2020年10月22日

空港検疫_台湾からの感染続々

◆空港検疫 低感染国台湾から入国者の感染が続々判明、抗原検査の影響?、非公表にも低感染国多数の可能性

台湾の中央流行疫情指揮中心は21日、今月中旬に台湾から日本へ入国した台湾人3人について、日本での空港検疫で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査が陽性となったことを発表しました。1人は日本では行動歴非公表者と発表された人物とみられます。

台湾からの入国者の空港検疫での感染確認に関する台湾当局の発表は14日発表の3人に引き続き今月2度目です。
今回は台湾人3人です。

公表された情報によりますと、3人は、1歳未満男児、30代女、1歳男児。
1歳未満男児は、両親が日本に仕事で長期滞在しており1月に訪台。10日に陰性証明を取得し、12日に日本到着時の鼻咽頭ぬぐい抗原検査(?鼻咽頭ぬぐいは空港検疫ではPCRでは?)で陽性だったと発表されています。一緒に入国した両親は陰性とのことです。
30代女は仕事で訪日。12日に陰性証明を取得し、14日に日本到着時の抗原検査で陽性。20日にPCR検査した結果陰性になっているとしています。
1歳男児は、両親が日本に長期居住しており1月に訪台(父親は2月入台)。9月28日に発熱と呼吸器症状が出たものの、5日は緩和。14日に日本到着時の鼻咽頭ぬぐい抗原検査で陽性だったとしています。一緒に入国した両親は陰性とのことです。

台湾では濃厚接触者を155人と特定。検査対象は147人で、114人はPCR検査陰性、33人はPCR検査と抗体検査ともに陰性であることが確認されたと、きちんと公表されています

空港検疫の発表を確認すると、12日到着分は、1053例目(羽田着台湾から入国の東京都在住者10歳未満男)が該当者とみられます。
一方、14日到着分は、1人は1060例目(羽田着台湾から入国の東京都在住者30代女)が該当者とみられますが、ほかに台湾からの入国者はいません。1061例目として行動歴・居住地非公表の10歳未満男(羽田着)が1人いるので、該当者とみられます。

14日に発表された3人は日本の発表では全員行動歴非公表でした。21日発表分の3人のうち1人も日本の発表では非公表。短期間に台湾からの入国者の検査陽性が6人中4人も非公表者がいることが判明してしまいました。日本の空港検疫で陽性が確認された台湾から入国者は、10人に満たないですが、8月にも1人は非公表者がいることが分かっており、台湾からの入国の陽性者が少なくとも日本が発表している数の1.5倍はいることが分かったことになります。
台湾は、日本と比べても著しくCOVID-19の感染状況が低く、そもそも感染者が出るのも不思議なところ。厚生労働省発表分で行動歴台湾としている人に加えて非公表者もいるのだとすると、低感染国から異常に多くの陽性者が出ている可能性があります。
特に、空港検疫の検査方法がPCRから抗原に変更された7月29日以降、陽性者の低感染国からの入国者の割合が急増(というか爆増)しており、抗原検査の偽陽性・偽陰性割合が異常に高い可能性がますます疑わしくなってきました
ちなみに、これら低感染国からの入国者の感染確認は10歳未満の割合が少し多い印象です(細かい分析は別の機会に、、、)。今回出た2人の乳児は、ともに、唾液抗原ではなく鼻咽頭ぬぐい抗原で検査しています。必要な唾液量を出すのは大人でも大変らしいので、乳児の鼻咽頭ぬぐいの比率が高いと見られますが、唾液より偽陽性が出やすい?ということなのでしょうか。非常に気になるところです。

そして、非公表は、日本人の方が多いことも判明しました。
個人主張の強い外国籍者の方が非公表にしたがるのかと思っていましたが、感染拡大など自分には関係ないとばかりに隠匿体質なのは、政府も個人も日本の方が多いようですね。
今回の3人についても、日本や居住地都道府県(2人は東京と判明)からは、台湾のように後追い確認結果など一切発表されず、感染拡大を抑える気はゼロな印象です。

日本通報檢出3例自台入境COVID-19抗原陽性個案,指揮中心啟動國內疫情調查(台湾衛生福利部 疾病管制署公式サイト/台湾語)
https://www.cdc.gov.tw/Bulletin/Detail/eJ4gVWNrR5xwYMTfqzX1tQ?typeid=9
日本檢出自台入境之無症狀COVID-19陽性個案,我國持續進行疫情調查(台湾衛生福利部 疾病管制署公式サイト/台湾語)
https://www.cdc.gov.tw/Bulletin/Detail/h--vtQcFUnv7T82y7DsGEg?typeid=9
ラベル:検疫 感染症 台湾
posted by johokotu at 22:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする

AMX_冬 路便数変更無

□AMX 冬ダイヤ発表、路線数・便数は夏ダイヤと変更なし

天草エアライン(AMX)は2020年度冬ダイヤ(2020年10月25日〜2021年3月27日)の初期に当たる10月25日〜1月31日の時刻表を発表しました。10月24日までの夏ダイヤと路線数・便数に変更はありません。

国内線のみの就航です。

国内線:路線数・便数変更なし
新設:ありません。
増便:ありません。
減便:ありません。
運休:ありません。

※一部日程にて、使用機材の定期整備作業、乗員定期訓練・審査に伴う運休便があります。

時刻表(AMX公式サイト)
https://www.amx.co.jp/time/
ラベル:AMX
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NCA_冬 既存増便のみ

□NCA 11月ダイヤ発表、既存路線の増便のみ

新中央航空(NCA)は9月28日、2020年度冬ダイヤ期間(2020年10月25日〜2021年3月27日)の初期に当たる11月1日〜11月30日のダイヤを発表しました。

国内線:既存路線の増便のみ
新設:ありません。
増便:10月19日から調布-新島線を1日1往復、調布-神津島線と調布-三宅島線を各週2往復増便します。
減便:ありません。
運休:ありません。

※国際線は未就航の航空会社です。

調布-大島線1日1往復(21日・23日は2往復)、調布-新島線1日3往復、調布-神津島線1日2〜3往復(日水3・月火木金土2=週16往復、23日は3往復)、調布-三宅島線1日2〜3往復(月金3、日火水木土2=週16往復、23日は2往復)、合計1日9往復(週60往復)の運航です。

新型コロナウイルス感染症パンデミック後に減便した状態から若干改善した運航便数になります。
直前と比較すると増便していますが、夏ダイヤ当初の予定(週68往復)と比較すると減便されています。

10/19
○NCA 調布  -新島  ( 2→ 3)
○NCA 調布  -神津島 ( 2→週16)
○NCA 調布  -三宅島 ( 2→週16)


タイムテーブル(NCA公式サイト)
https://www.central-air.co.jp/timetable.html
ラベル:NCA
posted by johokotu at 20:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◆ダイヤの話題 | 更新情報をチェックする

成田_PCRセンター開始へ

■成田国際空港(成田空港) 日医大がPCRセンターを運用開始へ

成田国際空港(成田空港)と日本医科大学は22日、11月2日に成田国際空港PCRセンターを新設すると発表しました。

新設するPCRセンターは、新型コロナウイルス感染症のPCR検査を行う施設で、11月2日に開設するとしています。
成田空港第1ターミナル中央3階と第2ターミナル1階(北側国内線施設)に新設します。
成田は、0時〜6時は原則離着陸禁止ですが、新設するPCRセンターは年中無休24時間営業する予定です。

新施設は、国内空港で初めてPCR検査ラボを併設するものです。RT-PCR法を用いた全自動遺伝子解析装置GENECUBEによる測定とリアルタイムRT-PCR 法を用いたキットSARS-CoV-2 Detection Kit –Multi-を使用した測定を組み合わせて検査。最短2時間で陰性証明書を受領できる運用になります。
日本医科大学が、受付から陰性証明書の発行まで一貫して運営する予定で、同大学付属の医療機関やその他の医療機関で受検した場合でも、陰性証明書を発行するとしています。
同大学付属の医療機関は、付属病院、武蔵小杉病院、多摩永山病院、千葉北総病院、呼吸ケアクリニックの関東地方の5機関。その他の医療機関で受検した場合は、受検した医療機関からの紹介状と検査結果を持参する必要があるとしています。

海外渡航者向けの新型コロナウイルスの検査センターについては、政府が9月中に成田、羽田、関西国際空港の3空港にPCRセンターを開設するという報道が、7月頃頻繁に流れていました。
しかし、国による専用センターは結局設置されず、私立病院を活用する方式になりました。

成田国際空港 PCRセンターを開設します(成田空港公式サイト)
https://www.naa.jp/jp/20201022-PCRcenter.pdf

posted by johokotu at 19:00| 東京 ☀| Comment(0) | 成田国際空港(成田空港) | 更新情報をチェックする

訪日外客_9月入国1万人突破

◆訪日外国人 9月は推計13,700人も入国、出国日本人は減少し31,600人

日本政府観光局(JNTO)は21日、9月の訪日外客数、出国日本人数の推計値を発表しました。訪日外客数は13,700人、出国日本人数は31,600人でした。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響を受け、国際線の利用は極端に減少しています。
推計値の前年同月比は、訪日外客数が99.4%減(前年2,272,883人)、出国日本人数が98.2%減(前年1,751,477人)でした。訪日外客は前月より5千人増加、出国日本人は5千人強減少しています。旅客数は8月に比べ、訪日外客数は約1.5倍です。
訪日外客数は1万人を超え、4月のレベルを超えました。

現在、特定159か国・地域からの入国者の全員に検査が課せられ、一部を除くほとんどの入国者に対して入国後14日間の外出禁止が要請されています。世界各国も似たような制限をしているところが多くなっていますが、それでも、13,700人もの外国人が入国していることが分かりました。最も多いと推定される中国から3,000人入国しているほか、ベトナムから2,700人、韓国から1,400人、タイから1,000人、台湾から800人が入国したとしています。先月より、タイは2.5倍、韓国、台湾は倍増しています。

9月は、成田国際、東京国際、関西国際、中部国際、福岡の5空港で、細々と国際線の運航が続いていました。

訪日外客数(2020 年 9 月推計値)(JNTO公式サイト)
https://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/201021_monthly.pdf
ラベル:感染症 国際線
posted by johokotu at 08:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする

空港検疫10/21_また低感染国確認

■空港検疫 また低感染国からの入国者の感染確認 10月21日発表分

厚生労働省(厚労省)は10月21日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、4月3日0時から全員検査を実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。


空港検疫での感染確認急増中!
ウイルス持ち込み拡大の異常事態収まらず!!

(×××)
10月21日現在
罹 患 率 0.409%
無症状率 95.7%

国内の隠れ感染者数(推定値)42.2万人

(比較用)日 本:罹患率0.074%=感染93,933人、死亡率0.0013%=死亡1,679人/人口約1億2581万人(2020年9月)
(比較用)ウズベキスタン:罹患率0.194%=感染63,831人、死亡率0.0016%=死亡 534人/人口約3,280万人(2019年)←※ロイター公式サイトが分かりやすいです https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/uzbekistan/


※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
元にしている数値が異なるため差異あります。海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。参考程度にお考え下さい。



空港検疫 全員検査結果(10月19日分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
10月4日発表分までの半年分の内容(4月3日〜10月2日までの感染状況)は別にまとめています。

・4/4〜10/04:http://johokotu.seesaa.net/article/477969790.html
・4/4〜10/05:対象222,458人、陽性927人/罹患率0.416%
・4/4〜10/06:対象224,389人、陽性938人/罹患率0.418%
・4/4〜10/07:対象225,776人、陽性943人/罹患率0.417%
・4/4〜10/08:対象227,351人、陽性949人/罹患率0.417%
・4/4〜10/09:対象229,008人、陽性954人/罹患率0.416%
・4/4〜10/10:対象230,698人、陽性963人/罹患率0.417%
・4/4〜10/11:対象232,870人、陽性975人/罹患率0.418%
・4/4〜10/12:対象234,781人、陽性980人/罹患率0.417%
・4/4〜10/13:対象236,524人、陽性985人/罹患率0.416%
・4/4〜10/14:対象237,916人、陽性991人/罹患率0.416%
・4/4〜10/15:対象239,775人、陽性994人/罹患率0.414%
・4/4〜10/16:対象241,519人、陽性998人/罹患率0.413%
・4/4〜10/17:対象243,453人、陽性1,005人/罹患率0.412%
・4/4〜10/18:対象246,179人、陽性1,017人/罹患率0.413%
・4/4〜10/19:対象248,541人、陽性1,025人/罹患率0.412%
・4/4〜10/20:対象250,984人、陽性1,028人/罹患率0.409%

・4/4〜10/21:対象252,470人、陽性1,035人/罹患率0.409%

10月21日時点での罹患率をそのまま日本の人口(9月の推計人口1億2581万人)に当てはめると、感染者の推定人数は約51.5万人になります。
国内のPCR検査陽性者は10月21日0時現在で92,819人ですから、隠れ感染者はあと約42.2万人もいると推定されます。

検査人数は7日ぶりに千五百人を切りました。今日発表分は日曜日後半〜月曜日前半の数値と推定されますが、毎週のように人数が少なめです。それでも、千五百人近くにはなってきました。
感染者は7人増加。検査人数もそれなりにいたため、罹患率は横ばいで、2日連続0.40%代となりました。

厚労省最新発表:新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年10月21日版)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14291.html







空港検疫検査 到着日別詳細結果(10月20日到着分までが反映と推定)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
10月2日着分までの半年分の内容(4月3日着〜10月2日着までの感染状況)は別にまとめています。

4月03日〜10月02日:http://johokotu.seesaa.net/article/477969790.html
10月03日:症状 有0 無6=陽性6人 984・985・986・987・988・989
10月04日:症状 有1 無6=陽性7人 990・991・992・993・994・995・996
10月05日:症状 有0 無7=陽性7人 997・998・999・1000・1001・1002・1003
10月06日:症状 有1 無8=陽性9人 1004・1005・1006・1007・1008・1009・1010・1011・1012
10月07日:症状 有1 無5=陽性6人 1013・1014・1015・1016・1017・1018
10月08日:症状 有0 無6=陽性6人 1019・1020・1021・1022・1023・1024
10月09日:症状 有1 無11=陽性12人 1025・1026・1027・1028・1029・1030・1031・1032・1033・1034・1035・1036
10月10日:症状 有0 無8=陽性8人 1037・1038・1039・1040・1041・1042・1043・1044
10月11日:症状 有0 無2=陽性2人 1045・1046
10月12日:症状 有0 無7=陽性7人 1047・1048・1049・1050・1051・1052・1053
10月13日:症状 有0 無3=陽性3人 1054・1055・1056
10月14日:症状 有1 無5=陽性6人 1057・1058・1059・1060・1061・1062
10月15日:症状 有0 無5=陽性5人 1063・1064・1065・1066・1067
10月16日:症状 有0 無10=陽性10人 1068・1069・1070・1071・1072・1073・1074・1075・1076・1077
10月17日:症状 有1 無8=陽性9人 1078・1079・1080・1081・1082・1083・1084・1085・1086
10月18日:症状 有0 無4=陽性4人 1087・1088・1089・1090

10月19日:症状 有1 無5=陽性6人 1091・1092・1093・1094・1095・1096
10月20日:症状 有0 無7(+4)=陽性7人 1097・1098・1099・1100・1101・1102・1103
 [空港別] 成田5(+2)・羽田2(+2)
 [男女別] 男6(+4)・女1
 [年代別] 10代下0・20代3(+3)・30代4(+1)・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] 中国1(+1)・インド3・ウズベキスタン1(+1)・スイス/フランス1(+1)・非公表1(+1)
 [居住地] 東京1・神奈川1(+1)・新潟1(+1)・愛知2・大阪1(+1)・非公表1(+1)
10月21日:症状 有0 無1=陽性1人 
 [空港別] 関空1
 [男女別] 男1・女0
 [年代別] 10代下0・20代0・30代0・40代1・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] インドネシア1
 [居住地] 滋賀1


合計5人の陽性確認が発表されました。
4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は、10月21日までの202日間で1,027人となりました。
1,027人のうち有症状は44人です。無症状は983人で、無症状率は95.7%です。

本日発表分は、行動歴(渡航元)と居住地両方とも非公表者が1人出ました。
本日発表分は、団体感染が疑われる事例はありませんでした。

ここのところ空港検疫で感染確認が急増している、日本よりも低感染地域からの感染者がまた確認されてしまいました。(中国1人)

厚労省最新発表:新型コロナウイルス感染症の無症状病原体保有者の発生について(空港検疫)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14302.html
ラベル:検疫 感染症
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