厚生労働省(厚労省)は7月20日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、2020年4月3日午前0時から症状の有無や濃厚接触の有無、ワクチン摂取状況等に関係なく、上陸拒否国からの入国者全員検査を実施しています。さらに2021年1月9日午前0時からは非上陸拒否国も含めた入国者全員検査を、緊急事態宣言中限定として臨時的に実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。
(●●●)
7月20日現在
無症状率 89.8%←[急激悪化中]
罹 患 率 0.388%
▲国際線到着空港は日本国内より17.6倍も危険!
(比較用)日本国内 現罹患率0.022%=要治療27,617人/人口約1億2547万人(2021年6月)
7月20日現在
無症状率 89.8%←[急激悪化中]
罹 患 率 0.388%
▲国際線到着空港は日本国内より17.6倍も危険!
(比較用)日本国内 現罹患率0.022%=要治療27,617人/人口約1億2547万人(2021年6月)
(比較用)日 本:罹患率0.672%=感染844,014人、死亡率0.0120%=死亡15,060人/約1億2547万人(2021年6月)←[緊急事態宣言発令中の危険国家]
(比較用)チ リ:罹患率8.447%=感染1,600,883人、死亡率0.1822%=死亡34,539人/人口約1,895万人(2019年)←[激増中・ピーク]※ロイター公式サイトが分かりやすいです。 https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/chile/
※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。
■空港検疫 全員検査結果(7月18日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
4月30日発表分までは別にまとめています。
2020年04月04日〜2021年06月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/482404815.html
2020年04月04日〜2021年07月01日:対象766,797人、陽性3,057人/罹患率0.398%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年07月02日:対象769,721人、陽性3,062人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年07月03日:対象773,213人、陽性3,073人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年07月04日:対象777,092人、陽性3,087人/罹患率0.397%
2020年04月04日〜2021年07月05日:対象780,144人、陽性3,096人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年07月06日:対象784,338人、陽性3,105人/罹患率0.395%
2020年04月04日〜2021年07月07日:対象786,770人、陽性3,116人/罹患率0.396%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年07月08日:対象789,196人、陽性3,127人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年07月09日:対象792,001人、陽性3,134人/罹患率0.395%
2020年04月04日〜2021年07月10日:対象795,352人、陽性3,152人/罹患率0.396%
2020年04月04日〜2021年07月11日:対象799,246人、陽性3,158人/罹患率0.395%
2020年04月04日〜2021年07月12日:対象802,819人、陽性3,168人/罹患率0.394%
2020年04月04日〜2021年07月13日:対象807,551人、陽性3,181人/罹患率0.393%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年07月14日:対象810,617人、陽性3,190人/罹患率0.393%
2020年04月04日〜2021年07月15日:対象814,459人、陽性3,212人/罹患率0.394%
2020年04月04日〜2021年07月16日:対象818,334人、陽性3,222人/罹患率0.393%
2020年04月04日〜2021年07月17日:対象822,725人、陽性3,235人/罹患率0.393%
2020年04月04日〜2021年07月18日:対象827,851人、陽性3,250人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年07月19日:対象833,741人、陽性3,260人/罹患率0.391%
2020年04月04日〜2021年07月20日:対象841,108人、陽性3,271人/罹患率0.388%
7月18日(日)分と思われる検査件数は7,367件と、いきなり七千件を超えました。全員検査が始まった2020年4月3日以来の過去最多を三日連続で更新しました。五輪関係者の入国がピークとの報道がありましたので、それが原因と思われます。今入国するということは、14日隔離をするつもりは毛頭ないといった感じでしょうか。日本の検疫が舐められている証拠ですね。
感染者は11人増加。罹患率は一気に改善しました。検体数が非常に多いので、一気に薄まった感じです。
隔離施設の確保が出来ないからと、入国する航空機の搭乗者数は制限されていたはずです。航空便の便数と人数の計算が合わない気がします。満席に近い密な状態で飛んできてないですよね、、、。そうなると、機内に1人患者がいたら一気にクラスターになってしまいます。
※2021年1月9日到着分(2021年1月11日発表分)から全入国者に対する検査が開始されており、検査数≒入国者数の状況です。(ただし、三日間の強制隔離対象国が徐々に増えてきており、入国直前と三日後の二回検査を受けている人が増加しています。検査数>入国者数に少し偏っていると考えられます。=実際の罹患率は上記数値よりも悪いと思われます。)
■新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年7月20日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19972.html
■空港検疫検査 到着日別詳細結果(7月19日到着分までが反映と推定、下記の数字には海港検疫の数は含めていません)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
4月30日到着分までは、別にまとめています。
2020年04月03日〜2021年06月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/482404815.html
07月01日:症状 有3 無4=陽性7人 3087・3088・3093・3094・3095・3124・3129
07月02日:症状 有7 無11=陽性18人 3096・3098・3099・3100・3101・3102・3103・3104・3105・3106・3107・3108・3109・3130・3131・3133・3134・3145
07月03日:症状 有4 無7=陽性11人 3110・3111・3114・3115・3116・3117・3118・3119・3120・3144・3145
07月04日:症状 有3 無5=陽性7人 3121・3122・3125・3126・3154・3157・3235・3236
07月05日:症状 有3 無12=陽性15人 3127・3128・3132・3135・3136・3137・3138・3139・3140・3166・3167・3169・3170・3171・3172
07月06日:症状 有5 無5=陽性10人 3141・3142・3143・3147・3148・3149・3152・3165・3179・3180
07月07日:症状 有0 無5=陽性5人 3150・3151・3153・3155・3156
07月08日:症状 有2 無15=陽性17人 3158・3159・3160・3161・3162・3163・3164・3168・3173・3174・3175・3176・3177・3193・3194・3241・3242
07月09日:症状 有1 無7=陽性8人 3178・3181・3182・3184・3206・3208・3209・3210
07月10日:症状 有3 無12=陽性15人 3183・3185・3186・3187・3188・3189・3190・3200・3219・3220・3221・3222・3223・3225・3263
07月11日:症状 有5 無11=陽性16人 3191・3192・3195・3196・3197・3198・3199・3201・3202・3203・3204・3234・3237・3238・3239・3240
07月12日:症状 有3 無7=陽性10人 3205・3207・3211・3212・3213・3214・3249・3250・3283・3285
07月13日:症状 有4 無13(+1)=陽性17人 3215・3219・3217・3218・3224・3226・3227・3228・3229・3230・3231・3232・3260・3262・3266・3267・3297
[空港別] 成田13(+1)・羽田4
[男女別] 男14(+1)・女3
[年代別] 10代下3・20代3・30代4(+1)・40代5・50代2・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] フィリピン1・インドネシア7(+1)・英国3・ギニア1・モザンビーク1・米国4
[居住地] 青森1・群馬1・埼玉1・千葉7・東京3・神奈川2・大阪1(+1)・非公表1
07月14日:症状 有5 無6=陽性11人 3233・3243・3244・3245・3246・3253・3254・3255・3256・3274・3275
[空港別] 成田8・羽田1・関空1・鹿児島1
[男女別] 男9・女2
[年代別] 10代下0・20代2・30代2・40代4・50代2・60代0・70代0・80代上1
[渡航元] ミャンマー1・インドネシア4・インドネシア/マレーシア1・UAE1・キルギス1・ギリシャ1・米国1・ブラジル1
[居住地] 栃木1・千葉2・東京1・神奈川2・大阪1・長崎1・非公表2
07月15日:症状 有1 無5=陽性6人 3247・3248・3251・3252・3257・3258
[空港別] 成田3・羽田3
[男女別] 男4・女2
[年代別] 10代下1・20代0・30代2・40代2・50代0・60代1・70代0・80代上0
[渡航元] インドネシア2・カザフスタン/トルコ1・ナイジェリア1・セネガル1・パナマ1
[居住地] 千葉1・東京3・非公表2
07月16日:症状 有2(+2) 無18(+8)=陽性20人 3259・3261・3264・3265・3268・3269・3270・3271・3272・3282・3292・3293・3294・3295・3296・3298・3299・3300・3303・3304
[空港別] 成田6(+3)・羽田11(+5)・関空3(+2)
[男女別] 男14(+7)・女6(+3)
[年代別] 10代下4(+4)・20代4(+2)・30代4(+1)・40代5(+3)・50代2・60代0・70代1・80代上0
[渡航元] フィリピン1・インドネシア5(+4)・イラン1・キルギス/UAE1(+1)・ウズベキスタン1・タジキスタン1・スイス1(+1)・スペイン1(+1)・英国2(+1)・タンザニア1・米国1・キューバ1・ペルー1(+1)・チリ1(+1)・非公表1
[居住地] 茨城1(+1)・東京7(+2)・神奈川1・愛知1(+1)・大阪3(+1)・山口1・非公表6(+5)
07月17日:症状 有0 無8=陽性8人 3273・3276・3277・3278・3279・3280・3281・3289
[空港別] 成田5・羽田3
[男女別] 男8・女0
[年代別] 10代下0・20代3・30代3・40代0・50代1・60代1・70代0・80代上0
[渡航元] 韓国1・インドネシア1・ロシア1・チェコ2・英国1・米国1・ブラジル1
[居住地] 東京7・兵庫1
07月18日:症状 有1 無4=陽性5人 3284・3286・3287・3288・3289
[空港別] 成田2・羽田3
[男女別] 男4・女1
[年代別] 10代下0・20代2・30代1・40代0・50代2・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] フィリピン1・イタリア1・モロッコ1・タンザニア1・米国1
[居住地] 東京1・広島1・非公表2・日本1
07月19日:症状 有1 無4(+4)=陽性5人 3291・3301・3302・3305・3306
[空港別] 羽田4(+3)・関空1(+1)
[男女別] 男2(+1)・女3(+3)
[年代別] 10代下0・20代3(+3)・30代1・40代1(+1)・50代0・60代0・70代0・80代上0
[渡航元] ベトナム1・キルギス1(+1)・英国1(+1)・米国1(+1)・ウズベキスタン/チリ1(+1)
[居住地] 東京2(+2)・神奈川1・山口1(+1)・非公表1(+1)
合計15人の陽性確認が発表されました。
2020年4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は2021年7月19日までの471日間で3,226人になりました。
3,226人のうち有症状は2人増えて329人です。無症状は2,897人で、無症状率は89.8%です。ここのところ有症状者が激増しており、無症状率が一気に悪化しています。危険です。悪化している要因が不明ですが、どうしても日本に来なければならない事情を抱えた人が無理してでも来るというパターンが増えているのかもしれません。
本日発表分は、行動歴(渡航元)と居住地両方とも非公表者はいませんでした。
16日羽田着インドネシアから入国の居住地非公表者4人(40代女・10代男・10歳未満男女)が連番確認されており、団体感染が疑われます。
有症状者が2人出ています。
16日羽田着インドネシアから入国の居住地非公表40代女が、発熱、咳嗽、咽頭痛症状です。
16日羽田着インドネシアから入国の居住地非公表10代男が、発熱、頭痛症状です。
3日後陽性のため、強制隔離中の発症とみられます。
またインドネシアからですが、また居住地非公表のトンデモナイ事例ですね。
強制隔離中の陽性とみられる事例は、6日後陽性に当たる7月13日着が1人、3日後陽性に当たる7月16日着がなんと10人も出ています。インドネシアから5人、キルギス/アラブ首長国連邦、スイス、スペイン、英国、ペルー、チリからそれぞれ1人です。
これで3日間強制隔離対象国が少し多めに増えた3月5日着から7月16日着までの134日間で、強制隔離中の陽性者は299人となりました。元々いるはずがない超稀な事例だったはずなのに、すり抜け直前の陽性確認があまりにも多すぎますね。
強制隔離中陽性が非常に増えてきています。強制隔離になっていない人もいるようですが、このままだとすり抜けがかなり多そうです。
14日以内にウズベキスタンとチリにいたという謎人物が1人出ています。
各国の渡航制限が厳しく、なかなか海外渡航が出来ない中で、地球の裏側に近いほど離れた2か国に滞在した直後に日本に入るというのは非常にまれなケース。そして感染してくるとはさらに稀な事例です。
欧州と米州が不気味に増えています。
欧州は特に英国とスペインが増加中。フランスなど強制隔離がなくなった国もあり、すり抜けが増えている懸念があります。
米州は米国に加えて南米が増えています。現地感染は先月がピークで、現在はピークを過ぎており、原因が謎です。
■新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19993.html
STAY HOME NOW, FLY LATER