| 旅客ターミナルの特徴 (写真は令和5年10月撮影) 国内線側が開港に合わせて新設され、平成6年に国際線側を増築したターミナルです。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1・1/2層方式です。 1階にチェックインロビーと到着ロビー、2階に出発ロビーと搭乗待合室、主な物販店・飲食店、3階にコワーキング施設と展望・送迎デッキがあります。館内は教会のようなデザインで、独特な雰囲気があります。 ターミナル内のサインは、濃灰地に白文字が主で、ピクトグラムが色付き枠で囲まれているタイプです。日本語と英語の併記となっています。 平成20年12月にリニューアルが完了しています。 |
| ターミナル前面 (写真は令和5年10月撮影) 白い屋根と細い柱、ターミナル正面のガラス面が非常に目立つ前面です。車道は3車線が接続しています。 |
| 国内線(チェックインロビー) (写真は令和5年10月撮影) 1階ランド側は、左側から国内線チェックインロビー、国内線到着ロビー、国際線チェックインロビー、国際線到着ロビーが並んでいます。 ランド側から見て左側が国内線チェックインロビーです。 |
| 国内線(チェックインカウンタ) (写真は令和5年10月撮影) 建物端の奥にジェットスター・ジャパンのカウンタがあり、その入口横からスカイマーク(SKY)、日本航空グループ(JAL・JAR)、Peach Aviation(APJ)、ANAグループ(ANA・AKX)/ソラシドエア(SNA)/オリエンタルエアブリッジ(ORC)のカウンタが並んでいます。 SNAとORCのカウンタは、ANAのものと一体となっています。 SNAは、全便ANAと共同運航しており、ANAグループのカウンタを利用します。 ORCは、全便ANA、JALと共同運航しており、ANAグループのカウンタを利用します。
平成21年8月の時点では、建物端からORC、JAL、ANAのカウンタが並んでいました。ORCは、元々は長崎航空と称していた、長崎空港の旅客ビルを運営する長崎空港ビルディングが筆頭株主の航空会社。長崎から3路線を運航しており、地域航空として珍しくカウンタを大きく構えていましたが、ANAとの共同運航開始に伴い、平成21年10月に専用カウンタは閉鎖されました。跡地はSKYカウンタに改装されています。平成24年3月に、ANAカウンタの一部を改装してAPJカウンタを新設。平成30年9月には建物端側を掘り込むように改修してJJPカウンタを新設しています。
※平成30年09月06日:JJPカウンタ新設 ※平成24年03月25日:APJカウンタ新設 |
| 国内線(出発ロビー) (写真は令和5年10月撮影) 2階は出発ロビーと搭乗待合室があります。ランド側から見て中央が国内線用、右側が国際線用です。 出発ロビーは高い天井と、教会のような特徴的なデザインが目を引きます。 ロビー周囲は売店と飲食店が多数設置されています。特別室などが多いのも特徴で、ランド側から見て左端に特別待合室が3室と団体待合室3室、中央にビジネスラウンジ1室と特別室2室が配置されています。 |
| 国内線(出発口) (写真は令和5年10月撮影) 国内線出発口は、出発ロビー中央付近に設置されています。離島便もあり便数が多いためか、出発口前には広範囲にわたって整列用のポールが立っているほか、脇にある案内掲示も大きくなっています。 出発口は黄緑色の壁面で囲って目立つようにしてあります。 案内掲示は、濃灰地に白文字の電光掲示が採用されています。 |
| 国内線(搭乗待合室) (写真は平成26年12月撮影) 2階エプロン側は全面に渡って搭乗待合室で、1番-3番、5番-7番までの6か所の搭乗ゲートがあります。 待合室内には航空会社系の2店舗(BLUESKY、ANAFESTA)が出店しています。 |
| 国内線(手荷物受取場) (写真は平成26年12月撮影) 国内線手荷物受取場は1階中央にあります。内部は1番・2番と3番の大きく2か所に分かれています。 |
| 国内線(到着口) (写真は令和5年10月撮影) 国内線到着口は1階中央にあります。到着口は3口が並んでいます。壁面を黄色して目立たせています。 到着案内は大型液晶タイプです。 |
| 国内線(到着ロビー) (写真は令和5年10月撮影) 1階、ランド側から見て中央から右側にかけてが国内線到着ロビーになっています。 中央部分に総合インフォメーションがあるほか、国際線チェックインロビー側にレンタカーカウンタが並びます。売店や飲食店も数店あります。 |
| 国際線(チェックインロビー) (写真は令和5年10月撮影) 1階、ランド側から見て右側に設置されています。 |
| 国際線(チェックインカウンタ) (写真は令和5年10月撮影) 共用カウンタとなっています。
※平成31年01月19日:HKE 就航 ※平成28年10月18日:ASV 就航 ※平成27年10月25日:JNA 運休、拠点撤退 ※平成25年07月24日:JNA 就航 ※平成25年03月31日:大韓航空(KAL)運休、拠点撤退 |
| 国際線(出発ロビー) (写真は令和5年10月撮影) 2階ランド側から見て右側に、国際線の出発ロビーがあります。 出発口の目の前付近は天井が低いですが、その手前は天井が高い開放感ある空間になっています。国内線搭乗待合室を眺められるガラス張り区域があり、カプセルトイコーナーが設けられています。 出発口手前には就航先に関する情報コーナーがあり、中国の世界遺産の紹介映像が流れています。 |
| 国際線(出発口) (写真は令和5年10月撮影) 2階、ランド側から見て右端側に設置されています。ロビーから見るとやや奥まった見づらいところにあります。 出国待合室内には免税売店も設置されています。 |
| 国際線(到着口) (写真は令和5年10月撮影) 1階、ランド側から見て右端に配置されています。出口は2か所です。 |
| 国際線(到着ロビー) (写真は令和5年10月撮影) 1階、ランド側から見て右端側が国際線到着ロビー区域になっています。 |
| 売店 (写真は令和5年10月撮影、売店区画) 売店は2階出発ロビーを中心に多数の店舗が出店しています。
・1階:1店舗(セブンイレブン) ・2階:10店舗(売店区画側(エアポートショップMiSoLa-海空-、みろくや、長崎一番、福砂屋、I LOVE CUSTARD NEUFNEUF、和泉屋、ハウステンボス、岩崎本舗)、中央側(ANAFESTA、STLOCAL)) ・2階国内線搭乗待合室内:2店舗(JAL PLAZA、ANAFESTA) ・2階国際線搭乗待合室内:1店舗(免税売店)
MiSoLaが総合売店でレジを中央に集約。周りに専門店が点在しています。ハウステンボスは地元の大規模テーマパーク、STLOCALは地元の街歩きアプリのグッズを扱う珍しい売店です。売店区画が非常に多いので、色々回って楽しめます。 空港限定商品はいくつか見られる程度です。
※令和06年05月28日:チョコレートハウス 閉店 ※令和05年11月13日:V・VAREN PORT 閉店 ※令和05年10月01日:BLUESKYをJAL PLAZAに変更 ※令和05年08月05日:STLOCAL 開店 ※令和04年12月12日:長崎一番 移転 ※令和04年12月01日:セブンイレブン ANAカウンター横に移転 ※令和04年08月?*日:まるなか本舗コーナー 閉店 ※令和04年05月13日:やまや 開店 ※令和03年03月20日:I LOVE CUSTARD NEUFNEUF 開店 ※令和03年03月01日:スカイショップ(櫻林コーナー併設) 閉店 ※令和03年02月24日:福砂屋 1階から2階に移転 ※令和03年?*月**日:#99 SWEETS AVENUE 閉店 ※令和**年**月**日:長崎県農水産物アンテナショップ 閉店 ※平成30年06月26日:エアポートショップをエアポートショップMiSoLa-海空-にリニューアル ※平成30年06月14日:#99 SWEETS AVENUE 開店 ※平成30年04月27日:V・VAREN PORT 開店 ※平成30年04月13日:チョコレートハウス 開店 ※平成30年03月15日:和泉屋 開店 ※平成**年**月**日:いけどき屋、Airport Shop、たらみ 閉店 |
| ショッピングバック (写真は平成21年8月撮影) 長崎空港ビルディング直営売店MiSoLaのショッピングバック。 白地に濃紺、赤、緑の三色で、「NAGASAKI AIRPORT」の大きな文字とグラバー園、崇福寺、大浦天主堂の三つの絵が描かれています。写真では分かりませんが、側面は赤と濃紺一色になっており、ターミナルビル同様、濃い色での表現が好きな県なのでしょうか。 上部にある「PREMIUM NAGASAKI 極上の長崎へ」は、長崎観光のブランドフレーズだそうです。 |
| 飲食店 (写真は令和5年10月撮影、つばき・牡丹) 飲食店は1階と2階に点在しています。
・1階:2店舗(LOG KIT、蜂の家) ・2階:4店舗(スターバックス、鮨どころしょうぶ、つばき・牡丹、お酒の美術館)
※令和06年02月02日:お酒の美術館 開店 ※令和05年?*月**日:エアポート 閉店、つばき・牡丹 開店 ※令和04年09月14日:LOG KIT 開店 ※令和04年08月01日:蜂の家 開店 ※令和02年?*月**日:つばき(1階)、牡丹(1階) 閉店(エアポートに集約) |
| サービス店舗 (写真は令和5年10月撮影、coto Nagasaki Airport) ・1階北側:ハウステンボス案内カウンタ ・2階店舗区画内:ヤマト運輸 ・3階:coto Nagasaki Airport
※令和05年04月30日:木下グループ 新型コロナPCR検査センター 閉店 ※令和05年04月03日:coto Nagasaki Airport 開店 ※令和03年12月30日:木下グループ 新型コロナPCR検査センター 開店 |
| 長崎県ユニバーサルツーリズムセンター (写真は令和5年10月撮影) 1階南側に長崎県ユニバーサルツーリズムセンターがあります。 バリアフリーの観光案内などが充実しています。
※令和03年01月30日:長崎県ユニバーサルツーリズムセンター 新設 |
| ラウンジ (写真は令和5年10月撮影) 2階中央にビジネスラウンジアザレアがあります。 有料で誰でも利用できるほか、特定のクレジットカード所有する当日航空便利用者の場合2時間無料で利用できます。 アルコール飲料などは別料金で提供されています。 空港内に航空会社のラウンジはありません。 |
| 有料待合室 (写真は令和5年10月撮影) 2階南端に特別待合室、有料貸室(3室)があります。 |
| マッサージチェアコーナー、キッズコーナー (写真は令和5年10月撮影) 2階南側、売店区画の脇にマッサージチェアコーナー、キッズコーナー/授乳室があります。入室は無料です。 子供も大人もリラックスできる空港です。 |
▲展望デッキ
▲展望デッキにあるミニ滑走路 | 展望デッキ (写真は令和5年10月撮影) 3階屋上部分は展望デッキになっています。入場無料。 一部に屋根がついており、自販機とテーブル・イスを設置した休憩コーナーもあります。 フェンスは高いものが設置されていますが、目線の高さはワイヤータイプになりました。
遊具が複数置かれているほか、SNS映えを意識した展示、顔ハメパネル、撮影台などがあります。ミニ滑走路で目的地変更も楽しめます。 |
| 展望デッキからのながめ (写真は令和5年10月撮影) エプロン側は、正面にある花文字山の「NAGASAKI」の大きな文字が展開します。ターミナルは滑走路の北東側に位置しており、午前が順光条件です(午後は真正面から光が来ます)。長崎を拠点としているORCが飛んでいるなど、地方空港の割に高頻度で飛行機が離着陸しており、撮影チャンスは多いです。 ターミナルビルは滑走路のちょうど中央付近に設置されており、飛行機が離陸する瞬間はやや斜め気味の撮影になることが多いようです。 |
| 展望デッキ入口 (写真は令和5年10月撮影) 3階展望デッキ入口部分には航空系の展示があります。 航空機のタイヤが置かれているほか、航空機製造工場の動画を配信しています。また、就航している飛行機の模型が並べられており、ORCの模型はATR社幹部のサイン入りというレアなものになっています。 |
| 駐機場 (写真は平成26年12月撮影) ORC運航便などで南北端側スポットの地上搭乗・降機となる場合、徒歩でのアクセスとなるため、乗降機時に駐機場を地上レベルから眺められます。 大規模空港では、搭乗橋の整備が進み、オープンスポットだとバス輸送のことが多いですから、比較的珍しいかもしれません。 |
| グッバイコーナー (写真は令和5年10月撮影) 2階国際線出発ロビーと国内線搭乗待合室の間にはグッバイコーナーと称するガラスで区切られた場所があります。二つの区画の間に電話が設置されており、出発ギリギリまで、見送り客と搭乗者で会話ができます。 コーナー脇にビーチクラフト機のフライトシミュレーターが置かれています。 |
▲モニュメント(長崎の鐘とフォトスポット)
▲モニュメント(龍のステンドグラス)
▲モニュメント(切手の長崎空港) | モニュメント (写真は令和5年10月撮影) 建物自体が教会の内装をイメージにしたデザインでモニュメント的。最も目立つモニュメントは屋上に設置されている長崎の鐘でしょうか。平成8年に増設されたものです。 館内には様々な展示物があります。中央の1階から2階に上がる階段天井には龍のステンドグラス、壁には陶板壁画、1階国内線到着ロビーには柱に龍が巻き付いています。国際線到着ロビーには、航空業界を取り上げたNHKの連続テレビ小説舞い上がれでも話題となったバラモン凧が飾られています。 2階国際線出発ロビーには兵馬俑像、壁面に地元中学生制作の切手でできた長崎空港、壁面には就航先に関連した展示があります。 |
| タイムカプセル (写真は令和5年10月撮影) 1階国内線到着ロビーにはタイムカプセルが展示されています。 2015年の40周年記念祭でメッセージを封印したもので、50周年に開封するとしています。 |
| バスのりば (写真は令和5年10月撮影) 路線バスのりばは、前面北寄りにあります。バス乗車券売り場は自動券売機コーナーです。 路線バスのりばは5か所(長崎駅前まで約40分、昼間20分に1本程度)。また、7番のりばから佐世保駅みなと口行の乗合ジャンボタクシーが運行しています。(約55分)
■1番 国際線降車専用 ■2番 佐世保方面(佐々バスセンター行・松浦町国際通り行=西肥自動車) ■3番 大村方面(諫早駅前行(長崎医療センター経由あり)=長崎県交通局) ■4番 長崎駅前行(浦上経由(バイパス内各停便あり))=長崎県交通局 ■5番 長崎駅前経由ココウォーク茂里町行(出島道路経由)=長崎県交通局・長崎自動車
■路線変遷 ※令和05年10月29日:おおむらかもめライナー 大村IC行 運休 ※令和05年08月28日:本諫早駅前行 運休 ※令和04年09月23日:おおむらかもめライナー 大村IC行(大村市・大村市タクシー協会) 新設 ※令和03年03月28日:長崎駅前行(浦上・住吉経由=長崎県交通局) 運休(3/27最終運行) ※令和02年03月29日:長崎駅前行(住吉・道の尾経由=長崎自動車) 運休(3/28最終運行) ※令和元年10月01日:島原港行(島原鉄道) 運休(9/30最終運行)、本諫早駅前行(島原鉄道) 新設 ※平成30年01月09日:JR大村駅行 運休(1/8最終運行) ※平成29年12月23日:空港エクスプレスおむらん号 JR大村駅行(合同タクシー・大村ラッキータクシー) ※平成29年12月07日:JR大村駅行・大村IC行 運休(12月6日最終運行) ※平成29年09月08日:空港エクスプレスおむらん号 JR大村駅行・大村IC行(合同タクシー・大村ラッキータクシー) 新設 ※平成27年12月01日:松浦町国際通り行 新設 ※平成27年03月29日:ハウステンボス行・佐世保駅前行(高速道路経由) 運休 ※平成27年01月06日:ハウステンボス行・佐世保駅前行(高速道路経由) 新設(実証実験) ※平成25年05月01日:ココウォーク茂里町行(住吉・道の尾経由)を長崎駅前行に延伸 ※平成24年11月01日:長崎駅前行(浦上・住吉経由)、ココウォーク茂里町行(住吉・道の尾経由) 新設 ※平成22年04月01日:佐世保方面大野行 運休 ※平成21年11月20日:島原方面(愛野展望台経由島原外港行・雲仙温泉行・小浜温泉行=島原鉄道バス)新設 |
| 団体バスのりば (写真は令和5年10月撮影) 団体バスのりばが駐車場の南側にあります。雲仙温泉行のバスが発着しています(集合場所はターミナル内です)。
■バス駐車場:雲仙方面(雲仙温泉行=長崎バス観光)
■路線変遷 ※令和05年07月01日:雲仙温泉行 新設(12/1まで) ※令和04年09月09日:雲仙温泉行 新設(2023/2/28まで) |
| 海上アクセス施設(船舶ターミナル) (写真は令和5年10月撮影) 海上空港だけあって、空港島南側には船舶ターミナルもあります。 安田産業汽船により時津行とハウステンボス行が運行されています。(時津まで約25分、1時間に1本程度の運行)
※平成25年02月01日:長与行(大村湾観光汽船) 運休 |
| 海上アクセス施設(船舶ターミナル1階) (写真は令和5年10月撮影) 船舶ターミナルは2階建て。 1階に乗船券売り場、桟橋口があります。 時津行は手前にある自動券売機、ハウステンボス行は奥にある窓口での発券となります。 飲料自販機とトイレ有り。 |
| 海上アクセス施設(船舶ターミナル2階) (写真は令和5年10月撮影) 船舶ターミナル2階には小さな待合室があります。 エレベータ、エスカレータはなく、階段での上り下りとなります。 船の模型とマンガが置かれています。 |
| 海上アクセス施設(桟橋) (写真は令和5年10月撮影) 船舶ターミナルと直接出入りする桟橋が1か所あります。左右に同時着岸が可能です。 |
| 地上アクセス施設(駐車場) (写真は令和5年10月撮影) 鉄道のない海上空港ということもあり、自動車アクセスは重要視されています。ターミナルビル正面に858台収容の有料駐車場があります。 レンタカー各社は、第2ビルや箕島大橋を渡った本土側に出店しています。1階国内線到着ロビーのレンタカーカウンタで受け付けたのち送迎車により送迎となります。 |