※本旅行記は2023年12月に訪問したものを2024年4月に公開したものです。
■2023.12.09 福江→長崎→東京国際→(自宅)
■福江をぐるりと観光
三日目は無理せず福江島観光に費やします。最後少し早めに空港へ行って調査してから、帰宅の途につきます。
朝8時の開店と同時に車を借りるため、レンタカー屋へ。いったんホテルへ戻って準備をして8時半頃出発しました。
今日は福江島を一周するつもりです。
まずは混む前にメイン名所を済ませておこうと、堂崎天主堂へ向かいました。
堂崎天主堂は今回の教会めぐりで唯一入場料を取られるほど観光地化していました。バス観光客の合間を縫って見られたものの、見学客がひっきりなしに訪れていました。
現役の教会と思っていたのですが、そうではなく、内部は展示室になっていて、教会感は半減した教会でした。
※今回の世界遺産は、教会の建物ではなく、隠れキリシタンの誕生から現代に至るまでの流れや人々の隠れながらの信仰生活にスポットを当てたので、生活の背景が見えない教会は登録されませんでした。
堂崎天主堂は、世界遺産登録前から、五島観光ナンバーワンと言っても過言ではないド定番スポットですが、そんな有名な教会でも世界遺産には登録されませんでした。個人的には周辺の漁村や自然の雰囲気が非常に美しく感じましたが、隠れキリシタンの生活に結びつけられなかったのかもしれません。
島北東部の堂崎天主堂にまず来たので、このあとは島を反時計回りすることにしました。
ここからは、海岸沿いに県道162号線を西進すれば短絡していますが、レンタカー屋から、道が狭く通行しないよう言われたので断念。いったん福江市街地側へ南下して戻る遠回り経路を取りました。市街地へ戻るので車の流れは悪く、時間を無駄にしたくないのに、残念なルート取りとなりました。
経路上の教会を出来るだけ訪問したかったですが、今日は少し移動距離が長く時間が不安なので厳選。次は、楠原教会に寄りました。
楠原教会は、福江島の中で数少ないレンガ造りで、堂崎天主堂とともに訪問希望一、二位の教会でした。じっくり見たかったのですが、着いたら、駐車場に車がビッシリで、交通整理の人も出ていました。何かあるのか尋ねたら、イベント事とのことで、見学するのは止めました。
続いてルート上にある水ノ浦教会に入りました。
舞い上がれのロケでも使われた教会らしいです。
※水ノ浦教会に着いたら、堂崎天主堂を出るときにすれ違った(=これから堂崎天主堂を見学する人)、大きなバンの人が教会の見学を終えて出てくるところでした。こっちは楠原教会に寄ったとは言え、見学はしていないので早すぎな印象です。おそらく堂崎天主堂から県道162号線を西進する短絡ルートで来たのだと思います。バンのような大きな車で通行でき、こんなに早く来られるのなら、そっちの道を行くべきでした。
水ノ浦教会を出たあとは国道384号線を西進します。白石のともづな石が日本遺産との看板があり気になりましたが、あまり時間がないと判断してパス。トイレ休憩も兼ねて道の駅 遣唐使ふるさと館に立ち寄りました。
ここから先、福江島の田舎側に行くため、飲食店がほぼありません。そこで、ここにあるレストランで昼食を済ませることにしました。
ところが、レストランの入口まで来たら、まだ開店前だったのに加え、「本日団体予約のため一般客は利用不可」の看板が出ていたため、食いっぱぐれてしまいました。この先は食事処がほとんどないと思われたので、非常に悩ましい事態になってしまいました。
■西側と南側はくねくねの田舎道
三井楽は遣唐使の名所だったようなのですが、先の時間が読めないため、寄り道を断念。国道384号線で玉之浦方面へ短絡し、先を急ぎました。とにかくまずは最西端の大瀬崎までは到達したいところでした。
三井楽を過ぎたあとは、島の西側。道路は南に向きを変えます。高浜海水浴場を高台から眺めたぐらいで南進しましたが、ここから先は完全な田舎道でした。荒川温泉を抜けると曲がりくねった狭路になって、布浦辺りは福江島の中でも最も田舎と言っても過言ではないぐらい小さな小さな集落でした。
日本の端のようなところでも、はーちゃんとすごい人は出てくると感じます。
右側にずっと玉之浦の湾を見ながらぐるりと時計回りで西へ。
道の駅から小一時間で、井持浦の集落まで辿り着きました。
最西端の大瀬埼は、ここから最後に一山越えねばなりません。井持浦の集落に入ってすぐに西進できれば近いですが、井持浦の海沿いをいったん2キロほど北上したあと、南に向きを変えて2キロほど南下しながら山を登っていく経路で、意外と時間がかかりました。
島最西端の大瀬埼の駐車場は山の上にあるので、灯台までは長い下り坂の山道を歩いて行かねばなりません。
時間もあまりなかったですし、かなりの高低差だったので、流石に灯台までは行きませんでした。
※山の上から灯台を見たいなら、終端の駐車場ではなく、それより650メートルほど手前にあるところの方がよく見えます。
展望台は、終端の駐車場付近にも、手前の駐車場付近にもあるのですが、終端の駐車場からは山道を少し歩くのに対し、手前のところは駐車場の目の前に展望台があるので、行きやすいです。
三井楽を過ぎてからは完全な田舎道で飲食店はほぼありませんでしたが、大瀬埼から下ったところに、飲食店があったので昼飯休憩しました。
その後、フランス現地の聖水が祝別されている日本最初のルルドがあることで有名な井持浦教会を訪問しました。
とりあえず、島の西側はこれで終了です。来た道を戻り始めてすぐ、大宝まで戻ったところ、「西高野山」との看板があったので、大寳寺に寄り道しました。
今回五島には教会めぐりで来ました。このため、このお寺は、全くノーマークでしたが、遣唐使から日本に戻った空海上人が最初に寄港し、真言密教を最初に開いたありがたい寺院でした。
正直キリスト教徒ではないので、教会めぐりはどちらかと言うと建築的な見方重視でした。こういう見方だと、訪問先を教会に縛らなくても良いわけです。この寺院も立派な建物がたくさんありました。そして、熱心な仏教徒でもないですが、一応お墓はお寺の人種なので、最後に寺院にも来られたのは、これも何かの縁。教会ばかりの旅でしたが、日本や仏教の歴史も感じることができ、満足な島訪問となりました。
大宝からは、国道384号線を東進して富江を通過するつもりでいましたが、時間がありません。富江までの道がかなりクネクネで時間がかかりそうだったので、県道164号線→県道27号線を通って福江市街地方面へ進行しました。
市街地に戻る前の最後は福江島の特徴である火山見学をしようと思っていましたが、時間がないので箕岳等へ行くのも諦め、鬼岳のみ経由。その後は武家屋敷通りで山本二三美術館と福江武家屋敷通りふるさと館に立ち寄ってから車を返却しました。
※最後に武家屋敷通りを回りましたが、初日に空港→港の移動で二時間時間があった時に寄れば、今日もう少し時間を稼ぐことが出来ました。
旅行では、出発時刻が決まっている最終日は詰め込まず、先手先手で観光するのが鉄則ですね。
■ツアー客が来るのが早い福江
レンタカー屋からは空港へ送迎してもらえました。
福江空港に着くと、まだ16時半なのに、既に高年代のツアー客が到着済みで、1階、2階ともに人でごった返していました。数少ないロビーのイスがほぼ埋まっている状態でした。
このあとの出発便は、自分が乗るORC78便(17:45発)で、まだ一時間以上あります。小さな空港でこんなに早く来なくても、、、。予想外な状況で、これでは人を入れない撮影はかなり難しく、館内では細かい調査はできませんでした。
仕方なく、詳しくは外回りを調べただけで、内部の撮影は軽く済ませた程度。売店で買い物をしたあとは、搭乗待合室で大人しく待ちました。
※飛行機に乗ったら、なんと団体客は長崎便には乗らずじまい。次の福岡便(18:15発)の利用客だったようで、売店と飲食店が1店舗ずつしかない空港で、二時間も待っていたようでした(かなり暇そうにしていました)。
団体ツアー旅行なら、チェックイン手続きもまとめてしてもらえるでしょうし、バスで回る道も普段走り慣れている道で時間を読めるのですから、ギリギリまで観光するなどうまく時間調整してもらいたいものです。(船到着から直接来ていたのかな、、、?)
長崎までは30分の飛行ですが、ちょうど出発のタイミングで、ヘリの出発と福岡便の着陸が被ってしまい、エプロンで待ちぼうけを食らいました。
長崎での乗り継ぎは余裕を持たせていたのでハラハラしませんでしたが、往路のようなギリギリ乗り継ぎだったら、空の上で酔う前に胃に悪い感じでした。
長崎では乗り継ぎに3時間近くあります。バラバラの予約なのと、福江空港のカウンタが団体客で混んでいて有人窓口に並びにくかったこともあり、手荷物預けや乗り継ぎ手続きをしなかったので、長崎空港でいったん外へ。激混みの飲食店で夕食を済ませたあと、帰京の途につきました。
■今日の教訓!
・道の駅は団体予約に要注意←食いっぱぐれます
・西側、南側はクネクネ道←布浦辺りはかなりの寒村です
・[福江]館内見学はお早めに←利用者は意外と早く到着しています
・[長崎]夕飯時は激混み←時間に余裕を持って
■実際の旅程
12/09 SAT
福 江市内07:45(徒 歩)→08:00福江市内トヨタレンタカー
トヨタレン08:15(レンタカー)→08:20福江市内ホテル
福 江市内08:30(レンタカー)→09:00堂崎天主堂
堂崎天主堂09:30(レンタカー)→10:00楠原教会
楠 原教会10:00(レンタカー)→10:15水ノ浦教会
水ノ浦教会10:30(レンタカー)→10:45道の駅遣唐使ふるさと館
道の駅遣唐11:00(レンタカー)→11:15高浜海水浴場
高浜海水浴11:15(レンタカー)→11:45大瀬埼展望台
大瀬埼展望12:00(レンタカー)→12:15NEWパンドラ(昼食)
パンドラ昼13:00(レンタカー)→13:15井持浦教会
井持浦教会13:30(レンタカー)→13:45西高野山大寳寺
西高野山 14:00(レンタカー)→14:30鬼岳
鬼 岳15:00(レンタカー)→15:15山本二三美術館/福江武家屋敷通りふるさと館
武家屋敷通15:45(レンタカー)→16:00福江市内トヨタレンタカー
トヨタレン16:00(送 迎)→16:15[福江空港]
[福江空港]17:45(ORC78便)→18:15[長崎空港]
[長崎空港]21:10(SNA38便)→22:45[東京国際空港]
[東京国際空港]23:00(京急線)→23:30横浜駅
横 浜 駅23:30(自転車)→24:00自 宅
2023年12月09日
高松_国際施設利用料徴収へ
■高松空港 国際線旅客取扱施設利用料等を徴収へ
高松空港は8日、来年3月31日から国際線旅客取扱施設利用料(PSFC)と国際線旅客保安サービス料(PSSC)の徴収を開始すると発表しました。
高松空港が発表したのは、高松空港発の国際線利用時のPSFCとPSSCの徴収開始。
来年3月31日搭乗分より徴収するとしており、1人あたり、
PSFCは国際線出発 大人540円、小人270円、
PSSCは大人、小人ともに250円
を徴収するとしています。(大人用航空券を使用する旅客が大人、小人用航空券を使用する旅客が小人。大人用航空券または小人用航空券を使用しない2才未満の旅客は無償)
来年3月31日以降に航空券を発券、同日以降に利用する旅客が対象です。
航空券が発券される際に、航空運賃と併せて支払うオンチケット方式で徴収するとしています。
PSFCについては、国土交通省が8日付で上限認可しています。
※正式な値段・条件は、公式サイトにて各自ご確認ください。
■国際線旅客取扱施設利用料等の導入について(高松空港公式サイト)
https://www.takamatsu-airport.com/news/press/20231208-7450/
■高松空港(株)の旅客取扱施設利用料の上限認可について(国土交通省公式サイト)
https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku05_hh_000211.html
高松空港は8日、来年3月31日から国際線旅客取扱施設利用料(PSFC)と国際線旅客保安サービス料(PSSC)の徴収を開始すると発表しました。
高松空港が発表したのは、高松空港発の国際線利用時のPSFCとPSSCの徴収開始。
来年3月31日搭乗分より徴収するとしており、1人あたり、
PSFCは国際線出発 大人540円、小人270円、
PSSCは大人、小人ともに250円
を徴収するとしています。(大人用航空券を使用する旅客が大人、小人用航空券を使用する旅客が小人。大人用航空券または小人用航空券を使用しない2才未満の旅客は無償)
来年3月31日以降に航空券を発券、同日以降に利用する旅客が対象です。
航空券が発券される際に、航空運賃と併せて支払うオンチケット方式で徴収するとしています。
PSFCについては、国土交通省が8日付で上限認可しています。
※正式な値段・条件は、公式サイトにて各自ご確認ください。
■国際線旅客取扱施設利用料等の導入について(高松空港公式サイト)
https://www.takamatsu-airport.com/news/press/20231208-7450/
■高松空港(株)の旅客取扱施設利用料の上限認可について(国土交通省公式サイト)
https://www.mlit.go.jp/report/press/kouku05_hh_000211.html
ラベル:高松空港
新千歳_12月バス便時刻変更
■新千歳空港 アクセスバス便時刻変更(2023年12月)
12/09
◎ニセコバス 新千歳空港(国内12番)-ニセコひらふ( 0→ 3)
12月09日:
ニセコ方面:冬季限定路線バスがスキーバスとして運行されます。内容は例年通りで、令和5年3月31日まで。予約制です。空港発着で利用できる途中停留所は、ルスツリゾートホテル前、ニセコ本通りなど9か所。ルスツ地区まで約2時間8分2,400円、ニセコ地区(ニセコひらふ)まで約3時間33分3,000円。
■千歳⇔ニセコ線/札幌⇔ニセコ線(予約制)(ニセコバス公式サイト)
https://www.nisekobus.co.jp/news/2023-24%e6%9c%ad%e5%b9%8c%e3%83%bb%e5%8d%83%e6%ad%b3%ef%bd%9e%e3%83%8b%e3%82%bb%e3%82%b3%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%bc%e3%83%90%e3%82%b9%e3%81%ae%e9%81%8b%e8%a1%8c%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/
■2023-24 札幌・千歳〜ニセコスキーバスの運行について(北海道中央バス公式サイト)
https://teikan.chuo-bus.co.jp/course/7768
12/09
◎ニセコバス 新千歳空港(国内12番)-ニセコひらふ( 0→ 3)
12月09日:
ニセコ方面:冬季限定路線バスがスキーバスとして運行されます。内容は例年通りで、令和5年3月31日まで。予約制です。空港発着で利用できる途中停留所は、ルスツリゾートホテル前、ニセコ本通りなど9か所。ルスツ地区まで約2時間8分2,400円、ニセコ地区(ニセコひらふ)まで約3時間33分3,000円。
■千歳⇔ニセコ線/札幌⇔ニセコ線(予約制)(ニセコバス公式サイト)
https://www.nisekobus.co.jp/news/2023-24%e6%9c%ad%e5%b9%8c%e3%83%bb%e5%8d%83%e6%ad%b3%ef%bd%9e%e3%83%8b%e3%82%bb%e3%82%b3%e3%82%b9%e3%82%ad%e3%83%bc%e3%83%90%e3%82%b9%e3%81%ae%e9%81%8b%e8%a1%8c%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/
■2023-24 札幌・千歳〜ニセコスキーバスの運行について(北海道中央バス公式サイト)
https://teikan.chuo-bus.co.jp/course/7768