2021年12月05日

空港検疫12/5_また隔離中/有症/欧複

◇空港検疫 また強制隔離中陽性者、また有症状者も、また欧州複数国滞在者、アジア複数国滞在者も出現 12月5日発表分

厚生労働省(厚労省)は12月5日現在の、空港検疫を含めた最新の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況を発表しました。
空港検疫の数字は、2020年4月3日午前0時から症状の有無や濃厚接触の有無、ワクチン摂取状況等に関係なく、上陸拒否国からの入国者全員検査を実施しています。さらに2021年1月9日午前0時からは非上陸拒否国も含めた入国者全員検査を、緊急事態宣言中限定として臨時的に実施しており、いま日本で唯一正確な罹患率を把握できます。


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12月5日現在
無症状率 88.9%
罹 患 率 0.368%

▲国際線到着空港は日本国内より557倍危険!
(比較用)日本国内 現罹患率0.000%=要治療826人/人口約1億2507万人(2021年11月)

(比較用)日 本:罹患率1.381%=感染1,727,828人、死亡率0.0146%=死亡18,364人/約1億2507万人(2021年11月)
(比較用)フィンランド:罹患率3.470%=感染191,226人、死亡率0.0246%=死亡1,360人/人口約551万人(2018年12月末)←[急増中・ピーク]※ロイター公式サイトが分かりやすいです。https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/finland/


※罹患率は空港検疫の全員検査開始後の概要発表分を元に算出しています。
※無症状率は空港検疫の全員検査の詳細結果発表分を元に算出しています。
両数値は、元にしている数値に若干の差異があります。
また、海外で感染した人や有症状の人はそもそも海外から飛行機に乗ることができないため、実際の罹患率や隠れ感染者数は算出された数値より高く、実際の無症状率や無症状病原体保有者数は算出された数値より低いと考えられます。
あくまでも参考程度にお考え下さい。



空港検疫 全員検査結果(12月3日到着分までが反映されていると推定)
2日遅れで情報が反映していると思われる概要結果は以下の通りです。
4月30日発表分までは別にまとめています。

2020年04月04日〜2021年10月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/484400793.html

2020年04月04日〜2021年11月01日:対象1,137,445人、陽性4,364人/罹患率0.383%
2020年04月04日〜2021年11月02日:対象1,141,547人、陽性4,370人/罹患率0.382%
2020年04月04日〜2021年11月03日:対象1,143,967人、陽性4,375人/罹患率0.382%
2020年04月04日〜2021年11月04日:対象1,146,388人、陽性4,381人/罹患率0.382%
2020年04月04日〜2021年11月05日:対象1,149,728人、陽性4,394人/罹患率0.382%
2020年04月04日〜2021年11月06日:対象1,152,541人、陽性4,399人/罹患率0.381%
2020年04月04日〜2021年11月07日:対象1,155,422人、陽性4,408人/罹患率0.381%
2020年04月04日〜2021年11月08日:対象1,158,292人、陽性4,413人/罹患率0.380%
2020年04月04日〜2021年11月09日:対象1,162,569人、陽性4,418人/罹患率0.380%
2020年04月04日〜2021年11月10日:対象1,164,654人、陽性4,426人/罹患率0.380%
2020年04月04日〜2021年11月11日:対象1,166,703人、陽性4,434人/罹患率0.380%
2020年04月04日〜2021年11月12日:対象1,169,846人、陽性4,441人/罹患率0.379%
2020年04月04日〜2021年11月13日:対象1,172,804人、陽性4,447人/罹患率0.379%
2020年04月04日〜2021年11月14日:対象1,175,846人、陽性4,452人/罹患率0.378%
2020年04月04日〜2021年11月15日:対象1,178,816人、陽性4,460人/罹患率0.378%
2020年04月04日〜2021年11月16日:対象1,182,743人、陽性4,464人/罹患率0.377%
2020年04月04日〜2021年11月17日:対象1,185,063人、陽性4,471人/罹患率0.377%
2020年04月04日〜2021年11月18日:対象1,187,038人、陽性4,476人/罹患率0.377%
2020年04月04日〜2021年11月19日:対象1,190,258人、陽性4,480人/罹患率0.376%
2020年04月04日〜2021年11月20日:対象1,193,170人、陽性4,486人/罹患率0.375%
2020年04月04日〜2021年11月21日:対象1,196,228人、陽性4,492人/罹患率0.375%
2020年04月04日〜2021年11月22日:対象1,199,585人、陽性4,498人/罹患率0.374%
2020年04月04日〜2021年11月23日:対象1,203,988人、陽性4,503人/罹患率0.374%
2020年04月04日〜2021年11月24日:対象1,206,652人、陽性4,507人/罹患率0.373%
2020年04月04日〜2021年11月25日:対象1,209,086人、陽性4,511人/罹患率0.373%
2020年04月04日〜2021年11月26日:対象1,212,614人、陽性4,518人/罹患率0.372% ※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年11月27日:対象1,215,700人、陽性4,526人/罹患率0.372%
2020年04月04日〜2021年11月28日:対象1,219,158人、陽性4,531人/罹患率0.371%
2020年04月04日〜2021年11月29日:対象1,222,762人、陽性4,543人/罹患率0.371%
2020年04月04日〜2021年11月30日:対象1,227,315人、陽性4,549人/罹患率0.370%
2020年04月04日〜2021年12月01日:対象1,229,019人、陽性4,557人/罹患率0.370%※海港検疫含む
2020年04月04日〜2021年12月02日:対象1,231,857人、陽性4,561人/罹患率0.370%
2020年04月04日〜2021年12月03日:対象1,236,503人、陽性4,574人/罹患率0.369%
2020年04月04日〜2021年12月04日:対象1,240,359人、陽性4,578人/罹患率0.369%

2020年04月04日〜2021年12月05日:対象1,244,284人、陽性4,589人/罹患率0.368%

12月3日(金)分と思われる検査件数は3,925件です。3千件を超えました。
陽性者11人増加。罹患率はやや改善しました。

※2021年1月9日到着分(2021年1月11日発表分)から全入国者に対する検査が開始されており、検査数≒入国者数の状況です。(ただし、全員が強制隔離になる国があり、入国直前と3日後、6日後、10日後と複数回検査を受けている人が増加しています。検査数>入国者数に少し偏っていると考えられます。=実際の罹患率は上記数値よりも悪いと思われます。)

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和3年12月5日版)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22580.html














空港検疫検査 到着日別詳細結果(12月4日到着分までが反映と推定、下記の数字には海港検疫の数は含めていません)
1日遅れで情報が反映していると思われる空港検疫の詳細も発表されています。
4月30日到着分までは、別にまとめています。

2020年04月03日〜2021年10月31日:https://johokotu.seesaa.net/article/484400793.html

11月01日:症状 有0 無9=陽性9人 4294・4295・4296・4297・4298・4299・4300・4319・4338
11月02日:症状 有1 無3=陽性4人 4301・4302・4303・4324
11月03日:症状 有2 無6=陽性8人 4304・4305・4309・4310・4311・4312・4313・4314
11月04日:症状 有1 無6=陽性7人 4315・4316・4317・4318・4320・4321・4322
11月05日:症状 有0 無12=陽性12人 4323・4325・4326・4327・4329・4330・4331・4342・4343・4344・4345・4347
11月06日:症状 有0 無7=陽性7人 4328・4332・4333・4334・4335・4336・4370
11月07日:症状 有0 無2=陽性2人 4337・4339
11月08日:症状 有0 無6=陽性6人 4340・4341・4346・4348・4349・4364
11月09日:症状 有0 無9=陽性9人 4350・4351・4352・4353・4354・4355・4356・4358・4371
11月10日:症状 有1 無8=陽性9人 4357・4359・4360・4361・4362・4363・4375・4376・4378
11月11日:症状 有1 無5=陽性6人 4365・4366・4367・4368・4383・4384
11月12日:症状 有1 無5=陽性6人 4369・4372・4373・4374・4388・4393
11月13日:症状 有1 無2=陽性3人 4377・4378・4379
11月14日:症状 有2 無3=陽性5人 4381・4382・4385・4386・4387
11月15日:症状 有0 無6=陽性6人 4389・4390・4391・4392・4404・4405
11月16日:症状 有0 無7=陽性7人 4394・4395・4396・4397・4398・4399・4400
11月17日:症状 有1 無5=陽性6人 4401・4402・4403・4415・4416・4417
11月18日:症状 有0 無5=陽性5人 4406・4407・4408・4420・4421
11月19日:症状 有0 無7=陽性7人 4409・4410・4411・4412・4427・4428・4429
11月20日:症状 有1 無4=陽性5人 4413・4414・4418・4419・4432
11月21日:症状 有2 無3=陽性5人 4422・4423・4424・4425・4431
11月22日:症状 有1 無1=陽性2人 4426・4432
11月23日:症状 有0 無4=陽性4人 4433・4447・4448・4449

11月24日:症状 有3 無5=陽性8人 4434・4435・4436・4437・4438・4439・4440・4441
 [空港別] 成田2・羽田5・関空1
 [男女別] 男6・女2
 [年代別] 10代下1・20代2・30代2・40代2・50代1・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] カンボジア1・ネパール1・ドイツ1・フランス/エジプト1・米国4
 [居住地] 栃木1・東京3・神奈川2・愛知1・兵庫1
11月25日:症状 有0 無3=陽性3人 4442・4443・4444
 [空港別] 成田1・羽田2
 [男女別] 男2・女1
 [年代別] 10代下0・20代0・30代0・40代1・50代2・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] UAE1・英国1・イタリア/フランス1
 [居住地] 東京1・非公表2
11月26日:症状 有1 無5=陽性2人 4445・4446・4450・4451・4452・4453
 [空港別] 成田4・羽田2
 [男女別] 男4・女2
 [年代別] 10代下0・20代2・30代1・40代2・50代1・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] バングラデシュ1・スリランカ1・オランダ1・英国1・英国/フランス/ドイツ1・米国1
 [居住地] 宮城1・東京2・愛知1・熊本1・非公表1
11月27日:症状 有2 無12=陽性14人 4454・4455・4456・4457・4458・4459・4460・4461・4462・4463・4464・4465・4479・4480
 [空港別] 成田5・羽田2・中部2・関空5
 [男女別] 男8・女6
 [年代別] 10代下4・20代4・30代2・40代3・50代0・60代1・70代0・80代上0
 [渡航元] 韓国2・フィリピン1・カンボジア1・ネパール4・ハンガリー1・フランス1・英国1・米国2・ペルー1
 [居住地] 東京3・静岡1・岐阜1・愛知1・三重1・京都1・大阪3・岡山1・非公表2
11月28日:症状 有5 無3=陽性8人 4466・4467・4468・4469・4470・4471・4485・4511
 [空港別] 成田4・羽田3・関空1
 [男女別] 男7・女1
 [年代別] 10代下1・20代3・30代3・40代1・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] インド1・ロシア1・ハンガリー/イタリア/ギリシャ1・英国1・ポルトガル/英国1・ナミビア2・トリニダード・トバゴ1
 [居住地] 千葉1・東京5・大阪1・非公表1
11月29日:症状 有1 無6=陽性7人 4466・4473・4474・4475・4476・4477・4478
 [空港別] 成田2・羽田5
 [男女別] 男3・女4
 [年代別] 10代下0・20代0・30代4・40代2・50代0・60代1・70代0・80代上0
 [渡航元] ドイツ1・フランス3・米国2・コロンビア1
 [居住地] 東京2・神奈川1・非公表4
11月30日:症状 有0 無2=陽性2人 4481・4482
 [空港別] 成田1・羽田1
 [男女別] 男2・女0
 [年代別] 10代下0・20代1・30代1・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] 米国2
 [居住地] 東京1・青森1
12月1日:症状 有2 無11(+1)=陽性13人 4483・4484・4486・4487・4488・4489・4490・4491・4492・4493・4494・4495・4512
 [空港別] 成田6(+1)・羽田6・関空1
 [男女別] 男7・女6(+1)
 [年代別] 10代下3・20代3・30代3・40代1・50代1・60代1・70代0・80代上1(+1)
 [渡航元] モンゴル1(+1)・ネパール3・スリランカ1・スイス1・イタリア1・オランダ/トルコ1・米国4・ブラジル1
 [居住地] 栃木2・埼玉1・東京4(+1)・神奈川1・山梨1・大阪1・非公表3
12月2日:症状 有0 無4=陽性4人 4496・4497・4498・4499
 [空港別] 成田1・羽田3
 [男女別] 男2・女2
 [年代別] 10代下0・20代2・30代1・40代0・50代0・60代0・70代0・80代上1
 [渡航元] ベトナム1・ミャンマー1・フランス1・米国1
 [居住地] 静岡2・非公表2
12月3日:症状 有1 無6=陽性7人 4500・4501・4502・4503・4504・4505・4506
 [空港別] 成田4・羽田1・関空2
 [男女別] 男6・女1
 [年代別] 10代下1・20代1・30代3・40代1・50代1・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] 韓国1・ラオス1・トルコ1・ロシア1・スイス/フランス1・ブルキナファソ1・米国1
 [居住地] 宮城1・東京4・大阪1・兵庫1
12月4日:症状 有4(+2) 無9(+7)=陽性13人 4507・4508・4509・4510・4513・4514・4515・4516・4517・4518・4519・4520・4521
 [空港別] 成田4(+4)・羽田6(+4)・中部1(+1)・関空2
 [男女別] 男9(+6)・女4(+3)
 [年代別] 10代下1(+1)・20代5(+4)・30代5(+2)・40代1(+1)・50代1(+1)・60代0・70代0・80代上0
 [渡航元] ベトナム/韓国1(+1)・タイ2・バングラデシュ1(+1)・ネパール3(+1)・フィンランド1(+1)・英国/フランス1(+1)・英国1(+1)・ナイジェリア1(+1)・米国2(+2)
 [居住地] 埼玉2(+2)・東京1(+1)・神奈川2(+1)・愛知3(+3)・大阪2・非公表3(+2)
12月5日:症状 有0 無1=陽性1人 4522
 [空港別] 関空1
 [男女別] 男1・女0
 [年代別] 10代下0・20代0・30代0・40代0・50代0・60代1・70代0・80代上0
 [渡航元] フランス1
 [居住地] 大阪1


合計11人の陽性確認が発表されました。
2020年4月3日0時の全員検査開始後に判明した陽性者は2021年12月5日までの612日間で4,444人になりました。
4,444人のうち有症状は2人増えて492人です。無症状は3,952人で、無症状率は88.9%。有症状者が急増中です。

・行動歴/居住地両方とも非公表の事例:本日発表分はいませんでした。

・団体感染が疑われる事例:1組1人出ました。
(1)連番確認(同一日同一空港着同一国からの同一地域居住者=同一団体疑い):該当なし
(2)10歳未満(同行者がいる団体感染すり抜け疑い):
 12月4日中部着ベトナム/韓国から入国の愛知県居住女

・有症状者:2人出ました。
 12月4日羽田着フィンランドから入国の居住地非公表30代男:発熱
 12月4日成田着ネパールから入国の愛知県居住20代男:発熱
 フィンランドから羽田への直行便は9時間強程度の飛行で、機内発症とみられます。
 12月4日はネパールから成田への直行便は飛んでいません。乗継便で半日弱の飛行で、機内発症とみられます。

・強制隔離中の陽性とみられる事例:1人出ました。
 3日後陽性に当たる12月1日着が1人。モンゴルからです。
 強制隔離対象国が増えた3月5日着から9月19日着までの200日間で、強制隔離中の陽性者は563人
 強制隔離対象国が減った9月20日着から11月7日着までの49日間で、強制隔離中の陽性者は79人
 強制隔離対象国がさらに減った11月8日着から12月1日着までの24日間で、強制隔離中の陽性者は28人
元々いるはずがない超稀な事例として処理されていたはずなのに、すり抜け直前の陽性確認があまりにも多すぎます。強制隔離対象国が減ったのに、まだまだ出まくっています。水際が非常に危険な状況です。


隔離中陽性が激増中!→規制緩和も関係なし!
団体感染疑いは激増中!
結果を見れば一目瞭然。隔離しないとダメなんです。



新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22582.html
ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする

めざましな高台でCATch(旅行後)

※本旅行記は2022年1月に公開したものです。



■2021.12 (東京シティエア ターミナル)の旅行後

今回は久しぶりに東京シティエア ターミナル(T-CAT)を訪れました。
成田空港行のバス乗り場が閉鎖されるなど、利用が激減しているようでした。
シティエアターミナル(CAT)は単なるバス発着施設ではなく、あくまでも空港アクセス施設ですから、コロナ禍でますますその存在感が薄れてしまっています。
そこで今回は全国のCATを見直してみました。

■東京シティエア ターミナル T-CAT
今回訪問したT-CATは東京地区のシティエアターミナルです。
1972年に設置された老舗で、首都高速箱崎ジャンクション(JCT)の真下に設けられた施設は、とにかく空港アクセスに特化して造られた特異な存在です。

昭和の香りが残るターミナルは、商店が入ったただのバスターミナルといった印象です。
しかし、かつては航空便のチェックイン施設などがありました。T-CATで二時間前までに手続きを済ませれば、あとは成田までバスで手ぶらで寝て行くだけ。成田空港では直接出発口に行けるという便利な施設でした。
ところが、手荷物受託した後、航空機に搭載するまでの間に手荷物にいろいろなものを混入出来てしまうことから、2001年の同時多発テロのあと、テロ対策で手続きが中止に。チェックインは出来なくなり、今は、ただ、空港へ行くバスに乗るだけの施設に変わってしまいました

T-CATは箱崎JCTの真下にあるので、高速道路へのアクセスは抜群ですが、乗り入れる鉄道は半蔵門線だけ。今でこそ埼玉県東部や北千住・錦糸町方面からのアクセスができるようになりましたが、長い間渋谷方面からしかアクセスできなかったため、不便なバスターミナルという印象はなかなか取り除けませんでした。
そして、箱崎自体が渋滞の名所。東京駅をはじめ関東一円からの空港アクセスバスが充実している今、ただのバスターミナルに過ぎないT-CATからわざわざ利用とはなかなかならないのかもしれません。

今回、便が少なくなったT-CATを見て、終焉が近い可能性も感じましたが、実はT-CATは結構目を引く独自路線を続けています。ホテル隣接の立地を活かしてホールを設置しているほか、特徴的な飲食店が多く、なにより、1階には家具屋が入っているほど。毎日が旅行博になっていますし、そこらの商店街とは一線を画したラインナップでニッチな集客で繋ぎとめています

今回の訪問で、入国者用送迎車乗場が整備されていたのを見ましたが、成田空港から専用バスで入国者輸送する仕組みをさっそく始めたのは流石の一言。空港輸送に特化したバスターミナルの意地みたいなものを感じます。人が多い東京駅などではできない芸当かもしれません。

ちなみに、ターミナルの正式名称はロゴを見る限りでは「東京シティエア ターミナル」の模様(エアとターミナルの間に空白入り)。運営している会社は「東京シティ・エアターミナル」でシティとエアの間に「・」が入るほか、英字略称は「T-CAT」で「-」入りです。

・空港路線 成田国際・東京国際
・ゆるキャラ またたびくん

202112a101.jpg
高速道路が入り組む下にあるのがT-CAT。独特な雰囲気です。


■横浜シティ・エア・ターミナルYCAT
東京圏にもう一つあるCATが横浜シティエアターミナル(YCAT)です

T-CATとは異なり、スカイビルという商業ビルの一角に入居している施設です。横浜駅直結の神奈川イチ超絶便利な場所に立地しています。
にもかかわらず、空港アクセス特化にこだわることなく、高速バスターミナルとしてフル活用して利用者を獲得。おそらく、いま日本で最も繁盛しているCATになっています。空港アクセスも、羽田へは高頻度アクセスとして定着しており、京急線と良い勝負を続けています。
気付いている人はあまりいないかもしれませんが、南紀白浜空港行の高速バスも発着しており、成田、羽田、南紀白浜の3空港にアクセスできます。

ここもかつては航空便チェックインが出来ていましたが、いまはなくなり、ただのバスターミナルになっています。
ほとんどの人は、バスターミナルに空港便が頻繁に発着しているという程度の認識なのかもしれません。

現在のYCATは1992年(平成4年)に出来たもので、それまでは、駅から約1キロも離れた場所に立地していました。(11月の横浜見学時に訪れました。)
横浜駅前への移転したことで利用が定着した、アクセスバスの利便性のお手本のような存在です。

ちなみに、ターミナル名称と運営している会社は日本語の場合「横浜シティ・エア・ターミナル」で「・」が2か所入るほか、英字略称は「YCAT」で「-」は入りません。読み方は「ワイシーエーティー」ではなく「ワイキャット」だと公表されています。

・空港路線 成田国際・東京国際・南紀白浜
・ゆるキャラ CATY

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旧YCATの建物。1992年に移転後も何十年も放置されていました。
写真は2017年に撮影したもので、この直後に取り壊されました。
YCAT移転後、周辺にはたくさんの高層マンションが建ちました。


■大阪シティ エア ターミナル OCAT
大阪圏にあるのが大阪シティエアターミナル(OCAT)です。関空開港後の1996年に開業しました。

JR難波駅と同じ場所にある施設ですが、鉄道を使ったものではなく、バスを使ったCATです。
このCATは、横浜と同じように、ただ商業ビルの一角にあるだけに過ぎないように見えます。しかし、ビルの名前が「OCATビル」であるなど、CATありきで開発された、ビル自体が交通施設で、施設整備の考え方はT-CATに近いです。
難波という大阪の中心部にあることから、T-CATよりも商業施設は充実しています。さらに、航空券の発券等もできる航空会社の支店が入居するなど、バスターミナル機能だけではない航空系の施設となっています
国内で最も空港施設っぽいCATと言えるかもしれません。(見た目はどこからどう見ても、ただの大規模複合施設ですけど)

ここもかつては航空便のチェックインが出来ていましたが、既に廃止されています。
また、大阪圏にありますが、神戸空港行のバスは発着していません。

ちなみに、運営している会社は「湊町開発センター」。バスターミナルの名称も正しくは「湊町(OCAT)バスターミナル」と紹介されています。ターミナル名称は、ロゴを見ると「大阪シティ エア ターミナル」で二か所空白が入ります(公式サイトでは空白無しの表記をしています)。

・空港路線 大阪国際・関西国際
・ゆるキャラ なし


上記以外にも、国内には廃止されたCATが数多くありました。代表的なものは以下の通りです。

■京都シティエアターミナル 京都CAT
京都駅に設置されていたCATです。JR線を活用したCATで、輸送は特急はるかが使われていました。現在の地下中央改札口周辺がCAT施設でした。
関空の開港とともに始まりましたが、手荷物輸送もできなくなり、2002年に閉鎖されています。281系車両にはここで受託した手荷物を運ぶための荷物室がいまだに残っています。
2017年3月の旅行記(3日目)で取り上げています。
■なんばシティエアターミナル なんばCAT
南海のなんば駅(正式名称は難波駅)に設置されていたCATです。前述のOCATとは別物の鉄道を活用したCATで、中央口コンコースに設置されていました。こちらは南海の特急ラピートを使って輸送しており、当時は車両にも荷物室が設置されていました。
関空の開港とともに始まりましたが、2001年に廃止されています。
2017年3月の旅行記(2日目)で取り上げています。
■神戸シティエアターミナル KCAT
神戸港に設置されていたCATです。こちらは国内では非常に珍しい船舶便と組み合わせたCATでした。関空の開港とともに始まりましたが、2002年に廃止されています。
国内にあったシティエアターミナルの中では、最も空港ターミナルに近いデザインの建物を使っていました(パッと見は地方空港の旅客ターミナル)。その後、神戸インキュベーションオフィスが居抜きで入り、当時の雰囲気を残したまま運営されてきましたが、今年11月末で営業終了されることが決まっています。
2017年3月の旅行記(3日目)で取り上げています。

こうやって見てみると、大阪はバスに鉄道、船に至るまでCATがあって便利に空港に行けていた時代があったことが分かります。

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KCATだった建物は、神戸インキュベーションオフィスとして現在もそのまま活用。
雰囲気は完全に空港旅客ターミナルで、後ろの大型クレーンで港湾とかろうじて気付けます。
残念なことに今年11月に営業終了予定。建物はおそらくそのまま、、、!?


■モノレール浜松町シティエアターミナル MCAT
東京モノレールのモノレール浜松町駅に設けられていたシティエアターミナルです。1998年10月新設。2010年9月に廃止されています。
晩年は自動チェックイン機のみになった期間もあったほどでした。
詳細は施設概要のページへ(https://johokotu.seesaa.net/article/171611922.html)。

このほか、シティエアターミナルの名称を使っていませんが、自動チェックイン機が置かれていただけの、市中のチェックイン場所もありました。オンラインチェックインもできるようになったこともあり、現在は、軒並み廃止になっています。
新千歳空港絡みでJR札幌駅に、東京国際空港絡みで京急電鉄品川駅、東京モノレール浜松町駅に、福岡空港絡みで博多駅などに存在。珍しい所では、成田国際空港に近いホテル日航成田や羽田空港内の羽田エクセルホテル東急などにもありました。

■シティチェックイン 羽田空港第2ターミナル地下1階コンコース
東京モノレール羽田空港第2ビル駅(現・羽田空港第2ターミナル駅)に設置されていました。ANAが設置していたもの。羽田空港内ですが、ターミナルの中ではないので、一応市中チェックインの扱いになっていました。
詳細は施設概要のページへ(https://johokotu.seesaa.net/article/172115082.html)。


海外には、CATがフル活用されている国もあります。

例えば、大韓民国(韓国)では、ソウル駅に直通鉄道を活用するCAT、三成洞と光明駅にバスを活用したCATがあり、手荷物受託や出国審査もできるようになっています。仁川国際空港では専用の出発口の利用が可能です。
中国では、香港国際空港用のCAT施設が、深圳や澳門等のフェリーターミナルにあるのが有名でしょうか。チェックインのみですが完了できます。北京では世界最大のターミナルを持つ北京大興国際空港のチェックインが草橋駅でできます。中国は複数の空港で似たような施設が展開されています。
台湾も、台北駅に台北国際空港のチェックインができる施設があります。

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韓国・ソウル駅にあるCAT施設。
新型コロナウイルス感染症の影響で2020年4月から運用が停止されているそうです。


世界を見てみると、空港直通鉄道の駅などに、自動チェックイン機を設ける事例も多いです。
日本は保安上の理由からCATが廃れてしまいましたが、韓国のようにCATがフル活用されている国もありますから、お家にいる今の間に事前に調べておいて、海外旅行に行けるようになったら、その国その国にあったCATでもっと便利に空港を利用したいですね。

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カナダ・バンクーバーSKYTRAINのBridgeport駅にあった自動チェックイン機。
空港直通鉄道の駅とはいえ、小規模な駅で、
日本で言えば、東京モノレール天王洲アイル駅の階段途中にあるようなイメージです。



さて、南アフリカで、感染力が強いと推定される新しい変異株が見つかりました。アフリカ南部の国々が猶予も与えられずにいきなり10日間強制隔離となるなど、警戒感が一気に高まってきました。
これから年末年始にかけて日本国内での感染拡大も懸念されますため、空港訪問は控える不要不急外出自粛期間に再び戻ることにします。次に旅行記が書けるのはいつになるでしょうか。早く来てほしいものです。


今回は、昨年10月、11月に引き続き、空港関連施設を見学するためにとにかく屁理屈を並べてみました。STAY HOMEを頑張ったり、仕事で仕方なく空港を利用する人が大勢いる中で、独り善がりの考えでCAT訪問をしてしまいましたので、今回の記事にご不満やズルいぞ、という方も大勢いらっしゃると思います。
一応、他人を感染させるリスクは最大限低減する動きをしたつもりですので、ご容赦いただきたいですが、何だかモヤモヤ訪問でした。

空港アクセスには、シティエアターミナルという選択肢もあります。
感染が落ち着いて、動けるようになったら、不特定多数が乗る鉄道よりも、航空利用者が中心のバスで、快適に安全に空港へアクセスしてみませんか。
そんなことを考えながら、今回の旅も終了します。





空港検疫ありがとう
ウイルス流入阻止へ水際で頑張る皆様を応援します
#Light It Blue

posted by johokotu at 21:00| 東京 ☔| Comment(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする

また新株で色々判明

◆また新変異株の「おかげで」色々判明 空港検疫と入国者の動向

この記事は、公式発表ではなく、他報道機関の記事だけを基に作成しています。読まれる際には十分ご注意ください。


こういう言い方は非常に心苦しいですが、新型コロナウイルスの新変異株オミクロン株のおかげとも言うべきか、過剰反応して差別的に強制隔離等や監視を行った結果、空港検疫や入国者の動向が色々と判明しました。

デルタ株が初めて出た時もそうでしたが、普段行わない対応によって、これまで謎だったことや思いもよらぬことが色々と判明するきっかけになります。
今後の水際対策にぜひ活かしてほしいところです。

本当に全国へ散らばる?、地方就航が効果的
今回のオミクロン株規制で最も効果的だったのは、極めて極めて極めて異例なことに同じ航空便搭乗者全員を濃厚接触判定し、各都道府県が居住状況を発表していることです。
入国者がどの程度全国に広がるのかは、これまで謎でしたが、今回の発表で判明しました。

各種報道や各都道府県の発表内容をまとめると以下のようになります。(こういうのまとめてくれる報道機関が少なくて困ります、、、)

(1例目 11月28日成田着ナミビアから入国30代男)濃厚接触者70人
 埼玉5・千葉13・東京39・神奈川8・岐阜1・愛知1・兵庫1
(2例目 11月27日成田着ペルーから入国者20代男)濃厚接触者114人
 福島1・茨城5・群馬3・埼玉11・千葉17・東京46・神奈川7・山梨2・静岡6・岐阜1・愛知7・三重3・大阪1

追っかけ出来なかった人が、1例目で1人、2例目で4人いますが、上記のような感じです。
1例目は、韓国の一部報道が、エチオピアからソウル仁川を経由して成田へ着いたこと、韓国から半数程度が新たに搭乗したことを報じています。これが事実だとすると、エチオピア航空利用が推定されます。
※エチオピアは危険情報の危険度が「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」になっていることから、大使館等はエチオピア経由便の利用はお勧めしないとしています。(感染症危険情報はレベル2)
2例目は、各種報道によりますと、カタール経由のカタール航空利用であることが分かっています。

利用者の全国への散らばり具合を見ると、1便目はほぼ関東に集中しているのに対し、2便目は全国に広がっていることが分かります。韓国からは、成田、中部、関空、福岡に便が飛んでいる一方、カタールからは成田着のみ。利用者がより近い空港を利用する傾向があることが分かります。
ウイルスの拡散範囲をできるだけ狭めようとするなら、できるだけ多くの空港に就航している方が効果的だと分かります。
検疫官の数も限りがあるので、なかなか展開は難しいのでしょうが、複数便飛んでいる国などは、居住都道府県比率に応じて便を振り分けるのも一つの手です。南アジアは中部地方、ロシア極東は富山・新潟など、米国は山口とかが結構多い気がしますが、、、。

実は、この濃厚接触認定は、オリンピックの時に選手に対してだけ強化されたことがあります。
その時は濃厚接触認定された人から数人の感染者が出ています(市中に入り込んでからの人数は集計されていないので不明)。

今回のように全国に広がるのなら、2row-rulesにこだわらず、少なくとも有症状者が搭乗していた航空便の同乗者は全員濃厚接触認定し、隔離しなくては駄目ですね。
入国時検査時に「咳嗽」の有症状の人もポツポツ出ているので、少なくともそういう有症状者が乗っていた航空機の同乗者だけでも全員濃厚接触認定して追いかけ経過観察するべきでしょう。
オミクロン株だからと特別視して行っている対策こそ、普段から行わないと水際対策になりません。


2人ともその後有症状?本当にヤバイ強制隔離なし
今回のオミクロン株規制では、極めて極めて極めて異例なことに陽性者のその後の症状が発表されています。
それによりますと、2人とも空港検疫では無症状だったのに、その後有症状に変化したとしています。

2人が2人とも後から発症したというのも驚きですが、もしかすると、これまでの入国者もほとんどは「その後有症状」なのかもしれません。しかし、そのような追っかけ発表はなされないので、実態が一切分かりません。
何度か記事にしている通り、オリンピック選手の分析では入国3〜5日後に発症のピークを迎えることが分かっています。(入国後も定期的に何度も検査をし、通常追いかけ調査をしない市中感染分も細かく発表されたために判明した事実です。
https://johokotu.seesaa.net/article/483046592.html

隔離期間を3日間に短縮するなど愚策中の愚策中の愚策です。

2人が2人とも「その後有症状」となったことは少し脅威な状況ですが、実態が発表されていないので「入国者全員少なくとも5日間は強制隔離すべき」という議論が出来ないのは非常に残念な事態です。
ちなみに、11月下旬から、空港検疫での有症状者が爆増しています。オミクロン株の影響でなければ良いのですが、、、。


株分析は3日で出来る
空港検疫で判明した陽性事例は、すべての事例についてゲノム解析を行っているようです。この結果は、毎週金曜日に発表されていますが、通常発表までは2週間程度かかっています。今回、2人とも3日間程度で解析が完了しているのですが、3日間での分析完了は異例中の異例中の異例です。
→厚労省の先週の発表 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22577.html

2週間かかるということは、普通に考えて、株が判明してから今回のように同一便搭乗者を濃厚接触認定するのでは遅すぎになってしまいます。つまり、2週間の隔離が非常に重要になってきます。

外国籍者の入国禁止は即実行するのに、とにかく隔離期間を短くしよう、短くしようとしているのが日本。隔離期間を3日間に短縮するなど愚策中の愚策中の愚策です。

なお、この発表では、変異株の細かい種類が発表されているのですが、空港検疫の結果で何種類の変異株が検出されているかご存じですか。

実は12月3日現在で「185種類」です。
現状検出されているオミクロン株は、そのうちの1種類に過ぎません。新しい変異株など2日に1件のペースで上陸しているわけです。

普段やってないくせに、新しい変異株が1つ出ただけで、いちいち騒いでいるわけです。変な話です。
しかし、時には、デルタ株のように、ある一つの株が国内にすり抜け、大増殖してしまいます。だからこそ、どんな変異株でも、同じように強制隔離と濃厚接触による追いかけが必要になってきます。
オミクロン株だけ特別視して水際対策を進めるのは愚策中の愚策中の愚策です。


気になる傾向10歳未満が増えている??
一部では、オミクロン株は10歳未満の陽性事例が多いとの報道がなされています。
実は、先月から空港検疫では10歳未満の割合が異常に急増しています。オミクロン株の影響でなければ良いのですが、、、。

10歳未満は家族渡航での移動のはずです。このため、11月8日の外国籍者の新規入国許可解禁が最大の原因で、一族郎党大移動が起こった可能性はありますが、そういった情報は全く公開されないので、実態が分かりません。

実態が発表されていないので「10歳未満が増えたのはオミクロン株のせいではない」という分析が出来ないのは非常に残念な事態です。


世の中が強制隔離を真剣に考え始めた
今回のオミクロン株出現で、もっと変化があったのは、日本国民の意識の変化かもしれません。
政府が今までにない特別対応(濃厚接触者の追跡対応指示)をしたこと、そして、諸外国が日本の対応が差別的と指摘したことで、国民の多くが「入国後隔離の重要性」に気が付いた可能性があります。

SNSなどでの投稿などを見てみると、つい先月ぐらいまでは、水際対策に対しては、「外国人入国を止めろ」「抗原検査を止めてPCR検査にしろ」といった意見が多く、強制隔離については大して言及されていませんでした。
ところが、今回のオミクロン株の対応後は、「外国人・日本人に関わらず」「強制隔離をちゃんとしろ」と言う意見が圧倒的になってきています。

もともと検疫と言う言葉は「40日間の隔離」の意味から出来た言葉で、新型コロナウイルス感染症に対する水際対策では、極論すると「入国時に検査などしなくても、14日間強制隔離すれば日本へのウイルス密輸はほぼ防げるはず」です。

さすがに、有症状時や14日目に検査もせずに国内に放つわけにはいかないのでしょうが、理論上は14日間隔離すれば良いだけ。例えば話題となった外国人だけ入国駄目とする必要は一切ありません。
南アジアのように外国人がウイルス密輸の主要因と思われる国もたくさんありますが、日本人はそのままで、外国人の新規入国禁止という措置でウイルス密輸がほぼ防げると思うおバカさに気づき始めたわけです。
※そもそも11月8日に外国籍者の新規入国OKとしなければ、そもそも10月1日に14日間の隔離緩和をOKとしなければ、ここまで追加で規制強化とはなりません。今は、今年夏ごろまでの対策内容にただただ戻っただけで、規制が強化されたのではなく、規制緩和が停止されただけ。極論すれば、10月や11月の判断が大失敗だっただけです。

14日間も隔離していては国際競争力がなくなるとの声もあるようですが、例えば、強制隔離が非常にきつい中国や台湾、オーストラリア等の会社がそうなったとかいう話はほとんど聞きません。正直、そういったことを口に出す経営者は、ウイルス発生から2年も経つのに、まだ14日間隔離に対応できるような経営すら出来ないダメダメな経営者だということなのでしょう(経済団体の代表が緩和に言及するのは、そういったダメダメ経営者の突き上げにあうので仕方がないとは思いますが)。そもそも、14日隔離に対応した人員配置をすれば良いだけの話です。
技能実習生が入れないのは死活問題だという声も、ただ単に14日間隔離すれば全員入れるようにすれば、何も課題は生じません。
既に旅行解禁となっている国もあるので、極論すれば、海外旅行だって、帰ってきて14日間隔離できるんなら、自由に行くことが出来ます。
そもそも14日間隔離の間、入国者はホテル代は負担しておらず、衣食住の食住について金銭的負担もゼロです。

日本でこの14日間強制隔離が出来ないのはホテル等が不足しているからだそうですが、オリンピックで室数が増え、瀕死の状態のホテル業界(とその界隈)を助けることもできます。
前述の地方に就航する方が良いという点と合わせてみると、地方に就航した方が地方のホテル業界も潤せます。
そもそも外国との行き来が自由だと言っているぐらいなのですから、ホテルの選択ももっと自由度を増やすべきです。例えば全額国が負担するのではなく、最低額として1泊3食付1泊5千円までは国負担として、宿泊代や食事を豪華にする差額分は自腹としてみてはいかがでしょう。普段から高級飲食店で飲み食いしスイートルームに泊まるような入国者からしてみれば、ビジネスホテルでの隔離なんて家畜飯しか出ない奴隷ホテルという感覚かもしれません。企業努力して感染者受け入れ対策に対応した宿のみに限定する必要がありますが、個室露天風呂付の温泉宿やスイートルーム滞在、高級料理付宿、部屋自炊できる宿もOKとしてしまえば不満も出ないと思うのですが、、、。




オミクロン株は重症化しないなどの報道がかなり多いのに、各国の規制状況を見てみると、異常な過剰反応をしていることが分かります。自由だ、共生だなどと声高に叫び、実質何も規制していない国ですら規制しているので、なにか隠されている不都合な事実があるのではないかと邪推してしまいます。

そして、そんな重症化しない株なのなら、それこそ、オミクロン株だけ特例扱いするのは、おかしいです。
どんな株であろうと、同じように持ち込ませない対策をすべきなのに、対応するのはオミクロン株だけというのは変な話です。


情報交通ホットラインでは、1年半程度書き続けていますが、変異株であろうがなかろうが、水際対策は「14日間の隔離」を徹底すれば良いだけです。
外国人の入国だけを規制する、一般人の入国だけを規制するのは、人種差別や下級国民差別との批判に耐えられません。
入国者全員が、平等に(前述のとおり宿泊施設のレベルは平等である必要はありません)14日間強制隔離すれば良いだけです。

オミクロン株でも判明してしまった「隔離の重要性」。そろそろ気づきませんか。
ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 20:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする

緊急警報!3か月ぶり2連続2桁!!

緊急警報! 危険、本日発表分二桁人数陽性確認!!3か月ぶり2日連続!!!

空港検疫での入国者に対する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の全員検査で、本日発表分で二桁人数の感染が確認されました。

12月5日に、陽性が確認されたとして発表があったのは全部で11人です。
12月4日着が9人、速報に近い12月5日着が1人出ました。
さらに、強制隔離中の3日後陽性に当たる12月1日着が1人出ています。

空港検疫でのCOVID-19感染確認の発表分で一日二桁人数となるのは、12月4日から2日連続です。
2日連続となるのは、2021年9月9日以来3か月ぶりの緊急事態です。12月になって、年末年始一時帰国が増え始めたと思われる状況になっています。昨年は12月に日本国籍者が大量のウイルスを密輸しており、今年も同じことが起こらないか心配されます。
入国者が1月1日に活動できるようになる12月15日頃までの辛抱といったところでしょうか。

入国者の罹患率は日本国内や東京都内の300倍以上です。
国際線の発着する空港への不要不急の来港や
入国者のお迎え、入国者との接触はしばらく自粛しませんか

入国したって日本国内の人が接触しなければ感染は拡大しませんから


詳細は12月5日23時頃にアップ予定の日々の記事で書く予定です。

新型コロナウイルス感染症の患者等の発生について(空港検疫)(厚生労働省公式サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22582.html
ラベル:検疫 感染症
posted by johokotu at 19:00| 東京 ☀| Comment(0) | ◇COVID-19関連 | 更新情報をチェックする