2021年07月14日

空港検疫7/14_22人中尼国10人も

◇空港検疫 ついに20人超、インドネシア止まらず今日も22人中10人、10日後陽性まで発生 7月14日発表分

厚生労働省(厚労省)は7月14日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、2020年4月3日午前0時から症状の有無や濃厚接触の有無、ワクチン摂取状況等に関係なく、上陸拒否国からの入国者全員検査を実施しています。さらに2021年1月9日午前0時からは非上陸拒否国も含めた入国者全員検査を、緊急事態宣言中限定として臨時的に実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。


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7月14日現在
無症状率 90.0%
罹 患 率 0.393%

▲国際線到着空港は日本国内より26.2倍も危険!

(比較用)日本国内 現罹患率0.015%=要治療19,713人/人口約1億2547万人(2021年6月)

(比較用)日 本:罹患率0.657%=感染824,589人、死亡率0.0119%=死亡14,971人/約1億2547万人(2021年6月)←[緊急事態宣言発令中の危険国家]
(比較用)モザンビーク:罹患率0.302%=感染91,886人、死亡率0.0033%=死亡1,013人/人口約3,036万人(2019年)←[爆増中・ピーク]※ロイター公式サイトが分かりやすいです。 https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/mozambique/


※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。



空港検疫 全員検査結果(7月12日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
4月30日発表分までは別にまとめています。

2020年04月04日〜2021年06月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/482404815.html

2020年04月04日〜2021年07月01日:対象766,797人、陽性3,057人/罹患率0.398%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年07月02日:対象769,721人、陽性3,062人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年07月03日:対象773,213人、陽性3,073人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年07月04日:対象777,092人、陽性3,087人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年07月05日:対象780,144人、陽性3,096人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年07月06日:対象784,338人、陽性3,105人/罹患率0.395%
2020年04月04日〜2021年07月07日:対象786,770人、陽性3,116人/罹患率0.396%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年07月08日:対象789,196人、陽性3,127人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年07月09日:対象792,001人、陽性3,134人/罹患率0.395%
2020年04月04日〜2021年07月10日:対象795,352人、陽性3,152人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年07月11日:対象799,246人、陽性3,158人/罹患率0.395%
2020年04月04日〜2021年07月12日:対象802,819人、陽性3,168人/罹患率0.394%
2020年04月04日〜2021年07月13日:対象807,551人、陽性3,181人/罹患率0.393%※海港検疫含む

2020年04月04日〜2021年07月14日:対象810,617人、陽性3,190人/罹患率0.393%

7月12日(月)分と思われる検査件数は3,066件と、三千件を超えました。完全に増加気味です。
感染者は9人増加。罹患率は横ばいでした。
※2021年1月9日到着分(2021年1月11日発表分)から全入国者に対する検査が開始されており、検査数≒入国者数の状況です。(ただし、三日間の強制隔離対象国が徐々に増えてきており、入国直前と三日後の二回検査を受けている人が増加しています。検査数>入国者数に少し偏っていると考えられます。=実際の罹患率は上記数値よりも悪いと思われます。)

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年7月14日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19834.html















空港検疫検査 到着日別詳細結果(7月13日到着分までが反映と推定、下記の数字には海港検疫の数は含めていません)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
4月30日到着分までは、別にまとめています。

2020年04月03日〜2021年06月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/482404815.html

07月01日:症状 有3 無4=陽性7人 3087・3088・3093・3094・3095・3124・3129
07月02日:症状 有7 無11=陽性18人 3096・3098・3099・3100・3101・3102・3103・3104・3105・3106・3107・3108・3109・3130・3131・3133・3134・3145
07月03日:症状 有4 無7=陽性11人 3110・3111・3114・3115・3116・3117・3118・3119・3120・3144・3145

07月04日:症状 有3(+1) 無5(+1)=陽性7人 3121・3122・3125・3126・3154・3157・3235・3236
 [空港別] 成田3・羽田4(+2)・関空1
 [男女別] 男7(+2)・女1
 [年代別] 10代下0・20代2(+1)・30代4(+1)・40代1・50代1・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] インドネシア7(+2)・バングラデシュ1
 [居住地] 東京1・神奈川1(+1)・大阪1・広島1(+1)・非公表4

07月05日:症状 有3 無12=陽性15人 3127・3128・3132・3135・3136・3137・3138・3139・3140・3166・3167・3169・3170・3171・3172
07月06日:症状 有5 無5=陽性10人 3141・3142・3143・3147・3148・3149・3152・3165・3179・3180

07月07日:症状 有0 無5=陽性5人 3150・3151・3153・3155・3156
 [空港別] 成田2・羽田2・関空1
 [男女別] 男4・女1
 [年代別] 10代下4・20代1・30代3・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] ミャンマー1・インドネシア2・英国2
 [居住地] 東京1・神奈川1・岐阜1・兵庫1・非公表1
07月08日:症状 有1 無14=陽性15人 3158・3159・3160・3161・3162・3163・3164・3168・3173・3174・3175・3176・3177・3193・3194
 [空港別] 成田8・羽田4・関空3
 [男女別] 男15・女0
 [年代別] 10代下1・20代3・30代5・40代5・50代1・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン1・ミャンマー2・インドネシア7・ウズベキスタン1・タジキスタン1・スペイン2・英国1
 [居住地] 埼玉1・千葉1・東京3・神奈川3・京都1・大阪1・兵庫1・非公表4
07月09日:症状 有1 無7=陽性8人 3178・3181・3182・3184・3206・3208・3209・3210
 [空港別] 成田3・羽田4・関空1
 [男女別] 男6・女2
 [年代別] 10代下1・20代2・30代0・40代1・50代4・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] インドネシア3・ミャンマー1・パキスタン1・イスラエル1・マルタ1・オランダ1
 [居住地] 埼玉1・東京3・神奈川1・静岡1・大阪1・兵庫1
07月10日:症状 有2 無12(+6)=陽性14人 3183・3185・3186・3187・3188・3189・3190・3200・3219・3220・非公表3221・3222・3223・3225
 [空港別] 成田5(+2)・羽田5(+3)・中部3(+1)・福岡1
 [男女別] 男12(+5)・女2(+1)
 [年代別] 10代下1・20代3(+2)・30代4(+3)・40代3・50代2(+1)・60代1・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン3(+1)・インドネシア5(+3)・ミャンマー1・ロシア3(+1)・米国1・ブラジル1(+1)
 [居住地] 山形1・宮城1(+1)・埼玉1(+1)・千葉2・東京4(+2)・神奈川1・愛知1・福岡1・非公表2(+2)

07月11日:症状 有3 無9(+1)=陽性12人 3191・3192・3195・3196・3197・3198・3199・3201・3202・3203・3204・3234
 [空港別] 成田8・関空4(+1)
 [男女別] 男9(+1)・女3
 [年代別] 10代下1・20代2・30代2・40代5(+1)・50代・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン1・インドネシア5(+1)・UAE1・ロシア2・ナイジェリア1・米国2
 [居住地] 東京4・神奈川2・京都1・大阪1・奈良1・兵庫2(+1)・非公表1

07月12日:症状 有3 無3=陽性6人 3205・3207・3211・3212・3213・3214
 [空港別] 成田2・羽田2・中部1・関空1
 [男女別] 男5・女1
 [年代別] 10代下0・20代1・30代1・40代1・50代1・60代1・70代1・80代上0
 [渡航元] フィリピン1・インドネシア2・ロシア1・米国1・メキシコ1
 [居住地] 栃木1・東京1・愛知3・兵庫1
07月13日:症状 有3 無9=陽性12人 3215・3219・3217・3218・3224・3226・3227・3228・3229・3230・3231・3232
 [空港別] 成田9・羽田3
 [男女別] 男11・女2
 [年代別] 10代下2・20代3・30代2・40代3・50代2・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] インドネシア4・英国2・ギニア1・モザンビーク1・米国4
 [居住地] 青森1・千葉6・東京2・神奈川2・非公表1

07月14日:症状 有0 無1=陽性1人 3233
 [空港別] 関空1
 [男女別] 男1・女0
 [年代別] 10代下0・20代0・30代0・40代0・50代1・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] ミャンマー1
 [居住地] 大阪1


合計22人の陽性確認が発表されました。
2020年4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は2021年7月14日までの466日間で3,156人になりました。
3,156人のうち有症状は4人増えて314人です。無症状は2,842人で、無症状率は90.0%です。ここのところ有症状者が激増しており、無症状率が一気に悪化しています。悪化している要因が不明ですが、どうしても日本に来なければならない事情を抱えた人が無理してでも来るというパターンが増えているのかもしれません。

本日発表分は、行動歴(渡航元)と居住地両方とも非公表者はいませんでした。
13日成田着インドネシアから入国の千葉県居住者4人(40代男2人・50代男2人)が連番確認されており、団体感染が疑われます。

有症状者が4人出ています。
13日成田着インドネシアから入国の千葉県居住40代男が、発熱、咳嗽症状です。
13日成田着インドネシアから入国の千葉県居住50代男が、発熱症状です。
13日羽田着英国から入国の居住地非公表10代男が、咽頭痛症状です。
12日羽田着インドネシアから入国の神奈川県居住30代男が、発熱、咽頭痛症状です。
英国からは直行便で半日程度の飛行で、機内発症とみられます。
インドネシアからは直行便で8時間弱の飛行で、機内発症かは微妙です。インドネシアからの有症状者が止まりません。

強制隔離中の陽性とみられる事例は、10日後陽性に当たる7月4日着が2人、3日後陽性に当たる7月10日着が6人、7月11日着が1人も出ています。インドネシアから6人、フィリピン、ロシア、ブラジルからそれぞれ1人です。
これで3日間強制隔離対象国が少し多めに増えた3月5日着から7月11日着までの129日間で、強制隔離中の陽性者は273人となりました。元々いるはずがない超稀な事例だったはずなのに、すり抜け直前の陽性確認があまりにも多すぎますね。

インドネシアは相変わらず勢いが止まりません。今日も22人のうち10人を占め、さらに、また有症状者、強制隔離中発症が確認されています。
先月から激烈に悪化していますが、やっと9日から10日間強制隔離となりました。
しかし、9日着に続いて、今日も10日着、13日着の陽性者が確認されています。強制隔離は、入国者数を減らすという点ではほとんど意味がないです。


6月19日発表3011例目(6月18日羽田着インドネシアから入国の東京都居住男)の年代40代が誤っていたことが発表されました。
正しくは50代とのことです。
変異株発表が毎日発表と異なっていることを既に報じましたが、変異株発表の方が正しいことが分かりました。


新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19858.html


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ラベル:検疫
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粟国_21日〜再就航決定!

■粟国空港 21日からDAK固定翼定期便再就航決定!、EXCの補助は廃止

第一航空(DAK)は13日、21日から那覇-粟国線を新規就航すると発表しました。固定翼旅客便の粟国空港への就航は、2018年3月以来となります。

DAKが就航するのは、那覇-粟国線。21日から月水土の週3往復(週3日各日1往復)すると発表しました。
粟国空港については、「係員は常駐しておりません。那覇粟国便到着後にカウンターをオープンします。」としています。

運賃は片道14,000円、沖縄県離島住民割引運賃で5,000円という格安設定になります。
使用機材は、以前と同じバイキング社製DHC-6-400型機で、2機体制であるとしています。国内では唯一の旅客便となります。

粟国空港に就航する固定翼旅客便は3年半ぶりの復活になります。
粟国路線は、2015年8月にDAKが滑走路逸脱の事故を起こしてから運休。2018年1月に再開したものの、沖縄県などの補助金問題による自治体との関係悪化もあり、2018年3月31日をもって再び運休していました。
その後、DAKの経営陣が一新され、再就航への動きが加速していました。

現在那覇-粟国線にはエクセル航空が回転翼機(ヘリコプター)で運航しています。
この便は、5名までで片道165,000円ですが、2015年11月から粟国村交通移動手段安定化対策事業による補助、2017年4月から沖縄県の離島交通ネットワーク確保事業による補助を受け、格安設定(5名までで片道22,000円)がされてきました。今回のDAK就航により補助が終了するため、20日の運航をもって格安設定がなくなることが発表されています。

現在沖縄県では緊急事態宣言が発出されており、粟国村では、「県外・県内からの来島(帰省を含む)について、緊急事態措置期間中は自粛してください。」とする方針を発表。やむなく来島する場合も「本島内にあるPCR検査センターなどで来島2日以内にPCR検査の受検」を要請し、「来島後、村民の方との会食等の接触は控えるようお願いします。」としています。

那覇から粟国まで25分(DAK公式サイト)
https://www.dai1air.com/okinawa/
【ヘリタクシー】 粟国村補助事業終了のお知らせ(EXC公式サイト)
https://okinawa3j.excel-air.com/posts/news24.html


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posted by johokotu at 22:00| 東京 ☁| Comment(0) | 粟国空港 | 更新情報をチェックする

緊急警報!危険ついに20人超!!

緊急警報! 危険、本日発表分二桁人数陽性確認!!ついに20人超、急激悪化中!!!

国際線到着空港 感染リスク急拡大中!!
ウイルス密輸緊急事態宣言状態!!


空港検疫での入国者に対する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の全員検査で、本日発表分で二桁人数の感染が確認されました。

14日に、陽性が確認されたとして発表があったのは全部で22人です。7月13日到着分が12人、速報に近い7月14日到着分が1人出ました。そして、すり抜け予備群と言える10日後陽性の7月4日到着分が2人、3日後陽性の7月10日到着分が6人、7月11日到着分が1人出ています
有症状者も4人も発生しています。

空港検疫でのCOVID-19感染確認の発表分で一日二桁人数となるのは、7月12日以来2日ぶり。7月に入ってからは2日に1回ペースを上回っています。
5月に少し下火になりつつありましたが、結局1か月も続かず、再び増加傾向となり、緊急事態宣言状態に完全に逆戻りしました。

入国者の感染が再び増加傾向に転じ始めました
国際線の発着する空港への不要不急の来港や
入国者のお迎え、入国者との接触はしばらく自粛しませんか


詳細は14日23時にアップ予定の日々の記事で書く予定です。

新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19858.html


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ラベル:検疫 感染症
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いまさら2-row rule?候補?

◆空港検疫 いまさら2-row rule?候補?昨年3月には列離れた人の発症事例既に発生済み、今年6月にも昨年8月の機内感染疑い事例発表

この記事は、公式発表を基にしておらず、他報道機関の記事を基に記載しています。
読まれる際は、充分ご注意ください。


東京五輪開催に絡み、ウガンダから入国した選手団の1人が空港検疫で陽性になったのに、同行者が大阪までチャーター者で移動していた事例を受け、いまさら、機内で前後2列にいた旅客を濃厚接触候補とする方針になったようです。

ウガンダ選手団の大阪へ移動した対応については、すべての入国者と何も変わらない普通の対応であることは前にも記事にもしました。今回はその部分は置いておきます。
空港検疫 東京五輪ウガンダ選手団濃厚接触者認定で「”なぜか”」大騒ぎに 入国者は皆こうです!!(2021年6月22日配信記事)
https://johokotu.seesaa.net/article/482127102.html
空港検疫すり抜け 五輪選手団だけ情報大公開が続く、14日間隔離の重要性が改めて明らかに(2021年6月23日配信記事)
https://johokotu.seesaa.net/article/482143430.html

7月6日付の読売新聞によりますと、「航空機で陽性者と同じ列か前後2列の座席だった同乗者を「濃厚接触候補者」と指定する。候補者には、入国後14日間の自宅などでの待機中に、厚生労働省が設置した「入国者健康確認センター」の担当者がビデオ通話や見回りなどを実施して、待機を守っているかどうかを確認する。濃厚接触者に該当するかどうかは、保健所が最終判断する。」と報じています。

空港検疫で陽性なら、機内で同じ列か前後2列を「濃厚接触候補者」に…行動確認を徹底へ(読売新聞公式サイト)
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210706-OYT1T50225/

この記事、水際対策が強化されて万々歳と言う内容なのですが、よく読んでみると非常に変です。



1年以上も2-row ruleをしてこなかった???
「航空機で陽性者と同じ列か前後2列の座席だった同乗者を「濃厚接触候補者」と指定」とのことですが、これ、当たり前です
そもそも新型インフルエンザ対策の時代から、前後2列の搭乗者を濃厚接触者として扱う「2-row rule」が「世界的に」存在し、当たり前のように実施されてきたはずです。
なぜ今更新しい取り組みのように記事が出るのでしょう。しかも濃厚接触者ではなく、濃厚接触候補者になるだけです。

そして、今回の新型コロナウイルス感染症では、既に、日本国内だけみても、機内感染の前例があります
例えば、昨年3月事例。たった2時間搭乗ですら、前後2列では収まりきらず、16列も離れた人にも感染することが、既に昨年11月の時点で発覚しています。

航空機内集団感染(クラスター感染) 少なくとも四次感染まで確認 予防には情報提供が重要であることが明らかに(2020年11月19日配信)
https://johokotu.seesaa.net/article/478570058.html
COVID-19 3月の機内クラスター感染事例半年経って確定的に(2020年11月15日配信)
https://johokotu.seesaa.net/article/478495235.html

さらに先月29日には、昨年8月に同じ列で機内感染が起きていたことも公表されています。

国際線航空機内にて新型コロナウイルス感染症伝播が疑われた事例, 2020年8月(国立感染症研究所公式サイト)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2502-idsc/iasr-in/10468-496d07.html

機内感染事例は普通に起きています。少なくとも前後2列を濃厚接触者とするのは当たり前で、機内全員を濃厚接触者としてもおかしくないのに、あまりにもお粗末です。
少なくとも昨年3月、8月と2度も機内感染事例が起こり、3月の件は11月には世の中に公表されていたにもかかわらず、1年以上経った今でも2-row ruleすら適用していないとはあり得ない話です。


感染者が出た便の便名を公表するだけで、個々人へ連絡する手間は省けるのに、なぜそれすらしないのか、疑問です。

例えば、中国では、到着便から感染者が出ると、ペナルティとして就航便数の制限が課せられます。当然、就航制限の根拠となる陽性者情報もすぐに公表されます。そんな国もある中です。
便数制限まですべきかは別議論でしょうが、どの便に何人陽性者がいたかはすぐに分かること。同乗者への注意喚起の意味でも、感染者が出た便の便名公表を進めてもらいたいものです。週1便程度の国からの就航先だと想像は付きます(例:ネパール航空カトマンズ線))。しかし、米国やロシア、中国のように複数の路線がある国からの入国者の場合、入国規制は州等の地域ごとなのに、行動歴は国名しか発表されないので、どの便かの予想は不可能です。
入国者全員が差別なく14日間強制隔離となるか、確実に自主隔離出来ているのなら、そんな便のことなど気にする必要ないんでしょうが、、、。
同じ便に乗っていた入国者の市中での発症事例も同時に公表されると、より安心感が増すのですが。昨年3月の事例ですら、きちんと公表されてませんから、無理でしょうね。

乗客のPCR検査結果に基づく国際線の運航停止措置を強化(日本貿易振興機構公式サイト)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/12/85d8ad50e4834b8d.html



濃厚接触者の監視を強化???
「候補者には、入国後14日間の自宅などでの待機中に、厚生労働省が設置した「入国者健康確認センター」の担当者がビデオ通話や見回りなどを実施して、待機を守っているかどうかを確認する。」とのことですが、これ、当たり前です。14日間待機監視は入国者全員に行っているはずです。

なぜ今更新しい取り組みのように記事が出るのでしょう。

しかも、今回の新型コロナウイルス感染症では、14日間自主隔離を守らないことが問題視されています。実際に14日自主隔離中に家族や友人に感染拡大する事例も後を絶ちません。

少なくとも入国者全員の14日間待機確認するのは当たり前で、14日間自主隔離の違反者は外人なら即刻国外追放としてもおかしくない状況なのに、待機確認すらしていないのは、あまりにもお粗末です。
毎月のように入国者による国内感染拡大事例が起こり、世の中に公表されているにもかかわらず、パンデミックから1年以上経った今でも14日間待機確認を行っていないとはあり得ない話です。




東京五輪の為の入国を巡ってマスコミが大騒ぎし始めたせいか、今更感満載の水際対策が少しずつ実行に移されてきているようです。が、当たり前のことすらできていない穴だらけ対応が続いています。

防ごう、空港検疫すり抜けによるウイルス密輸
防ごう、入国14日以内の接触によるウイルス拡散
防ごう、空港へのお迎えによるウイルス拝受
防ごう、海外から動くことによるウイルス蔓延


空港検疫でのすり抜けは必ず発生します。
入国者が家族と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
入国者が友人と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
入国者が他人と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
家族が入国者と接触しなけりゃ、家族に感染は拡がりません。
友人が入国者と接触しなけりゃ、友人に感染は拡がりません。
他人が入国者と接触しなけりゃ、他人に感染は拡がりません。
入国者が国内で接触しなけりゃ、国内に感染は拡がりません。
入国時検査の陽性・陰性は関係ありません。
入国時に検査するかしないかは関係ありません。
超人能力を持った選手かVIPか下々の者かは関係ありません。
変異株かどうかも関係ありません。
ワクチンを打ったか打たなかったかは関係ありません。
いいかげん、14日間の自主隔離をしっかり行いませんか。


だから、STAY HOME NOW, FLY LATER
国際線就航空港に行くのは我慢しよう

ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 01:00| 東京 🌁| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする