2024年05月24日

三宅島_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/三宅島空港
日本空港情報館
三宅島空港

miyakejimatop.jpg
三宅島空港

大部分の情報はANA就航時(平成24年11月)のものです。

■飛行場の概要
東京都三宅村にある地方管理空港(旧第3種空港)。伊豆諸島南部地域の最も北に位置する三宅島にある離島空港です。
昭和41年、島東部の海岸沿いに開港しました。
平成12年に島中心部の雄山が噴火した影響で全島民が避難したことから一時閉鎖されましたが、平成20年に運航が再開されています。噴火後の帰島が許可された平成17年から空港の北半分が原則立入禁止の坪田高濃度地区に当たっていましたが、平成27年9月に居住規制も含めて解除されています。
平成30年11月にはヘリコプター定期便の運航が再開されました。
令和6年5月現在、国内線のみの運航で、新中央航空により1路線(調布線)、東邦航空によりヘリ2路線が運航されています。


■飛行場種別:地方管理空港(旧第3種空港)
■設置管理者:東京都
■滑走路延長:1200m
■空港コード:MYE/RJTQ
■旅客ビル管理者:東京都


■施設の見どころ:◎==== 小規模/仮設ターミナル。平成27年以降、空港周辺の居住規制はなくなりました。
■見学者への対応:===== 案内所 無/ターミナルパンフ 無/送迎デッキ 無/ファン向け展示 無
■売店の充実度:===== 売店 無/飲食店 無
■アクセスの状況:◎==== 鉄道 無(島内に無)/バス 有


※就航路線は令和6年5月 、そのほかの情報は平成24年11月現在のものです。
miyakejima01.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成24年11月撮影)
平成20年の定期便再開より早く、平成18年3月に完成した仮設のターミナルビルです。平成12年の空港閉鎖前に運用していた旅客ターミナルが、当時、坪田高濃度地区に当たっていたため、同地区を避けて南側に新たに設置されました。
地上1階建。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1層方式です。ボーディングブリッジはなく、全便地上搭乗になります。 駐機場は旧ターミナル前にあり、ランプバス輸送による搭乗です。
外見は白壁のシンプルなデザイン。空港事務所も一緒になっているターミナルで、ロビーは狭いです。
館内のサインは出発系は緑、到着系は黄を基調としたものになっています。
miyakejima02.jpgターミナル前面
(写真は平成24年11月撮影)
ターミナル前に小さな交通広場がある前面ですが、一般車は入場禁止です。建物の出入口は1口のみで、屋根が飛び出ています。タクシーのりばはなく、送迎は後述の駐車場で行うことになります。

バスのりばは、空港前の三宅一周道路(都道212号線)上に空港前バス停があります。
■空港前バス停(南行)
 右回り阿古方面行(中央診療所経由有)・高校前行(三宅村営バス)
■空港前バス停(北行)
 左回り阿古方面行(中央診療所経由有)・三池行(三宅村営バス)

※平成30年11月01日:左回り阿古方面行(ふるさとの湯経由)・右回り阿古方面行(ふるさとの湯経由) 運休(10/31最終運行)
※平成30年05月01日:左回り阿古方面行(ふるさとの湯経由)・右回り阿古方面行(ふるさとの湯経由) 新設
※平成27年09月16日:空港前バス停を含む準居住地区規制解除
miyakejima03.jpgチェックインカウンタ
(写真は平成24年11月撮影)
入口を入ってすぐに小さなロビーになっており、右側にチェックインカウンタがあります。
ANAのカウンタで、手前側から1番自動チェックイン機、2番購入・搭乗手続き、3番手荷物となっています。航空貨物も取り扱われており、旅客ターミナルでは珍しくANA CARGOの案内が配られています。
カウンタ後ろの壁面にはめ込み式の発着時刻案内があり、出発、到着とも案内されています。
館内に売店・飲食店はありません。

※平成30年11月01日:東邦航空 新規就航
※平成26年04月02日:新中央航空 新規就航
※平成26年04月01日:ANA 拠点撤退
miyakejima04.jpg搭乗口・搭乗待合室
(写真は平成24年11月撮影)
入口から見て正面に設置されています。入口は1か所です。
搭乗待合室には多目的トイレがあるのみです。
搭乗口付近には搭乗案内掲示はありません。
miyakejima05.jpg出発口・到着口
(写真は平成24年11月撮影)
出発口・到着口の前に駐機場はなく、搭乗者はランプバスによる輸送になります。
miyakejima12.jpg駐機場
(写真は平成24年11月撮影)
仮設ターミナルビルがある一帯の北側に駐機場があります。
miyakejima07.jpg到着口・手荷物受渡場
(写真は平成24年11月撮影)
入口から見て右奥に設置されています。チェックインカウンタ脇に到着口があり、手荷物はそのわきのカウンタで受け取る形になっています。
到着案内はカウンタ内の掲示で代用しています。
miyakejima11.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は平成24年11月撮影)
ターミナルビルは三宅一周道路から少し低い位置にあり、三宅一周道路に面した高い位置に53台分の無料駐車場があります。
レンタカー各社は周辺にはありません。島内にあるレンタカー会社に予約を入れておけば、空港駐車場にて受け渡しまたはレンタカー事務所に送迎がある場合があります。
miyakejima10.jpgモニュメント
(写真は平成24年11月撮影)
駐車場わきに「跳ぶ」と題した目立つモニュメントがあります。ウインドサーフィン姿のモニュメントで、昭和62年に設置されたもの。銘板には「このモニュメントは、三宅島の海と人とのふれあいと、風土と自然に根ざし生き生きとした島民の躍動感を、波の上に登りつめ大きく跳躍しようとする、ウインドサーフィンの姿で表現したものです。」との解説があります。
miyakejima13.jpg噴火前のターミナルビル地区
(写真は平成24年11月撮影)
平成12年の雄山噴火前までターミナルビルは、現在の駐機場正面に位置していました。この位置は坪田高濃度地区に当たり、滞在が認められなかったことから、現在の仮設ターミナルビルに移転しました。雄山噴火前まで使用していたターミナルビルは空港再開後撤去され、現在は更地になっています。
※現在の旅客ターミナルは一応仮設扱いですが、雄山噴火前まで使用していたターミナルビルが撤去されてしまったため、実質本設ターミナルとして機能しています。
miyakejima16.jpg空港モニュメント
(写真は平成24年11月撮影)
噴火前のターミナルビル地区への北側入口には「東京都 三宅島空港」と書かれたモニュメントが残っています。
miyakejima17.jpg祝再開
(写真は平成24年11月撮影)
三池・沖ヶ平地区内にある三宅村役場(現在は仮設一時移転中)には、平成20年の定期便再開を祝したパネルが掲示されています。「'08年春 三宅島空港再開!! 祝 羽田〜三宅島間 定期便就航 ご支援・ご協力ありがとうございました」と書かれていますが、平成25年7月まで原則立入禁止のエリアであったこともあり、見る人は少なそうです(伊ケ谷等島内では何箇所かに同じパネルが掲げられています)。
miyakejima19.jpg周辺の見どころ(三宅村場外離着陸場/三宅島ヘリポート)
(写真は平成24年11月撮影)
三宅島への帰島が許可された平成17年、三宅島空港のヘリポートが坪田高濃度地区に当たっていたため、島北部の伊豆地区に暫定ヘリポートとして三宅村場外離着陸場(三宅島ヘリポート)が整備されました。三宅島空港から北へ車で30分程かかる場所にあります。
東邦航空のヘリコプターによる定期便が平成17年に三宅島発着を再開しましたが、三宅島ヘリポートで発着を始めていました。平成30年11月に三宅島空港での発着に戻り、ヘリ定期便の運航は終了しました。
miyakejima18.jpgかつてあった見どころ(火山ガス予報)
(写真は平成24年11月撮影)
平成24年訪問時、旅客ターミナル内に火山ガスに関する予報が掲示されていました。
この掲示によりますと、三宅島空港火山ガス運航判断基準は「1.坪田地区・坪田高濃度地区に火山ガスが観測されていないこと。」「2.飛行経路及び空港に火山ガスが流れる予報がないこと。」と発表されていました。空港は、噴火している雄山の東側にあるため、西寄りの風の時はほぼ欠航になっていました(実際火山ガスが流れてなくても予報されただけでダメなため)。
この基準はANA運航時のものだったようで、新中央航空運航に変わってからは、西風でも運航することが増えました。
この基準は、東京国際空港には掲示されておらず、ANAや三宅村の公式サイトでも非公開。三宅島空港を訪問して初めて知りました。まさか、現地のガス濃度が高くなくても、西風=自動的に欠航になるとは思ってもいませんでした。予報が出ているのに、何も知らずに現地のガス濃度が低いから飛行機が飛ぶことを期待して東京国際空港まで行って結果欠航になるというおバカな事態に何度も遭いました、、、。
miyakejima15.jpgかつてあった見どころ(火山ガスに関する規制地区)
(写真は平成24年11月撮影)
空港の北半分は、帰島が許可された平成17年以降、坪田高濃度地区と呼ばれ、火山ガスの濃度が特に高いことから原則立入禁止(必要最低限の通過は可能)となっていました。海岸沿いでは最後まで残った高濃度地区となっていましたが、平成25年7月に制限が緩和され、準居住地区(三池・沖ヶ平地区)に変更。同年12月には沖ヶ平地区のみの規制に縮小され、平成27年9月に居住規制は解除されました(島内海岸部では最後まで残った居住制限された地区でした)。
規制地区との境界線は仮設ターミナルがある一帯のすぐ北側を通っていて、職員用駐車場の入口道路や空港前バス停などはわずかな距離の位置ながら坪田高濃度地区→三池・沖ヶ平地区→沖ヶ平地区に当たっていました。

※平成27年09月16日:準居住地区(沖ヶ平地区) 規制解除
※平成25年12月19日:準居住地区(三池・沖ヶ平地区)が準居住地区(沖ヶ平地区)に範囲縮小
※平成25年07月19日:坪田高濃度地区 規制解除、準居住地区(三池・沖ヶ平地区) 規制指定
※平成20年04月26日:三宅島空港での旅客定期便運航再開
※平成17年02月01日:避難指示解除、空港北側を含む地区が坪田高濃度地区の規制指定

■就航路線(国内線)
  ANA   AJX   APJ   SFJ   ADO   SNA   ORC  
  JAL   TZP   JTA   JJP   SJO   RAC   AMX  
  IBX   FDA   SKY   TOK   NCA   NJA   DAK   TAL   EXC  
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
調布NCA
大島(東京大島かめりあ)TAL*2
御蔵島ヘリポートTAL*2
*1:AKXによる運航便
*2:ヘリコプターによる輸送。

就航路線変遷(平成24年11月24日以降)
※平成30年11月01日:TAL*2大島・TAL*2御蔵島ヘリポート 就航
※平成26年04月02日:NCA調布 就航
※平成26年04月01日:ANA*1東京国際 運休(3/31最終運航予定も欠航のため3/30最終運航)
※平成25年11月21日:ANA*1東京国際 就航
※平成25年11月14日:ANA*1東京国際 運休(期間運休)
※平成25年07月08日:ANA*1東京国際 就航
※平成25年07月05日:ANA*1東京国際 運休(期間運休)
※平成25年06月24日:ANA*1東京国際 就航
※平成25年06月20日:ANA*1東京国際 運休(期間運休)
※平成25年01月27日:ANA*1東京国際 就航
※平成25年01月07日:ANA*1東京国際 運休(期間運休)

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■三宅島空港についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
三宅島空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)
※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※三宅島空港の公式サイトではありません。

開設月日 2012.11.25
初調査日 2012.11.24
前調査日 2012.11.24
posted by johokotu at 12:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 三宅島空港 | 更新情報をチェックする

神戸_5月バス便時刻変更

■神戸空港(マリンエア) アクセスバス便時刻変更(2024年5月)

05/24
◎みなと観光バス 神戸空港3番-六甲アイランド(神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ)-ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(空港発0・空港行0→11・8)
◎みなと観光バス 神戸空港3番-六甲アイランド(神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ)(空港発0・空港行0→0・6)

05月24日:
六甲アイランド・大阪府桜島方面:新設されます。途中停留所は神戸ベイシェラトンホテル(六甲アイランド)のみ。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンまで約55分900円。

2024年5月24日(金)から  新規路線バス 61 系統 を運行開始します(みなと観光バス公式サイト)
https://www.kobe-minato.co.jp/content/files/toppage%20article/newsrelease20240524.pdf
posted by johokotu at 06:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 神戸空港(マリンエア) | 更新情報をチェックする