■2023.11.05 福岡→東京国際→(自宅)
■朝の始まりが意外と遅い福岡空港をグルグル
今日は最終日。おやつの時間までに、福岡空港、福岡空港(奈多地区)、福岡市内の非公共用ヘリポートをグルグル巡ります。
福岡空港は帰りに利用するので、その時に訪問でも良いです。しかし、多くの利用者がいるため、人が少ない間に撮影を済ませたいところです。そこで、開館前からターミナル周辺へ行き、館内は開館と同時に調査することにしました。
ホテルは敢えて東比恵駅前に取ったので、4時半にホテルを出て国内線ターミナルまで30分ほど歩きました。
国内線ターミナルの開館時刻は5時半。まずは外回りと思ったのですが、日の出が遅い時間帯で暗いまま。バス停などのチェック位しか出来ず、開館時刻を迎えました。
開館と同時にターミナルに入ったところ、人は少なかったですが、チェックインカウンタがオープンするのは6時以降で完全に眠った状態でした(7時ピタリ発があるのに、、、。1時間前じゃ展望に買い物に食事に行く時間足りないですよ〜〜)。照明が全然付かず、付いた頃には地下鉄の始発便も到着後。カウンタ前には行列が出来ていて、うまく写すことは出来ませんでした。
さらに、展望デッキは7時からの開放で、見学まで少し待ちました。
30分くらいで調査を済ませて、先を急ごうと思っていたのに、最短経路での見学は叶わず。あっちこっちにグルグルグルグルしてしまいました。
結局空港を出たときには7時半を過ぎていました。
展望デッキ手前に空港PR展示がありました。映像やレーダーもあり。
空港の歴史や概要が詳しいです。他空港は飛行機メインが多いですが、
福岡は空港メインの展示で、空港マニヤ的には
7時にやっと開いた展望デッキ。ウッド化、ワイヤー化済み。
展望室がない代わりにかなり広くなりました。
→以前の様子(名物檻の中)はhttps://johokotu.seesaa.net/article/441988017.html。
■福岡市内を地下鉄であっちこっちグルグル
今日はこれから福岡市内のヘリポートをグルグル回ります。
福岡市内のヘリポートは、鉄道でも比較的アクセスしやすいですが、福岡市立こども病院ヘリポートだけ駅から微妙に離れているため、レンタカーを借りることにしていました。
しかし、中心部は渋滞等が怖く、駐車場確保も大変です。ちょうどレンタカー屋の営業開始が8時頃からばかりだったので、中心部の三か所を地下鉄で先にグルグル回ることにしました。
地下鉄のダイヤがあるので、最初に天神の済生会病院、次に九大病院、最後に大濠公園のNHK福岡の順が効率が良いですが、済生会病院を見るために登るアクロス山のオープンが遅い可能性もあることから、九大病院→NHK福岡→済生会病院の順であっちこっちにグルグル回りました。
福岡空港からはまず四駅乗って中洲川端駅での乗換。接続が悪くここでいきなり10分ほどの待ちを食らいました。そこから三駅だけで、プチ難読駅名の馬出九大病院前駅に到着です。
九州大学病院ヘリポートは駅からすぐ、少し歩いただけで見えました。
・九州大学病院ヘリポート
非公共用ヘリポート/民間設置(九州大学)/屋上設置タイプ
・定期就航路線無し
馬出九大病院前駅からは大濠公園駅まで六駅移動。
NHK福岡ヘリポートは大濠公園駅から意外と距離があり、公園内でグルグル回ってマラソンする人と同じくらいの小走りで済ましたものの往復30分以上かかりました。
・NHK福岡ヘリポート
非公共用ヘリポート/民間設置(日本放送協会)/屋上設置タイプ
・定期就航路線無し
大濠公園駅からは、天神駅まで二駅乗車。
福岡県済生会福岡総合病院ヘリポートは駅出口から地上に出たら、すぐ建物は見えたのですが、最後のアクロス山登山で時間を食いました。
※アクロス山は、天神にあるビル アクロス福岡の段々畑のような屋上のことを指します。背丈以上の木々でこんもりとした屋上緑化がなされており、山のように見える屋上です。
済生会病院と同レベルまで上がることが出来るため、今回登ったのですが、なんと、エレベータやエスカレータはなく、外の階段を地上から延々登らなくてはなりませんでした。こちらはグルグルと言うか、グネグネの階段登り。このため、アクロス山登山と呼ばれています。
今回は頑張って登ったのに、最上階屋上は10時オープンで、その一段下までしか行けないという、欲しくもないオマケ付きでした。敢えて訪問を遅くしたのに開放時刻に間に合わず、そのわずか十数分前に去らなくてはならないという悔しい事態でした。
隣の福岡市役所展望フロアからも見えそうだと、エレベータで快適に行ってみましたが、こちらはこちらで工事中でした。
・福岡県済生会福岡総合病院ヘリポート
非公共用ヘリポート/民間設置(済生会福岡総合病院)/屋上設置タイプ
・定期就航路線無し
いずれも民間施設なので敷地外から眺めるのみ。元々1時間くらいで回れるかなあと計画しましたが舐めていました。
チョコマカ地下鉄に乗るので、その待ち時間などもチョコマカ加算され、福岡空港に戻ってきた時には10時を過ぎてしまっていました。
■後半戦はレンタカーであっちこっちグルグル
福岡空港でレンタカーを借りて、奈多方面へ急ぎます。
8時半には出ようと考えていたので、あまり時間がありません。時間があれば名島水上飛行場跡地なども行こうと思っていましたが、グルグルしている暇はありませんでした。
九大病院やNHK福岡に寄った時に、メイン通りを走っている車が全然いなかったので、中心部も含めて空いているのかと思っていましたが、走り出したら車だらけ。行きは渋滞にはならなかったものの、車は多く、信号にも結構つかまりました。
福岡市立こども病院ヘリポートは奈多地区に行くすぐ手前のアイランドシティにあり、近くにアイランドシティ中央公園の駐車場があったので、そこに停めてアクセスできました。
・福岡市立こども病院ヘリポート
非公共用ヘリポート/行政設置(福岡市=病院専用)/屋上設置タイプ
・定期就航路線無し
その後は、アイランドシティの工業地帯からこれから向かう奈多方面を対岸から眺めたあと、雁ノ巣地区へ。雁の巣レクリエーションセンターの駐車場に停めて、福岡空港(奈多地区)まで歩いてアクセスしました。
※奈多ヘリポートは正式名は「福岡空港(奈多地区)」です。ヘリポートには分類されておらず、あくまでも福岡空港の一部(福岡空港の回転翼用離着陸施設)という扱いです。ただ、英語では「NATA HELIPORT」で告示されていて、4レターも福岡空港本体とは別の「RJFH」が付与されており、ヘリポートではないとは言い切れない不思議な存在です。
この施設、遊覧飛行などは扱われておらず、航空機使用事業用と防災用に使われています。このため、空港=公共用なのに、一部企業などの独占使用で、一般人が利用することはほぼ無いです。そして、公共用なのに、ヘリ乗らねーなら入ってくんなと、ものすごい排他的なのがとても残念でした。
不思議なのはその運用制限。防災用でもあるのですが、なんと、離着陸が厳しく制限され、なんと訓練飛行も禁止されています(当然遊覧飛行も禁止)。そして、福岡空港本体と同様に24時間運用なのに、夜間の離着陸は原則禁止です。これらの制限は騒音対策とのことなのですが、一番近い家でも700メートル離れており、西側は4キロ以上家はありません。南北は海の上。海の中道をぶっ飛ばす車の方が五月蝿いぐらいです。
そもそも元々飛行場で、福岡空港への着陸機のルート直下でもあるのに、騒音で文句を言われるというなんとも残念な施設になってしまっていました。
福岡県・福岡市の防災ヘリも拠点にしています。遊覧飛行禁止はまだ理解できますけど、災害時には助けて欲しいけど、訓練はよそでやれ、はさすがにやり過ぎでは???そら、地元民含めて関係ない奴は入ってくんな、ってなりますやね。
ちなみに、ここより大都会、家が密集している福岡市中心部にたくさん民間ヘリポートがあるのは、お伝えしている通りです。公共用はダメで民間ならOKとはこれ如何に?
空港区域に入ろうと思ったら、ヘリ乗らねー奴は立入禁止でした。
岡南や大分県央みたいに、管理事務所に展示やデッキでもあるかと期待しただけ無駄でした。
福岡空港(奈多地区)って公共施設の一部だと思っていましたが、、、。
奈多地区は福岡第一飛行場(雁ノ巣飛行場)の跡地で、周辺にいくつか遺構が残っているので、周囲をグルグルしました。
※福岡空港(奈多地区)は、海の中道という国内有数の砂洲の中程に位置しています。この砂洲の先端には陸繋島の志賀島があります。志賀島は日本人なら誰もが知る金印の発見地。古代から、大陸との行き来があった重要な場所でした。
そんな場所に戦前、福岡第一飛行場(雁ノ巣飛行場)ができました。当時は、大陸への便が発着し、日本の玄関口となっていたそうです。この海の中道・博多湾周辺は多数の飛行場・水上飛行場があったところで、遺構がポツポツ残っています。
戦後は西側の西戸崎飛行場等を含めて海の中道一帯が米軍基地に。返還後に跡地が再開発されました。
福岡空港から離れた辺鄙な所になぜ福岡航空交通管制部と航空交通管理センターがあるのか、福岡空港(奈多地区)が出来たのか、疑問な人も多いと思うのですが、それはここが由緒正しき福岡第一飛行場の跡地だったからです。そして、福岡空港(奈多地区)が開設され、回転翼限定とは言え、再び航空機が離着陸するようになったのは感慨深いですね。
福岡第一飛行場の跡地には、このほかに、雁の巣レクリエーションセンターや海水淡水化センター、筑紫少女苑などが整備されました。また、米軍基地となった範囲のうち西戸崎側は国営海の中道海浜公園等に活用されています。
海の中道は、福岡空港の移転先候補に挙がりましたが、結局福岡空港の拡張で収まったので、アジアからの玄関口として再び脚光を浴びることはありませんでした。しかし、奈多地区は福岡空港の一部ですので、一部移転は実現しました。よく考えてみると、福岡空港は、雁ノ巣飛行場と板付飛行場という、二つの飛行場をルーツに持つ、国内随一の存在になっています。まさに金印級ですね。
今回自分は車でアクセスしましたが、福岡空港ほどの近さではありませんが、海の中道へは鉄道で簡単に行けます。博多駅から四駅の香椎駅で乗換、一駅目がこのあと行く和白駅、三駅目が奈多地区最寄り駅の雁ノ巣駅、奈多地区を横目で見ながら走った四駅目が観光地海の中道駅です。朝に乗った福岡市地下鉄からもアクセスでき、馬出九大病院前駅から三駅乗った貝塚駅で西鉄に乗り換えると七駅で和白駅に到達できます。(途中の名島駅も、水上飛行場跡地(リンドバーグ通り)がある最寄駅)
福岡観光の際は、空港マニヤ的にもオススメの訪問地です。(ヘリで行けたらもっと良いのに、、、)
その後は県道59号線を進み、福岡和白病院ヘリポートを確認しました。
・福岡和白病院ヘリポート
非公共用ヘリポート/行政設置(福岡和白病院)/屋上設置タイプ
・定期就航路線無し
和白で呑気に昼飯を食いましたが、帰りは和白付近から渋滞だらけ。飛行機に間に合うかハラハラで、結局空港に着いたのは14時過ぎ。返却時刻もギリギリでした。
ここのところの航空利用で連続しているバタバタ搭乗で、落ち着かないまま東京へ戻りました。
いろんな所をグルグルしすぎて頭の中がグルグルで疲れました。
※福岡市の中心部は休日の朝だから空いていたようです。しかし、道路は空いていても、大濠公園駐車場は9時の時点で既に満車でした。
レンタカー出回った時間帯は、お休みの人々がお出かけを開始した頃。道は結構混んでいて、雁の巣レクリエーションセンターの駐車場も満車に近かったです。
今回はこども病院が駅から遠かったのでレンタカーにしましたが、駐車場代も結構かかりますし、やはり大都市は公共交通で移動すべきですね。
■今日の教訓!
・[福岡]ターミナル開いても手続き出来ず←6時頃からです
・福岡移動は渋滞警戒・公共交通で←鉄道発達していますが、ヘリで行けると便利かも
・[福岡]二つの飛行場から出来ています←奈多は雁ノ巣、本体は板付
・海の中道周辺は空成分だらけ←跡地もたくさんあります
■実際の旅程
11/05 SUN
福岡市内 04:30(徒 歩)→05:00[福岡空港]
[福岡空港]07:30(福岡市地下鉄空港線)→07:40中洲川端駅
中洲川端駅07:50(福岡市地下鉄)→08:00馬出九大病院前駅
馬出九大駅08:00(徒 歩)→08:15[九州大学病院ヘリポート]
[九州大学病院HP]08:15(徒 歩)→08:30馬出九大病院前駅
馬出九大駅08:30(福岡市地下鉄)→08:45大濠公園駅
大濠公園駅08:45(徒 歩)→09:00[NHK福岡ヘリポート]
[NHK福岡HP]09:00(徒 歩)→09:15大濠公園駅
大濠公園駅09:15(福岡市地下鉄)→09:30天神駅
天 神 駅09:30(徒 歩)→09:45[福岡県済生会福岡総合病院ヘリポート]
[福岡県済生会福岡総合病院HP]09:45(徒 歩)→10:00天神駅
天 神 駅10:00(福岡市地下鉄)→10:15[福岡空港]
[福岡空港]10:30(レンタカー)→11:00[福岡市立こども病院ヘリポート]
[福岡市立こども病院HP]11:00(レンタカー)→11:15[福岡空港(奈多地区)]
[福岡空港(奈多地区)]12:15(レンタカー)→12:38[福岡和白病院ヘリポート]
[福岡和白病院HP]12:30(レンタカー)→14:15[福岡空港]
[福岡空港]15:20(SKY016便)→16:55[東京国際空港]
[東京国際空港]17:00(東京モノレール線)→17:30浜松町駅