◇水際対策 人種差別的就航制限開始へ
「ニッポン人のイメージ、変えちゃおうぜ」
人種差別する最低の人種に変えちゃおうって対応ですよ
12月30日から香港、澳門を含む中国路線の到着空港が成田国際、東京国際、中部国際、関西国際に限定されることになりました。
香港路線は4空港以外にも就航再開しており、突然の就航制限に混乱が広がっています。
■感染症危険情報がレベル1なのに航空便強制規制
今回の規制強化は、中国本土、香港、澳門ともに感染症危険情報がレベル1のまま実施されるという、前代未聞の措置になっています。
レベル1は、「十分注意してください。」というだけで、当該国への渡航を危険視してはいない状況です。
それなのに危険だから規制を強化するでは、全く整合が取れていません。
危険なのならレベル3にする、危険でないならレベル1のまま。別にどちらでも良いのですが、航空便の就航制限だけを行うのは、異常であり、特定業種だけを狙った差別的対応と言えます。
■検査対象でないのに航空便だけ強制規制
香港滞在者は今回、全員検査の対象になりません。それなのに、航空便の就航が制限されるという、前代未聞の措置になっています。
中国本土からの利用者が気軽に利用できるからという考え方なのであれば、全員検査もセットにしなければ、就航制限との整合がとれません。
規制強化するなら両方する、規制強化しないなら両方しない。別にどちらでも良いのですが、航空便の就航制限だけを行うのは、異常であり、特定業種だけを狙った差別的対応と言えます。
■他国では陽性者爆増でも規制しないのに航空便強制規制
他国では現地の陽性者が爆増していても、日本の検疫で陽性者が爆増していても、これまで航空便の到着空港限定は韓国と中国以外されたことはありません。例えば、フィリピンからの入国者の陽性者が目に見えて超爆増した際もフィリピンに対しては行われず、全くといって良いほど入国者の陽性者がいなかった中国、韓国からの航空便が成田と関空しか就航できない中、陽性者が爆増しているフィリピンからは羽田、中部、福岡に新規就航し増便が続いて、陽性者がさらに増えるという悪循環になったこともあったほどです。
全体の輸送人員制限は行われてきたものの、それは全世界が対象。特定国だけを制限した事例は、韓国と中国以外ありません。
言うなれば、2020年のパンデミック以降、韓国と中国以外は、航空会社の判断で欠航が行われているわけです。
しかし、今回の香港便は、航空会社が判断出来ず、公権力によって特定国だけ就航が制限されるという、前代未聞の措置になっています。
危険だと判断するなら規制強化する、危険だと判断しないなら規制強化はしない。別にどちらでも良いのですが、根拠も示さず、他国に対して行おうともしないことを、特定国だけ行うというのは、異常であり、人種差別的対応と言えます。
■検疫が対応できないのは論外
そもそも国際線再開が進まないのは、検疫等の準備が出来ていないからが最も大きい理由。つまり、新千歳も、福岡も、那覇も、再開している以上、就航全便全員が検査対象になっても対応出来るようになっていないのは論外です。
これに対応できないのは理由になりません。もしも、検疫キャパオーバーが理由なのだとすると、そもそも4国際空港以外は対応できてないのだから、全世界から国際線を受け入れてはダメです。全く整合が取れていないことになってしまいます。
なぜ、4国際空港以外へ就航するのがダメなのか理由すらも示さないのは、とにかく異常です。
■到着地制限は全く意味なくむしろ国内のリスクが上がる
今回の措置は、増便さえしなければ、出発便の制約はありませんので、香港から来た観光客向けに、新千歳、福岡、那覇のそれぞれ出発便を運航することは可能です。片方向回送便になるので無駄は多いですが、、、。
また、到着便の到着地を羽田以外の3国際空港に変更することも可能です(増便ではないため)。どうせ、香港からなら入国時検査も行動規制もありませんから、日本国内線に乗り継ぐ代替ルートも利用可能です。少し時間はかかってしまいますが、そういった代替案を活用できます。逆の見方をすると、直行便なら日本国内在住者と接触も減らせるわけですが、国内線を利用するようになるということは、日本国内在住者と接触回数がむしろ増えることになり、リスクが増大することになってしまいます。
こうやって考えていくと、ますます到着地を限定する意味が無いことが分かります。
検疫キャパの問題が無いのなら、到着地を限定する意味が全くありません。それどころか、日本国内在住者のリスクが高まるという事態になりかねません。
逆に検疫キャパに問題があるのなら、他国も同様に制限するときに対応できない異常な状況にあることになります。
国は、いったい何のために到着地制限しているんでしょうかね。
■早急なのは何も問題ない
今回の措置を「あまりに早急過ぎる」と言う意見が多いですが、早急すぎるのは何も問題ないです。
コロナの影響は突然やってくるのですから、制約も突然実施です。対策を遅々するのでは意味ありません。特定国の時だけ、即実施することが異常なわけです。
しかも、コロナ発生から三年経ちました。2020年2月頃ならいざ知らず、日本と違って突然自由が制限される海外と行き来しているのですから、こういう緊急事態となる可能性があることは常に頭に入れておくものでしょう。早急だ等と批判するのは違います。
2020年の中国の時も、欧州の時も、南アジアの時も、フィリピンの時も、英国の時も、ベトナムの時も、米国の時も、ワールドカップのカタールの時も、ここまで超速での規制は出来ていません(カタールの時はワクチン接種していない人も搭乗前検査無しで搭乗させるという愚策を講じて案の定入国時検査で陽性者が超爆増するという由々しき事態に発展)。アフリカ諸国の時以外はこれまで全く出来ていなかったことなのですから、今回早急なのはむしろ評価されるべきことです。
くだらん労働争議、給料上げもしないで平然と人手不足、軍事演習や戦争などを理由に就航規制する方がよっぽどおかしいです。
■直行便志向の日本ならではの規制
今回規制で大きな影響が出る香港の航空業界は、乗り継ぎ需要で発展してきました。キャセイパシフィック航空など、欧州やアジア発の旅客も結構多いです。
中国向けの対策なのに、関係ない他国の利用を制限するという異常事態になっています。
中国本土からの流入は、現在かなり減便されていますので、韓国経由とかベトナム経由なんかも多いです。流石に中国発で欧米経由で日本に入る人はほぼいないと思いますが、中国本土発の流入を防ぐために就航制限するなら、香港、澳門だけでなく韓国やベトナムをはじめとした他の国からの航空便も規制しないと全く意味ないです。
今回の規制は、直行便志向の強い日本ならではと言えそうです。
■就航規制は最後の手段であるべき
対応をすべて航空会社に押しつけられますし、香港から4国際空港以外への直行便を日本の航空会社は就航していないので、規制するのは簡単です。
しかし、就航規制は最後の手段であるべきです。
本来は、まずは入国後の外出自粛・禁止、次に出発前・入国時検査、さらに旅券発券停止をした上で、それでも入国者が減らないのであれば就航規制をするというのが筋です。
航空便は公共交通機関なのだから、まずはそれを確保する方法を取ることが重要です。不要不急の遊覧飛行じゃないんだから、定期便を最初に切り捨てるなど論外で、あまりに異常な動きです。だったら初日の出フライトなど、感染拡大防止の観点はおろか、SDGs的にも飛び恥的にも無駄な飛行でしかないのだから、未だに2類相当で危険な感染症だという国を発着するのは全部禁止させなさいって話でしょう。
そこまで極論しなくても、そもそも、何にもしなくても、特に海外の航空会社は、利用が少なくなれば航空会社は勝手に減便しますし、発着枠の課題がなければ利用が増えれば航空会社は勝手に増便しますから、規制をかける意味が全くありません。
なぜ、毎回毎回、隔離は無視され、まず検査だ〜、まず就航規制だ〜、等となるのでしょう。それに、今回のようにいきなり就航規制だとするのなら、原則検査無しになったのに未だにずっと空港検疫で陽性者が出続けている米国からの航空便をまず規制しなきゃ、全く整合が取れません。
差別的な上にチグハグな対応という異常事態になっています。
そうそう、日本の大手航空会社は、成田と羽田と中部と関空からしか飛んでませんから痛くもかゆくもないですよ〜。
それにしても、日本国政府は、こういう意味なし制限をして、やってる感だけ出すのが大好きですね。
結局、利用者は置き去りなまま、前代未聞で異常な規制が始まります。
それにしても、日本の航空業界に絡んでこういう人種差別的対応するの、そろそろ止めて欲しいですね。
このままだと、本当に「ニッポン人のイメージ、変えちゃおうぜ」で人種差別する最低の国っていう悪いイメージに変わっちゃいますよ。鼻高々、憧れの象徴をCMにしただけで、人種差別だと総スカンを食らうという、ANAがあったら入りたい恥ずかしい過去がある業界なのですから、航空業界絡みで再びこれやっちゃ、人種として終わってますよ。
中国はCOVID-19が最初に出た国で対策も後手後手だったうえに隠匿国家で、仮想敵国ですから、こういう規制を差別的にしたくなるのは分かりますが、、、。こんな人種差別、日本人として本当に恥ずかしいですね。
2022年12月28日
熊本_国際線再開へ 2年10か月振
■熊本空港(阿蘇くまもと空港) 1月5日から国際線再開へ 2年10か月ぶり
熊本国際空港は26日、韓国のティーウェイ航空(TWB)が熊本-ソウル(仁川)線を来年1月5日に新規就航すると発表しました。熊本発着の国際線は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で、2020年3月11日に長期欠航となって以降、実に2年10か月ぶりになります。
TWBが新規就航するのは熊本-ソウル(仁川)線で、来年1月5日から週3往復するとしています。
熊本発着の国際線定期便は、COVID-19パンデミックの影響で、2020年3月11日以降長期欠航が続いています。定期便は実に2年10か月ぶりの運航となります。
国内では既に8空港で国際線が再開しており、1月4日に広島発着、1月17日に新潟発着、1月18日に仙台発着、4月1日に小松発着の国際線が再開されることが決まっています。このまま再開が行われれば、国内10空港目の国際線再開となります。
COVID-19パンデミック前の地方空港に就航する国際線は、中国や韓国からの就航が多く、熊本も例外ではありませんでしたが、2020年3月以降、なぜか中国と韓国のみは到着空港を成田国際(成田)と関西国際(関空)に強制限定されました(2020年冬以降は、原則成田・関空とし、許可取れれば他空港も就航可能にする運用に変更)。このため、中国や韓国よりも現地感染者・感染率の悪い国の到着空港制限が全く行われずに他空港で次々国際線が再開する中、熊本をはじめとする地方空港は取り残された状態になっていました。
国際線を巡っては、10月11日に各空港の就航制限をほぼ緩和しており、そこから3か月も遅れとなるものの、やっと再開が実現します。
それにしても、6月に国際線再開が高らかに宣言されてから、実際の再開まで半年もかかってしまいました。そして、日本国内の経済対策優先で就航再開を急いだにもかかわらず、福岡などに続いて、また、本邦社ではなく、日本経済にはあまり寄与しない外国社による就航から再開ですね。
■熊本〜ソウル(仁川)線 国際線定期便運航再開のお知らせ(熊本国際空港公式サイト)
https://www.kumamoto-airport.co.jp/info/%e7%86%8a%e6%9c%ac%ef%bd%9e%e3%82%bd%e3%82%a6%e3%83%ab%ef%bc%88%e4%bb%81%e5%b7%9d%ef%bc%89%e7%b7%9a%e3%80%80%e5%9b%bd%e9%9a%9b%e7%b7%9a%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e4%be%bf%e9%81%8b%e8%88%aa%e5%86%8d%e9%96%8b/
熊本国際空港は26日、韓国のティーウェイ航空(TWB)が熊本-ソウル(仁川)線を来年1月5日に新規就航すると発表しました。熊本発着の国際線は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で、2020年3月11日に長期欠航となって以降、実に2年10か月ぶりになります。
TWBが新規就航するのは熊本-ソウル(仁川)線で、来年1月5日から週3往復するとしています。
熊本発着の国際線定期便は、COVID-19パンデミックの影響で、2020年3月11日以降長期欠航が続いています。定期便は実に2年10か月ぶりの運航となります。
国内では既に8空港で国際線が再開しており、1月4日に広島発着、1月17日に新潟発着、1月18日に仙台発着、4月1日に小松発着の国際線が再開されることが決まっています。このまま再開が行われれば、国内10空港目の国際線再開となります。
COVID-19パンデミック前の地方空港に就航する国際線は、中国や韓国からの就航が多く、熊本も例外ではありませんでしたが、2020年3月以降、なぜか中国と韓国のみは到着空港を成田国際(成田)と関西国際(関空)に強制限定されました(2020年冬以降は、原則成田・関空とし、許可取れれば他空港も就航可能にする運用に変更)。このため、中国や韓国よりも現地感染者・感染率の悪い国の到着空港制限が全く行われずに他空港で次々国際線が再開する中、熊本をはじめとする地方空港は取り残された状態になっていました。
国際線を巡っては、10月11日に各空港の就航制限をほぼ緩和しており、そこから3か月も遅れとなるものの、やっと再開が実現します。
それにしても、6月に国際線再開が高らかに宣言されてから、実際の再開まで半年もかかってしまいました。そして、日本国内の経済対策優先で就航再開を急いだにもかかわらず、福岡などに続いて、また、本邦社ではなく、日本経済にはあまり寄与しない外国社による就航から再開ですね。
■熊本〜ソウル(仁川)線 国際線定期便運航再開のお知らせ(熊本国際空港公式サイト)
https://www.kumamoto-airport.co.jp/info/%e7%86%8a%e6%9c%ac%ef%bd%9e%e3%82%bd%e3%82%a6%e3%83%ab%ef%bc%88%e4%bb%81%e5%b7%9d%ef%bc%89%e7%b7%9a%e3%80%80%e5%9b%bd%e9%9a%9b%e7%b7%9a%e5%ae%9a%e6%9c%9f%e4%be%bf%e9%81%8b%e8%88%aa%e5%86%8d%e9%96%8b/