| 旅客ターミナルの特徴 (写真は令和元年5月撮影) 開港に合わせて完成した新しいターミナルビルです。 地上4階建。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1・1/2層方式です。1階にチェックインロビー、2階に出発ロビーと搭乗待合室、売店、3階に飲食店と見学者デッキがあります。道の駅、奥能登行政センターと一体化したターミナルで、1階に道の駅情報コーナーがあり、3階の一部と4階は奥能登行政センター施設となっています。1階部分はランド側から見て左側に空港ターミナル区画、中央が道の駅区画、右側が奥能登行政センター区画になっています。 ランド側から見た外観は、まさに行政施設といった感じの外観ですが、ロビー上は大きな吹抜になっている明るいターミナルです。元々2階建で計画された建物でしたが、にぎわいを保つために行政施設を一体化して4階建にした経緯があります。 館内は吊サインは少なく、壁面埋め込みのサインが多くみられます。白地に黒文字のサインが主流で、出発系は緑、到着系は黄の線でアクセントを加えています。
※令和06年01月27日:開館再開(道の駅としても営業再開) ※令和06年01月02日:令和6年能登半島地震の影響で長期一時閉館 |
| ターミナル前面 (写真は令和元年5月撮影) 横から見るとVの字型、正面から見るとジグザグの白い屋根とそれを支えるVの字の柱が目立つ前面です。正面出入口は空港ターミナル側に2か所、奥能登行政センター側に1か所あります。 バスは1か所。タクシーのりばなどが並んでおり、緑地に大きな文字のポールが立っています。発着便に合わせて予約制のふるさとタクシー(空港連絡バス)が能登半島の5方面に運行されています。 ■のりば(すべて北鉄奥能登バス) 北行 能登町方面 珠洲特急線 すずなり館前行(柳田天坂経由)(特別経路 すずなり館前行) 珠洲宇出津特急線 すずなり館前行(宇出津駅前経由)(特別経路 能登町役場前行) 穴水宇出津C線快速 能登町役場前行(長期運休中) 穴水珠洲C線 すずなり館前行(能登町役場前経由) 輪島方面 輪島特急線 輪島マリンタウン行(特別経路 輪島駅前行) 穴水輪島線 輪島駅前行・輪島マリンタウン行 南行 金沢方面 輪島特急線 金沢駅西口行(高松SA経由)(特別経路 金沢駅前行(穴水駅前経由)) 珠洲特急線・珠洲宇出津特急線 金沢駅西口行(特別経路 金沢駅前行(穴水駅前経由)) 穴水方面 穴水輪島線 穴水駅前行・穴水総合病院前行 穴水珠洲C線 穴水駅前行
※令和06年04月22日:穴水珠洲C線 穴水駅前行・すずなり館前行(能登町役場前経由) 新設 ※令和06年04月08日:穴水輪島線 特別経路で運行再開、輪島特急線(輪島方面) 特別経路で限定再開 ※令和06年01月25日:輪島特急線(金沢方面)、珠洲特急線、珠洲宇出津特急線 特別経路で限定再開 ※令和06年01月02日:令和6年能登半島地震の影響でバス全路線・ふるさとタクシー 長期一時運休 ※令和05年04月01日:珠洲宇出津特急線 穴水駅前行 運休、穴水輪島線輪島マリンタウン行・穴水宇出津C線快速能登町役場前行 新設 ※平成31年04月01日:輪島特急線 兼六園下金沢城行、珠洲特急線 大谷行 運休 ※平成29年04月01日:宇出津真脇特急線 すずなり館前行(宇出津駅前経由)・金沢駅西口行 運休、珠洲宇出津特急線 すずなり館前行(宇出津駅前経由)・金沢駅西口行 新設(路線再編)、珠洲特急線 珠洲鉢ヶ崎行 運休 ※平成26年06月01日:大谷特急 大谷行・兼六園下行 運休、珠洲特急 大谷行 新設 ※平成24年10月01日:輪島特急 輪島漆器会館行 運休、輪島マリンタウン 新設 ※平成23年04月01日:珠洲特急・宇出津真脇特急 飯田車庫行 運休、すずなり館前行 新設 ※平成22年10月01日:穴水輪島線 穴水総合病院口行 運休、穴水総合病院前行 新設 ※平成22年04月01日:定期観光バス「のと恋路号」廃止 |
| チェックインロビー (写真は令和元年5月撮影) 空港側1階は全域がロビーとなっており、ランド側から見て左側がチェックインロビーになっています。 2階までの吹き抜け空間になっています。 |
| チェックインカウンタ (写真は令和元年5月撮影) チェックインロビーにカウンタが設置されています。ANAのみの運航で、ANAのカウンタです。 |
| 出発ロビー (写真は令和元年5月撮影) 中央の階段を上った2階に設置されています。 ロビー上部は4階までの吹き抜けで、天井はガラス張りで自然光が降り注ぐ明るいロビーになっています。 3階・4階の施設は、この吹き抜けを取り囲むように配置されています。 いしかわ移住定住情報コーナーがあるほか、空港サポート団体名の掲示などがあります。 |
| 搭乗待合室入口 (写真は令和元年5月撮影) 2階出発ロビーに設置されています。入口は1か所です。 案内掲示は、少し離れた場所に液晶モニタを設置しています。 |
| 搭乗待合室 (写真は令和元年5月撮影/出発ロビーからガラス越しに撮影) 2階エプロン側は搭乗待合室になっています。 出発ゲート(改札)は1か所です。ゲート内には1か所搭乗橋があります。 搭乗待合室内には売店はありません。 出発ロビーと搭乗待合室との間がガラス張りになっていて、双方で話ができる受話器(もしもしコーナーまた逢う日まで)が設けられています。ガラスを隔てて、ぎりぎりまで見送ることができます。写真に写るのは能登空港キャラクターののときゅー、のとみちゃんです。 |
| 手荷物受取場 (写真は令和元年5月撮影/到着ロビーからガラス越しに撮影) 1階エプロン側に設置されています。 ターンテーブルは1か所です。 |
| 到着口 (写真は令和元年5月撮影) 1階中央に設置されています。 到着口は2口あります。 案内掲示は、出発口同様液晶モニタが採用されています。 |
| 到着ロビー (写真は令和元年5月撮影) 1階中央に設置されています。チェックインロビーのすぐ脇にあります。 到着口前には、のと里山空港駅長(公式キャラクター)スカイのっぴーの人形や道の駅登録証などが置かれているほか、日本遺産「能登キリコ祭り」の燈籠キリコが展示されています。 |
| 売店 (写真は令和元年5月撮影) 小さな空港ですが、売店は複数あります。能登空港のキャラクターが入った菓子など能登空港限定商品も販売されています。
・1階:1店舗(道の駅のと里山空港売店つくし) ・2階:1店舗(セレンディピティ)
※令和06年01月27日:セレンディピティ 営業再開 ※令和06年01月02日:令和6年能登半島地震の影響で全店舗 長期一時閉店 |
| ショッピングバック (写真は平成20年10月撮影) セレンディピティで手に入れたショッピングバック。(紙袋が手元にないためビニール袋) 白地に青で能登半島の絵と能登空港の文字が描かれたデザインです。下部に全部の売店・飲食店名が書かれており、どの売店でもこのデザインの袋が手に入るようです。 |
| 飲食店 (写真は令和元年5月撮影) 3階に1店舗あるのみです。行政施設が入っていることもあり、食堂の役割も果たしています。 奥能登2市2町の店舗が提供する地元素材を使ったオリジナル丼「能登丼」も毎年出品中されています。
・3階:1店舗(能登空港総合レストランあんのん)
※令和06年03月02日:あんのん 営業再開 ※令和06年01月02日:令和6年能登半島地震の影響で全店舗 長期一時閉店 |
| 空港能登丼 (写真は平成20年10月撮影) 奥能登ウェルカムプロジェクト推進協議会事務局が進めている「能登丼めぐり」。奥能登産コシヒカリなど能登産の食材を使い、能登産の器と箸を使うことが義務付けられた能登丼が空港のレストランあんのんでもメニューになっており、夏・秋だけの限定商品が出品されています。能登産の箸は持ち帰ることができます。 2008年度に出されていたのは「能登しただめ丼」(1,500円)。個人的には海鮮系の丼ものはあまり好きではないですが、これは非常においしい丼でした。2009年度は「のっぴー丼」でした。通年で「能登牛丼」を提供しています。 |
| 見学者デッキ (写真は令和元年5月撮影) 3階にエプロン側に飛び出た屋上があり、設置されています。入場料無料。 先端の一部を除いたほぼ全面に屋根が付いています。柵はガラス張りで、目の高さのみ隙間が空いています。 特徴的なのはその名称で、展望でも送迎でもなく見学者デッキと命名されています。人を多く集めたい意思がこんなところにも表れています。 |
| 見学者デッキからのながめ (写真は令和元年5月撮影) ターミナルビルは滑走路の北側に位置しており、正面には能登島や富山湾の風景が広がります。晴れていると遠くに立山連峰も望めます。一日中逆光です。 隣接する日本航空学園側にはYS-11が駐機されているのも見られますが、定期旅客便は就航便数が少なく機種も一種類であるため、撮影チャンスは非常に少ないです。 ターミナルビルは滑走路のちょうど中央付近に設置されており、飛行機が離陸する瞬間はやや斜め気味の撮影になることが多いようです。 |
| 市町コーナー (写真は令和元年5月撮影) 2階中央部には展示スペースの「市町コーナー」が設けられています。展示イベントなどに使用されています。 上部に太陽光発電システムの表示機があります。 |
| 書籍コーナー (写真は令和元年5月撮影) 2階出発ロビーに書籍コーナーがあります。 |
| 道の駅 能登の旅情報センター (写真は令和元年5月撮影) 1階到着ロビーわきには、道の駅の情報コーナー「能登の旅情報センター」があります。能登半島の観光情報パンフを多数配布しており、能登空港の総合案内を兼ねています。 道の駅のと里山空港は、空港に併設された道の駅第一号です(指定時の名称は道の駅能登空港)。 空港スタンプ、道の駅スタンプともにここに置かれており、道の駅記念きっぷや道の駅スタンプラリー帳などもここで販売されています。 |
| 市町村行政サービスセンター、のと里山空港利用促進同盟会事務所 (写真は令和元年5月撮影) 1階に、市町村行政サービスセンター、のと里山空港利用促進同盟会事務所があります。 |
| 奥能登行政センター (写真は令和元年5月撮影) 能登空港旅客ターミナルビルは、奥能登行政センター併設の建物になっています。1階ランド側から見て右側に入口があり、4階は全フロアがセンターになっています。 1階には旅券窓口、3階には土木総合事務所と農林総合事務所、4階には奥能登総合事務所など多くの行政施設が入っています。 |
▲ゆめのと
▲空港模型展示 | モニュメント (写真は令和元年5月撮影) 館内にはモニュメントや展示物が多数あります。 最も目立つのはターミナル前面には能登産の石を使った「ゆめのと」(池上奨氏製作)です。 1階到着ロビーに、道の駅登録証、第32回国際交通安全学会賞(業績部門)表彰品、能登キリコ祭り日本遺産登録証、スカイのっぴーの人形や木彫り像などが展示されています。 2階には、石崎奉燈祭の壁画(焔仁氏製作)があります。 3階に、空港模型と空港概要の展示があります。 |
| 地上アクセス施設(駐車場) (写真は令和元年5月撮影) ターミナルの前に第1、西側に離れて第2駐車場があります。合計で900台収容の無料駐車場です。 道の駅併設であるため、24時間出入り自由です。 レンタカー各社は周辺にはありません。レンタカーカウンタで受け付けたのち、ターミナル東側に設けられたレンタカー用駐車場にて受け渡しになります。レンタカー用駐車場には電気自動車用普通充電器があります。 |
| 地上アクセス施設(第2駐車場と道の駅用トイレ) (写真は令和元年5月撮影) ターミナルビルは夜間閉鎖となりますが、第2駐車場内には24時間利用できるトイレが設置されています。このため、第2駐車場は道の駅向けといった感じです。飲料自動販売機があります。 駐車場のすぐ脇には多目的広場があります。 |
| 地上アクセス施設(駐輪場) (写真は令和元年5月撮影) ターミナル東側に駐輪場が整備されています。 いしかわ里山里海サイクリングルートの一部で北陸「道の駅」サイクルステーションとなっています。道の駅 能登の旅情報センターで空気入れの貸し出しが行われています。 |
| 地上アクセス施設(路線バス) (写真は令和元年5月撮影/写真の奥上部に見える平らな部分が空港) 能登半島では平成13年、平成17年と相次いで鉄道路線が廃止されて以降、バスでの移動が主流になっています。 空港は能登半島を縦断する珠洲道路のすぐ脇に設置されており、金沢-能登半島を結ぶバス路線も経由しています。 穴水以南はのと鉄道が営業しており、穴水駅までのバスと鉄道のきっぷが一緒になった能登空港連絡切符も販売されています。 |
| 周辺見どころ施設(展望広場) (写真は令和元年5月撮影) ターミナルビルの西側には高台の展望広場があります(専用駐車場有)。 空港を一望できる広場で、360度の眺望を楽しめます。能登半島を一望できる北方向の眺めは見渡す限りの樹海となっており、緑の中の空港であることを実感できます。 広場に向かう途中に、空港建設時に遷座した木原岳の地蔵があります。木原岳は空港ターミナル付近に山頂があった山で、空港建設で削られ、今は展望広場の方が標高が高くなっています。 |
▲日本航空学園 入口
▲日本航空学園 駐機場の航空機 | 周辺施設(日本航空学園) (写真は令和元年5月撮影) ターミナル地区の東側には、日本航空学園の能登空港キャンパスとして日本航空高等学校と日本航空専門学校があります。 同校用の駐機場スポットもあり、YS-11など数多くの練習機などが駐機しています。エアロラボ・インターナショナルのYS-11が動態保存されており、ターミナルの見学者デッキなどからも遠目に眺めることができます。
※平成30年05月11日:エアロラボ・インターナショナルYS-11 動態保存開始 |