厚生労働省(厚労省)は6月20日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、2020年4月3日午前0時から症状の有無や濃厚接触の有無、ワクチン摂取状況等に関係なく、上陸拒否国からの入国者全員検査を実施しています。さらに2021年1月9日午前0時からは非上陸拒否国も含めた入国者全員検査を、緊急事態宣言中限定として臨時的に実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。
(●●×)
6月20日現在
無症状率 91.0%
罹 患 率 0.403%
▲国際線到着空港は緊急事態の日本国内より25.1倍も危険!
(比較用)日本国内 現罹患率0.016%=要治療20,969人/人口約1億2536万人(2021年5月)
6月20日現在
無症状率 91.0%
罹 患 率 0.403%
▲国際線到着空港は緊急事態の日本国内より25.1倍も危険!
(比較用)日本国内 現罹患率0.016%=要治療20,969人/人口約1億2536万人(2021年5月)
(比較用)(比較用)日 本:罹患率0.625%=感染784,000人、死亡率0.0114%=死亡14,400人/約1億2536万人(2021年5月)←[緊急事態宣言中]
(比較用)ギニア:罹患率0.183%=感染23,450人、死亡率0.0013%=死亡168人/人口約1,277万人(2019年)←[急増中]※ロイター公式サイトが分かりやすいです。 https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/guinea/
※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。
■空港検疫 全員検査結果(6月18日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
4月30日発表分までは別にまとめています。
2020年04月04日〜2021年05月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/481904769.html
2020年04月04日〜2021年06月01日:対象697,942人、陽性2,884人/罹患率0.413%
2020年04月04日〜2021年06月02日:対象699,650人、陽性2,886人/罹患率0.412%
2020年04月04日〜2021年06月03日:対象701,374人、陽性2,892人/罹患率0.412%
2020年04月04日〜2021年06月04日:対象703,258人、陽性2,899人/罹患率0.412%
2020年04月04日〜2021年06月05日:対象705,467人、陽性2,908人/罹患率0.412%
2020年04月04日〜2021年06月06日:対象708,022人、陽性2,912人/罹患率0.411%
2020年04月04日〜2021年06月07日:対象710,209人、陽性2,917人/罹患率0.410%
2020年04月04日〜2021年06月08日:対象713,247人、陽性2,919人/罹患率0.409%
2020年04月04日〜2021年06月09日:対象714,738人、陽性2,920人/罹患率0.408%
2020年04月04日〜2021年06月10日:対象716,264人、陽性2,938人/罹患率0.410%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年06月11日:対象718,088人、陽性2,940人/罹患率0.409%
2020年04月04日〜2021年06月12日:対象720,121人、陽性2,942人/罹患率0.408%
2020年04月04日〜2021年06月13日:対象722,959人、陽性2,945人/罹患率0.407%
2020年04月04日〜2021年06月14日:対象725,398人、陽性2,947人/罹患率0.406%
2020年04月04日〜2021年06月15日:対象728,745人、陽性2,953人/罹患率0.405%
2020年04月04日〜2021年06月16日:対象730,360人、陽性2,953人/罹患率0.404%
2020年04月04日〜2021年06月17日:対象732,309人、陽性2,962人/罹患率0.404%
2020年04月04日〜2021年06月18日:対象734,304人、陽性2,969人/罹患率0.404%
2020年04月04日〜2021年06月19日:対象736,657人、陽性2,973人/罹患率0.403%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年06月20日:対象739,607人、陽性2,983人/罹患率0.403%※海港検疫含む
6月18日(金)分と思われる検査人数は2,950人と、二千人を超えました。
感染者は10人増加。罹患率は横ばいでした。入国者数は上昇傾向なのに、罹患率は下げ止まっています。
※2021年1月9日到着分(2021年1月11日発表分)から全入国者に対する検査が開始されており、検査数≒入国者数の状況です。(ただし、三日間の強制隔離対象国が徐々に増えてきており、入国直前と三日後の二回検査を受けている人が増加しています。検査数>入国者数に少し偏っていると考えられます。=実際の罹患率は上記数値よりも悪いと思われます。)
■新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年6月20日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19382.html
■空港検疫検査 到着日別詳細結果(6月19日到着分までが反映と推定、下記の数字には海港検疫の数は含めていません)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
4月30日到着分までは、別にまとめています。
2020年04月03日〜2021年05月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/481904769.html
06月01日:症状 有1 無3=陽性4人 2930・2934・2935・2936
06月02日:症状 有1 無4=陽性5人 2937・2939・2940・2956・2957・2966
06月03日:症状 有3 無11=陽性13人 2941・2942・2943・2944・2945・2947・2848・2949・2950・2951・2952・2953・2961・2975
06月04日:症状 有0 無2=陽性2人 2954・2955
06月05日:症状 有0 無4=陽性4人 2958・2959・2960・2967
06月06日:症状 有1 無0=陽性1人 2962
06月07日:症状 有1 無3=陽性4人 2963・2964・2971・2973
06月08日:症状 有0 無4=陽性4人 2965・2969・2970・2974
06月09日:症状 有0 無1=陽性1人 2977
06月10日:症状 有0 無2=陽性2人 2972・2997
06月11日:症状 有0 無3=陽性3人 2976・2984・2985
06月12日:症状 有0 無1=陽性1人 2978
06月13日:症状 有1 無7=陽性8人 2979・2980・2981・2982・2983・2994・2995・2996
[空港別] 成田4・羽田2・関空2
[男女別] 男5・女3
[年代別] 10代下1・20代2・30代1・40代2・50代2・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] フィリピン1・インドネシア2・インド1・コンゴ民主共和国1・南アフリカ1・ブラジル1・ペルー1
[居住地] 千葉1・東京2・静岡1・奈良1・大阪1・非公表2
06月14日:症状 有1 無1=陽性2人 2986・3002
[空港別] 成田2
[男女別] 男1・女1
[年代別] 10代下0・20代0・30代0・40代0・50代0・60代2・70代0・80代上0
[渡航元] リベリア1・ブラジル1
[居住地] 東京1・群馬1
06月15日:症状 有0 無6=陽性6人 2987・2988・2989・2990・3005・3006
[空港別] 成田4・羽田1・関空1
[男女別] 男6・女0
[年代別] 10代下1・20代0・30代1・40代1・50代2・60代0・70代1・80代上0
[渡航元] 韓国1・フィリピン1・アフガニスタン/UAE1・UAE1・英国1・エジプト1
[居住地] 千葉3・東京1・山梨1・香川1
06月16日:症状 有2(+1) 無3=陽性5人 2991・2992・2993・2998・3015
[空港別] 成田4(+1)・羽田1
[男女別] 男5(+1)・女0
[年代別] 10代下1・20代0・30代1(+1)・40代2・50代1・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] インドネシア2・バングラデシュ1(+1)・スイス1・ザンビア1
[居住地] 山形1・東京1・神奈川1・福岡1(+1)・非公表1
06月17日:症状 有1 無2=陽性3人 2999・3000・3001
[空港別] 羽田2・関空1
[男女別] 男1・女2
[年代別] 10代下1・20代1・30代1・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] インドネシア1・ロシア1・米国1
[居住地] 東京1・神奈川1・大阪1
06月18日:症状 有1 無7=陽性8人 3003・3004・3007・3008・3009・3010・3011・3012
[空港別] 成田2・羽田4・関空1・福岡1
[男女別] 男6・女2
[年代別] 10代下0・20代0・30代1・40代4・50代1・60代1・70代1・80代上0
[渡航元] フィリピン2・インドネシア2・キルギス1・ロシア1・リベリア1・ブラジル1
[居住地] 埼玉1・東京4・静岡1・愛知1・広島1
06月19日:症状 有0 無5(+3)=陽性3人 3013・3014・3016・3017・3018
[空港別] 成田3(+3)・羽田1・福岡1
[男女別] 男5(+3)・女0
[年代別] 10代下1(+1)・20代2(+1)・30代・40代0・50代2(+1)・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] インドネシア2・パキスタン1(+1)・スウェーデン1(+1)・ウガンダ1(+1)
[居住地] 埼玉1(+1)・東京2(+1)・大阪1(+1)・福岡1
06月20日:症状 有0 無1=陽性1人 3017
[空港別] 成田1
[男女別] 男1・女0
[年代別] 10代下0・20代0・30代1・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] ギニア1
[居住地] 神奈川1
合計5人の陽性確認が発表されました。
2020年4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は2021年6月20日までの443日間で2,940人になりました。
2,940人のうち有症状は1人増えて262人です。無症状は2,678人で、無症状率は91.0%です。ここのところ有症状者が再増加しており、ついに無症状率が91.0%台まで悪化してきました。
本日発表分は、行動歴(渡航元)と居住地両方とも非公表者はいませんでした。
本日発表分は、団体感染が疑われる事例はありませんでした。
有症状者が1人出ています。
16日成田着バングラデシュから入国の福岡県居住30代男が発熱、咳嗽、倦怠感症状です。
3日後陽性者のため、強制隔離中の発症とみられます。
強制隔離中の陽性とみられる事例は、3日後陽性に当たる6月16日着で1人出ています。バングラデシュからの1人です。上記有症状者です。
これで3日間強制隔離対象国が少し多めに増えた3月5日着から6月16日着までの104日間で、強制隔離中の陽性者は205人となりました。
すり抜け直前の陽性確認があまりにも多すぎますね。
19日成田着ウガンダから入国の1人は、東京2020オリンピック・パラリンピックに出場する選手団の1人と、内閣官房の参事官により暴露されています。
陽性となっているのは、50代男です。選手ではなくコーチでしょうか???選手自身は追放される可能性があることなどもあって、外出しない、定期的な検査などのルールを順守する人は多いと思いますが、コーチや関係者はどうなのでしょう。関係者なんて、選手のサポートで入国するのだから、外出してやらねばならない仕事は多そうですし、、、。
選手以外の関係者は非常に多く入国するようですが、そんな関係者でいきなり陽性者が出たとなったなら、追加対策が迫られることになるかもしれませんね。
この方は「居住地」を「大阪府」と申告しています。特例で入国を認めた新規入国者ですから、居住地は大阪府ではなく、あくまでも14日間の滞在地であるはず。これまでに陽性となった人の中には、この方のように、いわゆる帰国者ではない人が結構いるのかもしれません。
ちなみに、今回入国したウガンダの選手団は、泉佐野市で事前合宿するのに、成田から入国して長距離バスで移動しています。関空から入れば目と鼻の先で、密集密接密閉のバス乗車時間を数十分に短縮できてウイルス拡散リスクも減るのに、何ともおバカな話になっています(航空便を予約できなかったとのこと)。
■新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19383.html
STAY HOME NOW, FLY LATER