■2024.08.27 (自宅)→東京国際→北九州→(旧北九州)→福岡
■九州で一番近い?来た九州?
今日は丸一日空港見学に費やします。
まずは、東京から最も近い九州=北九州?へ移動です。
比較的余裕がある朝8時の飛行機を予約していたのですが、何と今日に限って朝寝坊をしてしまいました。6時半に家を出て、空港着いたのが7時半とギリギリ。
搭乗口が5Bと最も遠い場所で、羽田を見学する暇は全くなく機上の人となりました。
朝寝坊した割にはとにかく眠く、機内で爆睡していたら、あっという間に北九州空港に到着していました。
まずは北九州空港の見学です。
最初に外回りを確認。この空港はいつも帰りに夜遅い便で利用することが多かったので、なかなか体験してこなかった昼の風景を思う存分楽しめました。
ちょうど便の谷間であったせいか、お客さんは少なく、館内の撮影もすんなりでした。
外回りを確認したあとは再びターミナル内へ。
変化が特に多かったのが3階でした。
■朽網駅はすぐ近く、空港出る関門は簡単に
空港11時49分発のバスで空港を出て最寄駅の朽網駅へ向かいました。
朽網駅へのバスは、数分遅れての出発なうえ信号待ちがそこそこありましたが、朽網駅には時刻通りにたどり着けました。
空港出る関門は簡単な印象でした。
■旧北九州空港は近くで遠くになりにけり
乗り換え抜群の朽網駅。10分ほどの待ち時間で乗り換えでき、隣の下曽根駅には12時半にはたどり着けました。
駅前のショッピングモールで昼飯を食ったあと、いよいよ旧北九州空港跡地へ向かいました。
下曽根駅からは、寄り道はせずにまずは駅東側の小道から正面入口だった方に向かいました。
当時の痕跡が何か残っていないか期待しましたが、小道沿いには、何もありませんでした。
湯川飛行場線(北九州カニカキロード)という空港名痕跡の付いた道路を超えると、旧空港跡地に突入です。

上の写真から少し北に向かうと、旧空港入口付近。曽根北町南公園前に名前が変わりました。
コスモスがある辺り〜その後ろの高層マンション辺りががターミナルのあった部分。
パッと見、空港跡地とは分かりません。空港跡地戸建て羨ましい、、、。
交差点から北上し、旧空港跡地を東西に貫く道路(曽根223号線)を東へ進みました。
令和3年に南東端に、曽根東臨海スポーツ公園が完成していました。ここの海沿いからは新空港方面を眺めることが出来ました。
公園からは旧空港入口跡地(曽根北町南公園前交差点)まで戻ります。
朽網駅に向かう途中で小雨も降っていたのに、下曽根に着いてからはお日様が全く隠れませんでした。既に旧空港区域に入ったくらいから暑すぎてダウン寸前でした。熱中症だけは警戒と、折りたたみの雨傘で日差しを防ぎ、途中自販機で二度も飲料を購入。再び旧空港入口に戻ったときには、ペットボトル三本を空ける勢いでした。
※今回の歩きでは、せっせと歩いた割に3時間ほどかかりました。最後は足の関節が痛くなったので、少し熱中症の気があったのかもしれません。途中、緊急避難的にコンビニとスーパーで涼みましたが、流通施設だらけで休息できる場所がほとんどありません。皆様も夏場に見学にくるならご注意を!

曽根北町南公園前交差点から湯川飛行場線(北九州カニカキロード)を
少し西に行った所にあった道路案内板。
支柱の古さと、矢印向きを変えたであろう上張りが目立ちます。
もしかして、閉港から20年近く経っても現役?
2時間ほどかかってやっとこさ、西側に到達できました。
下曽根駅前の通り(下曽根2号線)を進んだ先(九州労災病院前交差点北側)は、平成になる頃までの駐機エリアだったところです。全日本空輸が飛んでいた時代はこちらを使用していました。
日本エアシステム就航に合わせて先ほど訪問したターミナル地区が整備されたため、閉港時は小型機を運用する事業者の建物が並んでいた辺りになります。
西端で再び湯川飛行場線(北九州カニカキロード)に戻ってきました。
九州労災病院前交差点から下曽根2号線を通って下曽根駅へと戻りました。
暑すぎる中歩き回ったのに、痕跡と思われるものはあまりなくヘトヘト。そんな中で最後に濃ゆ〜い痕跡を見られたのは救いでした。
■福岡空港はすぐ近く?ホント?
下曽根駅には16時前に戻れました。
このあとは福岡空港へ移動です。小倉まで行っても西小倉と同じ電車への乗り換えとなるため、18きっぷ利用なのを良いことに、西小倉駅で降りずにいったん小倉駅へ。座席を確保して博多まで向かいました。
快速が少なく区間快速だったので、博多までは1時間半ほどかかりました。
福岡空港には昨年も来ているので、今日は国際線が目的地。そこで、博多駅からは、地下鉄ではなくバスでアクセスしようと、博多バスターミナルへ行きました。ところが、コンビニに寄ったりしていたら、なんと終バスが出た直後。結局、駅にとんぼ返りとなり、地下鉄で国内線ターミナルへ、その後連絡バスに乗り換えて向かうことになってしまいました。
■国内線経由が遠いのに早い?ホント?
国際線ターミナルは3階を除き工事区域が広く、見学は比較的素早く終了しました。
ただ、空港から博多駅行のバスも終了後でした。そこで、連絡バスで国内線ターミナルへ戻ることにしました。
連絡バスを待っていたら、すぐ横でアジア系のお客さんが何やら係員に聞いています。
どうも、自分のスマホでルート探索したところ、空港前まで歩いていき、そこから博多駅行きの路線バスに乗るような検索結果が出ていたようで、そのバス停への行き方を尋ねていました。係員は、歩いて行くのは不便で、無料バスに乗れば空港駅に行け、博多まで5分で早いのだと何度も説明していました。
※なんだかどっかで似たような光景を見たなあと思ったら、コロナ前の新潟空港で体験したのとソックリだったのでした。(→「日本国を感じる空港見学(旅行後)(2019年9月2日配信)」)
世界の人はGoogleマップなどで、自分でルート探索してくるんです。でも、地元系の路線バスは分かりにくいので、結局誰かに聞く羽目になるという残念な出来事でした。調べやすくなるのも考え物という一例です。
今は、猫も杓子もMaaSだ!と、その時刻で最適な検索結果をたった一つだけ出すのが流行りですが、そうじゃないんですよね、、、。コロナ時の特集(→「お家にいよう(その40) 時刻表でドラマをイメージしよう(2021年05月16日配信)」)でも書きましたが、結局、特定便の乗り継ぎルートだけを表示するのでは情報の提示としては中途半端なんです。
大事なのは、自分で考えて納得したうえで選択していくようなものなのかどうかです。ルートの出した方で言えば、地図と一覧の組み合わせにより全体を俯瞰できる出し方をしないと、実はダメなんですよね(車のナビのルート選択が好例では?)。
そして、今回のような使いにくい選択肢が出てきてしまうのは、そもそもメインの楽な行き方が、時間がかかる上に、限定時間帯でしか運行していないせいでもあります。大々的に宣伝している国際線ターミナルと博多駅間の直行バス路線が、せめて国際線が発着している時間帯は継続していたら、こういったお客さんも、わざわざルート探索で調べなかったかもしれません。
世界の鉄道は日本みたいに時刻に正確ではないので、アクセスはバスが普通の国の人は多いです。北陸新幹線の敦賀開業で北陸に行く関西人が激減した事例を見れば分かるとおり、鉄道に慣れた日本人ですら乗り換えを嫌うのに、直行の効果は日本人が考える以上にデカいのです。
大混雑の連絡バスで国内線ターミナルへ移動。地下鉄に乗り換えて博多へ向かいました。
■今日の教訓!
・[北九州]朽網の乗り換えは実は便利←スムーズです。
・旧北九州は街に変身←痕跡はだいぶ減っています。
・旧北九州は見学時熱中症警戒←流通施設ばかりで寄り道できる日陰がほとんどありません。
・[福岡]博多駅バスは運行時刻注意!←夜の運行はありません。
・[福岡]連絡バスは激混み←一回で乗れない場合もあります。
■実際の旅程
08/27 TUE
自 宅05:30(自 転 車)→06:00横浜駅
横 浜 駅06:00(京急線等)→07:00[東京国際空港]
[東京国際空港]08:00(JAL373便)→09:40[北九州空港]
[北九州空港]11:49(路線バス)→12:07朽 網 駅
朽 網 駅12:20(JR日豊本線)→12:46下 曽 根駅
(旧北九州空港跡地 散策)
下 曽 根駅16:05(JR日豊本線)→16:21小 倉 駅
小 倉 駅16:27(JR鹿児島本線)→18:00博 多 駅
博 多 駅18:15(徒 歩)→18:20博多バスターミナル
博多バスタ18:30(徒 歩)→18:40博 多 駅
博 多 駅18:45(福岡市地下鉄空港線)→18:50[福岡空港]
[福岡空港]21:00(福岡市地下鉄空港線)→22:00博 多 駅
(博多 泊)