2021年04月28日

空港検疫4/28_3日後陽性4人も

◇空港検疫 隔離中とみられる陽性が4人も 4月28日発表分

厚生労働省(厚労省)は4月28日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、2020年4月3日午前0時から症状の有無や濃厚接触の有無に関係なく、上陸拒否国からの入国者全員検査を実施しています。さらに2021年1月9日午前0時からは非上陸拒否国も含めた入国者全員検査を、緊急事態宣言中限定で臨時的に実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。


(×××)
4月28日現在
罹 患 率 0.407%
←緊急事態の東京より9.6倍も危険!
無症状率 92.0%

(検疫との比較用)東京都:現在感染の罹患率0.042%=要治療5,946人/人口13,942,024人(2021年3月)
(世界との比較用)東京都:罹患率0.978%=感染136,426人、死亡率0.0134%=死亡1,879人/人口13,942,024人(2021年3月)←[急増中・緊急事態宣言中]
(世界との比較用)ブラジル:罹患率6.894%=感染14,441,563人、死亡率0.1885%=死亡395,022人/人口約2億947万人(2018年)←[爆増ピーク直後]※ロイター公式サイトが分かりやすいです。 https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/brazil/


※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。



空港検疫 全員検査結果(4月26日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
3月31日発表分までは別にまとめています。

2020年04月04日〜2020年10月04日:https://johokotu.seesaa.net/article/477969790.html
2020年04月04日〜2020年10月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/478493314.html
2020年04月04日〜2020年11月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/478872998.html
2020年04月04日〜2020年12月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/479429539.html
2020年04月04日〜2021年01月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/479921204.html
2020年04月04日〜2021年02月28日:https://johokotu.seesaa.net/article/480368929.html
2020年04月04日〜2021年03月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/480853712.html

2020年04月04日〜2021年04月01日:対象585,067人、陽性2,321人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年04月02日:対象587,415人、陽性2,328人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年04月03日:対象589,638人、陽性2,342人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年04月04日:対象592,641人、陽性2,357人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年04月05日:対象594,385人、陽性2,368人/罹患率0.398%
2020年04月04日〜2021年04月06日:対象596,689人、陽性2,374人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年04月07日:対象598,060人、陽性2,382人/罹患率0.398%
2020年04月04日〜2021年04月08日:対象599,474人、陽性2,389人/罹患率0.398%
2020年04月04日〜2021年04月09日:対象601,425人、陽性2,392人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年04月10日:対象603,186人、陽性2,402人/罹患率0.398%
2020年04月04日〜2021年04月11日:対象605,549人、陽性2,422人/罹患率0.399%
2020年04月04日〜2021年04月12日:対象607,397人、陽性2,426人/罹患率0.399%
2020年04月04日〜2021年04月13日:対象610,038人、陽性2,444人/罹患率0.400%
2020年04月04日〜2021年04月14日:対象611,125人、陽性2,456人/罹患率0.401%
2020年04月04日〜2021年04月15日:対象612,261人、陽性2,466人/罹患率0.402%
2020年04月04日〜2021年04月16日:対象613,989人、陽性2,472人/罹患率0.402%
2020年04月04日〜2021年04月17日:対象615,634人、陽性2,485人/罹患率0.403%
2020年04月04日〜2021年04月18日:対象617,983人、陽性2,496人/罹患率0.403%
2020年04月04日〜2021年04月19日:対象619,611人、陽性2,500人/罹患率0.403%
2020年04月04日〜2021年04月20日:対象621,771人、陽性2,515人/罹患率0.404%
2020年04月04日〜2021年04月21日:対象622,619人、陽性2,529人/罹患率0.406%
2020年04月04日〜2021年04月22日:対象623,766人、陽性2,540人/罹患率0.407%
2020年04月04日〜2021年04月23日:対象625,464人、陽性2,553人/罹患率0.408%
2020年04月04日〜2021年04月24日:対象627,037人、陽性2,557人/罹患率0.407%
2020年04月04日〜2021年04月25日:対象629,213人、陽性2,563人/罹患率0.407%
2020年04月04日〜2021年04月26日:対象631,077人、陽性2,566人/罹患率0.406%
2020年04月04日〜2021年04月27日:対象633,608人、陽性2,582人/罹患率0.407%

2020年04月04日〜2021年04月28日:対象634,678人、陽性2,589人/罹患率0.407%

4月26日(月)分と思われる検査人数は1,070人と、二千人を切りました。
感染者は7人増加。罹患率は横ばいでした。
※2021年1月9日到着分(2021年1月11日発表分)から全入国者に対する検査が開始されており、検査数≒入国者数の状況です。(ただし、三日間の強制隔離対象国が徐々に増えてきており、入国直前と三日後の二回検査を受けている人が増加しています。検査数>入国者数に少し偏っていると考えられます。=実際の罹患率は上記数値よりも悪いと思われます。)

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年4月28日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18360.html





















空港検疫検査 到着日別詳細結果(4月27日到着分までが反映と推定、下記の数字には海港検疫の数は含めていません)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
3月31日到着分までは、別にまとめています。

2020年04月03日〜2020年10月02日:https://johokotu.seesaa.net/article/477969790.html
2020年04月03日〜2020年10月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/478493314.html
2020年04月03日〜2020年11月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/478872998.html
2020年04月03日〜2020年12月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/479429539.html
2020年04月03日〜2021年01月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/479921204.html
2020年04月03日〜2021年02月28日:https://johokotu.seesaa.net/article/480368929.html
2020年04月03日〜2021年03月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/480853712.html

04月01日:症状 有0 無14=陽性14人 2382・2383・2385・2386・2387・2388・2389・2390・2392・2393・2395・2396・2419・2421
04月02日:症状 有1 無14=陽性15人 2391・2399・2401・2402・2403・2404・2405・2406・2407・2408・2426・2427・2428・2429・2430
04月03日:症状 有0 無9=陽性9人 2409・2410・2411・2412・2413・2414・2415・2439・2460
04月04日:症状 有1 無5=陽性6人 2420・2422・2423・2424・2425・2441
04月05日:症状 有0 無3=陽性3人 2431・2432・2433
04月06日:症状 有0 無7=陽性7人 2434・2435・2436・2437・2438・2454・2456
04月07日:症状 有0 無3=陽性3人 2440・2442・2474
04月08日:症状 有0 無17=陽性17人 2443・2444・2445・2446・2447・2448・2449・2450・2451・2452・2482・2483・2484・2485・2488・2489・2490
04月09日:症状 有2 無17=陽性19人 2453・2455・2456・2457・2458・2459・2461・2462・2463・2464・2465・2466・2467・2468・2469・2470・2494・2495・2498・2499
04月10日:症状 有2 無5=陽性7人 2471・2472・2473・2475・2476・2496・2507
04月11日:症状 有3 無5=陽性8人 2477・2478・2479・2480・2481・2486・2487・2497
04月12日:症状 有1 無5=陽性6人 2491・2492・2493・2500・2501・2502
04月13日:症状 有2 無14=陽性16人 2503・2504・2505・2506・2508・2509・2510・2511・2512・2513・2514・2515・2516・2539・2540・2542
04月14日:症状 有2 無6=陽性8人 2517・2518・2519・2519・2520・2521・2522・2549・2550
04月15日:症状 有0 無12=陽性12人 2523・2524・2525・2526・2527・2528・2529・2560・2561・2562・2563・2564
04月16日:症状 有2 無14=陽性17人 2530・2531・2532・2533・2534・2535・2536・2537・2538・2541・2543・2552・2553・2572・2573・2576・2577
04月17日:症状 有1 無6=陽性7人 2544・2545・2546・2547・2548・2580・2581
04月18日:症状 有3 無11=陽性14人 2551・2554・2555・2556・2557・2558・2559・2565・2566・2567・2568・2569・2592・2593
04月19日:症状 有1 無3=陽性4人 2570・2571・2574・2575
04月20日:症状 有3 無9=陽性12人 2578・2579・2582・2583・2884・2585・2586・2587・2588・2589・2590・2591
04月21日:症状 有0 無10=陽性10人 2594・2595・2596・2597・2598・2599・2600・2601・2602・2614

04月22日:症状 有2 無6(+1)=陽性8人 2603・2604・2605・2606・2607・2608・2626・2644
 [空港別] 成田3・羽田4・関空1(+1)
 [男女別] 男5(+1)・女3
 [年代別] 10代下0・20代3・30代3(+1)・40代0・50代1・60代1・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン2・インド4(+1)・フランス1・米国1
 [居住地] 千葉2・神奈川4(+1)・非公表2

04月23日:症状 有0 無6=陽性6人 2609・2610・2611・2612・2634・2636
04月24日:症状 有0 無7(+3)=陽性7人 2613・2615・2616・2617・2641・2642・2643
 [空港別] 成田5(+2)・羽田1・関空1(+1)
 [男女別] 男5(+2)・女2(+1)
 [年代別] 10代下1(+1)・20代1・30代0・40代3(+1)・50代1・60代0・70代1(+1)・80代上0
 [渡航元] フィリピン1(+1)・ネパール2・インド2・パキスタン1(+1)・ブラジル1(+1)
 [居住地] 埼玉1(+1)・千葉1・東京2・神奈川2(+1)・福岡1(+1)

04月25日:症状 有0 無13=陽性13人 2618・2619・2620・2621・2922・2623・2624・2625・2627・2628・2629・2630・2631
 [空港別] 成田8・羽田4・関空1
 [男女別] 男10・女3
 [年代別] 10代下1・20代3・30代4・40代2・50代3・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] インドネシア1・インド8・米国4
 [居住地] 千葉2・東京8・長野2・兵庫1
04月26日:症状 有1 無4=陽性5人 2632・2633・2635・2637・2638
 [空港別] 成田1・羽田2・関空2
 [男女別] 男3・女2
 [年代別] 10代下1・20代1・30代2・40代0・50代1・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] インドネシア1・ネパール1・インド3
 [居住地] 京都1・大阪1・非公表3
04月27日:症状 有2(+1) 無3(+2)=陽性5人 2639・2640・2945・2646・2647
 [空港別] 成田3(+3)・羽田2
 [男女別] 男4(+2)・女1(+1)
 [年代別] 10代下0・20代0・30代1・40代0・50代3(+2)・60代1(+1)・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン1(+1)・インド3(+1)・パキスタン1(+1)
 [居住地] 千葉2(+2)・神奈川1(+1)・非公表2


合計7人の陽性確認が発表されました。
有症状者が1人出ています。
強制隔離中とみられる陽性者数が4人出ています。
2020年4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は2021年4月27日までの390日間で2,568人になりました。
2,568人のうち有症状は1人増えて203人です。無症状は2,365人で、無症状率は92.0%です。ここのところ有症状者が急増しており、無症状率がジリジリ悪化しています。

本日発表分は、行動歴(渡航元)と居住地両方とも非公表者はいませんでした。
本日発表分は、団体感染が疑われる事例はありませんでした。

有症状者は1人です。
27日成田着インドから入国の千葉県居住50代男が発熱、咳嗽、倦怠感症状です。
ここのところインドからの入国者の有症状者が多すぎます。インドからは8時間程度の飛行で、機内発症か微妙なところです。


3日後陽性とみられる事例は24日着3人、6日後陽性とみられる事例は22日着1人です。フィリピンから、インドから、パキスタンから、ブラジルからの入国者です。
これで3日間強制隔離が対象国が少し多めに増えた3月5日着から4月24日着までの51日間で、強制隔離中の陽性者は92人となりました。
インドは、まだ、三日間の強制隔離対象ではないため、陰性証明を持って来なかった人と推定されます。


空港検疫での陽性がかなり増えてきていますが、すり抜けギリギリ事例、団体感染疑い例や機内クラスター疑い例が急激に増えています。
南アジアの悪化が止まりません。


関空着の神奈川県居住者が出ました。インドからは成田、羽田に直行便が飛んでいますので、インド地方発→別の国で乗り継ぎでしょうか。
東京や大阪は緊急事態宣言が出ており、自県以外との行き来も自粛するよう求められていますが、相変わらず空港所在地以外の都道府県居住者の入国が止まりません。(そもそも海外との行き来が都府外でしたね、、、)


新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18378.html


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ラベル:感染症
posted by johokotu at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする

週間国籍別発表遅れ続く

◇空港検疫 週間国籍別検体数の発表遅れが続く

昨年11月11日から毎週水曜日に行われてきた、空港検疫における週間国籍別検体数の発表が二週連続で遅れています。

発表が止まっているデータは、厚生労働省(厚労省)が毎週水曜日に発表している空港検疫での新型コロナウイルス感染症検査の結果。週間の検体数と陽性者数を、行動歴の国別に日本国籍者と外国籍者に分けて発表しているものです。
非常に詳しいデータで、多少のずれはありますが、入国者の多さや罹患率の高い国などを、かなりの高確率で推定できるものです。空港検疫は、日本国内で唯一、全員を対象にした貴重なもの。これにより、空港検疫や入国者の実態が垣間見える、非常に重要なデータになっています。

昨年11月11日から毎週水曜日に更新されてきていましたが、4月14日発表とされるデータの公表は5日遅れの4月19日に発表。
4月21日発表となるはずのデータは未だに更新されておらず、ついに1週間遅れになってしまっています。

陽性者総数を始め、三日後検査での陽性者が激増していることや変異株で別の対応もしていることもあってか、ここのところ毎日の発表も少し発表時刻が遅くなるなど、厚労省もかなりアップアップしている様子が見て取れます。
医療崩壊より先に情報公開崩壊しないことを願いたいものです。

水際対策(厚労省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kansenkakudaiboushi-iryouteikyou.html#h2_7
新型コロナウイルス感染症の検査実績について(空港検疫)(厚労省公式サイト) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00201.html

空港検疫 週間国籍別検体数の発表中止?(4月16日配信記事)
https://johokotu.seesaa.net/article/481027812.html


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ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 03:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする

羽田_2月入国4割減1.1万人

■東京国際空港(羽田空港) 2月運用状況を発表、入国者数4割近い急減で1.1万人強のみ

東京国際空港(羽田空港)の国際線旅客施設を運営している東京国際空港ターミナルは26日、2月の利用実績を発表しました。

発着回数は1,961回(前年同月比29.4%)、旅客数は国際線29,624人(同2.8%/うち通過客4,770人)でした。他空港同様に、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて壊滅的な状況でした。
発着回数は1月よりも減少したものの横ばいに近いです。一方で、利用者数は2万人強減少して前年比2.8%まで後退しています。3万人を切るのは、利用が異常に少なかった昨年6月以来です。

入国者は1月より37%減の11,194人。昨年6月〜7月レベルまで戻りました。出国者も半減の13,660人でした。二か月連続で出国者数が入国者数を上回っています。1月に新規入国拒否や入国者全員検査が始まり、2月は利用が一気に激減しています。
通過客は順調に上昇を続けていましたが、再び減少しました。

2月中、国際線旅客定期便は、羽田と、成田国際(成田)、関西国際(関空)、中部国際(セントレア)、福岡の合計5空港のみで確認されています。
成田と関空、中部は1か月前に既に速報値が出ており、単純に羽田分も合わせた4空港出入国者数(通過客除く)は92,893人と46%も減少しています。空港分担率は、成田が59%(前月比+1P)、羽田が27%(同+1P)、関空が12%(同-2P)、中部が2%(同±0P)で、ほぼ前月と同じでした。
出入国者数の半数が入国だとすると4万6千人ほどの入国があったとみられます。今回発表された羽田の出入国比率をみると入国者は旅客数全体の45%ですので、それを元にすると、全国の入国者は4万2千人ほどと計算できます。
2月の空港検疫での検査件数は明確になっており、羽田、福岡もあわせて4万1千件強です。羽田の入国者数はやや多めに推移しているものと推定されます。

羽田空港 国際線 旅客ターミナル利用実績(2020年度)(東京国際空港ターミナル公式サイト)
http://www.tiat.co.jp/result/docs/362a494d6784fce70a9ae3a853d599dfeb973ff6.pdf
民営3国際空港 2月運用状況を発表、出入国6万8千人(2月26日配信記事)
https://johokotu.seesaa.net/article/480698093.html


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posted by johokotu at 02:00| 東京 ☀| Comment(0) | 東京国際空港(羽田空港) | 更新情報をチェックする

2月入国4.8万人減3.7万人

◇2月入国者は約5万人も一気に急減し3万7千人弱

法務省は26日、出入国管理統計の2021年2月分の月報を発表しました。2月の日本への入国者数は36,998人で、外国人は13,832人が入国していたことが判明しました。

総合
2021年2月の入国者数は日本人20,994人、外国人16,004人(米軍の協定該当者含む)、合計36,998人でした。前月1月(84,540人)に比べて約4万8千人弱も激減しています。2か月連続で5万人弱減少しました。
前年比は98.4%減で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響がそのまま出た結果になりました。1月と比べてもかなり利用者が減っています。

前月と比べると、日本人は4千人減少(前月比-16.7%)で収まりましたが、外国人は4万2千人も減少(前月比-75.1%)しています。入国規制強化で1月中旬以降、一気に外国籍者が減ったことがはっきりしました。

空港別
最も入国者が多かった空港は成田国際で19,313人(前月比-27,573人)と半減以下の急減です。全入国者に占める割合は52%(前月比-3P)と比率はこれまでとあまり変わりませんでした。
東京国際(羽田)は11,194人(前月比-6,518人、全入国者の30%(前月比+9P))で、空港別の比率は上がりました。
関西国際(関空)は5,036人(前月比-9,630人、同14%(前月比-3P))と半減以下です。
中部国際は797人(同2.2%)、福岡は489人(同1.3%)と激減しています。
入国者が全員米軍関係者と思われる三沢を除くと、定期便が細々続いている5空港のみで入国者がありました。
日本国籍者の減少は少なかったので、日本国籍者が多いとみられる羽田は減少幅がやや小さめです

外国籍者の在留資格別
13,832人のうち、再入国は12,365人でした。新規入国は激減しています。
在留資格別でみると、永住者が3,531人、日本人・永住者の配偶者は1,618人、定住者1,138人、特別永住者212人など、元からの日本在住者の割合は減少幅は小さい状況です。一方、新規入国者が多いとみられる留学1,340人、短期滞在290人、家族滞在1,175人はいずれも大幅減少でした。
特に大幅減少となったのが技能実習(1号イ〜3号ロ合計)でわずか171人(前月比-23,370人)。ベトナムの減少と連動しています。比較的数の多い「技術・人文知識・国際業務」は、2,107人で半減はしているものの、ある程度の人数は維持されています。

外国籍者の国籍別
その国から来たかどうかは分かりませんが、国籍別でみてみます。
2月はベトナムが激減してトップ転落。米国も急減しています。
中国、韓国、フィリピン、ネパール、インドのそれぞれの国籍者の入国が上位5位を占めています。欧州国籍者の入国者数は15位以内に入りませんでした。だいたい在日外国人の多い国が上位を占めていますが南アジアがあまり減っていない印象です。
1月9日から入国者全員の検査が始まり、新規入国が再び禁止されましたので、全体的に大幅減少傾向です。

外国籍者の国籍別詳細
中国:再入国者は2,906人93%でほぼ再入国者になりました。この国は再入国は4人に1人程度のイメージでしたが激変しています。
留学638人、技能実習22人、永住者974人でした。留学や技能実習は激減している一方、永住者は維持された印象です

韓国:再入国者は1,717人94%でほぼ再入国者になりました。この国は再入国は7割程度と元々日本と行き来していた人が多めでしたが、完全に再入国者となりました。
永住者516人、特別永住者201人。短期滞在25人、技術・人文知識・国際業務が279人、留学290人と、これまで多かった短期滞在が激減しています

フィリピン:再入国者は1,255人82%で、やや新規入国者が残っています。この国は、元々4人に3人程度は再入国で永住者が多かった印象です。
永住者557人、日本人・永住者の配偶者348人、定住者386人と傾向は変わらず。技術・人文知識・国際業務は43人、留学はわずか5人です。

ネパール:再入国者は730人93%でほぼ再入国者になりました。この国は、再入国者は半数程度の国で激変しています。
家族滞在304人と多いのが特徴。技術・人文知識・国際業務は120人、技能が168人います。

インド:再入国者は727人93%でほぼ再入国者になりました。この国は、元々再入国は3分の1程度で既に前月にはほぼ再入国者に変化しています。
家族滞在88人とやや多いものの、永住者の方が99人と多いです。技術・人文知識・国際業務は287人、技能が165人います。同じ南アジアのネパール同様の傾向です。


ベトナム:入国者数が急減した国家として取り上げます。再入国者は211人87%でほぼ再入国者になりました。前月の再入国者は214人1.1%で、ほとんど新規入国者でしたが、新規入国者がほぼ皆減しています。
相変わらず、永住者19人、配偶者等22人、定住者9人しかいないのに家族滞在は48人と多い傾向は変わりません。また、技能実習はわずか9人(前月比-17,254人)と激減。1月に技能実習生の異常な駆け込み入国があったとみられます。

米国:入国者数が急減した国家として取り上げます。再入国者は415人70%と前月レベルの比率です。
永住者86人、配偶者等134人、定住者12人。家族滞在がやや減って50人です。短期滞在は100人と相変わらず多めです。技術・人文知識・国際業務が48人、留学11人と減っています。

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空港検疫での国籍別の感染状況については、詳細を別途アップします。

<2021年2月入国者数>
入国者計 36,998人(前年 2,457,008人/△98.4%)
日 本 人 20,994人(前年 1,289,648人/△98.3%)
外 国 人 13,832人(前年 1,155,960人/△98.8%)
協定該当者 2,172人(前年 11,400人/△80.9%)
   
<2021年2月空港別入国者数> 日本人・外国人・協定該当者の3分類
三  沢 108人(外国人 0人、協定該当者 108人)
成田国際19,313人(外国人 8,986人、協定該当者1,108人)
東京国際11,194人(外国人 2,246人、協定該当者 861人)
中部国際 797人(外国人 527人、協定該当者 2人)
関西国際 5,036人(外国人 1,881人、協定該当者 86人)
福  岡 489人(外国人 191人、協定該当者 7人)

<2021年2月国籍別入国者数 上位15位>
◆:入国時の検査が対象外だった国(14日間自主隔離は必須、2月中は該当なし)
◇:ビジネストラック対象国(ビジネストラックは2月は全日程通して運用停止)
矢印は、1月と比較したときの人数増減状況
中  国◇3,120↓激減(前月比-8,956)
韓  国◇1,826↓急減(前月比-1,812)
フィリピン1,525↓急減(前月比-1,507)
ネパール 788↓
イ ン ド 779↓
ブラジル 700↓
台  湾 661↓
パキスタン 659↓
米  国 592↓急減(前月比-1,041)
インドネシア 254↓
タ  イ 244↓
ベトナム◇ 243↓超激減(前月比-19,875)
ロ シ ア 186↓
スリランカ 147↓
ペ ル ー 138↓

出入国管理統計統計表(法務省公式サイト)
http://www.moj.go.jp/isa/policies/statistics/toukei_ichiran_nyukan.html

2021年01月分の配信内容 https://johokotu.seesaa.net/article/480699216.html
2020年12月分の配信内容 https://johokotu.seesaa.net/article/480370936.html
2020年11月分の配信内容 https://johokotu.seesaa.net/article/479721270.html
2020年10月分の配信内容 https://johokotu.seesaa.net/article/479239992.html
2020年09月分の配信内容 https://johokotu.seesaa.net/article/478700697.html
2020年08月分の配信内容 https://johokotu.seesaa.net/article/478127066.html
2020年07月分の配信内容 https://johokotu.seesaa.net/article/477602353.html
2020年06月分の配信内容 https://johokotu.seesaa.net/article/477054206.html
2020年05月分の配信内容 https://johokotu.seesaa.net/article/476533684.html


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