2021年11月06日

空港検疫11/6_緩和比から4人

◇空港検疫 8日には強制隔離期間緩和するフィリピンから4人も・スリランカからも1人 11月6日発表分

厚生労働省(厚労省)は11月6日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、2020年4月3日午前0時から症状の有無や濃厚接触の有無、ワクチン摂取状況等に関係なく、上陸拒否国からの入国者全員検査を実施しています。さらに2021年1月9日午前0時からは非上陸拒否国も含めた入国者全員検査を、緊急事態宣言中限定として臨時的に実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。


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11月6日現在
無症状率 89.1%
罹 患 率 0.381%

▲国際線到着空港は東京都内より212倍危険!
(比較用)東京都:現罹患率0.001%=要治療252人/人口14,028,589人(2021年10月)

(比較用)東京都:罹患率2.721%=感染381,746人、死亡率0.0224%=死亡3,155人/人口14,028,589人(2021年10月)
(比較用)バーレーン:罹患率18.664%=感染276,983人、死亡率0.0938%=死亡1,393人/人口約148.4万人(2019年)←※ロイター公式サイトが分かりやすいです。https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/bahrain/


※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。



空港検疫 全員検査結果(11月4日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
4月30日発表分までは別にまとめています。

2020年04月04日〜2021年09月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/483927010.html

2020年04月04日〜2021年10月01日:対象1,053,242人、陽性4,141人/罹患率0.393%
2020年04月04日〜2021年10月02日:対象1,056,338人、陽性4,145人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年10月03日:対象1,059,477人、陽性4,159人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年10月04日:対象1,063,507人、陽性4,168人/罹患率0.391%
2020年04月04日〜2021年10月05日:対象1,067,337人、陽性4,194人/罹患率0.392%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年10月06日:対象1,069,060人、陽性4,205人/罹患率0.393%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年10月07日:対象1,071,134人、陽性4,214人/罹患率0.393%
2020年04月04日〜2021年10月08日:対象1,073,618人、陽性4,217人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年10月09日:対象1,076,281人、陽性4,220人/罹患率0.392%
2020年04月04日〜2021年10月10日:対象1,079,239人、陽性4,227人/罹患率0.391%
2020年04月04日〜2021年10月11日:対象1,081,784人、陽性4,234人/罹患率0.391%
2020年04月04日〜2021年10月12日:対象1,085,253人、陽性4,244人/罹患率0.391%
2020年04月04日〜2021年10月13日:対象1,086,737人、陽性4,246人/罹患率0.390%
2020年04月04日〜2021年10月14日:対象1,088,789人、陽性4,254人/罹患率0.390%
2020年04月04日〜2021年10月15日:対象1,091,738人、陽性4,261人/罹患率0.390%
2020年04月04日〜2021年10月16日:対象1,094,329人、陽性4,270人/罹患率0.390%
2020年04月04日〜2021年10月17日:対象1,097,164人、陽性4,277人/罹患率0.389%
2020年04月04日〜2021年10月18日:対象1,099,958人、陽性4,281人/罹患率0.389%
2020年04月04日〜2021年10月19日:対象1,104,007人、陽性4,290人/罹患率0.388%
2020年04月04日〜2021年10月20日:対象1,105,660人、陽性4,295人/罹患率0.388%
2020年04月04日〜2021年10月21日:対象1,107,679人、陽性4,299人/罹患率0.388%
2020年04月04日〜2021年10月22日:対象1,110,371人、陽性4,310人/罹患率0.388%
2020年04月04日〜2021年10月23日:対象1,112,736人、陽性4,311人/罹患率0.387%
2020年04月04日〜2021年10月24日:対象1,115,779人、陽性4,319人/罹患率0.387%
2020年04月04日〜2021年10月25日:対象1,118,467人、陽性4,326人/罹患率0.386%
2020年04月04日〜2021年10月26日:対象1,122,099人、陽性4,332人/罹患率0.386%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年10月27日:対象1,124,199人、陽性4,337人/罹患率0.385%
2020年04月04日〜2021年10月28日:対象1,126,022人、陽性4,339人/罹患率0.385%
2020年04月04日〜2021年10月29日:対象1,128,560人、陽性4,345人/罹患率0.385%
2020年04月04日〜2021年10月30日:対象1,131,194人、陽性4,346人/罹患率0.384%
2020年04月04日〜2021年10月31日:対象1,134,485人、陽性4,350人/罹患率0.383%
2020年04月04日〜2021年11月01日:対象1,137,445人、陽性4,364人/罹患率0.383%
2020年04月04日〜2021年11月02日:対象1,141,547人、陽性4,370人/罹患率0.382%
2020年04月04日〜2021年11月03日:対象1,143,967人、陽性4,375人/罹患率0.382%
2020年04月04日〜2021年11月04日:対象1,146,388人、陽性4,381人/罹患率0.382%
2020年04月04日〜2021年11月05日:対象1,149,728人、陽性4,394人/罹患率0.382%

2020年04月04日〜2021年11月06日:対象1,152,541人、陽性4,399人/罹患率0.381%

11月4日(木)分と思われる検査件数は2,813件です。3千件を超えました。
陽性者5人増加。罹患率はやや改善しました。

※2021年1月9日到着分(2021年1月11日発表分)から全入国者に対する検査が開始されており、検査数≒入国者数の状況です。(ただし、全員が強制隔離になる国があり、入国直前と3日後、6日後、10日後と複数回検査を受けている人が増加しています。検査数>入国者数に少し偏っていると考えられます。=実際の罹患率は上記数値よりも悪いと思われます。)

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年11月6日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22103.html














空港検疫検査 到着日別詳細結果(11月5日到着分までが反映と推定、下記の数字には海港検疫の数は含めていません)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
4月30日到着分までは、別にまとめています。

2020年04月03日〜2021年09月30日:https://johokotu.seesaa.net/article/483927010.html

10月01日:症状 有4 無14=陽性18人 4089・4090・4091・4092・4093・4094・4095・4096・4097・4098・4099・4100・4102・4122・4123・4124・4125・4128
10月02日:症状 有0 無15=陽性15人 4101・4104・4105・4106・4107・4108・4109・4110・4111・4112・4132・4133・4134・4135・4136
10月03日:症状 有1 無8=陽性9人 4115・4116・4117・4118・4119・4120・4141・4153・4155
10月04日:症状 有1 無5=陽性6人 4121・4126・4127・4129・4130・4131
10月05日:症状 有1 無4=陽性5人 4137・4138・4139・4140・4151
10月06日:症状 有0 無2=陽性2人 4142・4143
10月07日:症状 有1 無8=陽性9人 4144・4145・4146・4160・4161・4162・4163・4164・4165
10月08日:症状 有0 無5=陽性5人 4147・4148・4149・4150・4152
10月09日:症状 有0 無5=陽性5人 4154・4156・4157・4173・4174
10月10日:症状 有0 無11=陽性11人 4158・4159・4166・4167・4168・4169・4170・4171・4177・4179・4204
10月11日:症状 有1 無2=陽性3人 4172・4190・4192
10月12日:症状 有0 無4=陽性4人 4175・4176・4178・4196
10月13日:症状 有1 無6=陽性7人 4180・4181・4182・4183・4184・4185・4186
10月14日:症状 有1 無7=陽性8人 4187・4188・4189・4191・4193・4194・4195・4216
10月15日:症状 有1 無6=陽性7人 4197・4198・4199・4200・4201・4202・4237
10月16日:症状 有2 無3=陽性4人 4203・4205・4206・4221・4239
10月17日:症状 有1 無9=陽性10人 4207・4208・4209・4210.4211・4212・4213・4214・4215・4228
10月18日:症状 有0 無4=陽性4人 4217・4218・4219・4220
10月19日:症状 有1 無3=陽性4人 4222・4223・4224・4225
10月20日:症状 有1 無10=陽性11人 4226・4227・4229・4230・4231・4232・4233・4234・4235・4245・4247
10月21日:症状 有0 無2=陽性2人 4236・4252
10月22日:症状 有1 無6=陽性7人 4238・4240・4241・4242・4243・4257・4258
10月23日:症状 有1 無5=陽性6人 4244・4246・4248・4249・4250・4262
10月24日:症状 有0 無4=陽性4人 4251・4253・4254・4255
10月25日:症状 有0 無4=陽性4人 4256・4259・4260・4290
10月26日:症状 有0 無1=陽性1人 4261
10月27日:症状 有0 無7=陽性7人 4263・4264・4265・4275・4277・4282・4283
10月28日:症状 有0 無5=陽性5人 4266・4267・4268・4269・4289

10月29日:症状 有2 無2=陽性4人 4270・4271・4272・4273
 [空港別] 成田2・羽田2
 [男女別] 男4・女0
 [年代別] 10代下2・20代0・30代0・40代1・50代1・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] モンゴル1・ロシア1・ベルギー1・米国1
 [居住地] 埼玉1・神奈川2・非公表1
10月30日:症状 有0 無9=陽性9人 4274・4276・4278・4279・4280・4281・4284・4285・4286
 [空港別] 成田3・羽田2・中部2・関空2
 [男女別] 男7・女2
 [年代別] 10代下0・20代5・30代1・40代1・50代0・60代1・70代0・80代上1
 [渡航元] フィリピン1・ネパール2・インド1・ロシア1・ドイツ2・米国2
 [居住地] 東京1・愛知3・大阪1・岡山1・非公表3
10月31日:症状 有0 無8=陽性8人 4287・4288・4291・4292・4293・4306・4307・4308
 [空港別] 成田4・羽田3・関空1
 [男女別] 男5・女3
 [年代別] 10代下1・20代1・30代1・40代3・50代2・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] 韓国1・フィリピン2・バングラデシュ1・インド1・スーダン1・米国1・ブラジル1
 [居住地] 埼玉1・東京4・神奈川1・兵庫1・非公表1
11月01日:症状 有0 無8=陽性8人 4294・4295・4296・4297・4298・4299・4300・4319
 [空港別] 成田4・羽田2・中部1・関空1
 [男女別] 男3・女5
 [年代別] 10代下0・20代1・30代0・40代3・50代1・60代0・70代1・80代上2
 [渡航元] フィリピン1・ネパール2・パキスタン1・イタリア1・ウクライナ1・フランス/ポーランド2
 [居住地] 埼玉1・千葉1・神奈川1・岐阜1・大阪1・兵庫1・非公表2
11月02日:症状 有1 無3(+1)=陽性4人 4301・4302・4303・4324
 [空港別] 羽田2・関空2(+1)
 [男女別] 男3(+1)・女1
 [年代別] 10代下0・20代1(+1)・30代0・40代1・50代1・60代1・70代0・80代上0
 [渡航元] フィリピン1(+1)・UAE1・トルコ1・オーストリア1
 [居住地] 京都1・兵庫1(+1)・非公表2
11月03日:症状 有2 無6=陽性8人 4304・4305・4309・4310・4311・4312・4313・4314
 [空港別] 成田5・羽田2・関空1
 [男女別] 男5・女3
 [年代別] 10代下3・20代1・30代0・40代2・50代1・60代1・70代0・80代上0
 [渡航元] タイ1・ネパール3・ドイツ1・フランス1・カナダ1・米国1
 [居住地] 東京4・大阪3・非公表1
11月04日:症状 有1 無6=陽性7人 4315・4316・4317・4318・4320・4321・4322
 [空港別] 成田4・羽田1・関空2
 [男女別] 男6・女1
 [年代別] 10代下2・20代2・30代2・40代0・50代1・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] ネパール2・バーレーン2・ドイツ1・英国1・米国1
 [居住地] 東京3・神奈川1・岡山1・鹿児島2
11月05日:症状 有0 無7(+6)=陽性7人 4323・4325・4326・4327・4329・4330・4331
 [空港別] 成田2(+2)・関空5(+4)
 [男女別] 男5(+5)・女2(+1)
 [年代別] 10代下0・20代2(+2)・30代0・40代1(+1)・50代3(+2)・60代0・70代1(+1)・80代上0
 [渡航元] フィリピン3(+3)・スリランカ1(+1)・バーレーン/パキスタン1(+1)・ウズベキスタン1・スーダン1(+1)
 [居住地] 東京1(+1)・京都1(+1)・大阪3(+2)・福岡1(+1)・非公表1(+1)
11月06日:症状 有0 無2=陽性2人 4328・4332
 [空港別] 羽田2
 [男女別] 男0・女2
 [年代別] 10代下0・20代1・30代1・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] シンガポール1・米国1
 [居住地] 東京1・非公表1


合計9人の陽性確認が発表されました。
2020年4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は2021年11月6日までの583日間で4,252人になりました。
4,252人のうち有症状は462人です。無症状は3,790人で、無症状率は89.1%

・行動歴/居住地両方とも非公表の事例:本日発表分はいませんでした。

・団体感染が疑われる事例:本日発表分はいませんでした。
 (1)連番確認(同一日同一空港着同一国からの同一地域居住者=同一団体疑い):該当なし
 (2)10歳未満(同行者がいる団体感染すり抜け疑い):該当なし

・有症状者:本日発表分はいませんでした。

・強制隔離中の陽性とみられる事例:1組1人出ました。
 3日後陽性に当たる11月2日着が1人です。フィリピンから1人です。
 強制隔離対象国が増えた3月5日着から9月19日着までの200日間で、強制隔離中の陽性者は563人
 強制隔離対象国が減った9月20日着から11月2日着までの44日間で、強制隔離中の陽性者は72人
元々いるはずがない超稀な事例として処理されていたはずなのに、すり抜け直前の陽性確認があまりにも多すぎます。強制隔離対象国が減ったのに、まだまだ出まくっています。水際が非常に危険な状況です。


8日から強制隔離期間が6日から3日に緩和されるフィリピンから4人も陽性者が出ています。しかも、1人は強制隔離中陽性です。
8日から始まる特定行動は、強制隔離が6日間の国は許可されませんが、3日間の国は許可対象になります。
空港検疫でのフィリピンからの陽性者は全然減っておらず毎日のように確認されています。そして、現地の死者は増加が続いています。それでも緩和になるとは驚きの状況です。

昨年も10月と11月に立て続けに入国規制が緩和され、空港検疫での陽性者急増・年末年始以降の国内感染拡大に繋がりました。大丈夫でしょうか。



隔離中陽性が激増中!→規制緩和も関係なし!
団体感染疑いは激増中!
結果を見れば一目瞭然。隔離しないとダメなんです。


新型コロナウイルス感染症の無症状病原体保有者の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22104.html
ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする

富士を眺めに?横浜へ(1日目)

※本旅行記は2021年12月に公開したものです。



■2021.11.06 (自宅)→(神奈川県警察へリポート)→(自宅)

202111B0.jpg
朝焼けで赤く染まるYOKOHAMA


■日の出に合わせて出発
今日は朝だけの徒歩散歩。家から最も遠い山下公園に明るくなる頃に着けるよう、4時ころに出発しました。
ちょうど6時に山下ふ頭に到着しました。

山下公園を超えて山下ふ頭まで来たのは、まず横浜航空貨物ターミナルを見るためでした。
入口からは関係者のみしか入れないので、遠目で眺めてから、横浜港見学をスタートしました。

横浜航空貨物ターミナル:
 平成元年に設立された神奈川県唯一の国際航空貨物ターミナル。
 成田国際空港(成田空港)や東京国際空港(羽田空港)の輸出入貨物を取り扱っています。
 公式サイトはhttp://www.yatac.com/

202111Ba.jpg
今回は空成分が少ないので、最初は空な施設のあるところから。
山下ふ頭内は関係者以外入域禁止なので望遠にしたら、横浜ベイらしい風景が取れました。


■山下公園を一気に西進
山下公園ではまず、船着場ではなく、横浜市交通局が2020年7月23日に運行を始めた連接バスベイサイドブルー山下ふ頭停留所に立ち寄りました。
山下ふ頭の山下公園隣接地に設置した新しいバス待合所です。山下公園の南端に出入口があり、見学しようと思ったのですが、開くのは9時からで中は見られませんでした。
横浜市のリリース→https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kowan/2019/0117_yamashitabus.html

202111Bb.jpg
2020年に新設された山下ふ頭停留所のバス待合所。
動くガンダムがある山下ふ頭の北端の一角にあります。
照明も点いていて、関係者っぽい人が出入りしていたのですが、、、。


そのまますぐ横にある横浜港観光船乗り場(山下公園港内観光船ターミナル)を見学しました。
隣にある氷川丸と合わせ、こちらもまだ開店前でした。

山下公園港内観光船ターミナル:
 民間(ポートサービス)
 ・ポートサービス シーバス 横浜駅東口方面(直行便・経由便)

202111Bc.jpg
山下公園にある船着場。
ポートサービスが運航する観光船の拠点になっています。
コロナ禍で、1985年から運航してきた観光船マリーンシャトルが7月に運航終了しています。


■大さん橋から富士を眺める
山下公園からは大さん橋へ移動しました。
大さん橋には2002年に客船ターミナルが完成しています。大さん橋と言いつつ、桟橋と言うよりは岸壁で、横浜ベイブリッジを潜れる大型客船が発着する拠点です。

大さん橋国際客船ターミナル:https://osanbashi.jp/
 2002年6月完成
 運用時間 屋上広場24時間(館内は時短で09:00-21:30でした)
 指定管理(横浜港振興協会・神奈川新聞社・ハリマビステム共同事業体)
 ・東海汽船 大型客船 大島・利島・新島・式根島・神津島方面(週2往復のみ)

202111Bd.jpg
南側から見た大さん橋。
東海汽船の定期便が週2往復のみですが就航し、航空3路線と競合しています。
左側の特徴的な建物は大さん橋ふ頭ビルで、小型船係留用浮さん橋が接続。

202111Bd3.jpg
少しゆっくり館内を見ようと思ったのに
まさかの時短営業で閉鎖中でした。


大さん橋は船のふ頭なのですが、滑走路(ヘリパッド)をいくつか見ることが出来る空要素も兼ね備えています。
まずは、非公共用ヘリポートである神奈川県警察本部。屋上タイプなので、ヘリパッド自体は見えませんが、発着するヘリを遠目に捉えることは可能です。
続いては、北隣のふ頭にある海上保安庁横浜海上防災基地のヘリパッドです。海保ヘリの拠点で、典型的な場外離着陸場です。
そして、現地に行くまで知りませんでしたが、ふ頭の先端に浮体式のヘリパッドがありました。

202111Bd2.jpg
木製デッキが特徴的な屋上広場。ここだけは24時間立入が可能でした。
右端に写る高い建物がヘリポートのある神奈川県警察本部です。

202111Bd4.jpg
実は警察本部よりも近くにヘリパッドがあり、屋上広場から見えるはずでした。
北隣の海上保安庁横浜海上防災基地にあるのですが、手前の船でギリギリ見えず。
わずかにHマークの○の一部が)な感じに見えてますね。

202111Bd5.jpg
間近のヘリパッドが見えず残念と思っていたら、
大さん橋の先端の先に、珍しい浮体式のヘリパッドがありました。
横浜港浮体式海上防災基地だそうです。


さて、今回の題名は「富士を眺めに」シリーズということにしているのですが、富士山は、大さん橋からきれいに見ることが出来ました。

202111Bd6.jpg
富士山は赤レンガ倉庫の向こうに見えます。
クレーンで工事中と言うことは、この後背の高い建物が建ってしまうのでしょうか、、、。


■赤レンガに行く途中で税関成分も注入

大さん橋から出た後は、その根元付近にある象の鼻へ。
ここにも定期便の船着場があります。

ピア象の鼻:
 2009年6月完成
 民間(京浜フェリーボート)
 ・京浜フェリーボート ピア日本丸・ピア運河パーク方面

202111Be.jpg
象の鼻はみなとみらいの中でも特に特徴的な形の波止場。
横浜港の発祥の地となっています。
旧臨港線が走っていた高架橋(現在は歩道橋)から撮ったもの。


象の鼻の脇にクイーンの名称で知られる建物があります。これは横浜税関の建物です。
羽田空港や成田空港にある東京税関は、1953年にこの横浜税関から分離独立した組織で、こちらが本家です。
羽田・成田の植物検疫や動物検疫は、いまだに横浜が本所となっていて、出入国において横浜の重要度が良く分かります。

202111Bg.jpg
歴史ある横浜税関の建物はひときわ目を引きます。
象の鼻が横浜港発祥の地だからこそ、ここに立地しているわけです。
ちなみに、この向きは、正面玄関から見ると斜め裏側に当たります(海からは斜め正面)。


象の鼻からはまさに目と鼻の先に赤レンガ倉庫群があります。
この一角にピア赤レンガがありました。

ピア赤レンガ:
 2004年3月完成
 民間設置(ポートサービス)
 ・ポートサービス シーバス 横浜駅東口方面、山下公園方面

202111Bf.jpg
大さん橋から眺めたピア赤レンガ。
倉庫群の目の前に位置しています。


■新港のターミナルは立ち入りできず
ピア赤レンガの時点でもう7時45分。人もだいぶ増えてきました。
今日はとにかく空と海の成分が最優先。観光客なら必ず立ち寄る赤レンガ倉庫はパスしました。行く途中で陸の成分の旧横浜港駅プラットホームがあったので、それだけを見て、新港ふ頭客船ターミナルへと急ぎました。

※今回訪れたみなとみらいエリアは、ほぼ全域が貨物線が通っていた領域でした。横浜港駅もうまく活用すれば、いまのみなとみらい地区のアクセスが格段に向上していたはずですが、どうも日本では、空港も含めて「港」付近の貨物線を旅客化するような活用は好まれないようです。
みなとみらいの場合は、前述の旧臨港線跡の遊歩道や後述の運河パークの遊歩道などに活用していますから、まだましな残し方をしていますが、東京港などは活用されることなく跡形もなく消え失せてますしね。(空港で言えば調布、小松、名古屋、福岡などが一例。八尾は地下鉄に再利用されています。)


202111Bh.jpg
横浜港駅は新港ふ頭の最寄駅。
大正〜昭和にかけて海外船舶へ乗り換える日本の玄関口でした。
写真右方面にターミナルが建っていたそうです。


新港ふ頭客船ターミナルは、2019年10月にオープンした真新しいターミナルです。
半年も活用されないうちに新型コロナウイルス感染症パンデミックになってしまいました。
ホテルや商業施設が一体になったターミナルで、期待していったのですが、なんと11時までは中に入れませんでした。

新港ふ頭客船ターミナル(横浜ハンマーヘッド):
 2019年10月完成
 民間設置(新港ふ頭客船ターミナル)
 
202111Bi.jpg
横浜港で最も新しい客船ターミナル。50t起重機(ハンマーヘッドクレーン)が目立ちます。
手前の桟橋は小型船用浮桟橋で、大型船は写真では建物の裏側に停泊します。

202111Bi3.jpg
正面入口の様子。パッと見は商業施設です。
外部に面するお店は、徐々に店を開いていましたが、
肝心のターミナル部分は、まさかの11時開館。遅すぎます。


■桜木町側へ寄り道したら空成分が
このままぷかりさん橋方面へ進みたかったのですが、横浜は桜木町付近にも定期船が止まる桟橋があるので、そちらにも寄り道しました。

202111Bj.jpg
運河パークへ向かう途中にあったJICA横浜 海外移住資料館。
コロナ禍でなかなか海外と繋がれない今だからこそ、
見直したい資料館ですね。


まずはピア運河パークへ。その後は、汽車道の遊歩道を渡って桜木町側へと向かいました。

ピア運河パーク:
 民間(京浜フェリーボート)
 ・京浜フェリーボート ピア赤レンガ方面

202111Bk.jpg
ピア運河パークは汽車道の東端付近にあります。
上空にスカイキャビンが出来ていました。

202111Bl.jpg
スカイキャビンはまだ営業開始前だったのですが、
汽車道を歩いていたら上空で始業前点検をやっていました。まさに空成分。


■水陸両用バス用のスロープも
桜木町駅前からは、日本丸メモリアルパークを回り込みます。
ピア日本丸は浮桟橋がポツーンとあるだけで、その先にある水陸両用バス用のスロープの方が気になる存在でした。

ピア日本丸:
 民間(京浜フェリーボート)
 ・京浜フェリーボート ピア赤レンガ・ピア運河パーク方面

202111Bm.jpg
ピア日本丸は、まさにポツーンとある浮桟橋(ポンツーン)。

202111Bn.jpg
横浜らしい風景に溶け込む水陸両用バス用のスロープ。
タワー塔の間にあります。


■羽田から船で来られる横浜
日本丸メモリアルパークからは運河沿いの遊歩道を海側へ移動しました。この遊歩道はほとんど人がいなかったのですが、海沿いに出た途端、釣り人とマラソンの人だらけになりました。
写真撮影しながらウロチョロしていたせいか、時間が相当経過してしまい、みなとみらいぷかりさん橋に着いた時には、9時になっていました。

※新港ふ頭客船ターミナルのある新港パークとみなとみらいぷかりさん橋のある臨港パーク間には運河があり、その最下流部に2020年12月に女神橋という人道橋ができました。これまでは、140メートルほど上流の国際橋を渡るしかなく、特に新港側は歩行者もそれほど多くありませんでした。橋の開通で、海沿いをずっと歩行できるようになったため、一気に散策やマラソンする人が増加しているようです。

みなとみらいぷかりさん橋:
 1991年11月完成
 指定管理(ぷかり桟橋共同事業体)
 ・ポートサービス シーバス 横浜駅東口方面、山下公園方面
 ・ケーエムシーコーポレーション 羽田空港方面

202111Bo.jpg
みなとみらいぷかりさん橋は日本初の浮体式ターミナルだそうです。
9時開館だったので、ちょうど中を覗けました。
横浜港の中で羽田空港から定期船でアクセスできる桟橋です。


■フーフーしながらヘリポートへ
やっとのことでみなとみらいの船着場地帯は終了。歩き疲れて少しフーフーなりながら臨港パークを北上しました。

202111Bp.jpg
臨港パークにあった衝撃の看板。
対岸に見える風力発電所の紹介なのですが、ふーっ、ふうっするよう促しています。
マスクもせずにマラソンしてゼイゼイされるよりましですが。
コロナを吹き飛ばせ、コロナ禍はすぐ明けるという暗示なら良いですが、
そこまでは考えてないですよね。


臨港パークを北上したら、その北端にみなとみらい臨時ヘリポートがありました。
このヘリポートは場外離着陸場ですが、夜景フライトなどが行われており、横浜観光コンベンション・ビューローの公式サイトでも「空」を担う場所として紹介されています。

202111Bq.jpg
やっとたどり着いたみなとみらい臨時ヘリポート。
奥まった、フェンスでよく見えないところにありました。

202111Bq2.jpg
対岸の山内ふ頭へと渡るみなとみらい橋から
滑走路(ヘリパッド)部分が見えました。

202111Bq3.jpg
全体が良く見えないかと横浜市中央卸売市場の歩道橋から見た様子。
電線だらけでよく見えませんでした。神奈川県警察本部の方が見えている??


■旧YCAT跡地は学校に
みなとみらい臨時ヘリポートからは、みなとみらい橋を渡って横浜市中央卸売市場へ向かい、そこから、旧横浜シティエアターミナル(YCAT)跡地へ向かいました。
途中宝町踏切で東海道貨物支線(高島線)を渡りました。

※実現するかは分かりませんが、羽田空港島を天空橋でかすめて通る東海道貨物支線からここを通る区間を旅客化する構想があります(現在建設が始まろうとしている羽田空港アクセス線も通る東京貨物ターミナルをスタートし、天空橋〜川崎貨物駅〜浜川崎〜弁天橋〜(新設)〜東高島〜ここ宝町踏切〜桜木町間)。
→東海道貨物支線貨客併用化整備検討協議会 https://kakyaku.com/
空港アクセス線に大化けする可能性を秘めているということで、せっかくなので踏切を記録用に撮ろうとしました。しかし、通る人は少ないものの、なかなか途切れず、無人になるのを待っていたら、20分も時間が経過してしまいました。そうこうしているうちに貨物列車が1列車通過していきました(踏切に人が溜まってしまったため、写真公開はありません)。


202111Br.jpg
宝町踏切では20分粘ってやっと無人に。
去ろうとした、この直後に貨物列車が通過していきました。

202111Bs.jpg
1996年9月まで使われた旧YCATの跡地には
2019年4月にHorizon Japan International Schoolが開校していました。


■最後はベイクォーターの船着場
最後は横浜ベイクォーターにある船着場へ寄り道しました。
10時半近くなり、人出もかなり多くなってきたので、待合所を軽く見た後は、逃げるように自宅へと帰りました。

横浜ベイクォーター乗り場:
 1986年1月完成
 民間(ポートサービス/横浜ダイヤビルマネジメント)
 ・ポートサービス シーバス 山下公園方面(直行便・経由便)

202111Bt.jpg
横浜駅東口としてPRされている船着場。駅からは北口が近いです。
派新田間川(帷子川分水路)が帷子川と交わる場所に位置しています。

202111Bt2.jpg
ベイクォーター内にある立派な待合所。
快適に船を待つことが出来ます。

202111Bt3.jpg
待合所の中になにやら「羽田空港から」と称するクルーズの宣伝がたくさん。
大好評で満員御礼ということで、羽田空港船着場の活用が人気なのかと思いきや、
横浜発着のクルーズツアーでした(「横浜から」じゃない?)。


今回写真は、出来るだけ後ろに前後に訪れた施設や横浜らしい風景を入れ込むようにしてみました。
いかがでしたか?


■今日の教訓!
横浜港みなとみらいは小さな桟橋だらけ←定期船が色々運航されています。
大さん橋は実はヘリスポット←たくさんのヘリパッドを見られます。
羽田から行けるのはぷかりさん橋←みなとみらい駅に近い位置です。
みなとみらい臨時へリポートから空へ行けます←夜間クルーズが提供されています。
旧YCATは再開発完了←跡形もなくなくなりました。
[東京国際空港]クルーズは大人気←満員御礼でした。

■実際の旅程
11/06 SAT
自   宅04:00(徒 歩)→06:00山下ふ頭入口
山下ふ頭 06:00(徒 歩)→06:15山下公園港内観光船ターミナル
山下公園 06:15(徒 歩)→06:45大さん橋客船ターミナル([神奈川県警察へリポート]遠目で見学)
大さん橋T07:15(徒 歩)→07:30ピア象の鼻
ピア象の鼻07:30(徒 歩)→07:45ピア赤レンガ
P赤レンガ07:45(徒 歩)→08:00新港ふ頭客船ターミナル
新港ふ頭T08:15(徒 歩)→08:30ピア運河パーク
ピア運河P07:30(徒 歩)→08:45ピア日本丸
ピア日本丸08:45(徒 歩)→09:00横浜ぷかり桟橋
ぷかり桟橋09:15(徒 歩)→09:30[みなとみらいヘリポート]
[みなとみらいヘリポート]09:30(徒 歩)→10:15YCAT跡地
YCAT跡10:15(徒 歩)→10:30横浜駅東口ベイクォーター
横浜ベイQ10:30(徒 歩)→11:30自   宅

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検疫週間速報10月3_前週同程度

◇空港検疫(週間速報)10月3週目 前週と同程度の罹患率に落ち着き

厚生労働省(厚労省)は11月5日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症検査状況の10月3週目(10月17日〜10月23日)分の速報値を発表しました。

厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。2020年11月11日以降毎週金曜日に過去4週間分が発表されています。11月5日の公表で、2020年10月4日〜2021年10月23日分が公表されたことになります。
速報のため、日々の発表のデータとかなりのズレが生じてる場合もありますが、分析に活用できます。

[罹患状況推移分析] 罹患率は前週と同傾向
2020年
10/04-10/10 検体12,421・陽性57=罹患率0.46%(日本国籍0.46%:外国籍0.46%)
10/11-10/17 検体 7,364・陽性24=罹患率0.33%(日本国籍0.29%:外国籍0.34%)
10/18-10/24 検体12,213・陽性46=罹患率0.38%(日本国籍0.39%:外国籍0.37%)
10/25-10/31 検体17,833・陽性47=罹患率0.26%(日本国籍0.22%:外国籍0.29%)
  <11/01〜入国者の多い低感染国9か国が検査解除>
11/01-11/07 検体10,589・陽性84=罹患率0.79%(日本国籍0.75%:外国籍0.83%)
11/08-11/14 検体10,823・陽性89=罹患率0.82%(日本国籍0.54%:外国籍1.02%)
11/15-11/21 検体11,627・陽性79=罹患率0.68%(日本国籍0.52%:外国籍0.79%)
11/22-11/28 検体13,789・陽性90=罹患率0.65%(日本国籍0.61%:外国籍0.65%)
11/29-12/05 検体14,226・陽性89=罹患率0.63%(日本国籍0.50%:外国籍0.74%)
12/06-12/12 検体16,488・陽性86=罹患率0.52%(日本国籍0.43%:外国籍0.64%)
12/13-12/19 検体18,554・陽性74=罹患率0.40%(日本国籍0.28%:外国籍0.62%)
12/20-12/26 検体18,835・陽性98=罹患率0.52%(日本国籍0.51%:外国籍0.54%)
12/27-01/02 検体13,123・陽性83=罹患率0.63%(日本国籍0.49%:外国籍0.75%)
2021年
01/03-01/09 検体14,098・陽性76=罹患率0.54%(日本国籍0.23%:外国籍0.72%)
  <01/09〜全入国者検査開始>
01/10-01/16 検体21,399・陽性67=罹患率0.31%(日本国籍0.31%:外国籍0.31%)
01/17-01/23 検体22,678・陽性41=罹患率0.18%(日本国籍0.31%:外国籍0.15%)
01/24-01/30 検体10,076・陽性25=罹患率0.25%(日本国籍0.12%:外国籍0.37%)
01/31-02/06 検体10,435・陽性20=罹患率0.19%(日本国籍0.13%:外国籍0.27%)
02/07-02/13 検体 9,423・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.15%:外国籍0.26%)
02/14-02/20 検体 9,523・陽性19=罹患率0.20%(日本国籍0.11%:外国籍0.28%)
02/21-02/27 検体11,779・陽性23=罹患率0.20%(日本国籍0.22%:外国籍0.17%)
02/28-03/06 検体14,086・陽性29=罹患率0.21%(日本国籍0.16%:外国籍0.26%)
03/07-03/13 検体14,467・陽性27=罹患率0.19%(日本国籍0.14%:外国籍0.25%)
03/14-03/20 検体17,879・陽性49=罹患率0.27%(日本国籍0.20%:外国籍0.41%)
03/21-03/27 検体14,040・陽性42=罹患率0.30%(日本国籍0.15%:外国籍0.48%)
03/28-04/03 検体14,615・陽性70=罹患率0.48%(日本国籍0.24%:外国籍0.81%)
04/04-04/10 検体12,694・陽性62=罹患率0.49%(日本国籍0.16%:外国籍0.85%)
04/11-04/17 検体11,974・陽性74=罹患率0.62%(日本国籍0.40%:外国籍0.90%)
04/18-04/24 検体11,268・陽性60=罹患率0.53%(日本国籍0.26%:外国籍0.89%)
04/25-05/01 検体13,039・陽性95=罹患率0.73%(日本国籍0.29%:外国籍1.30%)
05/02-05/08 検体11,551・陽性82=罹患率0.71%(日本国籍0.25%:外国籍1.29%)
05/09-05/15 検体12,891・陽性50=罹患率0.39%(日本国籍0.23%:外国籍0.59%)
05/16-05/22 検体11,644・陽性39=罹患率0.33%(日本国籍0.33%:外国籍0.34%)
05/23-05/29 検体13,680・陽性32=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.29%)
05/30-06/05 検体16,066・陽性40=罹患率0.25%(日本国籍0.14%:外国籍0.41%)
06/06-06/12 検体16,515・陽性17=罹患率0.10%(日本国籍0.08%:外国籍0.14%)
06/13-06/19 検体16,771・陽性44=罹患率0.26%(日本国籍0.18%:外国籍0.39%)
06/20-06/26 検体16,536・陽性45=罹患率0.27%(日本国籍0.19%:外国籍0.41%)
06/27-07/03 検体22,338・陽性60=罹患率0.27%(日本国籍0.24%:外国籍0.32%)
07/04-07/10 検体23,362・陽性79=罹患率0.34%(日本国籍0.38%:外国籍0.29%)
07/11-07/17 検体32,329・陽性97=罹患率0.30%(日本国籍0.44%:外国籍0.22%)
07/18-07/24 検体35,885・陽性67=罹患率0.19%(日本国籍0.33%:外国籍0.13%)
07/25-07/31 検体24,273・陽性89=罹患率0.37%(日本国籍0.50%:外国籍0.24%)
08/01-08/07 検体21,987・陽性94=罹患率0.43%(日本国籍0.33%:外国籍0.57%)
08/08-08/14 検体19,809・陽性78=罹患率0.39%(日本国籍0.37%:外国籍0.42%)
08/15-08/21 検体25,444・陽性101=罹患率0.40%(日本国籍0.38%:外国籍0.40%)
08/22-08/28 検体20,067・陽性69=罹患率0.34%(日本国籍0.30%:外国籍0.38%)
08/29-09/04 検体18,832・陽性86=罹患率0.46%(日本国籍0.32%:外国籍0.60%)
09/05-09/11 検体17,834・陽性78=罹患率0.44%(日本国籍0.29%:外国籍0.58%)
09/12-09/18 検体16,952・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.19%:外国籍0.49%)
09/19-09/25 検体16,964・陽性56=罹患率0.33%(日本国籍0.13%:外国籍0.48%)
09/26-10/02 検体21,484・陽性71=罹患率0.33%(日本国籍0.17%:外国籍0.49%)
10/03-10/09 検体17,264・陽性43=罹患率0.25%(日本国籍0.10%:外国籍0.40%)
10/10-10/16 検体18,780・陽性46=罹患率0.24%(日本国籍0.23%:外国籍0.26%)

10/17-10/23 検体19,305・陽性45=罹患率0.23%(日本国籍0.19%:外国籍0.27%)

今週の検体数は、日本国籍者、外国籍者ともに増加。日外比率は先週と同じ1:1.07とやや外国籍者の方が多いです。
今週の陽性数は、日本国籍者3人減、外国籍者2人増。日外比率は1:1.5です。外国籍者が悪化していますが、罹患率は前週とほぼ変わりません。

検査対象が全入国者になっています。検査数(≒入国者)の多さは、米国、中国、フィリピン、韓国、フランスの順でした。
日本人は9,311件でした。前週より251件微増しています。12月4週目の12,354件の3分の2ほどです。
外国人は9,994件。こちらも274件微増。1月3週目の17,873件の半分強です。

前週と比べると、日本国籍者は、検査数が3%増加に対して陽性者数は14%減少。外国籍者は検査数が3%増加に対して陽性者数は8%増加です。
この結果、罹患率は、日本国籍者は改善、外国籍者は悪化しています。前週に近い数値が出ています。

全体の罹患率は0.23%で横ばいでした。


[陽性者数多い国分析] 20か国/常連国引き続き多い状況
今週陽性者が確認されたのは、前週に続いて陽性者が出ている米国、フィリピン、モンゴル、ネパール、英国、インドネシア、ウクライナ、エチオピア、アラブ首長国連邦(UAE)、インド、トルコ、パキスタン、ブラジル、ベトナム、ルーマニアなどを含めて20か国(前週比-2)からの入国者に陽性者が出ました。国数は多めですが、常連が増えてきました。

最悪は、フィリピン6人(前週比-3人)と米国6人(前週比+1人)でした。米国は全員日本国籍者。フィリピンは日本国籍者は1人だけでした。
そして、モンゴル(前週比+3人)とネパール(前週比+4人)が5人と悪い印象です。モンゴルは日本国籍者が2人、ネパールは全員外国籍者です。

続いてインドネシア(前週比+2人)、ウクライナ(前週比+1人)、英国(前週比-1人)がいずれも3人。ウクライナは全員外国籍者で、インドネシアは1人、英国は2人日本国籍者が出ています。

さらに、エチオピア2人(前週比-1人、ともに日本国籍者)となっています。
残り12か国は1人ずつで、UAE、ウズベキスタン、トルコ、マレーシアの4か国のみが日本国籍者でした。

[罹患率高い国分析] 1%超えは20か国中7か国で減少傾向
最も罹患率が悪かったのは、エチオピア16.67%(検体12件中2人陽性=日本国籍者検体6件中2人陽性)でした。
以上の1か国が二桁割合(10%以上)です。

この後は、一気に割合が減ってきますが、
ウクライナ3.95%(検体76件中3人陽性=外国籍者検体61件中3人陽性)
モンゴル3.09%(検体162件中5人陽性=日本国籍者検体34件中2人陽性)
エジプト2.38%(検体42件中1人陽性=外国籍者検体19件中1人陽性)
ウズベキスタン1.92%(検体52件中1人陽性=日本国籍者検体12件中1人陽性)
ルーマニア1.85%(検体54件中1人陽性=外国籍者検体44件中1人陽性)
スリランカ1.28%(検体78件中1人陽性=外国籍者検体60件中1人陽性)
と続きました。
1%(100人に1人陽性)超えは以上の7か国で減少しました。

エチオピア、ウクライナ、モンゴル、ルーマニアが連続で1%超えの異常状態でした。
パキスタンはずっと1%超えが途切れ0.84%に収まりました。

※注意:検体数=入国者数ではありませんので、実際の罹患率は出ている数字より高いはずです。


[航空便利用者数分析] 検体数同様に微増
合計の利用者数は26,435人(前週比+73人)と微増でした
最多は米国便で6,789人(前週比-125人)。フィリピン便が3,197人(前週比+219人)、中国便が2,081人(前週比-213人)と続いています。

今週は増加国・減少国だいたい同じくらいでした。
増加している国:最も人数が増えたのは、フィリピン便。韓国便1,537人(前週比+178人)、フランス便1,188人(前週比+137人)が続いています。
皆増した国:イタリア便2人です。定期便は飛んでいません。

減少している国:最も人数が減ったのは、ドイツ便958人(前週比-288人)。中国便と米国便が続いています。
皆減した国:オーストリア便(42人)。夏期期間中運航していた定期便が終了しました。

利用者数の多いニューカレドニア(161人)は入国者数は出ていません。



毎週データは更新されているようですので、今後も注視していきます。

週間速報内容
10/17-10/23
全検査
合計 検体19,305/陽性 45 0.23%
日本 検体 9,311/陽性 18 0.19%
外国 検体 9,994/陽性 27 0.27%


検体数の多い国
米  国:合計 検体4,476、陽性 6=0.13%
  日本国籍 検体2,785 陽性 6=0.22%/外国籍 検体1,691 陽性 0=0%
中  国:合計 検体1,966、陽性 0=0%
  日本国籍 検体 542 陽性 0=0%/外国籍 検体1,424 陽性 0=0%
フィリピン:合計 検体1,605、陽性 6=0.37%
  日本国籍 検体 167 陽性 1=0.60%/外国籍 検体1,438 ​陽性 5=0.35%
韓  国:合計 検体1,244、陽性 1=0.08%
  日本国籍 検体 357 陽性 0=0%/外国籍 検体 887 陽性 1=0.11%
フランス:合計 検体 742、陽性 0=0%
  日本国籍 検体 576 陽性 0=0%/外国籍 検体 166 陽性 0=0%

罹患率の高い国
エチオピア:合計 検体 12、陽性 2=16.67%
  日本国籍 検体 6 陽性 2=33.33%/外国籍 検体 6 陽性 0=0%
ウクライナ:合計 検体 76、陽性 3=3.95%
  日本国籍 検体 15 陽性 0=0%/外国籍 検体 61 陽性 3=4.92%
モンゴル:合計 検体 162、陽性 5=3.09%
  日本国籍 検体 34 陽性 2=5.88%/外国籍 検体 128 陽性 3=2.34%
エジプト:合計 検体 42、陽性 1=2.38%
  日本国籍 検体 23 陽性 0=0%/外国籍 検体 19 陽性 1=5.26%
ウズベキスタン:合計 検体 52、陽性 1=1.92%
  日本国籍 検体 12 陽性 1=8.33%/外国籍 検体 40 陽性 0=0%


毎日の個別発表との誤差状況(10月17日〜10月23日)
(A)週間発表(今回の滞在国・地域ごとの検査実績発表):45人
(B)毎日発表:44人中非公表0人(複数国滞在者1人=ウズベキスタン/トルコ)

 (誤差が出ている国)Aが超過していると非公表の可能性有
 誤差なし


水際対策(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kansenkakudaiboushi-iryouteikyou.html#h2_7
ラベル:検疫 感染症
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10月3週入国_前週から微増

◇空港検疫 10月3週目検体数(≒入国者数) 前週から微増で傾向変わらず

検体数≒入国者数のほぼ判明している状態が41週目に突入


厚生労働省(厚労省)は5日、空港検疫での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査状況の10月3週目(10月17日〜10月23日)分の速報値を発表しました。この数字から行動歴別の入国者数が推定できます。

厚労省の速報は、週間の検体数と陽性者数を、日本国籍者、外国籍者別に、滞在国ごとに出した非常に細かいデータです。
2021年1月9日から全入国者が検査対象となったため、COVID-19パンデミック後初めて検査数≒入国者数となっています。複数回検査する人や14日以内に複数国滞在した人もいるので、厳密には=ではありませんし、乗員は対象外ですが、検査数が入国者数に限りなく近づきました。

今回発表は、一週間分に過ぎませんが、これまで確認することが出来なかった、行動歴別のほぼ正確な入国者数が41週連続で判明しています。
ここのところ強制隔離(入国時と3日後の2回、または、6日後加えた3回、または、さらに10日後加えた4回)対象者が増加しているので、検体数>入国者数になっているものと推定されます。ご注意ください。

検体数は微増
10月3週目は、検査数は19,305件(前週比+525件)と微増でした。
日本国籍者は9,311件(前週比+251件)、外国籍者は9,994件(前週比+274件)でいずれも微増。外国籍者の方が多い状況に変わりはありません。

ネパールが再び十番目までに入る
国別で見ると、入国者数最多は米国で4,476件(前週比+156件)でした。
二番目は中国で1,966件(前週比+164件)で2千件を下回りました。
三番目はフィリピンで1,605件(前週比+306件)。
四番目は韓国で1,244件(前週比+177件)で千件を超えました。ここまでは先週と同順番でした。
五番目はフランスで742件(前週比+145件)でした。


続いて六番目はインド620件(前週比-102件)で多いまま。
七番目はドイツで604件(前週比-29件)
八番目は英国が556件(前週比+67件)と大きく変わっていません。
九番目はネパールが505件(前週比+188件)と再び増えました。
十番目はベトナムで422件(前週比+4件)でした。

この週は、増加した国と減少した国が同じくらいの多さでした。

日本国籍者増減の動き多め
日本人が多いのは、上位十位までの国では、米国、フランス、ドイツ、英国でした。
米国は、日本国籍者2,785件・外国籍者1,691件。日本国籍者は減り、外国籍者は増えています。
フランスは、日本国籍者576件・外国籍者166件。日本国籍者の方がより増加しています。
ドイツは、日本国籍者472件・外国籍者132件。日本国籍者は微増、外国籍者は減少。
英国は、日本国籍者420件・外国籍者136件。日本国籍者が目に見えて増加しています。

日本人と外国人が同じくらいの国は、ありませんでした。

外国人が多いのは、上位十位までの国では、中国、フィリピン、韓国、インド、ネパール、ベトナムでした。
中国は、日本国籍者542件・外国籍者1,424件で、外国籍者が100人以上減っています。
外国人がずっと多いままの筆頭は相変わらずフィリピンで、日本国籍者167件・外国籍者1,438件。外国籍者が300件以上増えています。
韓国は、日本国籍者357件・外国籍者887件。日外ともに増加。
インドは、日本国籍者180件・外国籍者440件で、外国籍者が100人以上減っています。
ネパールは、日本国籍者8件・外国籍者497件と、ほぼ外国籍者でした。
ベトナムは、日本国籍者156件・外国籍者266件。日本国籍者は減り、外国籍者増えています。

この他、十位以内に入っていませんが、
 11番目のタイ、12番目のカナダ、15番目のシンガポールは日本国籍者の方が多いです。
 14番目の台湾は日外同じくらいです。
 13番目のインドネシアは、外国籍者の方が多いです。

なお、10日間強制隔離対象期間の関係する10か国のうち、上記にない7か国は、
 インドネシア 350件(前週比+9件)=外国籍者は増加。
 バングラデシュ 123件(前週比-48件)=日外ともに減少。
 パキスタン 119件(前週比-35件)=ほぼ日本国籍者の減少。
 スリランカ 78件(前週比-55件)=ほぼ外国籍者の減少。
 モルディブ 3件(前週比-8件)=日本国籍者2件、外国籍者1件。
 アフガニスタン 104件(前週比+33件)=5週間日本国籍者は前々週の1人・今週の2人のみで、ほぼ全員外国籍者。
 キルギス 12件(前週比+5件)=日本国籍者9件・外国籍者3件。
 ザンビア 14件(前週比+7件)=外国籍者皆増の6人。
でした。

・欧州は日本国籍者が多め。
・アジアは外国籍者が多め

といった傾向になっています。

罹患状況などの詳細の分析は別途で記事にします。

水際対策(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kansenkakudaiboushi-iryouteikyou.html#h2_7

ラベル:検疫 感染症
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