厚生労働省(厚労省)は7月12日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、2020年4月3日午前0時から症状の有無や濃厚接触の有無、ワクチン摂取状況等に関係なく、上陸拒否国からの入国者全員検査を実施しています。さらに2021年1月9日午前0時からは非上陸拒否国も含めた入国者全員検査を、緊急事態宣言中限定として臨時的に実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。
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7月12日現在
無症状率 90.1%
罹 患 率 0.394%
▲国際線到着空港は日本国内より26.2倍も危険!
(比較用)日本国内 現罹患率0.015%=要治療19,179人/人口約1億2547万人(2021年6月)
7月12日現在
無症状率 90.1%
罹 患 率 0.394%
▲国際線到着空港は日本国内より26.2倍も危険!
(比較用)日本国内 現罹患率0.015%=要治療19,179人/人口約1億2547万人(2021年6月)
(比較用)日 本:罹患率0.654%=感染820,715人、死亡率0.0119%=死亡14,955人/約1億2547万人(2021年6月)←[緊急事態宣言発令中の危険国]
(比較用)ナイジェリア:罹患率0.083%=感染168,552人、死亡率0.0010%=死亡2,124人/人口約2億96万人(2019年)←※ロイター公式サイトが分かりやすいです。 https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/nigeria/
※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。
■空港検疫 国籍別結果
2020年03月:日本国籍60人・外国籍 6人=合計 66人(日:外=90.9%: 9.1%)
2020年04月:日本国籍68人・外国籍 12人=合計 80人(日:外=85.0%:15.0%)
2020年05月:日本国籍19人・外国籍 26人=合計 45人(日:外=42.2%:57.8%)
2020年06月:日本国籍31人・外国籍 93人=合計124人(日:外=25.0%:75.0%)
2020年07月:日本国籍58人・外国籍219人=合計277人(日:外=20.9%:79.1%)
2020年08月:日本国籍71人・外国籍119人=合計190人(日:外=37.4%:62.6%)
2020年09月:日本国籍64人・外国籍 98人=合計162人(日:外=39.5%:60.5%)
2020年10月:日本国籍75人・外国籍142人=合計217人(日:外=34.6%:65.4%)
2020年11月:日本国籍128人・外国籍225人=合計353人(日:外=36.3%:63.7%)
2020年12月:日本国籍169人・外国籍190人=合計359人(日:外=47.1%:52.9%)
2021年01月:日本国籍59人・外国籍190人=合計249人(日:外=23.7%:76.3%)
2021年02月:日本国籍28人・外国籍46人=合計74人(日:外=37.8%:62.2%)
2021年03月:日本国籍66人・外国籍106人=合計172人(日:外=38.4%:61.6%)
2021年04月:日本国籍77人・外国籍215人=合計292人(日:外=26.4%:73.6%)
2021年05月:日本国籍79人・外国籍160人=合計239人(日:外=33.1%:66.9%)
2021年06月:日本国籍64人・外国籍95人=合計159人(日:外=40.3%:59.7%)
6月分の空港検疫での陽性者の国籍内訳が発表されました。
今月は少し発表が遅かったです。強制隔離中陽性を待った感じでしょうか。5月分も修正されています。これにより、検査日基準なのか、到着日基準なのかがよく分からなくなってしまいました。
陽性者数は150人台まで減少。先月に引き続き外国籍者が一気に減っています。
(外国籍者の入国が著しく多い)南アジアの影響が小さくなった感じでしょうか。日本人は昨年12月以来の4割超となっています。日本人が多くなったというよりは、下がっていないと言えるでしょうか。
■空港検疫 全員検査結果(7月10日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
4月30日発表分までは別にまとめています。
2020年04月04日〜2021年06月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/482404815.html
2020年04月04日〜2021年07月01日:対象766,797人、陽性3,057人/罹患率0.398%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年07月02日:対象769,721人、陽性3,062人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年07月03日:対象773,213人、陽性3,073人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年07月04日:対象777,092人、陽性3,087人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年07月05日:対象780,144人、陽性3,096人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年07月06日:対象784,338人、陽性3,105人/罹患率0.395%
2020年04月04日〜2021年07月07日:対象786,770人、陽性3,116人/罹患率0.396%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年07月08日:対象789,196人、陽性3,127人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年07月09日:対象792,001人、陽性3,134人/罹患率0.395%
2020年04月04日〜2021年07月10日:対象795,352人、陽性3,152人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年07月11日:対象799,246人、陽性3,158人/罹患率0.395%
2020年04月04日〜2021年07月12日:対象802,819人、陽性3,168人/罹患率0.394%
4月3日以降の検査数が80万人を突破しました。
7月10日(土)分と思われる検査人数は3,573人と、三千人を超えました。完全に増加気味です。
感染者は10人増加。罹患率はやや改善しました。
※2021年1月9日到着分(2021年1月11日発表分)から全入国者に対する検査が開始されており、検査数≒入国者数の状況です。(ただし、三日間の強制隔離対象国が徐々に増えてきており、入国直前と三日後の二回検査を受けている人が増加しています。検査数>入国者数に少し偏っていると考えられます。=実際の罹患率は上記数値よりも悪いと思われます。)
■新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年7月12日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19778.html
■空港検疫検査 到着日別詳細結果(7月11日到着分までが反映と推定、下記の数字には海港検疫の数は含めていません)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
4月30日到着分までは、別にまとめています。
2020年04月03日〜2021年06月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/482404815.html
07月01日:症状 有3 無4=陽性7人 3087・3088・3093・3094・3095・3124・3129
07月02日:症状 有7 無11=陽性18人 3096・3098・3099・3100・3101・3102・3103・3104・3105・3106・3107・3108・3109・3130・3131・3133・3134・3145
07月03日:症状 有4 無7=陽性11人 3110・3111・3114・3115・3116・3117・3118・3119・3120・3144・3145
07月04日:症状 有2 無4=陽性6人 3121・3122・3125・3126・3154・3157
07月05日:症状 有3 無12=陽性15人 3127・3128・3132・3135・3136・3137・3138・3139・3140・3166・3167・3169・3170・3171・3172
[空港別] 成田5・羽田7・中部2・関空1
[男女別] 男10・女5
[年代別] 10代2・20代1・30代2・40代5・50代3・60代2・70代0・80代上0
[渡航元] フィリピン2・インドネシア6・バングラデシュ1・UAE1・フランス1・スペイン1・英国2・アルジェリア1
[居住地] 千葉2・東京4・神奈川1・静岡1・愛知2・兵庫1・非公表4
07月06日:症状 有5 無5=陽性10人 3141・3142・3143・3147・3148・3149・3152・3165・3179・3180
[空港別] 成田5・羽田5
[男女別] 男8・女2
[年代別] 10代下0・20代2・30代2・40代3・50代3・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] インドネシア3・UAE1・タジキスタン2・ロシア1・マルタ1・セネガル1・シエラレオネ1
[居住地] 埼玉1・千葉1・東京2・神奈川1・京都1・大阪1・広島1・非公表2
07月07日:症状 有0 無5=陽性5人 3150・3151・3153・3155・3156
[空港別] 成田2・羽田2・関空1
[男女別] 男4・女1
[年代別] 10代下4・20代1・30代3・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] ミャンマー1・インドネシア2・英国2
[居住地] 東京1・神奈川1・岐阜1・兵庫1・非公表1
07月08日:症状 有1 無14(+1)=陽性15人 3158・3159・3160・3161・3162・3163・3164・3168・3173・3174・3175・3176・3177・3193・3194
[空港別] 成田8・羽田4(+1)・関空3
[男女別] 男15(+1)・女0
[年代別] 10代下1・20代3・30代5・40代5(+1)・50代1・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] フィリピン1・ミャンマー2・インドネシア7(+1)・ウズベキスタン1・タジキスタン1・スペイン2・英国1
[居住地] 埼玉1・千葉1・東京3・神奈川3(+1)・京都1・大阪1・兵庫1・非公表4
07月09日:症状 有1 無3=陽性4人 3178・3181・3182・3184
[空港別] 成田1・羽田2・関空1
[男女別] 男4・女0
[年代別] 10代下0・20代1・30代0・40代0・50代3・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] インドネシア1・ミャンマー1・イスラエル1・マルタ1
[居住地] 東京2・神奈川1・大阪1
07月10日:症状 有2 無6(+1)=陽性8人 3183・3185・3186・3187・3188・3189・3190・3200
[空港別] 成田3・羽田2・中部2(+1)・福岡1
[男女別] 男7(+1)・女1
[年代別] 10代下1・20代1・30代1・40代3(+1)・50代1・60代1・70代0・80代上0
[渡航元] フィリピン2・インドネシア2・ミャンマー1・ロシア2(+1)・米国1
[居住地] 山形1・千葉2(+1)・東京2・神奈川1・愛知1・福岡1
07月11日:症状 有3(+2) 無8(+7)=陽性11人 3191・3192・3195・3196・3197・3198・3199・3201・3202・3203・3204
[空港別] 成田8(+6)・関空3(+3)
[男女別] 男8(+6)・女3(+3)
[年代別] 10代下1(+1)・20代2(+1)・30代2(+1)・40代4(+4)・50代2(+2)・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] フィリピン1(+1)・インドネシア4(+2)・UAE1(+1)・ロシア2(+2)・ナイジェリア1(+1)・米国2(+2)
[居住地] 東京4(+3)・神奈川2(+2)・京都1(+1)・大阪1(+1)・奈良1(+1)・兵庫1(+1)・非公表1
07月12日:症状 有1 無0=陽性1人 3205
[空港別] 成田1
[男女別] 男1・女0
[年代別] 10代下0・20代0・30代0・40代0・50代0・60代0・70代1・80代上0
[渡航元] メキシコ1
[居住地] 愛知1
合計12人の陽性確認が発表されました。
2020年4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は2021年7月12日までの464日間で3,125人になりました。
3,125人のうち有症状は3人増えて308人です。無症状は2,817人で、無症状率は90.1%です。ここのところ有症状者が激増しており、無症状率が一気に悪化しています。悪化している要因が不明ですが、どうしても日本に来なければならない事情を抱えた人が無理してでも来るというパターンが増えているのかもしれません。
本日発表分は、行動歴(渡航元)と居住地両方とも非公表者はいませんでした。
11日成田着ロシアから入国の東京都居住女が10歳未満で、同行者がいる団体感染が疑われます。ロシアからの10歳未満の陽性者確認は2日連続です。夏休みに向けて家族渡航が増えてきましたでしょうか。
有症状者が3人も出ています。
11日成田着インドネシアから入国の神奈川県居住40代男が、発熱、咳嗽、倦怠感症状です。
11日成田着インドネシアから入国の東京都居住50代男が、発熱、咳嗽、倦怠感症状です。
12日成田着メキシコから入国の愛知県居住70代男が、発熱症状です。
メキシコからは直行便で半日程度の飛行で、機内発症とみられます。
インドネシアからは直行便で8時間弱の飛行で、機内発症かは微妙です。インドネシアからの有症状者が止まりません。
強制隔離中の陽性とみられる事例は、2日後陽性に当たる7月10日着が1人、3日後陽性に当たる7月8日着が1人出ています。インドネシア、ロシアからそれぞれ1人です。
これで3日間強制隔離対象国が少し多めに増えた3月5日着から7月10日着までの128日間で、強制隔離中の陽性者は260人となりました。元々いるはずがない超稀な事例だったはずなのに、すり抜け直前の陽性確認があまりにも多すぎますね。
インドネシアは相変わらず勢いが止まりません。今日も3人陽性で、さらに、また有症状者、強制隔離中発症が確認されています。
先月から激烈に悪化していますが、やっと9日から10日間強制隔離となりました。
しかし、9日着に続いて、今日も10日着、11日着の陽性者が確認されています。強制隔離は、入国者数を減らすという点ではほとんど意味がないです。
ロシアとアラブ首長国連邦が不気味に陽性者が出続けています。
海港検疫での陽性者が1人発表されました。
7月9日釧路着40代男で有症状者(発熱、咳嗽)です。いつもどおり、行動歴、居住地ともに「-」の謎人物です。
■新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港・海港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19811.html
STAY HOME NOW, FLY LATER