2019年04月11日

空港から振り返る平成11年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成十一年


平成十一年は、紋別空港(北海道)が新空港に移転しました。名古屋空港(現・名古屋飛行場/愛知県)、福岡空港(福岡県)、宮崎空港(宮崎県)と次々に新しい国際線施設ができ、国際化の波が感じられた一年。そして、のちに繋がる出来事がたくさん起こった一年でした。

名古屋空港の新国際線ターミナルは、のちにショッピングモールとして再利用される建物でした。

また、この後の空港ターミナル整備に大きな影響を与えたのが、この年の7月に発生した全日空61便ハイジャック事件です。出発客と到着客が混在する構造に問題があることが分かり、以後建てられる空港ターミナルは、出発と到着を分離するのが必須になりました。

さらに、この年の9月に、山口宇部空港(山口県)が台風18号の高潮の影響で冠水(床上浸水)。その後海沿い空港で津波対策が進むなど、大きな影響を与えました(それでも平成23年の仙台空港や平成30年の関西国際空港などで冠水被害が出ています)。

サービス面では、1月に新東京国際空港(千葉県)がPSFCの徴収を航空券発券時に徴収する方法に変更(オンチケット化)。このあと、多くの空港では、航空券に含ませる方法が一般的になりました。

平成十一年 空港の主な出来事
01月:新東京国際空港 PSFCの徴収方式を航空券発券時徴収に変更(オンチケット化)
02月:宮崎空港 国際線施設開館
03月:新東京国際空港 第1ターミナル北ウイング・中央ビル新館 開館
04月:名古屋空港 国際線ターミナル(現・エアポートウォークの建物)開館
05月:福岡空港 新国際線ターミナル開館、旧国際線ターミナルを第3ターミナルに改称
05月:那覇空港 新国内線ターミナル開館
06月:利尻空港 滑走路1,800mでジェット化
06月:福島空港 国際線ターミナル開館
07月:与那国空港 滑走路舗装強化で暫定ジェット化
07月:全日空61便ハイジャック事件発生
09月:山口宇部空港 台風18号で冠水(最高で約1.5メートル、4日後に有視界飛行で暫定再開)
10月:ANA スターアライアンス加盟(日本初の航空連合参加)
11月:新紋別空港 開港、旧紋別空港 廃港(紋別空港 移転)
12月:那覇空港 沖縄型特定免税店(空港内店)開業(日本初の国内線内空港型免税店)

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新紋別空港が開港。搭乗橋はないシンプルなターミナルが完成しました。


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2019年04月10日

SJO_寧波線は4/25就航へ

□SJO 寧波線は4月25日就航へ

春秋航空日本(SPRING/SJO)は10日、4月25日から成田国際(成田)-中国・寧波線を就航すると発表しました。

SJOが就航を発表したのは、成田-寧波線の就航日。4月下旬からの就航することは既に発表済でしたが、今回、4月25日から週4往復で就航すると発表しました。
同路線の就航は、今月から成田で導入されたインセンティブ制度である朝発ボーナスの国際線適用第1号になるとしています。

04/25
◎(国際線)SJO 成田国際-寧波  ( 0→週4)


Spring Japan 成田=寧波線を新規開設(SJO公式サイト)
https://jp.ch.com/Help/News/fe1e8481271b4e6f85a603a5a5046fa0.html
ラベル:SJO 成田 寧波
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伊丹_水素ステオープン

■大阪国際空港(伊丹空港) 水素ステーションをオープン

関西エアポートと岩谷産業は9日、大阪国際空港(伊丹空港)に水素ステーションをオープンしました。

2社がオープンしたのは、燃料電池自動車(FCV)向けの水素ステーション「イワタニ水素ステーション大阪伊丹空港」。9日から伊丹空港旅客ターミナル地区南東部の入口付近にオープンしました。

関西エアポートでは関西国際空港にも水素ステーションを整備しており、両空港間のFCVの利便性が向上するとしています。

岩谷産業は、関西エアポートにも出資しているエネルギー事業会社です。

大阪国際空港内初の水素ステーションをオープン(関西エアポート公式サイト)
http://www.kansai-airports.co.jp/news/2019/2698/J_190409_PressRelease_ITM_HS.pdf
ラベル:伊丹
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空港から振り返る平成10年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成十年


平成十年、日本の航空業界は大きく変革します。自由化の波が到来し、9月にスカイマークエアラインズ(SKY=現:スカイマーク)、12月に北海道国際航空(ADO=現:AIRDO)が定期便の運航を開始。格安運賃で大手に対抗した新興航空会社の登場は大きな話題となりました。地域の航空会社として北海道エアシステム、JAL子会社のジャルエクスプレス(平成26年に日本航空と合併)も定期便を就航しています。
さらに、SKYとADOが拠点とした東京国際空港(羽田空港/東京都)には、11月に京浜急行電鉄が乗り入れ、空港アクセス鉄道でも大きな競争が始まりました。

この年、7月には大館能代空港(秋田県)と佐賀空港(佐賀県)の2空港が開港。3月には羽田空港に暫定国際線ターミナルが開業しています。
羽田の新ターミナルは、このあと数年間で一気に進む、無し崩し的な羽田への国際線就航のひとつのきっかけとなりました。

日本の航空業界に風穴が空き、競争の時代に突入した。それが平成十年でした。

ちなみに、平成10年6月、情報交通ホットラインがスタートしました。

平成十年 空港の主な出来事
02月:新東京国際空港 第1ターミナル第1サテライト開館
03月:新南大東島空港 南大東空港に改称
03月:仙台空港 B滑走路3,000m化
03月:東京国際空港 暫定国際線ターミナル開館
03月:HAC 定期便就航
06月:情報交通ホットラインがスタート(まだ空港情報は取り上げていませんでした)
07月:大館能代空港 開港
07月:佐賀空港 開港
07月:JEX 定期便就航
09月:SKY 定期便就航
11月:東京国際空港 京急羽田空港駅開業、羽田駅を天空橋駅に改称(成田国際空港との間で、日本初の空港間列車運行開始)
12月:ADO 定期便就航

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大館能代空港は秋田県二空港目として開港。あきた北空港とも呼ばれています。


特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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2019年04月09日

(帛)パラオ_新タミ建設開始へ

■パラオ国際空港 日本企業連合が出資する新ターミナル建設開始へ

国土交通省(国交省)は5日、海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)による、パラオ国際空港における旅客ターミナル整備・運営事業への出資を認可し、5日に出融資者の事業参画に係る契約が調ったと発表しました。

今回の案件は、太平洋島嶼国におけるJOINの第1号案件。双日と東京国際空港(羽田空港)の国内線旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデング、JOINの日本企業連合とパラオ政府が現地事業体へ共同出資し、パラオ国際空港の新しい旅客ターミナルビルの建設と既存旅客ターミナルビルの改修、さらにその運営に参画する事業になっています。

新しい旅客ターミナルビルは、延床面積約12,180平方メートル。今月に着工し、来年8月にも供用開始予定となっています。

パラオ国際空港は、コロール郊外にあるパラオ唯一の国際空港。日本からはデルタ航空が成田国際線を就航していましたが、昨年5月に運休後直行定期便はない状態が続いています。

パラオ共和国・パラオ国際空港における旅客ターミナル整備・運営事業へのJOIN出資を認可 〜太平洋島嶼国におけるJOINの第1号案件〜(国交省公式サイト)
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo05_hh_000196.html
(関連記事)パラオ国際空港 羽田の日本空港ビルデングと双日が空港運営事業に参画へ(2017年08月21日配信)
http://johokotu.seesaa.net/article/452875444.html

ラベル:パラオ
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羽田_跡地第2に緑地開園

■東京国際空港(羽田空港) 跡地第2ゾーンに緑地が開園

大田区は1日、東京国際空港(羽田空港)の跡地第2ゾーンに、「ソラムナード羽田緑地」を開園しました。

大田区が開園したのは、ソラムナード羽田緑地。空港島の多摩川沿いに広がる領域にできた細長い緑地で、多摩川の堤防を整備したものになっています。
緑地は、国際線ターミナル地区南西側の部分全長約1.1キロ約11,200平方メートルの計画で、今回は、羽田空港船着場付近の約0.8キロ分が開園しています。緑地部分のほか、誰でもトイレ、展望テラス、休憩施設(パーゴラ、ベンチ)、散策路を整備したとしています。

名称のソラムナード羽田緑地は、昨年9月から10月にかけて実施した名称公募で決定しています。

今回の開通部分は、羽田空港船着場に面しています。これまで船舶就航時のみしか近づけなかった船着場も、常時、入口まで行けるようになりました。

「羽田空港跡地第2ゾーン」内に、「ソラムナード羽田緑地」が開園しました。(平成31年4月1日開園)(大田区公式サイト)
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/sumaimachinami/haneda_airport/kukoatochi/soramunadohanedaryokuti.html

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緑地を工事していた昨年6月の様子。環状八号線の多摩川沿い(写真右側)に工事してきていました。

ラベル:羽田 跡地
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空港から振り返る平成9年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成九年


平成九年は、小規模空港と巨大空港で動きが活発でした。
7月に南大東空港(沖縄県)が新空港に移転。8月、大分県央飛行場(大分県)が空港に指定されました。
北大東空港や久米島空港(沖縄県)など複数の小規模空港で滑走路延長も行われる一方、東京国際空港(羽田空港/東京都)では新滑走路が運用開始されています。

新ターミナルは、拡張に合わせた整備が進みましたが、なかでも羽田空港に整備された、日本で唯一となるボーディングステーションが、新しい搭乗方法として話題となりました(一度消滅しますが平成30年に場所を変えて復活しています)。

大阪国際空港(大阪府)では、大阪モノレールがターミナル前まで乗り入れ、空港アクセスでも巨大空港が注目されました。

巨大な所だけでなく、地方の小さな空港も整備をしっかりしていた、そんな印象を受けた一年でした。

平成九年 空港の主な出来事
03月:中標津空港 滑走路2,000m化
03月:東京国際空港 C滑走路供用開始(3,000m)
04月:利尻空港 新滑走路供用開始(800m)
04月:山口宇部空港 滑走路1,800m化
04月:久米島空港 新タ−ミナル開館
04月:大阪国際空港 大阪高速鉄道大阪モノレール線大阪空港駅開業
07月:新南大東空港 開港、旧南大東空港 廃港(南大東空港 移転)
07月:久米島空港 滑走路2,000mでジェット化
07月:仙台空港 国内線新ターミナル開館
07月:宮古空港 新ターミナル開館
08月:大分県央飛行場 開港(空港に指定)
10月:北大東空港 滑走路1,500m化、新ターミナル開館
10月:東京国際空港 ボーディングステーション使用開始(国内唯一)

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平成9年は南大東空港が新空港へ移転。機材大型化に対応して整備されています。


特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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2019年04月08日

空港から振り返る平成8年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成八年


平成八年は、第7次空港整備五箇年計画の開始の年でした。
国際ハブ空港や国内拠点空港の整備を中心に行うことが示されました。さらに、地域拠点空港は近中距離の国際路線を中心とした国際ネットワークや国内ネットワークの形成に重点を置くことなどが示され、日本各地に国際線が就航する現在に繋がることになります。
昭和から続いてきた空港整備五箇年計画はこの第7次をもって終了、平成15年以降に社会資本整備重点計画へとつながっていきます。

各空港の動きを見ると、平成八年は、3月に南紀白浜空港(和歌山県)が隣接地に移設。滑走路延長で2,000mとなり、ジェット化されたのが最も目立つ空港整備でした。
滑走路延長は同月美保飛行場(米子空港/鳥取県)でも行われ、4月には新千歳空港(北海道)でも新しい滑走路が供用開始になっています。

ターミナルは、釧路空港(北海道)、鳥取空港(鳥取県)で新設された他、仙台空港(宮城県)では国際線区画が増築されました。

7月には宮崎空港(宮崎県)に九州旅客鉄道の新路線が乗り入れます。地方の中規模空港への空港直結鉄道は、日本初の出来事となりました。

地方空港に注目が集まった、そんな一年でした。

平成八年 空港の主な出来事
03月:南紀白浜空港 新空港開港(隣接地移転)
03月:美保飛行場 滑走路2,000m化、ターミナル増改築
03月:仙台空港 新国際線ターミナル開館
04月:第7次空港整備五箇年計画 開始
04月:新千歳空港 B滑走路供用開始
04月:鳥取空港 国際会館開館
07月:新潟空港 ターミナル改築
07月:宮崎空港 九州旅客鉄道宮崎空港線 開業
07月:釧路空港 新ターミナル開館

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南紀白浜空港が移転。隣接地の旧空港は残った滑走路に大きなバッテンが付きました。


特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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2019年04月07日

空港から振り返る平成7年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成七年


平成七年は、1月に阪神淡路大震災が発生しました。
大阪国際空港(大阪府)や前年に開港した関西国際空港(大阪府)は幸いにも大きな被害がなく、震災直後は物資輸送の拠点化。さらに王子公園など多数の臨時ヘリポートが開設され、空からの全容把握や救援輸送が大きくクローズアップされました。
この震災で空の輸送の有効性がはっきりしたことから、神戸沖でも起きていた空港アレルギーともいうべき空港反対の昭和の空気が一変。神戸空港(兵庫県)の整備決定へ動きが加速しました。

この年は、新技術として、計器着陸装置ILS カテゴリーVaの運用がスタートしています。霧が多い熊本空港(熊本県)と釧路空港(北海道)にまず日本で初めて整備され、その後各地に拡がりました(両空港とも現在はカテゴリーVbに更新済み)。視界が悪くても、より安全に着陸することができるようになりました。

平成七年は、多くの人が、自然災害と空港の関わりや、航空輸送の重要性を意識した年だったと言えそうです。

平成七年 空港の主な出来事
01月:阪神淡路大震災発生、王子公園などに臨時ヘリポート多数開設
09月:熊本空港 計器着陸装置ILS カテゴリーVa 運用開始(V以上は日本初)
10月:釧路空港 計器着陸装置ILS カテゴリーVa 運用開始
12月:青森空港 ターミナル(国内線)増築

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ILS カテゴリーVaが運用開始された釧路空港。こんな霧の中でも離着陸できます。


特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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2019年04月06日

南紀白浜_香りによる演出導入

■南紀白浜空港 和歌山素材の香りによる演出を導入

南紀白浜空港の運営を受託している南紀白浜エアポートは4日、和歌山県の地元素材を使用したアロマによる香りによる演出を導入しました。

南紀白浜エアポートが導入したのは、アロマによる香りによる演出。和歌山県の地元素材を使用したもので、搭乗口周辺で香りで演出するとしています。
4日から、和歌山県産「ゆず」を使用した100%天然アロマによる香りを展開しており、「今後も和歌山や季節を感じる地元のフルーツや木材などの香りを導入していく予定」と発表されています。

日本の空港はよく醤油臭いと言われますが、香りを用いた演出は非常に珍しい取り組み。見た目や館内の音だけではない、館内演出に注目です。

和歌山の素材を用いたアロマによる香りのおもてなしを開始(南紀白浜エアポート公式サイト)
http://shirahama-airport.jp/application/files/7315/5436/8663/PressRelease20190404_aroma-omotenashi.pdf
ラベル:南紀白浜空港
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関空_連絡橋4/8完全復旧へ

■関西国際空港(関空) 空港連絡橋4月8日に6車線完全復旧へ

国土交通省(国交省)は5日、関西国際空港(関空)連絡橋について、4月8日朝に上下計6車線に完全復旧すると発表しました。

国交省が発表したのは、関空連絡橋の完全復旧日。関空連絡橋では、昨年9月の台風21号でタンカーが衝突して以来、車線規制が続いていますが、4月8日の朝には上下線各2車線の計4車線から上下線各3車線の計6車線にし、完全復旧するとしています。

関西国際空港連絡橋6車線確保について 〜平成31年4月8日の朝に完全復旧〜(国交省公式サイト)
http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001159.html
ラベル:関空 台風
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中部_検査場改修しPSSC導入へ

■中部国際空港(セントレア) 保安検査場改修しPSSC導入へ

中部国際空港(セントレア)は5日、国際線保安検査場を改修し、旅客保安サービス料(Passenger Security Service Charge=PSSC)を導入すると発表しました。

セントレアが実施するのは、国際線保安検査場の改修。工事期間は4月8日〜8月で、高性能X線検査装置とスマートレーンを設置するとしています。
この改修に伴い、国際線出発客を対象に、新たにPSSCを導入することも発表されました。金額は大人・小人とも1人あたり340円で、航空券購入時に航空運賃に含ませるオンチケット方式で徴収するとしています。 6月1日以降発券・9月1日以降搭乗分から適用される予定です。

セントレアでは、国際線出発の場合、旅客サービス施設使用料(PSFC)を導入済み。今年1月からは出国税(国際観光旅客税)も徴収されています。
PSSCは、成田国際、関西国際に次いで3空港目の導入となります。

国際線保安検査場の改修ならびに旅客保安サービス料の導入について(セントレア公式サイト)
https://www.centrair.jp/whatsnew/1206002_1429.html
ラベル:中部国際空港
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空港から振り返る平成6年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成六年


平成六年と言えば、関西国際空港(関空/大阪府)の開港が一番の話題だったでしょうか。世界初の完全な人工島空港は、この年の9月に誕生しました。
関空開業に合わせて、船舶アクセスを活用する神戸シティ・エア・ターミナル(K-CAT)が神戸ポートアイランドに、鉄道で受託手荷物輸送まで担うなんばシティ・エア・ターミナル(なんばCAT)が南海電鉄難波駅に開業。船舶用、鉄道用として、いずれも日本初となるシティチェックイン施設が二つ開業しています。
関西圏では、関空に先立ち、5月に但馬飛行場(兵庫県)が開場するなど、大いに盛り上がりました。

この年始まった新サービスは、本邦航空会社が公式サイトを開設し始めたのが注目。10月に日本エアシステムがホームページを一般公開しています。

6月には新千歳空港(北海道)が、便数限定とはいえ24時間運用化。空港の深夜早朝時間帯の活用を意識するきっかけとなりました。

一方、下地島空港(沖縄県)では定期便が消滅。離島空港受難の時代が密かに始まります。その後定期便無しの状態が四半世紀も続くとは、この時、誰も予想していなかったでしょう。

既に崩壊していたバブルのように、華やかな話題が続く中で綻びが出始めた、そんな一年が平成六年でした。

平成六年 空港の主な出来事
01月:新広島空港 広島空港に改称
04月:名古屋空港 中華航空140便が墜落(平成に日本で起きた航空事故で犠牲者数最多)
04月:関西国際空港 関空連絡橋 開通
05月:但馬飛行場 開場
06月:新千歳空港 24時間運用開始
06月:関西国際空港 空港連絡鉄道(西日本旅客鉄道関西空港線・南海電鉄空港線) 開業
07月:松本空港 滑走路2,000mでジェット化
07月:下地島空港 定期便消滅
09月:関西国際空港 開港
09月:K-CAT 開業(日本初の船舶アクセスのシティチェックイン施設=平成14年に閉鎖)
09月:なんばCAT 開業(日本初の手荷物受託できる鉄道アクセスのシティチェックイン施設=平成13年に閉鎖)
10月:JAS WEBサイト一般公開(本邦航空会社初)
11月:慶良間空港 供用開始(滑走路800m)
12月:松山空港 国際線ターミナル開館

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平成6年には完全な海上空港関西国際空港が開港しました。


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2019年04月05日

新千歳_国際増築のホテル決定

■新千歳空港 国際線増築部分のホテル決定

新千歳空港ターミナルビルディングは4日、新千歳空港国際線旅客ターミナルビルの増築部分に新設するハイクラスホテルの運営事業者と名称を決定したと発表しました。

今回決定した運営事業者は、エアターミナルホテルなども運営している碧雲堂ホテル&リゾートに決定。ホテル名称は、PORTOM INTERNATIONAL HOKKAIDO(ポルトム インターナショナル 北海道)にしたと発表しました。

新ホテルは2020年1月に開業予定で、国際線旅客ターミナルビル増築部分の4階〜8階に整備されます。4階にレセプションをはじめ、レストラン2店舗、カフェ、ショップ、茶室、スパ、宿泊者専用施設として温浴施設、ジム、ゲストサロン、ギャラリーを整備するとしています。
5階〜8階は客室で、1階には車寄せ・エントランスも設置される予定です。

国際線旅客ターミナルビルの増築部分は、今年8月に旅客取扱部を供用開始する予定で、ホテルを含め、来年3月に完成の予定です。

ハイクラスホテルの運営会社を「株式会社碧雲堂ホテル&リゾート」に決定(新千歳空港ターミナルビルディング公式サイト)
http://www.new-chitose-airport.jp/ja/corporate/press/pdf/pdf-20190404_portom.pdf
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空港から振り返る平成5年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成五年


平成五年は、3月に福島空港(福島県)、7月に石見空港(島根県)、10月には新広島空港・広島西飛行場(広島県)と、新空港が続々と開港しました。
9月には東京国際空港(東京都)が沖合展開し、まだまだバブリーな印象が抜けなかった西旅客ターミナルが新設されました。
新ターミナルは、3月に岡山空港(岡山県)と富山空港(富山県)、7月に秋田空港(秋田県)で新国際線ターミナルがオープンし、地方空港の国際化が意識されました。

さらに、この年、伊豆諸島の島々では、東邦航空によりヘリコミューターが飛び始め、新しい形での空の輸送が注目されました。

新サービスとしては、日本航空や全日本空輸で日本人向けのマイレージプログラムがスタートしています。また、全日本空輸の特別塗装機が大人気となり、空港にカメラを抱えたファンが押し寄せる現象も起こり、空港に足を運ぶ人々が増えるきっかけとなりました。

空港の新しい動きが花開く。平成五年はそんな一年でした。

平成五年 空港の主な出来事
01月:JAL 日本地区でマイレージサービス開始(JALスカイプラス=本邦航空会社初)
03月:福島空港 開港
03月:岡山空港 滑走路2,500m化、国際線ターミナル開館
03月:富山空港 国際線ターミナル開館
03月:福岡空港 福岡市地下鉄福岡空港駅開業
04月:東京国際空港 京急羽田駅(現天空橋駅)開業
07月:石見空港 開港
07月:秋田空港 国際線ターミナル開館
07月:出雲空港 新ターミナル開館
07月:奥尻空港 北海道南西沖で滑走路陥没亀裂、定期便2日間運休
08月:TAL ヘリコミューター(東京愛らんどシャトル)運航開始
09月:東京国際空港 沖合展開、新ターミナル開館、東京モノレール羽田空港駅(現羽田空港第1ビル駅)と新整備場駅開業・羽田駅(現天空橋駅)移転・羽田整備場駅を整備場駅に改称
09月:ANA 特別塗装機マリンジャンボ就航(特別塗装の先駆け)
10月:新広島空港 開港、旧広島空港 広島西飛行場に変更
11月:ANA 国際線マイレージサービス開始(プログラムA)

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多くの空港が開港した平成5年。福島はそのうちの一つで、ソウル線も就航していました。


特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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2019年04月04日

百里_4月バス便時刻変更

■百里飛行場(茨城空港) アクセスバス便時刻変更(2019年4月)

04/20
◎茨城交通 茨城空港4番-海浜公園西口( 0→ 1*)*土日祝のみの運行

04/04
×茨城交通 茨城空港4番-JR宇都宮駅西口(週2→ 0)※3/31最終運行


04月20日:
国営ひたち海浜公園方面が運行されます。5月12日までの期間限定運行で、土日祝のみの運行。途中停留所なし。海浜公園西口まで約45分1,500円。
04月04日:
宇都宮方面が運休となります。

[臨時バス] 期間限定で茨城空港〜海浜公園西口(国営ひたち海浜公園)間の臨時便を運行します(茨城交通公式サイト)
http://www.ibako.co.jp/contents/newsrelease/2019/03/19188.html
[ダイヤ改正] 茨城空港−宇都宮線3月31日ダイヤ改正・4月1日運行を終了します(茨城交通公式サイト)
http://www.ibako.co.jp/contents/newsrelease/2019/03/19075.html
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空港から振り返る平成4年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成四年


平成四年は、7月、神津島空港(東京都)が誕生。のちに大分県央飛行場となる豊肥地区農道着離陸場(大分県)も開場しました。
この年は、調布飛行場(東京都)が東京都営化、慶良間空港(沖縄県)が沖縄県営化されるなど、都道府県営の空港がクローズアップされました。

さらに、新ターミナルが多くの空港で登場。
7月にオープンした新千歳空港(北海道)や12月に新設された新東京国際空港(千葉県)の第2ターミナルは商業施設を充実させ、新しい空港のサービスが話題となりました。

平成四年は、平成の新しい空港像を感じられる一年となりました。

平成四年 空港の主な出来事
02月:札幌飛行場 新ターミナル開館
03月:大分空港 国際線ターミナル開館
04月:豊肥地区農道着離陸場(現:大分県央飛行場) 開場(開場時は農道離着陸場)
04月:高松空港 国際線ターミナル開館
07月:神津島空港 開港
07月:調布飛行場 都営化
07月:新千歳空港 新ターミナル開館、新千歳空港駅開業
07月:新得町農道着離陸場 開場(農道離着陸場)
11月:慶良間空港 県営化
12月:仙台空港 B滑走路2,500m化
12月:新東京国際空港 第2ターミナル開館

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東京都の離島で平成になってから新空港。平成4年には神津島空港が開港しました


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2019年04月03日

空港から振り返る平成3年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成三年


この年から第6次空港整備五箇年計画が始まりました。
従来進められてきた量よりも質に重点を置いた計画が進みます。3年後に開港する関空整備をはじめ、新東京国際空港(現・成田国際空港)、東京国際空港を合わせた、三国際空港の拡張が進められていきます。一般空港は引き続きジェット化・大型化、地方拠点空港のターミナル地域の整備や国際化の推進が図られました。

そんな量から質への転換点だったのか、平成三年、空港の世界では、量でも質でも新しい形での動きが目立ちました。

量の部分では、1月枕崎飛行場(鹿児島県)、10月に庄内空港(山形県)が開港します。
枕崎は、新しい空港の形となる、日本初のコミューター空港として開港。庄内は、山形県で二空港目となるもので、一県二空港の整備が、このあと暫く続くきっかけにもなりました。
空港ではありませんが、10月には、農林水産省が進めた農道離着陸場整備事業によって笠岡地区農道離着陸場(岡山県)が開場しています。

一方、質の部分ではアクセス交通の充実が目立ちました。
新東京国際空港(千葉県)で、3月にターミナル直結の成田空港駅が開業。12月には大分空港(大分県)でホーバークラフトがターミナル地区まで乗り入れます。
空港ターミナル直結のアクセスが重要であることが知れわたるきっかけになりました。

平成三年 空港の主な出来事
01月:枕崎飛行場 開場
01月:東京国際空港 京急穴守稲荷駅-羽田空港駅間営業休止
03月:出雲空港 滑走路2,000m化
03月:新東京国際空港 成田空港駅開業、東成田駅改称
04月:第6次空港整備五箇年計画 開始
04月:新高松空港 高松空港に改称
10月:庄内空港 開港
10月:笠岡地区農道離着陸場 開場(日本初の農道離着陸場)
12月:松山空港 滑走路2,500m化、新ターミナル開館
12月:大分空港 新ターミナル(到着専用)開館、ホーバークラフト空港内乗入れ開始

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大分空港でホーバークラフトの専用路がターミナル脇まで延伸、アクセス利便が向上しました。


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2019年04月02日

三沢_4月バス便時刻変更

■三沢飛行場 アクセスバス便時刻変更(2019年4月)

04/02
◎MISAWAぐるっとバス 星野リゾート青森屋-三沢空港-屋内温水プール-斗南藩記念観光村( 0→ 3)※土日祝のみ
◎MISAWAぐるっとバス 星野リゾート青森屋←三沢空港←斗南藩記念観光村(空港発0・空港行→0・1)※土日祝のみ

04月02日:
無料のMISAWAぐるっとバスが時刻変更されます。土日祝日のみの運行(一部平日も運行)。7/18-8/26は毎日運行となります。三沢空港から星野リゾート青森屋方面へは乗車できません(星野リゾート青森屋方面から三沢空港へは乗車可)。

MISAWAぐるっとバス情報(三沢航空科学館公式サイト)
http://www.kokukagaku.jp/Cafe/bus.htm
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空港から振り返る平成2年

特集 ニッポンの空港から振り返る平成二年


初めて一年通して平成となった二年目は、昭和から工事が進められてきた滑走路延伸が次々に供用開始となりました。前年に新区画に移転していた中標津空港(北海道)でもジェット化が完了しています。

さらに、宮崎空港(宮崎県)では、南国リゾートの玄関空港として様々な工夫を凝らした新ターミナルがオープンしています。

主要空港ばかりが注目される平成後半からは想像もつかないような、地方空港の新しい楽しみが広がった一年でした。

平成二年 空港の主な出来事
03月:青森空港 滑走路2,500m化
03月:宮崎空港 滑走路2,500m化、新ターミナル開館
07月:鳥取空港 滑走路2,000m化
07月:中標津空港 滑走路1,800mでジェット化
12月:大阪国際空港 関西国際空港開港後も存続することが決定
12月:日本人初の宇宙飛行(秋山豊寛氏、旧ソビエト連邦(現・カザフスタン)の宇宙港バイコヌール宇宙基地から離陸)

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宮崎空港で南国リゾートな雰囲気のターミナルが誕生しました。


特集:ニッポンの空港から振り返る平成
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