2024年05月12日

23年度はコロナ前比8.7%減

□2023年度空港利用者数 コロナ前の2018年度比8.72%減で3億人届かず

国土交通省は11日までに、2023年度の管内空港利用概況集計表(速報値)を発表しました。全97空港合計の利用者数は、2018年度比8.72%減の295,602,571人でした。

2023年度は5月以降は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響がなくなっています。国際線は入国規制が4月下旬には解除になっていますし、年度はほぼ1年を通じてCOVID-19の影響を受けないと言って良い年度でした。
COVID-19の影響は2020年1月から出ています。このため、2019年度との比較だと2か月強影響のある数字です。
そこで、COVID-19の影響がなかった最後の年である2018年度と比較しながら、どこまで利用が戻ったか軽く見てみます。(多くの記事は2019年度の数字と比較すると思うのですが、日本空港情報館ブログでは、COVID-19の影響をできる限り排除したいため、敢えて2018年度と比較します。空港によっては2019年度の方が利用者が多い空港もありますのでご注意ください)

利用者数比較:最多は東京国際で8千万人回復・約9割超まで戻す
最も利用者数が多かったのは東京国際(羽田)で80,859,391人でした。八千万人台まで回復しています。
成田国際(成田)が33,813,616人、関西国際(関空)が25,802,058人、福岡が24,937,755人、新千歳が22,933,393人で続いています。

上位十位までは9空港が2018年度比で利用者数を減らしています。羽田は2018年度比で-6.03%と約9割超まで戻しましたが、8位の中部国際(中部)が-25.69%であったのを筆頭に、成田が-18.00%、関空が-11.96%と、かなりの減少でした。それでも、暦年に比べると減少幅が縮小しています。
上位十位までで2018年度比が唯一増えたのが福岡で2018年度比で+0.37%。11位〜50位までで2018年度より増えたのは、11位の神戸、17位の新石垣、22位の高知、32位の名古屋(小牧)、44位の札幌(札幌丘珠)、45位の下地島、48位の山形、50位の三沢の8空港でした。暦年より増加空港が増えています。

上位の各空港の利用者数は国際線が特に影響しています。これは、2023年合計とほぼ同じ傾向を示しています。
関空は中国線が多いことから回復が遅い印象。中部は国際線が全然戻らなかった一方、福岡は国際線が急回復しています。羽田は国際線増枠が効いていると言えそうでしょうか。そう考えると、羽田シフトの影響をモロに受けたはずの成田は頑張ったと言えるかもしれません。

2018年度に1000万人を超えていたのに、2023年度は1000万人を下回ったのが中部。新たな1000万人超え空港はありません。
同様に2018年度に100万人を超えていたのに、2023年度は100万人を下回ったのが山口宇部。新たな100万人超え空港はありません。
2018年度に10万人超えで2023年度に10万人を下回った空港はありませんでした。下地島と種子島が新たに10万人を突破しました。

全体で見ると、離島は利用が増えているところが多いです。
礼文、千歳、佐渡、福井、八尾、小値賀、上五島の7空港は旅客の利用がありませんでした。

増加率比較(増加側):最も増加が著しかったのは下地島
2018年度は利用ゼロ人だった純増空港は伊江島(504人)と波照間(191人)、大分県央(2人)の3空港ありました。
純増空港を除き2018年度比の割合で最も増加率が良かったのは下地島で424,286人(2018年度比+54156.52%)でした。旅客ターミナルが出来て旅客便が復活したことに起因します。
このあとは、慶良間が122人(同+96.77%)、松本が256,740人(同+86.35%)、粟国が1,245人(同+77.60%)、奥尻が15,690人(同+68.31%)、札幌が438,612人(同+64.87%)、北大東27,688人(同+47.00%)と続いています。
下地島と札幌は40万人を突破しました。波照間は1月から定期チャーター便が飛んでいますが、伊江島を下回っていますね。

純増空港を除いた増加率トップ10のうち、7空港が離島でした(下地島、慶良間、粟国、奥尻、北大東、種子島、利尻)。

増加率比較(減少側):最も減少が著しかったのは富山
新たに利用者ゼロとなった空港はありませんでした。
2018年度比の割合で最も減少率が悪かったのは富山で370,524人(同-35.35%)でした。20万人も利用者を減らしています。
このあとは、北九州が1,187,091人(同-33.81%)、佐賀が532,259人(同-33.43%)、能登が115,121人(同-33.21%)、静岡が525,631人(同-27.73%)、中部、小松が1,434,708人(同-21.79%)、天草が44,437人(同-20.63%)、岡山が1,283,730人(同-19.91%)、成田と続いています。
佐賀、静岡、中部は国際線の回復が遅い印象です。国内線の影響を強く受けたのは北九州といったところでしょうか。
富山、能登、小松は、1月に発生した令和6年能登半島地震の影響が大きいとみられます。


COVID-19が5類に引き下げられたのは、2023年5月。2023年度の数値は、ほぼ11か月間は通常利用の数値です。単純に考えれば、減っていても1割程度の減少に収まるはずの数値です。
2018年度比は-8.72%で、ほぼ航空利用が戻ってきたと言えそうです。


2023年度の空港別利用者数(2018年度との比較)
空港名2018年度2023年度増減
 旅客数(人)順位旅客数(人)順位 
東京国際86,051,079180,859,3911-6.03%
成田国際41,238,477233,813,6162-18.00%
関西国際29,308,156325,802,0583-11.96%
福  岡24,845,458424,937,7554+0.37%
新 千 歳23,634,288522,933,3935-2.97%
那  覇21,547,380619,485,8936-9.57%
大阪国際16,299,264714,793,1597-9.24%
中部国際12,344,62889,172,9038-25.69%
鹿 児 島6,066,62695,549,8419-8.52%
仙  台3,612,738103,550,09510-1.73%
神  戸3,190,090143,443,79611+7.95%
熊  本3,460,830113,335,47612-3.62%
宮  崎3,363,734123,067,90613-8.79%
長  崎3,269,487132,861,85214-12.47%
松  山3,164,652152,831,73315-10.52%
広  島3,002,663162,685,85516-10.55%
新 石 垣2,590,336172,609,61217+0.74%
高  松2,092,395181,847,50218-11.70%
大  分2,002,602191,762,27819-12.00%
宮  古1,782,856231,755,05120-1.56%
函  館1,789,027221,668,03121-6.76%
高  知1,553,300251,609,98422+3.65%
小  松1,834,349201,434,70823-21.79%
岡  山1,602,761241,283,73024-19.91%
秋  田1,352,513261,208,56825-10.64%
北 九 州1,793,357211,187,09126-33.81%
青  森1,208,784271,169,43827-3.26%
新  潟1,166,654291,056,20828-9.47%
徳  島1,184,979281,054,46829-11.01%
旭  川1,135,514301,049,55330-7.57%
出  雲1,032,161321,015,14731-1.65%
名 古 屋926,16833940,54632+1.55%
山口宇部1,043,44431869,94433-16.63%
奄  美891,28534869,06834-2.49%
女 満 別842,86835768,04635-8.88%
百里(茨城)760,40238748,39636-1.58%
釧  路812,29136727,15137-10.48%
帯  広679,01441651,19738-4.10%
美保(米子)693,18140575,17339-17.02%
佐  賀799,51437532,25940-33.43%
静  岡727,29339525,63141-27.73%
花  巻488,21644483,04442-1.06%
岩  国522,69943474,00443-9.32%
札幌(丘珠)266,04151438,61244+64.87%
下 地 島78284424,28645+54156.52%
鳥  取411,80445375,80346-8.74%
富  山573,12042370,52447-35.35%
山  形348,80347365,73048+4.85%
庄  内403,98746348,10149-13.83%
三  沢295,21948330,27850+11.88%
松  本137,77663256,74051+86.35%
対  馬260,38252251,84552-3.28%
福  島271,11949232,21753-14.35%
南紀白浜161,53859229,70354+42.20%
久 米 島266,35850220,17655-17.34%
八 丈 島210,98153206,08056-2.32%
徳 之 島201,02155204,07857+1.52%
屋 久 島173,83557197,80458+13.79%
中 標 津206,38554197,37259-4.37%
大館能代155,58161177,02560+13.78%
福  江157,70160174,81961+10.85%
稚  内199,39856171,24162-14.12%
石  見152,69262133,56463-12.53%
能  登172,35158115,12164-33.21%
与 那 国102,19165114,11765+11.67%
沖永良部116,82964113,18766-3.12%
種 子 島90,40067110,02367+21.71%
調  布100,19466105,98368+5.78%
与  論80,1896988,10669+9.87%
喜  界88,9686883,61370--6.02%
隠  岐62,1197170,58071+13.62%
紋  別73,3197066,42872-9.40%
利  尻45,3027454,98673+21.38%
南 大 東46,8697349,21274+5.00%
多 良 間44,1037544,48575+0.87%
天  草55,9847244,43776-20.63%
但  馬42,2207638,73277-8.26%
壱  岐34,8877734,82878-0.17%
新  島33,4817834,17379+2.07%
三 宅 島27,7857931,06280+11.79%
北 大 東18,8368227,68881+47.00%
神 津 島22,7728126,48382+16.30%
大  島25,6728025,00683-2.59%
奥  尻9,3228315,69084+68.31%
粟  国701851,24585+77.60%
伊 江 島08850486-
波 照 間08819187-
慶 良 間628612288+96.77%
岡  南16871989+18.75%
大分県央088290-
礼  文088091-
千  歳088091-
佐  渡088091-
福  井088091-
八  尾088091-
小 値 賀088091-
上 五 島088091-
合  計323,856,608 295,602,571 -8.72%


↓2023年の数字は下記参照
□2023年空港利用者数 コロナ前の2019年比14.7%減でおさまる(2月8日配信記事)
https://johokotu.seesaa.net/article/502307241.html
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福島_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/福島空港
日本空港情報館
福島空港

top.jpg
福島空港

■飛行場の概要
福島県須賀川市と石川郡玉川村にまたがる地方管理空港(旧・第3種空港)です。(旅客ビルは玉川村側)
平成5年3月に開港した新しい空港です。福島県の玄関空港ですが、県庁所在地の福島市からは離れており、郡山市南方の高地にあります。利便性の悪さもあり、利用者の維持が続かず、平成21年1月関西国際線や那覇線を運航していた日本航空グループが完全撤退して話題になりました。
平成23年3月11日の東日本大震災では管制塔のガラスが全壊。壊れたままの管制塔で管制し、翌日から多数の臨時便が運航されました。福島第一原発から約60キロと最も近い空港で、長引く原発事故の影響を一番受け、2路線あった国際線はいずれも運休、平成24年10月にはついに1路線が廃止されました。
令和6年5月現在、国内線はアイベックスエアラインズとANA(ANAウイングス)により2路線、国際線はTigerair Taiwanにより定期チャーター便1路線が運航しています。

→震災後の福島空港の状況は下記の記事で取り上げています。
■平成23年5月23日に訪問
 結びつけよう東北! 福島空港 2011/06/03up


■飛行場種別:地方管理空港(旧・第3種空港)
■設置管理者:福島県
■滑走路延長:2500m
■空港コード:FKS/RJSF
■旅客ビル管理者:福島空港ビル


■施設の見どころ:◎◎◎◎= 中規模/ビル構造を含め、イスなどの細部にまでこだわったデザインは注目です。周囲に空港公園あり。
■見学者への対応:◎◎◎◎= ターミナルパンフ 有(韓国語版有)/空港案内所 有/展望デッキ 無料/ファン向け展示 有(飛行機模型など)/記念スタンプが豊富。多くのウルトラマンの展示などもあり、見学者がとても楽しめる空港だと思います。
■売店の充実度:◎◎=== 売店3店・飲食店1店・免税店1店/売店・飲食店は縮小傾向で、少なめ。品数は中規模で福島土産はある程度は手に入ります。
■アクセスの状況:◎==== 鉄道 無/バス 有/最寄駅(徒歩40分ほど)や最寄の中規模都市である須賀川駅からバスはなし。


※就航路線は令和6年5月、そのほかの情報は特記以外平成23年5月現在のものです。
top.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成22年8月の様子)
開港に合わせて完成したターミナルビルです。
駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1・1/2層方式です。1階にチェックインロビー、2階に売店と搭乗口、搭乗待合室、3階に飲食店と展望デッキがあります。ターミナルは国際線部分と国内線部分に大きく二分されています。入口を入って左側に国際線到着ロビーとチェックインカウンタ、中央部に国内線チェックインカウンタ、右側に国内線到着ロビーと総合案内所を配置しています。
ターミナル前面側はガラス張りで、非常に明るい印象です。1階から3階まで段々配置の細長い吹抜になっています。イスに鮮やかなカラーを使うなど、細部にまでこだわったデザインは一見の価値ありです。一方で、サインは大きな特徴はありません。黒に近い灰地に白文字が基本で、出発関係は緑文字・図柄、到着関係は黄文字・図柄を使っています。

※令和02年07月22日:国際線区画 再開
※令和02年04月13日:国際線区画 閉館
02.jpgターミナル前面
(写真は平成22年8月の様子)
曲線の美しい屋根が目立つ前面です。
バスのりばは1番、2番、5番の3か所。車で10分ほどの最寄駅泉郷駅や須賀川市内方面への路線はありません。また、乗合タクシーが発達しており、福島県全域をカバー。日光方面や日立方面までも運行されています(航空便に合わせた最低限の運行、郡山駅前まで約40分)。
■1番 郡山駅前行(福島交通)
■2番 -

※平成29年10月01日:いわき方面湯本駅行(新常磐交通) 運休
※平成22年04月01日:東山温泉行(会津乗合自動車) 運休

03.jpg国内線(チェックインロビー)
(写真は平成22年8月の様子)
1階ランド側から見てやや右側中央部に設置されています。 ANAのカウンタのみがあります。
IBXはチェックイン業務をANAに委託しており、ANAグループカウンタで搭乗手続きが行われます。
ANAは平成21年に一度撤退していますが、AIR DO(ADO)とIBXの運航便に共同運航していたため、ANAカウンタが残存し、手続きが続けられてきました。ANAは平成24年に復活しています。
※平成21年1月に完全撤退した日本航空グループはANAカウンタの左側に設けられていました。

※平成27年03月29日:ADO全便運休・拠点撤退
※平成24年06月01日:ANA就航
※平成21年11月01日:ANA全便運休(カウンタ残存)、ADO就航(ANAカウンタ利用)
04.jpg国内線(出発ロビー)
(写真は平成22年8月の様子)
ランド側から見てANAグループチェックインカウンタの左側にある階段を2階に上ると出発ロビーです。色鮮やかなイスが並び、天井には飛行機模型が吊り下がっています。
05.jpg国内線(搭乗口)
(写真は平成22年8月の様子)
2階出発ロビー脇に、ややひっそりと設置されています。案内掲示は液晶モニタです。
ゲート内には売店があり、搭乗改札は2か所、搭乗橋も2か所あります。
09.jpg国内線(到着口)
(写真は平成22年8月の様子)
1階ランド側から見て右側に設置されています。出口は1か所です。
案内表示は液晶モニタです。
01.jpg国内線(到着ロビー)
(写真は平成22年8月の様子)
1階ランド側から見て右側に設置されています。出発ロビーから続くロビーで、2階までの吹抜になっています。総合案内所とレンタカーカウンタ、両サイドに宅配便受付と福島のPRコーナーがあります。
23.jpg小型航空機用搭乗橋
(写真は平成22年8月の様子)
小型機での運航が多い福島空港。平成22年5月、国内初となるリージョナル航空機&小型航空機兼用型航空旅客搭乗橋が設置されました。搭乗橋を地上レベル近くまで下げたバリアフリー対応の搭乗橋で、小型機搭乗時も雨にぬれずに搭乗できます。

17.jpg国際線(チェックインロビー)
(写真は平成22年8月の様子)
※平成23年3月の東日本大震災後、運用が止まっています(チャーター便で数日間の再開あり/立ち入りはできます)。
1階ランド側から見て左側中央寄りは国際線のチェックインロビーになっています。国内線側のロビーとつながっている構造です。
福島空港ターミナルビルのパンフレットは日本語のほか、韓国語版も発行されています。
17-1.jpg国際線(チェックインカウンタ)
(写真は平成22年8月の様子、中国東方航空就航時)
アシアナ航空(AAR)のカウンタが並んでいます。
各カウンタ地方空港としては珍しい専用カウンタで、カウンタ後方にそれぞれの航空会社のロゴが取り付けられています。
専用カウンタのないANAは、共同運航を行っているAARカウンタでチェックインが行われます。

※平成24年10月28日:中国東方航空(CES) 拠点撤退
18.jpg国際線(出発ロビー)
(写真は平成22年8月の様子)
国際線チェックインカウンタ前にある階段を上った2階が出発ロビーです。色鮮やかな丸いイスとウルトラマン展示が目立ちます。
18-1.jpg国際線(出発入口)
(写真は平成22年8月の様子)
国際線出発ロビーの端に設けられています。入口は1口です。
出国審査場内には小さいながらも免税売店があります。搭乗改札、搭乗橋とも1か所です。
出発案内板は取付式です。共同運航便の場合、細く2社のロゴが並べられています。出発案内板脇に就航先2都市(ソウル、上海)の時刻を示した時計が掲げられています。ソウルとは時差なし、上海とは1時間ずれです。
19-1.jpg国内線(到着口)
(写真は平成22年8月の様子)
国際線到着ロビーにひっそりと設置されています。
到着案内板は、出発入口同様、取付式です。
19.jpg国内線(到着ロビー)
(写真は平成22年8月の様子)
国際線到着ロビーは1階ランド側から見て一番左端に設置されています。天井は高く、ガラス張りの側面から明るい光が注ぎます。
脇に警察の出張所があり、国際線到着時のみ、建物右端にある警察から警官がやってきます。

06.jpg売店
(写真は平成22年8月の様子)
・2階国内線出発ロビー:1店舗(福島エアポートサービス(ウルトラマン オフィシャルショップ SHOT M78併設))
・1階国内線出発ロビー:2店舗(ヤマザキショップ、ふくしま逸品堂)
・2階国際線搭乗待合室:1店舗(免税店)

ショッピングプラザはもともと4店体制でしたが、平成18年3月にANAFESTAが閉店。平成21年1月のJALグループ完全撤退に伴い、空港直営売店が福島エアポートサービスに営業譲渡され、JALサポートショップ福島エアポートサービスJ店も福島エアポートサービスに統合されています。
※各店とも、空港内で配布している情報マガジン「FAP!」に割引券などがついています。「FAP!」は平成20年秋号(vol.11)を最後に一時休刊しましたが、平成21年に復活しています。

※平成30年02月22日:ヤマザキショップ 開店
※平成30年01月31日:空の駅たまかわ 閉店
※平成28年04月05日:ふくしま逸品堂 開店
※平成25年03月20日:ウルトラマン オフィシャルショップ SHOT M78 開店
bag2.jpgショッピングバック
(写真は平成22年8月の様子)
福島エアポートサービスのショッピングバック。
左右で違うデザインで、両面とも空港にあったデザイン。写真の面は日本周辺地図に就航先(JALが運航した就航先も含む!=SAPPORO、NAGOYA、OSAKA、FUKUOKA、OKINAWA、SEOUL、SHANGHAI)を示したデザインです。
07.jpg飲食店
(写真は平成22年8月の様子)
・2階:喫茶1店舗(シャロン)
・3階:1店舗(アーマ・テラス)

もともとは3階に3店、2階と1階に各1店の5店ありましたが、平成21年1月のJALグループ完全撤退の影響もあり、3階の2店(石楠花、ふるさと亭)と1階の1店(Cafe)が閉店となっています。
Cafe跡地は売店の空の駅たまかわに改装されていますが、3階の2店跡地は閉鎖されています。

※平成30年08月02日:アーマ・テラス 開店
※平成30年03月21日:田善 閉店
07-1.jpgアメニティ施設
(写真は平成22年8月の様子)
3階は、ロビー部分がアメニティプラザとなっており、地元の人々が、1週間から3週間ほどの期間で、さまざまな作品展などを開いています。
3階屋内遊び場「わくわくらんど たまかわ」、キッズラウンジ、会議室、特別室があります。
2階に有料ラウンジ(ラウンジf)があります。

※平成30年10月**日:特別室 新設
※平成30年07月24日:キッズラウンジ 新設
※平成30年07月23日:空ウンジ 閉鎖
※平成30年03月01日:らうんじf 新設
※平成30年02月13日:有料待合室(2階) 閉鎖
※平成24年10月27日:わくわくらんど たまかわ 新設
10.jpg送迎・見学者デッキ
(写真は平成22年8月の様子)
3階ランド側から見て右側に屋上があります。入場無料。
ほぼ全面に屋根がついていますが、最先端部は屋根がありません。フェンスは高いですが、ワイヤーが張られているだけなので、撮影には支障ありません。
自動販売機のほか、ゲームコーナーも設けられています。
11.jpg送迎・見学者デッキからのながめ
(写真は平成22年8月の様子)
山を平らにして造られた福島空港。最も高い位置にあるので、見晴らしはよいですが、滑走路が長いので、空港しか見えない難点があります。
写真では見づらいですが、正面の芝生の上に「うつくしま ふくしま」という文字が書かれています。
08.jpg福島PRコーナー
(写真は平成22年8月の様子)
2階出発ロビーと1階到着ロビーにそれぞれ福島県の各地を紹介するPRコーナーが設けられています。印象的な照明に照らされたコーナーには多くのパンフレットが用意されています。
13.jpg陸上アクセス施設(駐車場)
(写真は平成22年8月の様子)
比較的近くに鉄道の駅がありながら、交通の便がすこぶる悪い福島空港。主要アクセス手段は自動車でしょう。ターミナルの前に広い駐車場が設けられています。駐車料金は無料。少し離れた位置に仮設駐車場もあり、ここを含めると約2,300台の駐車が可能だそうです。
ちなみに、仮設駐車場脇に職員用の駐車場があり、ここは非常に利用度が高いです。公共交通機関が発達しておらず、アクセスが極めて不便ということを示す証拠でしょうか、、、。
レンタカー各社は周辺にはありません。レンタカーカウンタで受け付けたのち空港駐車場にて受け渡しになります。
14.jpgモニュメント
(写真は平成22年8月の様子)
ターミナルの前にご覧のように大きなモニュメントがあります。「向福鳥」と言うとても縁起のいい名を持つモニュメントです。現地案内板に作者の話が掲示されており、「出来上がった形が鳥のように見えたことから空港という条件と福島の地形を「イメージ」して」名づけたそうです。
作者が須賀川市出身である縁で、撮影などで使われたウルトラマンシリーズの立像やジオラマなどを展示する常設展示を館内7か所で実施しています。
このほか、館内各所に航空に関する展示物や絵画などの展示が豊富。国際線到着ロビーには漆工芸の残照、出発ロビーには開港記念絵画の牡丹などが展示されています。
fukushima15.jpg周辺見所施設(福島空港公園)
(写真は平成19年8月の様子)
空港建設時に周囲を広範囲に買収したのか、空港の周囲には空港の敷地が広がっています。このほんの一部分が福島空港公園として整備されています。
周囲3か所に点在している公園のうち、空港正面に「エアフロントエリア」が設けられています。ここには日本庭園や福島広場があります。高台2か所に展望台も設けられており、福島空港を一望できます(だいぶ木が伸びてきました)。
20.jpg周辺見所施設(道の駅こぶしの里)
(写真は平成22年8月の様子)
空港西側、車で5分ほどの所に道の駅たまかわ「こぶしの里」があります。道の駅ということで、地元の野菜などが多数直売されています。平成30年まで空港内にあった「空の駅たまかわ」はこの道の駅が出店していたお店です。
空港との間にシャトルタクシーが運行されています。
21.jpg周辺見所施設(展望所)
(写真は平成22年8月の様子)
空港ターミナル区域南部の高台に展望所があり、滑走路を高い位置から眺められます。
福島空港公園内にある展望台周辺は、やや標高が低いうえ木々が成長し、やや空港地域が見にくくなっており、この展望所は滑走路がはっきり見える場所として人気があります。
ただ、車道からの入口に案内板などはなく、やや分かりにくい場所にあります。

22.jpgかつてあった見どころ(かけはし)
2階売店奥には「福島県情報発信コーナー かけはし」と「福島応援コーナー 独断選考 ふくしま逸品堂」が開設されていました。平成28年に売店部がリニューアルされています。
bag.jpgかつてあった見どころ(ショッピングバック(過去))
(写真は平成19年8月の様子)
福島空港ビル直営売店が使っていたショッピングバックです。(紙袋が手元にないためビニール袋)
白地に青で福島空港の文字とシンボルマークが描かれたデザインです。

■就航路線(国内線)
  ANA   AJX   APJ   SFJ   ADO   SNA   ORC  
  JAL   TZP   JTA   JJP   SJO   RAC   AMX  
  IBX   FDA   SKY   TOK   NCA   NJA   DAK   TAL   EXC  
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
新千歳IBX・ANA*d2
大阪国際(伊丹)IBX(ANA)・ANA*d2
*d1:ANKによる運航便あり
*d2:AKXによる運航便あり


就航路線変遷(平成21年04月01日以降)
※令和03年08月23日:ANA*d2新千歳・ANA*d2大阪国際 再開
※令和03年08月17日:ANA*d2新千歳・ANA*d2大阪国際 長期欠航
※令和03年08月06日:ANA*d2新千歳・ANA*d2大阪国際 再開
※令和03年07月16日:IBX新千歳 就航
※令和03年05月13日:ANA*d2新千歳・ANA*d2大阪国際 長期欠航
※令和03年04月01日:ANA*d2新千歳・ANA*d2大阪国際 再開
※令和03年01月19日:ANA*d2新千歳・ANA*d2大阪国際 長期欠航
※令和02年07月22日:ANA*d2新千歳・ANA*d2大阪国際 再開
※令和02年04月17日:ANA*d2新千歳・ANA*d2大阪国際 長期欠航
※平成27年03月29日:ADO(ANA)新千歳 運休(3/28最終運航)、ANA新千歳 就航
※平成24年06月01日:ANA*d2大阪国際 就航
※平成21年11月01日:ANA*d1新千歳 運休(10/31最終運航)、ADO(ANA)新千歳 就航

※事前購入型または特定便のみしかない乗継割引設定路線は平成26年5月から公開を終了しました。(H22.4.1 ANA石見・松山・高知・福岡・佐賀・大分・長崎・熊本・宮崎・鹿児島 新設、H22.7.1 ANA利尻・稚内・女満別・釧路・函館 新設、H23.1.5 ANA佐賀 廃止、H23.9.1 ANA石見 廃止、H23.10.1 ANA利尻 廃止、H24.3.25 ANA稚内・釧路 廃止、H25.3.31 ANA函館 廃止・ANA中標津・釧路 新設、H25.6.1 ANA利尻 新設)


■就航路線(国際線)
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
[台湾]台北 TPE(桃園)TTW*i1
*i1:定期チャーター便

就航路線変遷(平成21年04月01日以降)
※令和06年01月16日:TTW*i1台北桃園 就航(〜10/25)
※令和05年05月04日:VJC*i1ホーチミン 運休(出発便5/3・到着便4/29最終運航)
※令和05年03月24日:VJC*i1ホーチミン 就航(到着便3/20〜)
※令和元年12月15日:FAT*i1台北 運休(12/12最終運航、運航停止)
※平成30年11月01日:FAT*i1台北桃園 就航
※平成24年10月28日:CES上海浦東 運休(大震災運休継続のまま路線廃止)
※平成23年03月17日:東日本大震災の影響で全定期便欠航(AAR(ANA)ソウル仁川 欠航継続中)

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■福島空港についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
福島空港旅客ビルの公式サイト△(福島空港ビル株式会社・福島空港利用促進協議会)
福島空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)
福島県公式サイト◎(土木部の項目中に空港交流課、福島空港事務所の紹介ページあり)
福島空港公園の公式サイト△(福島空港公園管理事務所)

※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※福島空港の公式サイトではありません。

開設月日 2009.03.29
初調査日 2007.08.27
前調査日 2011.05.23
posted by johokotu at 12:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 福島空港 | 更新情報をチェックする