■東京国際空港(羽田空港) ついに飲食店の24時間営業再開
東京国際空港(羽田空港)第3ターミナル4階にあるカフェカーディナルは11日、24時間営業を再開しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック以降、ターミナル内では初めての24時間営業飲食店になります。
羽田空港の店舗は、COVID-19パンデミック以降、一時閉店するか、閉店しなくても時短営業をする店が相次ぎました。売店やサービス店は24時間営業の店舗が数店舗残っていましたが、飲食店は全滅していました。
実に3年ぶりに24時間営業の飲食店が戻ることになります。
羽田空港は国内では数少ない24時間運用の空港。その中で唯一、深夜早朝便が設定されている空港です。COVID-19パンデミック後、一時的に深夜早朝便が消滅していた時期もあるものの、2020年後半には復活しています。
そもそも、成田国際空港があるため、羽田の重要な役割のひとつは深夜早朝便です。国際線再開当初から、仕事を終えて空港へ行き、空港で夕飯や着替えを済ませて、深夜に飛び立つことができる便利な空港として注目されていました。にもかかわらず、羽田は、市中よりも短い夕方には閉まってしまう店舗がこれまで多い状況で、食事難民になる人が続出していました。
昼しか活用しないなら成田を使えば良いだけですし、深夜早朝便は機内食が自動的には出てこないLCCの就航をなし崩し的に認めて、実際に多数の便が運航されています。さらに世界の空港ではコロナ禍でも店舗の24時間営業が当たり前だったこともあり、ネットでは食事が出来ないことに対し、酷評が相次いでいました。
(報道機関では、コロナ後も、寝ぼけたように「深夜も使える羽田空港!」と新しいコンテンツを出してるサイトもあるほどです。しかし、今回24時間営業再開されるのもカフェ1店舗だけですし、アジア-米大陸間の需要が多い乗り継ぎ客が使える出国後エリアでは皆無なまま。現実には、事前に夕食を済ませてくるなどしないと使えない状況が続いています。)
■羽田空港内での一部施設、店舗の運用変更について(羽田空港旅客ターミナル公式サイト)
https://tokyo-haneda.com/information/2023/detail_00056.html