2021年04月07日

空港検疫4/7_3日後陽性異常

◇空港検疫 また3日後陽性者、30日間で45人の異常状態 4月7日発表分

厚生労働省(厚労省)は4月7日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、2020年4月3日午前0時から症状の有無や濃厚接触の有無に関係なく、上陸拒否国からの入国者全員検査を実施しています。さらに2021年1月9日午前0時からは非上陸拒否国も含めた入国者全員検査を、緊急事態宣言中限定で臨時的に実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。


()
4月7日現在
罹 患 率 0.398%

無症状率 92.5%

国内の隠れ感染者数(推定値)1.2万人

(比較用)日 本:罹患率0.390%=感染489,576人、死亡率0.0073%=死亡9,279人/人口約1億2548万人(2021年3月)
(比較用)ウクライナ:罹患率4.329%=感染1,820,725人、死亡率0.0872%=死亡36,692人/人口約4,205万人(2019年)←[激増中・ピーク]※ロイター公式サイトが分かりやすいです。 https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/ukraine/


※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。



空港検疫 全員検査結果(4月5日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
3月31日発表分までは別にまとめています。

2020年04月04日〜10月04日:https://johokotu.seesaa.net/article/477969790.html
2020年04月04日〜10月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/478493314.html
2020年04月04日〜11月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/478872998.html
2020年04月04日〜12月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/479429539.html
2020年04月04日〜2021年01月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/479921204.html
2020年04月04日〜2021年02月28日:https://johokotu.seesaa.net/article/480368929.html
2020年04月04日〜2021年03月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/480853712.html

2020年04月04日〜2021年04月01日:対象585,067人、陽性2,321人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年04月02日:対象587,415人、陽性2,328人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年04月03日:対象589,638人、陽性2,342人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年04月04日:対象592,641人、陽性2,357人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年04月05日:対象594,385人、陽性2,368人/罹患率0.398%
2020年04月04日〜2021年04月06日:対象596,689人、陽性2,374人/罹患率0.397%

2020年04月04日〜2021年04月07日:対象598,060人、陽性2,382人/罹患率0.398%

2021年4月7日時点での罹患率をそのまま日本の人口(3月の推計人口1億2548万人)に当てはめると、感染者の推定人数は約49.9万人になります。
国内のPCR検査陽性者は2021年4月7日0時現在で487,108人ですから、隠れ感染者はあと約1.2万人いると推定されます。日本国内の感染者爆増に伴い、どんどんドンドン隠れ感染者推定数が減っています。

検査人数は1,371人と、二千人を切りました。
感染者は8人増加。罹患率は再び悪化しています。
※2021年1月9日到着分(2021年1月11日発表分)から全入国者に対する検査が開始されており、検査数≒入国者数の状況です。(ただし、三日間の強制隔離対象国が徐々に増えてきており、入国直前と三日後の二回検査を受けている人が増加しています。検査数>入国者数に少し偏っていると考えられます。=実際の罹患率は上記数値よりも悪いと思われます。)

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年4月7日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17923.html




















空港検疫検査 到着日別詳細結果(4月6日到着分までが反映と推定、下記の数字には海港検疫の数は含めていません)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
3月31日到着分までは、別にまとめています。

2020年04月03日〜10月02日:https://johokotu.seesaa.net/article/477969790.html
2020年04月03日〜10月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/478493314.html
2020年04月03日〜11月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/478872998.html
2020年04月03日〜12月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/479429539.html
2020年04月03日〜2021年01月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/479921204.html
2020年04月03日〜2021年02月28日:https://johokotu.seesaa.net/article/480368929.html
2020年04月03日〜2021年03月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/480853712.html

04月01日:症状 有0 無14=陽性14人 2382・2383・2385・2386・2387・2388・2389・2390・2392・2393・2395・2396・2419・2421
04月02日:症状 有1 無14=陽性15人 2391・2399・2401・2402・2403・2404・2405・2406・2407・2408・2426・2427・2428・2429・2430

04月03日:症状 有0 無8(+1)=陽性8人 2409・2410・2411・2412・2413・2414・2415・2439
 [空港別] 成田8(+1)
 [男女別] 男5(+1)・女3
 [年代別] 10代下3・20代2(+1)・30代1・40代2・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] イタリア1(+1)・エジプト6・ブラジル1
 [居住地] 東京6・長野1(+1)・愛知1
04月04日:症状 有1 無4=陽性5人 
 [空港別] 成田3・関空2
 [男女別] 男4・女1
 [年代別] 10代下0・20代2・30代1・40代0・50代2・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン1・インド1・アフガニスタン1・ロシア2
 [居住地] 東京1・山梨2・静岡1・兵庫1
04月05日:症状 有0 無3=陽性3人 2431・2432・2433
 [空港別] 成田2・羽田1
 [男女別] 男2・女1
 [年代別] 10代下0・20代0・30代2・40代0・50代1・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン2・パキスタン/ケニア/UAE1
 [居住地] 千葉1・愛知2
04月06日:症状 有0 無5=陽性5人 2434・2435・2436・2437・2438
 [空港別] 成田2・羽田2・関空1
 [男女別] 男4・女1
 [年代別] 10代下1・20代1・30代1・40代2・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] インド1・パキスタン2・ウクライナ2
 [居住地] 茨城1・富山1・大阪1・非公表2

04月07日:症状 有0 無1=陽性1人 2440
 [空港別] 関空1
 [男女別] 男1・女0
 [年代別] 10代下0・20代0・30代1・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] インドネシア1
 [居住地] 東京1


合計7人の陽性確認が発表されました。
3日後陽性者が1人出ています。
2020年4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は2021年4月7日までの370日間で2,361人になりました。
2,361人のうち有症状は175人です。無症状は2,186人で、無症状率は92.5%です。

本日発表分は、行動歴(渡航元)と居住地両方とも非公表者はいませんでした。
6日羽田着ウクライナから入国の在住地非公表者2人(30代女・10代男)が連番確認されており、団体感染が疑われます。

三日後陽性者は1人です。
イタリアから1人です。これで対象国が少し多めに増えた3月5日着から4月3日着までの30日間で45人目となりました。
三日後陽性者は、従来の検疫方法ではすり抜けていた、これまで極々稀に出るだけでほぼ出るわけがないと考えられてきた特異な人たちです。そんな人が1日1人以上出ているというのは流石に多すぎます。とにかくすり抜ける人が多すぎる=これまでの検疫は大失敗だったということがはっきりと証明されてしまっています。


空港検疫での陽性がかなり増えてきていますが、すり抜けギリギリ事例、団体感染疑い例や機内クラスター疑い例が急激に増えています。
パキスタンの勢いが止まりません。


新型コロナウイルス感染症の無症状病原体保有者の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_17935.html


STAY HOME NOW, FLY LATER

ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする

3月4週入国_邦人が激減

◇空港検疫 3月4週目検体数 日本国籍者が激減、年度末需要終わる?

検体数≒入国者数のほぼ判明している状態が11週目に突入


厚生労働省(厚労省)は7日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査状況の3月4週目(3月21日〜3月27日)分の速報値を発表しました。この数字から行動歴別の入国者数が推定できます。

厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。
1月9日から全入国者が検査対象となったため、COVID-19パンデミック後初めて検査数≒入国者数となっています。複数回検査する人や14日以内に複数国滞在した人もいるので、厳密には=ではありませんし、乗員は対象外ですが、検査数が入国者数に限りなく近づきました。

今回発表は、一週間分に過ぎませんが、これまで確認することが出来なかった、行動歴別のほぼ正確な入国者数が11週連続で判明しています。
注意:ここのところ三日間強制隔離(入国時と三日後の二回検査)対象者が増加しているので、検体数>入国者数になっているものと推定されます。

検体数≒入国者が急減、ほぼ日本国籍者
3月4週目は、検査数は14,040件(前週比-3,839件)と、前週から急減しています。
日本国籍者は7,832件(前週比-3,890件)、外国籍者は6,208件(前週比+51件)で、ほぼ丸々日本国籍者の減少でした。年度末帰国が終了したものとみられます。

各国とも減少傾向
国別で見ると、最も入国が多かったのは米国で3,180件(前週比-446件)。二番目以降は中国2,379件(前週比-82件)、韓国920件(前週比-249件)、フィリピン737件(前週比-285件)、タイ567件(前週比-446件)と順番は変わりませんでした。件数は軒並み減少しています。

六番目以降は順番が入れ替わっており、インドネシアが499件(前週比+65件)と増加して六番目。七番目はインド394件(前週比-51件)、八番目は台湾で393件(前週比-239件)、九番目は二週連続の英国で384件(前週比-78件)、十番目はシンガポールが減少し348件(前週比-411件)でした。

この週は、減少した国がほとんどでした。

この他に、ドイツ278件(前週比-463件)が急減しているのが目を引きました。

また、ここのところウクライナからの入国者の陽性が目立っていましたが、46件(前週比-29件、日本国籍者は4週前8件→3週前88件→前々週69件→前週59件→今週4件)と日本国籍者が再び急減しました。日本国籍者が多くいた期間だけ陽性確認が多かった印象でした。

年度末需要?で日本人激減
日本人が多いのは、上位十位までの国では、米国、タイ、英国、シンガポールです。
米国は相変わらず日本人が多く、日本国籍者2,443件・外国籍者737件。これまで差がどんどん開いていましたが、この週は差がやや縮まっています。
タイは日本国籍者488件・外国籍者79件、シンガポールは日本国籍者325件・外国籍者23件、英国は日本国籍者307件・外国籍者77件、いずれの国も減少のほとんどを日本国籍者が占めています。
欧米は日本人が多いのは傾向として変わっていませんね。

日本人と外国人が多い同じくらいなのは、上位十位までの国では、インドネシアと台湾。
インドネシアは、外国籍者が激増し、日本国籍者214件・外国籍者285件でした。
台湾は、前週は日本国籍者の方が明らかに多かったでしたが、日本国籍者214件・外国籍者179件で、日外の差がぐっと縮まっています。

外国人が多いのは、上位十位までの国では、中国、韓国、フィリピン、インドでした。
中国は日本国籍者779件・外国籍者1,600件と差が広がりました。
外国人がずっと多いままの筆頭は相変わらずフィリピンで、日本国籍者120件・外国籍者617件でした。韓国は日本国籍者223件・外国籍者697件、インドは日本国籍者146件・外国籍者248件でした。

この他、十位以内に入っていませんが13位のネパールは外国籍者の方が圧倒的に多く、ほぼ外国籍者です。
一方、11位のドイツ、12位のベトナムが日本国籍者の方が圧倒的に多い状況に変化はありません。
14位のブラジル、15位のロシアは日外近い件数のまま変わりません。

・高感染国が多い欧米からの入国は、日本人が多い
・南アジアからは圧倒的に外国人が多い。

といった傾向が続いています。

この時期に日本国籍者が増えていたということは、年度末・年度初めの異動需要だったのでしょうか。今週は一気に日本国籍者が減りました。
感染爆発が起きた昨年12月の前は、日本国籍者の入国急増(特に欧米からの入国急増)→検疫での陽性者急増→国内の陽性者急増の流れがありました。
同じこと起きないですよね、、、。

罹患状況などの詳細の分析は後日別途で記事にします。

水際対策(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kansenkakudaiboushi-iryouteikyou.html#h2_7


STAY HOME NOW, FLY LATER

ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 22:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする

コロナ_入国規制強化3国追加

◇新型コロナウイルス感染症 入国規制強化に2か国・1地域追加、変異株流行国・地域に新規指定

政府は6日、カナダ(オンタリオ州)、スペイン、フィンランドの3か国・地域からの入国規制を強化することを発表しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の変異種流行国・地域に新規指定します。

新規指定された国々で行われる入国規制強化の内容は、入国後14日間の自主隔離の方法の変更。
入国後最初の3日間は、例外なく全員が、検疫所長の指定する宿泊施設で待機(=強制隔離)となり、入国後3日目に改めて検査を実施。陰性と判定された人のみが検疫所が確保する宿泊施設を退所でき、入国後14日間の残りの期間を、自宅等で待機できるようになります。
9日0時以降の入国から適用されます。

これらの措置は、これまでアイルランド、アラブ首長国連邦、イスラエル、イタリア、英国、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スロバキア、デンマーク、ドイツ、ナイジェリア、ブラジル、フランス、ベルギー、南アフリカ共和国、エストニア、チェコ、パキスタン、ハンガリー、ポーランド、ルクセンブルク、レバノン、ウクライナ、フィリピンからの入国者のみに行われているのみです。今回の追加で合計29か国・地域からの入国者に対して、同様の強化策が適用されることになります。

3日間の強制隔離をめぐっては、3月5日に17か国に拡大してから29日間・3月20日に24か国に拡大してから14日間で、3日後の検査で陽性確認されすり抜けをギリギリで抑え込めた事例が44件もあったとみられており、水際対策として一定の効果を上げているものと推定されています。
陽性が急増している変異株確認国はほかにもあり、追加指定が続くのか注目されます。

新型コロナウイルス変異株流行国・地域への指定について(4/6厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/content/000766187.pdf


STAY HOME NOW, FLY LATER

posted by johokotu at 01:00| 東京 ☁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする