に来たら、なんとこちらも閉まっていた。

???

ゲート付近には車が数台停まっている。まさか何かのイベントをやっていて一般人を締め出しているのだろうか。
ターミナルは滑走路の北側にあったので、今来た南側の道を引き返し、まず東側の入口に戻ったあと、今度は右側の小道へ入った。こちらは滑走路北側に沿った道で、実はこれが正解路。少し進んだら別のゲートが登場したのだが、こちらは開いていて、ターミナルまでそのまま行くことができた。最後の曲がり角で矢印が出ていないのもどうかと思うけど、とんだ遠回り。そんな間に小雨が降り始めるという最悪パターンにはまってしまった。

飛行場ではなにやら集団がテントを張って作業中。人はいるのに飛行機は飛んでいなかった。
飛行場を出発するころに雨はやや強くなってしまい、ふもとから見上げた写真はうまく写せなかった。

tour20110510.jpg
毛利衛さんの出身地として有名な余市町。農道離着陸場なのに、管理事務所の建物にはスペースシャトルの絵が描かれていて、宇宙を意識した飛行場になっていた。


余市からは寄れれば札幌飛行場に寄りたかった。帰りの飛行機は21時発で、最悪20時までに戻れればよい。札幌市内で渋滞にまきこまれなければ、札幌飛行場を最遅で19時に出れば間に合う。時刻は17時をまわったところだから、札幌に寄って行くことにした。
札幌飛行場は札幌インターから10分ほどの場所にあるものの、市街地で信号が多いから渋滞に巻き込まれることもしばしば。今回は札幌より手前の小樽市内でまずトロトロに遭遇。札幌で高速を下りたあとも赤信号続きで少しハラハラさせられてしまった。札幌飛行場には18時前に到着。すでに最終便が飛び去ったあとでカウンタと出発ロビーが真っ暗だったのは残念だったが、到着はまだ一便残っていたから開館中だった。
1階のチェックインカウンタはHACデザインではなく、丘珠空港仕様の珍しいもの。女満別就航を記念したパネル展示もあり、小さいながらも楽しむことができた。

ターミナルを出たあとは新しく整備されたという空港東側に隣接する空港公園に寄り、そのまま高速経由で千歳へ直行した。
千歳には19時すぎに到着。レンタカー屋は20時半までの店なのだが、着いたらすでに幟の片付け中だった。返却はスムーズで、不備がないか確認した後はすぐに空港へ送迎があった。
新千歳は昨日調査済。閉店直前の売店に飛び込んで夕飯の空弁を確保、搭乗待合室内を調査していたらあっという間に搭乗時間になってしまった。

帰りの機内はいつもの爆睡。気が付いたら雨が降る羽田で、強行軍の旅もあっという間に終了してしまった。




■今日の教訓!

空知の離着陸場はほとんど滑空場←休日は地元団体がいる場合も




■実際の旅程

5/29 SUN
十勝平原SA 03:30(レンタカー)→04:00[占 冠( ヘリポート )]
[占 冠( ヘリポート )]04:30(レンタカー)→05:00 道の駅南ふらの
道の駅南ふらの 07:00(レンタカー)→08:00[美 瑛(場外離着陸場)]
[美 瑛(場外離着陸場)]08:00(レンタカー)→09:00 道の駅ライスランドふかがわ
道の駅ライスランドふかがわ 09:00(レンタカー)→09:30[深 川(場外離着陸場)]
[深 川(場外離着陸場)]09:30(レンタカー)→09:45 道の駅たきかわ
道の駅たきかわ 09:45(レンタカー)→10:00[赤 平(場外離着陸場)]
[赤 平(場外離着陸場)]10:30(レンタカー)→11:00[滝 川(場外離着陸場)]
[滝 川(場外離着陸場)]12:30(レンタカー)→13:30 道の駅ハウスヤルビ奈井江
道の駅ハウスヤルビ奈井江 13:30(レンタカー)→14:00[美 唄(場外離着陸場)]
[美 唄(場外離着陸場)]13:00(レンタカー)→14:00[新篠津(場外離着陸場)]
[新篠津(場外離着陸場)]14:00(レンタカー)→14:30[南 幌(場外離着陸場)]
[南 幌(場外離着陸場)]14:30(レンタカー)→16:00[余 市(場外離着陸場)]
[余 市(場外離着陸場)]17:00(レンタカー)→17:00 道の駅スペースアップルよいち
道の駅スペースアップルよいち 17:00(レンタカー)→18:00[札幌飛行場]
[札幌飛行場]19:00(レンタカー)→20:00[新千歳空港]
[新千歳空港]21:20(ADO 028便)→22:55[東京国際空港]
[東京国際空港]23:00(京急線等)→自宅


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2011年05月28日

北海道へ弾丸旅行(1日目)

※この旅行記は2011年9月にアップした2011年5月の旅行記です。



■2011.05.28 東京国際→新千歳→千歳→(新冠)→(大樹)→帯広→(豊頃)→(トマム)

ほしいものが売っていない羽田、、、
一年ぶりの北海道旅行だ。毎年決まったような旅行となると、禁断症状に近い状態になってしまうのか、何日も前からソワソワしていた。
前日は残業が長引いて結局帰宅は24時すぎ。今回は土日の弾丸旅行だから準備するものは多くはない。準備もそこそこにすぐ寝たものの、朝は3時起き(→実際には4時くらいまで目をあけられず、、、)でかなり眠い状況のまま出発を迎えた。

雨が降っていたせいで駅までの道に時間がかかり、羽田に着いたのは少し遅れて6時すぎ。本当は始発で着きたいんだけど、前日寝る時間が遅い時間だから朝起きれず毎度バタバタ搭乗になってしまっている。
今回は予約時に後方窓側席を確保していたので、座席変更をかけるつもりはない。加えて、預ける荷物がなかったから、すぐにチェックイン機で手続きをして搭乗待合室内に入ることにしていた。羽田の2ビルは拡張した南が空いているので、意識的にADOのカウンターがある北側ではなく、南側の出発保安検査場Cを利用することで、カウンタも検査場もほとんど待たずに通過する計画だ。
保安検査場入場前に出発ロビーで荷物確認をしてみたらフイルムを忘れていたことが判明。地下のコンビニにあることは知っていたのだが、行くのが面倒だったので、南端にある暇そうな案内所で他にも売っているところがないか聞いてみたら、搭乗待合室内の売店で販売しているという。それなら中で買えばよいと、さっさと搭乗待合室へと入った。

中に入ってさっそく案内所で案内された売店に行ったら、なぜかフイルムを販売していない。売り子さんに聞いたら、それ以外の店でも一切販売していないという。念のため、ANA系列のANAFESTAと空港直営売店のそれぞれに聞いてみたもののそれぞれダメとの返事。
結局いったん搭乗待合室からの外に出て地下のコンビニへ行くことになってしまった。

コンビニに行ったら、フイルムは残り一つ。時間もないので、フイルムを購入したらすぐに出発ロビーへと戻った。

それにしてもこの空港は売店数は多いのに、地方空港なら普通に売ってる欲しいものを売ってる店が少なすぎだ。お菓子を売るのもいいが、日本人が観光する時に必携のカメラ用品ぐらい販売してほしいものだ。

やや半ギレしながら出発ロビーに着いたら、コンビニからの最短ルートとなる検査場A、次に近い検査場Bとも長蛇の列だった。このまま並んでいたのでは間に合わない可能性があるので、やや離れるが空いている南側の検査場Cまで再度走っていく羽目になってしまった。今回の搭乗口は北の一番奥にある55番だったので、再入場してからは数100メートルを戻るような形になり、結局搭乗にはギリギリの時間で、ゆっくりすることは今回もかなわなかった。


雨に大敗し、回り方を変更
ADOに乗るのはかなり久しぶり。ベアドゥという熊のキャラクターを確立し、新興各社のなかでは、かわいさで売っている印象が強いが、かわいいのは機体の外だけで機内はいたって普通な感じだ。機内サービスは飲料はりんごジュースとお茶、コーヒーとコンソメスープとシンプルで、これも需要喚起につながるとも思えない内容だ。北海道地盤の郷土愛は強いものの、ANA色が強い今では格安運賃以外の強みは正直感じられないのが残念だ。
窓側をとったものの、東北以南は朝から雨でずっと雲の上。本当は外を眺めていたかったのに、ずっと雲だし、あまり睡眠時間がとれていなかったこともあり、眠気には勝てず、ほとんど区間を寝て過ごした。

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今回乗ったADO機は普通塗装の機材。東京出発時から残念ながら雨模様だ。

羽田空港の離陸は搭乗に時間がかかり10分程度遅れたものの、新千歳空港にはほぼ定刻に着いた。
北海道は曇り空だったが雨はない状況だった。
天気予報だと一日目に回ろうとしていた空知地区は二日間とも曇り中心で今晩のみ雨の確率が高い。一方、二日目にまわろうとしていた十勝地区は夕方から雨が降り始め、二日目は雨予報だった。晴れにはならないものの、十勝を今日回って、空知を明日回るほうが天気がもちそう。そこで急きょ回り方を半時計周りに変更し、今日十勝へ抜け、明日空知の各空港をまわることにした。そうすると今日は、まず新千歳をよく見たあと、千歳空港旧ターミナル地区を軽く見学。その後は太平洋沿いを進んで新冠大樹帯広豊頃、そしてトマムヘリポートまで行くことに決めた。
新千歳からはすぐに車を借りる予定にしていたのだが、貸し出しを遅らせて10時送迎にし、それまでに軽く館内を見て回った。

新千歳空港は売店区画を広げる工事を実施中。仮設店舗が多く出店していた。
新千歳空港のレンタカーは各社とも空港外の千歳市内に店舗がある。大手各社はターミナルにカウンタがありそこで手続きができるが、今回借りるワンズは格安社でありカウンタがない。ただ、格安他社では送迎がないところもあったりするがワンズは送迎付で、送迎がある分のお得感は非常に強かった。なかなかつながらない総合電話に電話して、9時予約を変更して10時に送迎を受ける形に変更した。
店舗は千歳駅近くにあり、空港からは送迎バスでは10分ほど。貸し出し手続きは短く済んだが、店舗を出たのは10時半過ぎだった。

まず向かったのは千歳空港ターミナル跡地とレラ近くにある空港公園だ。跡地はターミナル前の道路は残っているものの、ターミナルは完全に更地になっていた。空港公園は最近できた新しい公園で、千歳空港の歴史を解説した案内板があるなど千歳らしい雰囲気だった。

千歳を出る頃にはすでに11時半前。19時くらいまでは明るいとはいえ、あまりゆっくりしていると十勝の各空港に間に合わなくなるからそそくさと東へと進路をとった。


眠気に大敗し、時間が遅れ、、、
千歳からはまず道央道で南下、苫小牧から日高道に入り、新冠にあるという飛行場へと向かった。
雲はでているものの雨はなく、ちょうど良い気候の快適なドライブだった。苫小牧付近では高速で初めて「100」と書かれた速度標識を目にした。

日高道は富川までしか開通しておらず、そこから先は国道235号線になる。いずれも片側1車線だったが、よくあるパターンで、高速では遅い車に進路を阻まれ、一般道では前後の車がスイスイ飛ばす逆転現象に遭遇してしまった。
帯広まではさっさと抜けきろうと思っていたのだが、とにかく眠い。真っすぐであまり変化がない道路はさらに眠気を誘い、このまま行くと居眠り運転をしそうだったので、仕方なく途中で二回約15分ずつ爆睡タイムを設けた。千歳から新冠までは普通に走れば1時間半くらいで着ける道のりなのだが、結局2時間ほどかかってしまった。

新冠は飛行場の位置があいまいだった。町に入る直前にあったサラブレッド銀座PAで休憩中に町の観光協会へ電話をかけ、位置を確認。担当者は丁寧に曲がり角を教えてくれたが、掲示してあった地図と説明を頼りに探ってみると、どうも結構な山奥の様子。新冠町に入ればすぐだと思ったのに、PAからさらに30分ほど車を走らせなければならなかった。

※サラブレッド銀座PAは新冠町中心部の外れにある。ちょっと高台にある無料休憩パーキングだ。高台からは新冠町中心部の様子を一望でき、牧場が広がる様子が見られる。有名な競走馬を輩出することで有名な新冠町の牧場地帯はサラブレッド銀座と呼ばれているらしい。すぐ隣には新冠泥火山という北海道の特別天然記念物に指定されている非常に特徴的な地形が目の前に見られる。

新冠飛行場は非公共用で、当然のように人は居らず。飛行機は止まっておらず、そもそも入口にチェーンがしてあり、入場することもできなかった。なにも見るべきものはなく、ちょっと「無駄足だったかなあ」と残念な気持ちになりながら、軽く撮影したあとはすぐに次の目的地、広尾へと進路をとった。

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至る所で馬を見られる新冠町。この中から強い競走馬が出てくるのだろうか。


霧雨に大敗、3連敗。
広尾には離着陸場などはない。今回なぜ寄ることにしたのかというと、ここには旧日本軍の飛行場があったらしく、海岸にトーチカが散乱しているとネットで出ていたからだ。
広尾へは新冠から1時間ほどの距離。襟裳岬を通って行くことも考えていたのだが、新冠に達するまでに爆睡したこともあって時間が厳しく、浦河から山越えするショートカットルートを通って行くことにした。
ところがここでもひどい眠気が襲う。
事故るわけにはいかないので、結局、日高の山中で小1時間爆睡。結局広尾に辿り着いたら16時をまわってしまっていた。
しかも、山を越えて広尾にきたら辺りは霧雨に変わってしまった。なんともはや、これで道東は一昨年、昨年に引き続き3連敗で、今回もよい写真が撮れそうにない。非常に残念な事態になってしまった。

広尾の旧飛行場は小紋別という地名しか分からず詳しい場所よく分からなかったのだが、とにかく海岸へ行ったら分かるだろうと地名が記載された地区へと車を走らせることにした。国道236号線から豊似の交差点をそのまま直進し豊似川を右に見ながら(霧で実際には見えないんだけど、、、)道なりに進んだ後、左カーブした後の2つ目の十字路で右折、道道1037号線方面を目指す。
海岸に達する直前にあった道道1037号線との十字路で、道沿いに何やら碑がたっていたのでよく読んでみたら広尾飛行場を解説する看板だった。これはラッキー、矢印(→)は海岸に向けて指していて、このまま海岸に抜ければ旧飛行場とトーチカがあるのは確実なようだ。ただ、この手の看板は地図を載せているのが普通なのだけれど、ただの文章解説板で詳しい位置は分からなかった。
とりあえず、←の向きに行ったら、広大な牧場がある。海岸近くにいきなり町有地がある辺り、いかにも飛行場跡地といった感じだ。そのまま海岸まで行ったら、案の定トーチカがゴロゴロしていた。ただ、霧の影響で海水も波打ち際から数メートルほどしか見えない状態で、あまりじっくり見ている余裕はなかった。

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「広尾飛行機不時着場跡」との記載があった案内看板。赤い矢印が海岸側を指し、広さは書かれていたものの、具体的にどの範囲が不時着場跡かは一切不明だった。


広尾からはすぐ隣の大樹へ向かい、30分ほどで大樹航空公園に到着した。
前回は日没アウトで真っ暗なまま何にも見えなかったのだが、今回は今回で霧のせいでほとんど視界がきかず、前回同様に無駄な訪問になってしまった。ただ、明るさはあったので、デカい建物は目視確認。研究施設であるせいか定期的に「ポーン」という不思議な音が流れる不気味な雰囲気の中、公園と称される構内を少し歩いて回った。
しかし、霧の中は霧の中。ほとんど何も見えないので楽しむことはできなかった。
ただ、駐車場まで戻ってきたら、2羽のタンチョウヅルに遭遇。すぐ近くで眺められるというラッキー事態を楽しむことができた。

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大樹航空公園で遭遇した頭の赤からたぶんタンチョウヅルと思われる2羽。こんなところで野生のものに出会えるとはかなりラッキー。霧で何も見えなかったけど、その分楽しませてもらった。後ろに見える建物はJAXA大樹航空宇宙実験場のもの。宇宙研究所の鶴なのだろうか。

大樹を出るときはすでに18時。霧で周囲は見えないものの、あと1時間は明るい時間がある。それにしても寝ていたせいで、予想よりもずいぶん時刻が遅い。トマムヘリポートに行くことはあきらめ、帯広と豊頃訪問で今日は終了することにした。
帯広は現役、豊頃は非公共用だ。普通なら帯広を優先するところだが、帯広は最終便が20時過ぎで、地方空港にしては遅くまで便がある。多少遅くなっても中の見学は可能だから、回り方に無駄が少ない豊頃を先回りすることにした。

豊頃までは大樹から小1時間かかった。直前まで霧が晴れつつあったのに豊頃町中心部は霧模様で何も見えず、やっと着いた豊頃飛行場の「開いていた」門には常時閉鎖で無断で入るなと注意書きがあったのでそそくさと退散する羽目になってしまった。

そんなこんなで帯広空港には19時45分頃到着。名物の豚丼を食べようと二階に上がったら、ちょうど店じまいしたところ。寝すぎたせいでこちらもろくに見学ができずに終了してしまった。

その後は、帯広市内で閉店間際のスーパーで夕食と朝食を確保し、ガソリンを給油した後、とりあえず夜の間にトマムへ到着しておこうと出発。芽室帯広ICからは帯広道、そして道東道に入ったものの、やはり眠気に襲われてしまい、十勝平原SAで就寝となった。

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豊頃飛行場は御覧の通り門が完全開放中だったのだが、その側面についている案内板には「現在、豊頃飛行場の門は終日閉門しております。」「荷物等の配達につきましても、お電話をいただいた後、右側の門を開けてお入り下さい。」「くれぐれも無断でお入りにならないようお願いいたします。」と警告文がずらり。残念なことに最後は「尚、飛行場の見学は現在受付しておりません」と一刀両断。極めつけは「土曜、日曜 定休日」とされていた。



■今日の教訓!

旅行前日はよく寝よう←当日眠くなって時間を無駄にします。
羽田は旅行用品が手に入らない←菓子ばっかり。事前の準備を。
初夏の道東はやっぱり霧←予定を立てる前にもう一度検討を。




■実際の旅程

05/28 SAT
自   宅05:00(京急線)→06:10[東京国際空港]
[東京国際空港]06:50(ADO 011便)→08:20[新千歳空港]
[新千歳空港]10:30(レンタカー)→10:30[千歳空港]周辺
[千歳空港]周辺11:30(レンタカー)→15:00[新冠(場外離着陸場)]
[新冠(場外離着陸場)]15:00(レンタカー)→17:00[広尾(不時着場跡地)]
[広尾(不時着場跡地)]17:00(レンタカー)→18:00[大樹(場外離着陸場)]
[大樹(場外離着陸場)]18:00(レンタカー)→19:00[豊頃(場外離着陸場)]
[豊頃(場外離着陸場)]19:00(レンタカー)→19:45[帯広空港]
[帯広空港]20:30(レンタカー)→22:30十勝平原SA
(ワンズレンタカー/車中泊)


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2011年05月27日

北海道へ弾丸旅行(旅行前)

※この旅行記は2011年9月にアップした2011年5月の旅行記です。



■2011.05 新千歳・札幌・旭川・帯広(旅行前)

今春は弾丸で北海道へ
ここ数年お決まりになってきている晩春の北海道。3月11日に東日本大震災があり、航空需要が落ち込んでいることもあって、こんな時こそ旅行だと北海道行きを即決した。ただ昨年ぐらいから、連休がなかなかとれなくなってしまったので、5月28日〜29日の土日2日間のみで弾丸訪問することにした。

北海道の空港はすべてまわりきったものの、まだまだ未訪問の飛行場があったり、この一年でカウンタまわりに変化のある空港があったりしたことからまたまた訪問することにした。
まずは変化があった空港として、日本航空(JAL)グループから独立した北海道エアシステムのみとなった札幌、北海道国際航空(ADO)の運航が始まった帯広をまわることを確定。続いてこの周辺で未訪問の飛行場として、農道離着陸場で残っている美唄余市、前回日没になった十勝地区の場外離着陸場である大樹豊頃、それにこれらの飛行場の周辺にあるヘリポートとしてトマム砂川を回ることにした。
加えてネットで調べてみたら、旭川から札幌にかけて飛行場が集中していることが分かったので、土日の二日間で道央から道東にかけて、ちょうど北海道の中心にある日高山脈付近をぐるりまわるような形で訪問することにした。


訪問先周辺には、羽田と結ばれた空港が、新千歳、帯広、旭川と3つある。これらの地域を効率よくまわるなら、帯広IN、新千歳OUTが良さそうなのだが、INとOUTを別の空港にすると、毎度のごとくレンタカーの乗捨料がバカ高い。早々に異なる空港を利用する旅行をあきらめて新千歳、旭川、帯広のいずれか一空港で往復する三択にすることにした。
今回は久々に一ヵ月前に予約するので、28日前型割引を利用できる。28日前型は大体10000円前後で同じ地域ならたいして差が無いので、新規路線のADO帯広を第一候補に調べてみた。しかし、新千歳が10000円強に対し、帯広・旭川は13000円強と三割違う値段が出てしまった。これは想定外で、自動的に新千歳利用に決め、回り方の検討に入った。

※羽田-新千歳間が羽田-他の道内空港間より割引運賃でも断然安いのは、JAL、ANA、スカイマーク(SKY)、ADOの四社競合であることと、朝早い便や夜遅い便が充実していることが影響している。九州だと多くの空港が三社以上の競合なので、福岡・長崎・熊本・宮崎・鹿児島といった空港間であまり差がでないのだが、北海道は単独運航や二社運航のところが多く、新千歳以外は価格が下がらない。一方で唯一競争が激しい新千歳は価格下落が大きいので、新千歳と他の道内空港間での差が広がるようなのだ。また、朝早い便や夜遅い便は、二次アクセスの問題もあり客の確保が難しいことから昼便より値段が安い。こうして他の道内空港便と新千歳便の価格差がさらに大きくなってしまうようなのだ。

新千歳から見た場合、今回回る飛行場は北側に集中している。ちょうど新千歳は時計の針の8時位で、集中地帯は10時から11時付近といった感じ。1時方向に美瑛、3時にトマム、4時に豊頃、5時に大樹、7時に新冠、9時に余市、10時から11時にかけて江別、新篠津、滝川、、といったところだ。どっちまわりで攻めるか迷い所ではあったものの、二日目は乗り遅れるわけにいかないから、時計まわりに初日に数多く回って二日目は数が少ない十勝地区をまわることにした。


問題なく予約はクリア

アクセスの予約(飛行機)
今回は、土日2日間の弾丸旅行。土曜朝一で羽田を発ち、日曜最終で羽田に着く行程で航空券購入に入った。土曜朝一の下り便や日曜最終の下り便は混雑していることが多いのだが、比較的すんなり購入できた。
第一候補は普通運賃が安いSKYだったが、大人気で希望の便は満席。JAL、ANAはやや高めの値段設定で、ほぼ自動的にADO利用に決定。往復2万円強で行けることになった。

※新千歳便でADOは結構穴場な航空会社だ。最近格安航空が注目されはじめたせいか、SKYは満席で予約できないことが多いのだが、ADOはまだまだ知名度低いのか予約はしやすい。にもかかわらず新興航空会社でもともと大手より格安なのに、対抗値下げでさらに値段をさげているから、航空券を安くとりやすいのだ。

宿泊の予約
今回は二日目朝に日の出頃に動けるようにするとともに、費用をできるだけ削減するため、車中泊とし、宿はとらなかった。

現地移動の予約(レンタカー)
現地の移動はレンタカー。最近出てきた格安レンタを検索したら、ワンズレンタカーが送迎付だったので、すぐに予約を入れた。ワンズは保険含め二日間8000円弱。千歳店はお値段据え置きで全車カーナビ付だったので少し得した感じだった。
予約電話がなかなかつながらなかったことがやや面倒な感じだったが、連絡なんてほとんどすることはないから、問題ではなかった。




■ここまでの教訓!

北海道へはADOが意外に安く移動できる←予約取りにくいSKY並みのお得感




■今回の予定旅程

05/28 SAT
自宅(京急線)→[東京国際空港]06:50(ADO 011便)→08:20[新千歳空港]09:00(レンタカー)→10:00[余市(場外離着陸場)]10:00(レンタカー)→11:00[札幌飛行場]11:00(レンタカー)→12:00[南幌(場外離着陸場)]12:00(レンタカー)→13:00[新篠津(場外離着陸場)]13:00(レンタカー)→14:00[美唄(場外離着陸場)]14:00(レンタカー)→14:30[砂川(ヘリポート)]14:30(レンタカー)→15:00[滝川(場外離着陸場)]15:00(レンタカー)→16:00[赤平(場外離着陸場)]16:00(レンタカー)→17:00[深川(場外離着陸場)]17:00(レンタカー)→18:00[美瑛(場外離着陸場)]18:00(レンタカー)→19:00[旭川空港]20:00(レンタカー)→24:00豊頃町付近
(ワンズレンタカー/車中 泊)

05/29 SUN
豊頃町付近06:00(レンタカー)→07:00[豊頃(場外離着陸場)]07:00(レンタカー)→08:00
[大樹(場外離着陸場)]08:00(レンタカー)→09:00[帯広空港]10:00(レンタカー)→11:00[トマム(ヘリポート)]11:00(レンタカー)→13:00[新冠(場外離着陸場)]13:00(レンタカー)→15:00[新千歳空港]21:20(ADO 028便)→22:55[東京国際空港]23:00(京急線等)→自宅
(ワンズレンタカー)


posted by johokotu at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする