2019年04月24日

空港から振り返る平成24年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成二十四年


平成二十四年、広島都市圏の空港が大きく生まれ変わりました。
まず11月に広島西飛行場(広島県)が廃港になり、代わりに12月、48年ぶりに岩国飛行場(山口県)の民間機乗り入れがスタートしました。ジェット機が飛んでいた空港が廃港となるのは平成で初めての出来事でした。

空港運営の民間委託が具体的に動き始め、意識され始めたのがこの年。7月に大阪国際空港(伊丹空港/大阪府)と関西国際空港(関空/大阪府)が民間委託を見据えて運営統合されました。

伊丹・関空の統合に動きを合わせるように、関空で新たに就航したのがPeach Aviation。3月に日本初となる国内線LCCを飛ばし始めます。その後、7月にジェットスター・ジャパン、8月には旧エアアジア・ジャパンと次々に国内線LCCが定期便を就航しました。
さらに、10月には那覇空港(沖縄県)に貨物施設を改造したLCCターミナル(今年3月に旅客扱いを終了)、関空に内装が簡易でLCCを意識した第2ターミナルがオープン。7月には国際空港では初めて成田国際空港(千葉県)にLCCバスが乗り入れし、LCC元年などと騒がれました。

ちなみにこの年の11月、情報交通ホットライン管理人は日本の全空港に到達することができました。

平成二十四年 空港の主な出来事
03月:APJ 定期便就航(初の国内線LCC)
05月:中部国際空港 公営競技場外発売場開設(ボートレース、日本初)
07月:大阪国際空港 関西国際空港と運営統合(新関西国際空港管理に移行)
07月:成田国際空港 LCCバス運行開始(5国際空港アクセスで唯一)
07月:JJP 定期便就航
07月:仙台空港 A滑走路再開(前年の東日本大震災以来)
08月:WAJ 定期便就航
09月:成田国際空港 南側国内線施設 開館(現在閉鎖中ですが2020年の東京オリンピックで再活用予定)
10月:那覇空港 LCCターミナル 開館(貨物施設を改造した珍しい施設、平成31年に旅客扱いを終了)
10月:関西国際空港 第2ターミナル 開館
10月:成田国際空港 北側国内線施設 開館(現北側ウェイティングエリア)
11月:広島西飛行場 廃港(ヘリポート化)
11月:情報交通ホットライン管理人 日本全空港に到達
12月:岩国飛行場 民航部分開港(移設を伴わない開港は国内最後)
12月:成田国際空港 A滑走路着陸4,000m化

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平成24年にはジェット機も飛んだ広島西飛行場が廃港になりました

特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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2019年04月23日

空港から振り返る平成23年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成二十三年


平成二十三年は、東日本大震災が、最大の出来事でしょう。
未曾有の大災害の影響は、空港も例外ではなく、東日本の多くの空港が影響を受けました。地震直後は東日本の空港が軒並み運用をストップ。特に、仙台空港(宮城県)は津波により冠水し、旅客便は4月まで運航が止まりました。
鉄道や道路が広範囲に被害を受けたため、山形空港(山形県)や福島空港(福島県)、花巻空港(岩手県)などでは、人やものを運ぶために多くの臨時便が設定されました。

実はこの年は、元日から豪雪で美保飛行場(鳥取県)が一時閉鎖、1月には新燃岳の噴火で宮崎空港(宮崎県)発着便に影響が出るなど、災害が目立った年。災害と空港の在り方を深く考えることになった一年でした。

空港としての大きな動きは、12月に長崎空港(長崎県)のA滑走路地区(旧ターミナル地区)が大村飛行場として分離されています。

平成二十三年 空港の主な出来事
01月:美保飛行場 23年豪雪で元日から閉鎖(3日再開)
01月:宮崎空港 新燃岳噴火で旅客便運休
03月:東日本大震災で東日本の多くの空港で閉鎖など影響(仙台空港冠水・福島空港管制塔破損・百里飛行場ターミナル天井板落下 等)(リンク先は5年目の特集ページに飛びます)
03月:YCAT チェックイン手続廃止(国内のシティエアターミナルからチェックイン手続施設消滅)
07月:東京国際空港 船着場開場(11月にターミナル開館、平成26年に定期便就航)
12月:長崎空港 A滑走路を大村飛行場として分離
12月:青森空港 レンタカーターミナル開館

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仙台空港は東日本大震災の津波で冠水。懸命な復旧作業の結果、1か月で航空便が暫定復活しました。

特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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2019年04月22日

空港から振り返る平成22年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成二十二年


日本に航空が誕生から100年を迎えた平成二十二年も大きな変化がありました。前年の空港廃港で衝撃を受けたのも束の間、年明けすぐの1月にフラッグキャリアの日本航空(JAL)が破綻します。
JALの運航は維持されましたが、破綻の影響は大きく、10月には広島西飛行場(広島県)、名古屋飛行場(愛知県)、粟国空港(沖縄県)の一気に三空港でJALグループが撤退。広島西では定期便が消滅しました。(名古屋はフジドリームエアラインズ、粟国は第一航空が引き継ぎ、定期的な旅客運航消滅はなんとか免れています)。

そんななか、3月に百里飛行場(茨城県)の軍民共用(茨城空港)がスタートしました。民間用の滑走路を増設しての開港となりましたが、国内線はスカイマークが開港から遅れて就航したのみで、空港運営の難しさを実感することになります。
ただ、茨城については、大手航空会社の食わず嫌いなところが出た感じで、その後の利用は堅調。そもそもLCCに対応した初めての空港となり、東京への格安バスを運行するなど、様々な工夫が注目されることになりました。

新施設では、3月に新千歳空港(北海道)で国際線ターミナルがオープン。4月には徳島飛行場(徳島県)がターミナル地区を移転します。
そして10月、東京国際空港(羽田空港/東京都)で新国際線ターミナルが開業しました。成田国際空港(成田空港/千葉県)の開港で大部分が移転していた国際線が、日本の航空の歴史の3分の1も占める、32年ぶりに本格的に再開されました。結局成田から羽田に移るだけの成田切り・羽田シフト、さらには成田飛ばしなど、再国際化の弊害がクローズアップされた一方、羽田に対抗するために成田でLCC誘致や高速鉄道乗り入れが進むなど成田の利便性が大きく進むきっかけにもなりました。

日本の航空百年目は、長年の栄光の歴史と既得権益にしがみついたまま、落ち目になったことにやっと気が付いて、やっと焦り始めて、やっと色々始めてみた、そんな一年でした。

平成二十二年 空港の主な出来事
01月:JAL 破綻
03月:百里飛行場 民航部分開港
03月:新千歳空港 国際線ターミナル・連絡施設 開館
04月:徳島飛行場 滑走路2,500m化・新ターミナル地区へ移転
04月:YCAT 手荷物受託サービスを終了(3/31最終手続、国内全シティエアターミナルから手荷物受託サービス全廃)
05月:福島空港 国内初となるリージョナル航空機&小型航空機兼用型航空旅客搭乗橋 設置
05月:航空100年空港スタンプラリーを実施(定期便就航83空港が参加した超大型空港イベント)
07月:成田国際空港 成田スカイアクセス線乗り入れ
10月:東京国際空港 D滑走路供用開始・新国際線ターミナル開館・羽田空港国際線ターミナル駅・羽田空港国際線ビル駅 開業・32年ぶりの再国際化
10月:広島西飛行場 定期便消滅
12月:日本の航空100年(徳川好敏陸軍工兵大尉と日野熊蔵陸軍歩兵大尉による東京・代々木練兵場での動力機公開飛行から100年)

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平成22年、首都圏第三空港ともいわれた百里飛行場(茨城空港)が開港しました

特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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2019年04月21日

空港から振り返る平成21年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成二十一年


平成二十一年は、日本の空港に激震が走ります。

4月、礼文空港(北海道)が六年間の一時休止となり、さらに、9月には弟子屈飛行場(北海道)が廃港になりました。
礼文は平成15年に定期便が維持できずに消滅してから飛行機はほとんど来ないまま。緊急時以外は休止となり、実質的な廃港状態になりました。
弟子屈は、9.11テロ以降の対策強化が進められてきた保安費用が高すぎることから廃港の道を選択。移転等を伴わない空港廃止は平成では初めてとなるショッキングな出来事でした。
空港運営をしっかり考えないと廃港になる可能性もあることがはっきりと示されることになりました。

一方、6月に静岡空港(静岡県)が開港しました。移設や既存活用を除いた純粋な新設としては日本で最後となるもの。開港が当初予定から延期になり、最初は暫定運用になるなど、少しゴタゴタしましたが、この空港の供用で、長年続いてきた空港整備という歴史がついにいったん終了することになりました。
静岡では開港に合わせて新しい航空会社フジドリームエアラインズが参入。空港を活用する上で、航空会社の大切さを実感する出来事にもなりました。

平成二十一年は、前年に、整備から活用に重点を変えたばかりの空港政策が、良くも悪くもクローズアップされた一年でした。

情報交通ホットラインでは、この年の6月、空の駅情報館ブログ(現 日本空港情報館ブログ)を開設しました。
今後は、ブログで記事を配信した出来事はリンクを貼っていきます。

平成二十一年 空港の主な出来事
04月:礼文空港 六年間の一時休止開始
04月:花巻空港 旅客ターミナル地区移転
06月:静岡空港 開港(2,200m暫定での開港)
06月:情報交通ホットライン空の駅情報館ブログを開設
07月:FDA 定期便就航
08月:静岡空港 滑走路2,500m化(完全運用開始)
09月:弟子屈飛行場 廃港
10月:成田国際空港 B滑走路2,500m化
11月:稚内空港 滑走路2,200m化
11月:大分空港 日本唯一のホーバークラフト廃止(日本から消滅)
12月:美保飛行場 滑走路2,500m化

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平成で初めて空港が完全廃港。平成21年に弟子屈飛行場が廃港になりました。


特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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2019年04月20日

空港から振り返る平成20年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成二十年


平成二十年は、空港が大きく変わります。空港整備法が空港法に変更され、空港整備重視から空港運営重視に変化しました。
昭和時代から続いてきた新空港建設がついに終わることになり、今ある空港インフラをどう活用していくかが重要なポイントになりました。

そんな既存活用を鮮明にした年に象徴的だったのは、美保飛行場(米子空港/鳥取県)にできた新駅です。既存鉄道路線の空港最寄り位置に駅を造り、今ある鉄道と空港を最大限活用しました。まだまだ工夫できることがたくさんあることがよく分かる事例となりました。

平成が成人となって、空港を取り巻く環境が大きく変わった、そんな一年でした。

平成二十年 空港の主な出来事
04月:三宅島空港 噴火で運休していた定期便が8年ぶりに再開
06月:空港整備法が空港法に変更され、空港の区分が変更
06月:新種子島空港 種子島空港に改称
06月:美保飛行場 西日本旅客鉄道境港線乗り入れ(最寄駅の大篠津駅の移設扱い・米子空港駅に改称)

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美保飛行場で、移設により空港直結駅が誕生


特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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2019年04月19日

空港から振り返る平成19年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成十九年


平成十九年は平成十年代ラストの年。前年に引き続き、離島空港の厳しさが露呈します。
12月に波照間空港(沖縄県)から定期便が消滅。代わりに就航したエアードルフィンの定期チャーター便は一年持たず、その後は長い運休期間に入る事態となりました。

この年、地方空港では久々となる純粋な鉄道延伸が実現し、仙台空港(宮城県)に新たに鉄道が乗り入れます。
空港のために数キロに渡り新線が整備されるのは地方空港では非常に珍しいこと。これによりバス路線が壊滅するなど、空港直結鉄道の高い利便性が、大きくクローズアップされることになりました。

平成十九年 空港の主な出来事
03月:与那国空港 滑走路2,000m化
03月:仙台空港 仙台空港鉄道開業
03月:能登空港 能登半島地震で滑走路に亀裂・閉鎖(翌日再開)
12月:波照間空港 定期便消滅

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日本最西端の与那国空港でも滑走路が延長されました


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2019年04月18日

空港から振り返る平成18年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成十八年


平成十八年は、日本の空港が大きな曲がり角に来た、そんな一年でした。

この年は新空港の開港ラッシュでした。2月に神戸空港(兵庫県)が開港。3月に北九州空港(福岡県)と種子島空港(鹿児島県)が新位置に移転、7月には隠岐空港(島根県)が隣接地へ移転しています。特に、北九州空港開港に合わせて新しい航空会社スターフライヤーが就航。大手以上の快適さで値段は安いという黒い衝撃が話題になりました。

サービスでは、ANAがSKiPサービスを導入。紙のチケットを持たなくてよい搭乗革命とも言うべき新サービスは、すぐに当たり前になっていきました。

ところが、そんな華やかな話題が続くなかで陰は忍び寄ります。
種子島と隠岐は移転による滑走路延長でジェット化を果たしたにもかかわらず、種子島はジェット機材は飛ばず、隠岐もジェット機は夏だけの運航に留まってしまいます。
さらに、3月、小値賀空港(長崎県)、上五島空港(長崎県)、慶良間空港(沖縄県)の一気に3つの離島空港で、定期便が消滅。離島空港の厳しさが一気に浮き彫りになりました。

空港の明暗がはっきりと出てしまった、そんな一年でした。

ちなみに、情報交通ホットラインでは、新北九州空港開港を契機に空港めぐりをスタートしました。個人的には非常に思い出深い一年でした。
→初めての旅行記
 http://johokotu.seesaa.net/article/153753554.html

平成十八年 空港の主な出来事
02月:神戸空港 開港
03月:新北九州空港 開港・旧北九州空港 廃港(北九州空港 移転)
03月:新種子島空港 開港・旧種子島空港 廃港(種子島空港 移転)・滑走路2,000mでジェット化
03月:小値賀空港 定期便消滅
03月:上五島空港 定期便消滅
03月:慶良間空港 定期便消滅
06月:旭川空港 国際線施設開館
06月:成田国際空港 第1ターミナル南ウイング開館(グランドオープン)
07月:隠岐空港 隣接地へ移転・滑走路2,000mでジェット化
09月:ANA SKiPサービス導入
11月:富山空港 ターミナル国内線・国際線ビル一体化

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小値賀空港は定期便が消滅した離島空港のひとつ


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2019年04月17日

空港から振り返る平成17年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成十七年


平成十七年、日本国内は、愛・地球博で盛り上がりました。
博覧会の開催に先立ち中部国際空港(セントレア/愛知県)が開港しました。日本で二空港目となる本格的海上空港は、日本で初めて全館でユニバーサルデザインを追求したほか、民間の知恵を活かす運営を推進。広い展望デッキや商業施設、和洋の街並み、さらにキャラクターに至るまで、実用とエンターテインメントを兼ね備えた空港として、その後の他空港の整備にも大きな影響を与えました。住所にもなった造語のセントレアは、平成後半に乱立した空港の愛称として最も有名なものでしょう。

この年は、札幌飛行場(北海道)にエプロンロードヒーティング、中部移転で施設の縮小を迫られた名古屋飛行場(愛知県)にフィンガーコンコースと、日本初の利便施設が次々に誕生したのが特徴でした。

平成十七年 空港の主な出来事
01月 中部国際空港 名古屋鉄道空港線開業
02月 中部国際空港 開港、名古屋空港 県営化・名古屋飛行場に改称
03月 青森空港 国際線施設 使用開始
03月 花巻空港 滑走路2,500m化
11月 名古屋飛行場 フィンガーコンコース使用開始(日本初)
12月 札幌飛行場 エプロンロードヒーティング使用開始(日本初)

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平成17年に中部国際空港(セントレア)が誕生。平成で消えたJALのB747ジャンボ機と。


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2019年04月16日

空港から振り返る平成16年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成十六年


平成十六年は、4月、成田国際空港株式会社が発足。日本の玄関空港が新東京国際空港(千葉県)から成田国際空港に改称、会社管理の空港になりました。
空港名では、前年に移転した新多良間空港(沖縄県)が7月に多良間空港に改称されています。

この年の10月、新潟県中越地震の緊急輸送のため、新潟空港(新潟県)が、15日間緊急で24時間運用され、臨時便も多数運航されました。この緊急対応は、その後の災害対応に活かされることになり、緊急時の空港の在り方を考えるきっかけとなりました。

残念な出来事としては、6月、スカイネットアジア航空が産業再生機構の支援を仰ぐ事態に。航空業界の厳しさが露呈します。

平成十六年は、通常の運営も、緊急時の運営も、航空業界の難しさが再認識された年でもありました。

平成十六年 空港の主な出来事
02月:高知空港 滑走路2,500m化
03月:札幌飛行場 滑走路1,500m化
04月:新東京国際空港 成田国際空港発足・改称、第1ターミナル第4サテライト一部開館
06月:SNA 産業再生機構入り
07月:新多良間空港 多良間空港に改称
10月:八丈島空港 滑走路2,000m化
10月:新潟空港 新潟県中越地震の緊急輸送で24時間運用(15日間)
12月:東京国際空港 第2ターミナル開館、東京モノレール羽田空港第2ビル駅開業・羽田空港駅を羽田空港第1ビル駅に改称
12月:那覇空港 沖縄型特定免税店(空港外店)開業(日本初の空港外にある空港型免税店)

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平成十六年には成田国際空港が誕生しました


特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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2019年04月15日

空港から振り返る平成15年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成十五年


当時は誰も気付きもしませんが、早くも平成は折り返しでした。
この年、昭和から続いた空港整備五箇年計画が終わり、社会資本整備重点計画がスタート。空港整備の計画が大きく変化しました。

平成十五年は、7月に能登空港(石川県)が開港、10月には多良間空港(沖縄県)が新空港に移転しています。
能登は、石川県が二往復以上の運航を切望。難色を示す航空会社を誘致するため、日本で初めて搭乗率保証を導入して、大きな話題となりました。
やる気の落ちた民間(航空会社)を行政(空港)が積極的になって誘致するというやり方は、民間が積極的で行政はやる気のなかった昭和にはなかなか見られなかったこと。時代が完全に平成に変わり、人々が何でも行政任せ・行政の責任にするようになったことを実感した出来事でした。

9月には十勝沖地震で釧路空港(北海道)の旅客ターミナルの天井板が落下。その後、大空間での天井板の設置基準が強化されるなど、建築業界に大きな影響を与えています。

この年、静かに幕を下ろしたのが礼文空港(北海道)の定期便です。平成後半に休止空港となるきっかけとなりました。離島空港の維持問題が、徐々に拡がりを見せたわけですが、ほとんどの人は、気にもしていませんでした。

平成十五年 空港の主な出来事
01月:TCAT チェックイン手続 廃止(12/31最終手続)
03月:礼文空港 定期便消滅
07月:能登空港 開港
08月:那覇空港 沖縄モノレール乗り入れ
09月:宮古空港 台風14号で管制塔破損(翌日再開)
09月:釧路空港 十勝沖地震で管制塔、ターミナル天井破損
10月:新多良間空港 開港、旧多良間空港 廃港(多良間空港 移転)
10月:社会資本整備重点計画 開始
10月:宇宙航空研究開発機構(JAXA) 設立(調布飛行場、名古屋飛行場等の空港にも拠点有)

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平成15年開港の能登空港は、道の駅・行政施設の併設、搭乗率保証等の様々な取組みが注目を集めました。


特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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2019年04月14日

空港から振り返る平成14年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成十四年


平成十四年は、航空業界が激動した年でした。

3月、新興航空会社の北海道国際航空(ADO)が破綻。10月には、大手航空会社の日本航空(JAL)と日本エアシステム(JAS)が経営統合します。

JAL・JAS統合で大手三社の横並び均衡が崩壊。大手航空会社でガチンコ勝負することになった全日本空輸(ANA)は、このあと、なりふり構わぬ施策を次々に進めていくことになります。
例えば、利用者向けでは、一万円乗り放題を企画したり、50便に一便で全員に一万円キャッシュバックキャンペーンを開催したりと、びっくり企画を敢行。経営面では、ADOをはじめとした新興航空会社に出資するという方法で実質的な規模拡大を進めるなど、競争激化へ備えていきます。

日本各地の空港は、大手三社が入ることをベースに造っていたために、JASが抜けて空のチェックインカウンタが目立つ所も出てくることにもなりました。

この年注目を集めたのは、4月に供用開始された新東京国際空港(千葉県/現・成田国際空港)の暫定平行滑走路。開港から24年も経て、2本目の滑走路が、暫定ながら、やっと整備されました。あらゆる分野で世界から周回遅れになりつつあった日本の置かれた象徴的状況を、少しだけ取り戻した、そんな感じでした。

平成十四年 空港の主な出来事
02月:K-CAT 廃止(1/31チェックイン最終手続・2/7アクセス船舶便最終運行、日本唯一の船舶アクセスのシティチェックイン施設機能消滅)
03月:大分空港 新ターミナル開館
04月:新東京国際空港 暫定平行滑走路(2,180m)供用開始
04月:OCAT チェックイン手続 廃止(3/31最終手続)
06月:ADO 破綻
07月:TCAT 出国手続 廃止
09月:Kyoto-CAT 廃止(8/31チェックイン最終手続、日本唯一の手荷物受託までできる鉄道アクセスのシティチェックイン施設機能消滅)
10月:大島空港 滑走路1,800mでジェット化
10月:JAL・JAS 経営統合
10月:新東京国際空港 芝山鉄道開業
12月:新東京国際空港 第1ターミナル第3サテライト開館

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平成日本の航空で消えたものの象徴的な存在が平成直前にTDAから社名変更したJASでした。
平成で日本から消えたマクドネル・ダグラスMD-87機を、平成で消えた旧北九州空港で。


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ラベル:成田 ANA JAS JAL ADO 平成
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2019年04月13日

空港から振り返る平成13年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成十三年


平成十三年、既に伊豆諸島へのコミューター路線の拠点となっていた調布飛行場(東京都)が正式な空港に昇格。東京都の空港運営が注目を集めます。

この年は、日本では、一極集中、瀬戸内の空港の整備が進みました。
施設の拡張では、山口宇部空港(山口県)が滑走路を2,500メートルに延長。岡山空港(岡山県)、広島空港(広島県)でも滑走路の3,000メートル化が実施されました。

この後に大きな影響が出たのが、この年9月起こった米国の同時多発テロです。
航空業界への影響はとにかく大きく、各空港では様々な保安体制の強化が進みました。利用者にとっては保安検査に時間がかかるようになり、持込禁止品をより気にしなければならなくなるなど、とにかく飛行機に乗る面倒くささが目立つ事態に。空港運営者にとっても、整備に多額の費用が必要で、数年後に弟子屈飛行場が廃止になるきっかけにもなってしまいました。
さらに、便利な施設だったシティチェックイン施設(シティエアターミナル)での手荷物受託ができなくなり、次々に施設が閉鎖されることにもなってしまいました。

世界の出来事が直接身近に影響することを実感した一年でした。

平成十三年 空港の主な出来事
01月:広島空港 滑走路3,000m化
03月:調布飛行場 空港として供用開始
03月:山口宇部空港 滑走路2,500m化
03月:松山空港 芸予地震で液状化発生
09月:米国同時多発テロ(旅客機が使われたことでその後の航空保安強化に繋がる)
10月:岡山空港 滑走路3,000m化

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のんびりとした時間が流れる調布飛行場は戦中からあるも空港化したのは平成13年


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2019年04月12日

空港から振り返る平成12年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成十二年


平成十二年、山口宇部空港(山口県)と旭川空港(北海道)で新ターミナルがオープン。3月には天草飛行場(熊本県)が開場しました。
天草では、開場と同時に、天草エアラインが飛び始めます。利用があるかどうかも危ぶまれた地方の離島空港を地域コミューターで支えるひとつのモデルケースとなりました。

この年、三宅島で雄山が噴火しています。全島避難が行われ、8月に三宅島空港(東京都)が長期の一時閉鎖に入りました。
さらに、10月には鳥取県西部地震の影響で、美保飛行場(米子空港/鳥取県)が、滑走路に亀裂が入り、5日間も閉鎖を余儀なくされる事態に。
災害の影響が長引きました。

平常時も災害時も、それぞれの空港を運営する難しさを痛感する出来事が起こった一年でした。

平成十二年 空港の主な出来事
02月:女満別空港 滑走路2,500m化
03月:天草飛行場 開場、AMX 定期便就航
03月:東京国際空港 新B滑走路供用開始(2,500m)
03月:山口宇部空港 新国内線ターミナル開館、旧ターミナルを国際線ターミナルに変更
05月:旭川空港 新ターミナル開館
06月〜08月:三宅島空港 雄山噴火に伴う空港閉鎖開始(8月以降平成20年まで閉鎖継続)
07月:福島空港 滑走路2,500m化
07月:新東京国際空港 第1ターミナル第2サテライト開館
10月:美保飛行場 鳥取県西部地震の影響で滑走路に亀裂・閉鎖(5日間閉鎖)
11月:釧路空港 滑走路2,500m化

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天草に新しい空港が開港。同時に天草エアラインが就航しています。


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2019年04月11日

SJO_新ブランドSPRINGへ

□SJO 新ブランド策定し今春からSPRINGに統一へ

春秋航空日本(SJO)は10日、同日から新ブランド「SPRING」を採用すると発表しました。社名は変更はなく、新ブランドを展開するとしています。

SJOが採用を決めたのは新しいブランド名。ブランド名変更に合わせてロゴマーク、タグライン、機体デザイン、キャッチコピー、ホームページ、成田空港カウンター、機内誌も変更するとしており、新しい機体デザインも発表されています。

新しいブランド名は「SPRING」。「経営の3S(Safety 安全・Sincerity 誠意・Smile 笑顔)を主要価値としながら、
さらにお客さまにココロ躍る空の旅を提供し、飛躍するLCCを目指す」としている同社のビジョンを「お客さまに感じていただけるブランドづくり」にしたとしています。

SJOでは、これまで、会社名である春秋航空日本と略称のSPRING JAPAN(スプリング・ジャパン)の二種類の名称を展開しており、就航地の空港でも二つの名称が混在しています。

今回、社名の「春秋航空日本株式会社」については変更ありませんが、今後は新しいブランド名に順次刷新していくとしています。
ただ、刷新はまだ開始されたばかりで、公式サイトの「会社紹介」や「SPRING JAPANと春秋航空との違いは?」といったページですらも、SPRING JAPAN(スプリング・ジャパン)の名称が用いられている状況です。

Spring Japan 新ブランド始動(SJO公式サイト)
https://jp.ch.com/help/News/361b7b07c0a744aba6e743e302133bd3.Html
ラベル:SJO
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空港から振り返る平成11年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成十一年


平成十一年は、紋別空港(北海道)が新空港に移転しました。名古屋空港(現・名古屋飛行場/愛知県)、福岡空港(福岡県)、宮崎空港(宮崎県)と次々に新しい国際線施設ができ、国際化の波が感じられた一年。そして、のちに繋がる出来事がたくさん起こった一年でした。

名古屋空港の新国際線ターミナルは、のちにショッピングモールとして再利用される建物でした。

また、この後の空港ターミナル整備に大きな影響を与えたのが、この年の7月に発生した全日空61便ハイジャック事件です。出発客と到着客が混在する構造に問題があることが分かり、以後建てられる空港ターミナルは、出発と到着を分離するのが必須になりました。

さらに、この年の9月に、山口宇部空港(山口県)が台風18号の高潮の影響で冠水(床上浸水)。その後海沿い空港で津波対策が進むなど、大きな影響を与えました(それでも平成23年の仙台空港や平成30年の関西国際空港などで冠水被害が出ています)。

サービス面では、1月に新東京国際空港(千葉県)がPSFCの徴収を航空券発券時に徴収する方法に変更(オンチケット化)。このあと、多くの空港では、航空券に含ませる方法が一般的になりました。

平成十一年 空港の主な出来事
01月:新東京国際空港 PSFCの徴収方式を航空券発券時徴収に変更(オンチケット化)
02月:宮崎空港 国際線施設開館
03月:新東京国際空港 第1ターミナル北ウイング・中央ビル新館 開館
04月:名古屋空港 国際線ターミナル(現・エアポートウォークの建物)開館
05月:福岡空港 新国際線ターミナル開館、旧国際線ターミナルを第3ターミナルに改称
05月:那覇空港 新国内線ターミナル開館
06月:利尻空港 滑走路1,800mでジェット化
06月:福島空港 国際線ターミナル開館
07月:与那国空港 滑走路舗装強化で暫定ジェット化
07月:全日空61便ハイジャック事件発生
09月:山口宇部空港 台風18号で冠水(最高で約1.5メートル、4日後に有視界飛行で暫定再開)
10月:ANA スターアライアンス加盟(日本初の航空連合参加)
11月:新紋別空港 開港、旧紋別空港 廃港(紋別空港 移転)
12月:那覇空港 沖縄型特定免税店(空港内店)開業(日本初の国内線内空港型免税店)

H11.jpg
新紋別空港が開港。搭乗橋はないシンプルなターミナルが完成しました。


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