2021年06月18日

空港検疫6/18_また3日後陽性

◇空港検疫 また3日後陽性者、インドネシアまた増える、めったに出てないリベリアも 6月18日発表分

厚生労働省(厚労省)は6月18日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、2020年4月3日午前0時から症状の有無や濃厚接触の有無、ワクチン摂取状況等に関係なく、上陸拒否国からの入国者全員検査を実施しています。さらに2021年1月9日午前0時からは非上陸拒否国も含めた入国者全員検査を、緊急事態宣言中限定として臨時的に実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。


(×)
6月18日現在
無症状率 91.1%
罹 患 率 0.404%

▲国際線到着空港は緊急事態の日本国内より22.4倍も危険!

(比較用)日本国内 現罹患率0.018%=要治療23,730人/人口約1億2536万人(2021年5月)

(比較用)日 本:罹患率0.622%=感染780,898人、死亡率0.0114%=死亡14,320人/約1億2536万人(2021年5月)←[緊急事態宣言中]
(比較用)インドネシア:罹患率0.722%=感染1,950,276人、死亡率0.0199%=死亡53,753人/人口約2.70億人(2020年)←[急増中]※ロイター公式サイトが分かりやすいです。 https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/indonesia/


※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。


空港検疫 全員検査結果(6月16日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
4月30日発表分までは別にまとめています。

2020年04月04日〜2021年05月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/481904769.html

2020年04月04日〜2021年06月01日:対象697,942人、陽性2,884人/罹患率0.413%
2020年04月04日〜2021年06月02日:対象699,650人、陽性2,886人/罹患率0.412%
2020年04月04日〜2021年06月03日:対象701,374人、陽性2,892人/罹患率0.412%
2020年04月04日〜2021年06月04日:対象703,258人、陽性2,899人/罹患率0.412%
2020年04月04日〜2021年06月05日:対象705,467人、陽性2,908人/罹患率0.412%
2020年04月04日〜2021年06月06日:対象708,022人、陽性2,912人/罹患率0.411%
2020年04月04日〜2021年06月07日:対象710,209人、陽性2,917人/罹患率0.410%
2020年04月04日〜2021年06月08日:対象713,247人、陽性2,919人/罹患率0.409%
2020年04月04日〜2021年06月09日:対象714,738人、陽性2,920人/罹患率0.408%
2020年04月04日〜2021年06月10日:対象716,264人、陽性2,938人/罹患率0.410%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年06月11日:対象718,088人、陽性2,940人/罹患率0.409%
2020年04月04日〜2021年06月12日:対象720,121人、陽性2,942人/罹患率0.408%
2020年04月04日〜2021年06月13日:対象722,959人、陽性2,945人/罹患率0.407%
2020年04月04日〜2021年06月14日:対象725,398人、陽性2,947人/罹患率0.406%
2020年04月04日〜2021年06月15日:対象728,745人、陽性2,953人/罹患率0.405%
2020年04月04日〜2021年06月16日:対象730,360人、陽性2,953人/罹患率0.404%
2020年04月04日〜2021年06月17日:対象732,309人、陽性2,962人/罹患率0.404%

2020年04月04日〜2021年06月18日:対象734,304人、陽性2,969人/罹患率0.404%

6月16日(水)分と思われる検査人数は1,995人と、二千人を切りました。
感染者は7人増加。罹患率は横ばいでした。
※2021年1月9日到着分(2021年1月11日発表分)から全入国者に対する検査が開始されており、検査数≒入国者数の状況です。(ただし、三日間の強制隔離対象国が徐々に増えてきており、入国直前と三日後の二回検査を受けている人が増加しています。検査数>入国者数に少し偏っていると考えられます。=実際の罹患率は上記数値よりも悪いと思われます。)

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年6月18日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19357.html






















空港検疫検査 到着日別詳細結果(6月17日到着分までが反映と推定、下記の数字には海港検疫の数は含めていません)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
4月30日到着分までは、別にまとめています。

2020年04月03日〜2021年05月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/481904769.html


06月01日:症状 有1 無3=陽性4人 2930・2934・2935・2936
06月02日:症状 有1 無4=陽性5人 2937・2939・2940・2956・2957・2966
06月03日:症状 有3 無11=陽性13人 2941・2942・2943・2944・2945・2947・2848・2949・2950・2951・2952・2953・2961・2975
06月04日:症状 有0 無2=陽性2人 2954・2955
06月05日:症状 有0 無4=陽性4人 2958・2959・2960・2967
06月06日:症状 有1 無0=陽性1人 2962
06月07日:症状 有1 無3=陽性4人 2963・2964・2971・2973
06月08日:症状 有0 無4=陽性4人 2965・2969・2970・2974
06月09日:症状 有0 無1=陽性1人 2977
06月10日:症状 有0 無2=陽性2人 2972・2997

06月11日:症状 有0 無3=陽性3人 2976・2984・2985
 [空港別] 成田3
 [男女別] 男2・女1
 [年代別] 10代下0・20代1・30代0・40代2・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] アフガニスタン1・UAE1・モロッコ1
 [居住地] 東京2・沖縄1
06月12日:症状 有0 無1=陽性1人 2978
 [空港別] 成田1
 [男女別] 男0・女1
 [年代別] 10代下0・20代0・30代1・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] ドミニカ共和国/米国1
 [居住地] 東京1
06月13日:症状 有1 無7=陽性8人 2979・2980・2981・2982・2983・2994・2995・2996
 [空港別] 成田4・羽田2・関空2
 [男女別] 男5・女3
 [年代別] 10代下1・20代2・30代1・40代2・50代2・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン1・インドネシア2・インド1・コンゴ民主共和国1・南アフリカ1・ブラジル1・ペルー1
 [居住地] 千葉1・東京2・静岡1・奈良1・大阪1・非公表2
06月14日:症状 有1 無1(+1)=陽性2人 2986・3002
 [空港別] 成田2(+1)
 [男女別] 男1・女1(+1)
 [年代別] 10代下0・20代0・30代0・40代0・50代0・60代2(+1)・70代0・80代上0
 [渡航元] リベリア1・ブラジル1(+1)
 [居住地] 東京1・群馬1(+1)
06月15日:症状 有0 無4=陽性4人 2987・2988・2989・2990
 [空港別] 成田2・羽田1・関空1
 [男女別] 男4・女0
 [年代別] 10代下1・20代0・30代0・40代0・50代2・60代0・70代1・80代上0
 [渡航元] 韓国1・フィリピン1・アフガニスタン/UAE1・英国1
 [居住地] 千葉2・山梨1・香川1
06月16日:症状 有1 無3=陽性4人 2991・2992・2993・2998
 [空港別] 成田3・羽田1
 [男女別] 男4・女0
 [年代別] 10代下1・20代0・30代0・40代2・50代1・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] インドネシア2・スイス1・ザンビア1
 [居住地] 山形1・東京1・神奈川1・非公表1
06月17日:症状 有1 無2=陽性3人 2999・3000・3001
 [空港別] 羽田2・関空1
 [男女別] 男1・女2
 [年代別] 10代下1・20代1・30代1・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] インドネシア1・ロシア1・米国1
 [居住地] 東京1・神奈川1・大阪1
06月18日:症状 有0 無2=陽性2人 3003・3004
 [空港別] 成田1・羽田1
 [男女別] 男2・女0
 [年代別] 10代下0・20代0・30代1・40代0・50代0・60代1・70代0・80代上0
 [渡航元] インドネシア1・リベリア1
 [居住地] 東京1・静岡1


合計3人の陽性確認が発表されました。
2020年4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は2021年6月18日までの441日間で2,925人になりました。
2,925人のうち有症状は260人です。無症状は2,665人で、無症状率は91.1%です。

本日発表分は、行動歴(渡航元)と居住地両方とも非公表者はいませんでした。
本日発表分は、団体感染が疑われる事例はありませんでした。

強制隔離中の陽性とみられる事例は、3日後陽性に当たる6月14日着で1人出ています。ブラジルから1人です。
これで3日間強制隔離対象国が少し多めに増えた3月5日着から6月14日着までの102日間で、強制隔離中の陽性者は202人となりました。
すり抜け直前の陽性確認があまりにも多すぎますね。

アフリカ諸国がポツポツ出始めているのが目立つのと、やはりインドネシアの増加は間違いなさそうです。少し注視していきたいですね。

新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19341.html


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ラベル:検疫 感染症
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6月1週入国_米から邦人急増

◇空港検疫 6月1週目検体数(≒入国者数) 米国からの日本国籍者が急増

検体数≒入国者数のほぼ判明している状態が21週目に突入


厚生労働省(厚労省)は18日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査状況の6月1週目(5月30日〜6月5日)分の速報値を発表しました。この数字から行動歴別の入国者数が推定できます。
この発表は毎週水曜日発表が続いていましたが、前週から金曜日発表に変わったようです。


厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。
1月9日から全入国者が検査対象となったため、COVID-19パンデミック後初めて検査数≒入国者数となっています。複数回検査する人や14日以内に複数国滞在した人もいるので、厳密には=ではありませんし、乗員は対象外ですが、検査数が入国者数に限りなく近づきました。

今回発表は、一週間分に過ぎませんが、これまで確認することが出来なかった、行動歴別のほぼ正確な入国者数が21週連続で判明しています。
ここのところ強制隔離(入国時と3日後の2回、または、6日後加えた3回、または、さらに10日後加えた4回)対象者が増加しているので、検体数>入国者数になっているものと推定されます。ご注意ください。

検体数は2週連続二割弱増加、ほとんど日本国籍者
6月1週目は、検査数は16,066件(前週比+2,414件)と、2週連続で前週から2割弱増加しています。
日本国籍者は9,759件(前週比+2,297件)、外国籍者は6,307件(前週比+117件)で、日本国籍者が急増しています。

米国が急増
国別で見ると、最も入国が多かったのは米国で5,936件(前週比+1,814件)でした。中国が再び二番目になり1,384件(前週比+57件)。フィリピンが1,192件(前週比-177件)と減少し三番目になりました。
四番目は韓国が730件(前週比+128件)。五番目は台湾が増加し609件(前週比+216件)でした。

六番目はインドネシアで565件(前週比+118件)。タイは増加して540件(前週比+83件)でしたが七番目と順位を落としています。
八番目は英国で351件(前週比+135件)と上昇。インドが九番目で323件(前週比-87件)と減少が続いています。十番目は前週に続きベトナムで、321人(前週比+72件)と人数が増えています。

4月末〜5月初旬に陽性者だらけで大騒ぎとなったネパールは、検体数が二週連続1件のあと、前週・今週と連続して25件でした。
ここのところ陽性者が増え、いきなり10日間強制隔離・再入国拒否となったアフガニスタンが38人(前週比+1人)と前週レベルでした。

目を引いたのがラオスで0件(前週比-50件)になりました。前週が増えすぎだった印象です。

この週は、検体数(≒入国者数)が減った国と増えた国がバラバラでしたが、増加国は増加幅が大きい国が目立ちました。

この時期に米国から帰国してくるのってどんな需要なんでしょう。
3日後強制隔離になった人(=2回検査の人)が増えたのでしょうか。いまいち理由がよく分からないですね。

日本国籍者の増加が目立つ
日本人が多いのは、上位十位までの国では、米国、台湾、タイ、英国でした。
米国は相変わらず日本人が多く、日本国籍者4,625件・外国籍者1,311件で、一気に差が拡がっています。
台湾は、日本国籍者449件・外国籍者160件。日本国籍者の増え方が多めです。
タイは、日本国籍者408件・外国籍者132件で、日本国籍者は増加、外国籍者は減少です。
英国は、日本国籍者264件・外国籍者87件です。
日本国籍者の多い国は、日本国籍者の増加が目立った印象でした。

日本人と外国人が同じくらいなのは、上位十位までの国では、インドネシア、インド、ベトナムでした。
インドネシアは、日本国籍者236件・外国籍者329件で、差は縮まったもののやや外国籍者が多め。
インドは、日本国籍者200件・外国籍者123件で、日本国籍者が大きく数を減らしています。
ベトナムは、日本国籍者165件・外国籍者156件。日本国籍者の増加ばかりでした。

外国人が多いのは、上位十位までの国では、中国、フィリピン、韓国でした。
中国は日本国籍者622件・外国籍者762件。3週連続で日本国籍者が増え、外国籍者が減ったので、差はだいぶ縮まってきました。
外国人がずっと多いままの筆頭は相変わらずフィリピンで、日本国籍者152件・外国籍者1,040件です。
韓国は、日本国籍者277件・外国籍者453件で、少し差が開きました。

この他、十位以内に入っていませんが、12位のブラジルは外国籍者の方が多い以外は、11位のマレーシア、13位のドイツ、14位のフランス、14位のシンガポールは日本国籍者の方が多い状況です。

なお、10日間強制隔離になっていた7か国のうち上記以外の4か国は、
 バングラデシュ 19件(前週比-16件)=日本国籍者が多く減少
 パキスタン 76件(前週比+5件)=ほぼ横ばい
 スリランカ 21件(前週比-17件)=外国籍者が多く減少
 モルディブ 9件(前週比-6件)=全て外国籍者の減少
でした。国によって要因がややバラけました。

・高感染国が多い欧米からの入国は、日本人が多い
・南アジアからは圧倒的に外国人が多い。→インド減少・ネパールとパキスタンはやや復活傾向・バングラデシュとスリランカは減少傾向といった状況でしょうか。

といった傾向になっています。

罹患状況などの詳細の分析は別途で記事にします。

水際対策(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kansenkakudaiboushi-iryouteikyou.html#h2_7


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