2025年01月14日

八尾_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/八尾空港
日本空港情報館
八尾空港

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八尾空港

■飛行場の概要
大阪府八尾市にある拠点空港(旧第2種空港)。大阪平野東部の中河内、生駒山地を望む場所に位置します。住所は八尾市空港です。
定期旅客路線は就航していませんが、滑走路を2本持ち、日本最大の小型飛行機拠点となっています。昭和9年に民間のパイロット養成飛行場として開港。旧陸軍飛行場、米軍基地を経たのち、昭和36年に第2種空港になっています。陸上自衛隊との共用空港です。
令和7年1月現在、定期運航路線は就航していません。


■飛行場種別:国管理空港(旧第2種空港)※
■設置管理者:国土交通大臣
■滑走路延長:(A)1490m/(B)1200m
■空港コード:===/RJOY
■旅客ビル管理者:(旅客ビルなし)
※空港法施行令附則(平成二〇年六月一八日政令第一九七号)第二項に規定される経過措置により、当分の間、空港法第四条第一項第五号に掲げる空港(=国管理空港)とみなしている空港。


■施設の見どころ:===== (旅客ビルなし)中規模/定期便はなく旅客ビルはありません。エプロン前面に各社の建物が並んでおり、不定期便・チャーター便は各運航会社の建物を利用します。
■見学者への対応:===== (旅客ビルなし)旅客ビルはありません。空港内にファン向けの展示などはありません。
■売店の充実度:===== (旅客ビルなし)旅客ビルはありません。
■アクセスの状況:◎◎◎◎= 鉄道 有/バス 有(八尾空港前バス停)/Osaka Metro谷町線八尾南駅から空港入口まで徒歩5分ほどで、アクセスは抜群です。


※就航路線は令和7年1月、そのほかの情報は特記以外平成24年11月現在のものです。
SKYVIEW
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大分→大阪国際(伊丹)便の左窓席から撮影(平成30年8月)。空港東側上空から西に向かって写したもの。写真の右側が北です。二本の滑走路があるのが最大の特徴ですが、空港区域の西半分のみ写っています(B滑走路は写真の下側、写っていない範囲にあります)。
八尾空港は大阪府東部の住宅地が立ち並ぶ地域にある空港です。周囲には鉄道や道路も多数走っており、南側(写真左側)には奈良県から大阪府へ下る大和川が流れます。空港区域西側には跡地が広がっているのも見て取れ、跡地の一部は大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の車庫も整備されています。

01.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成21年3月撮影・旅客ターミナルはありません)
写真は管制塔がある国土交通省大阪航空局八尾空港事務所棟です。
駐機方式はフロンタル方式です。エプロンはA滑走路に面した南側とB滑走路に面した北側、B滑走路に面し自衛隊用エプロンがあります。南北各エプロンのランド側に航空会社各社の建物があります。
03.jpg送迎デッキ?
(写真は平成21年3月撮影)
ターミナル地区中央部に芝生広場があり、市民の憩いの場になっています。立入禁止の立札が多数立っていますが、広場には自由に入ることができます。
A滑走路側のエプロンに面していますが、柵は2メートル弱の金網で、大きなカメラでの撮影は不向きです。
04.jpg送迎デッキ?からのながめ
(写真は平成21年3月撮影)
芝生広場から見た滑走路の様子。芝生正面にはA滑走路があり、正面には八尾市南部の住宅地が広がります。芝生広場は滑走路のA滑走路の北側にあり、終日逆光条件です。
B滑走路は、ターミナル地域の一番東奥、滑走路が交差する付近の構内道路の行き止まりで眺めることができます。こちらは正面に陸上自衛隊施設が見え、滑走路の向こうには柏原市方面の住宅地が広がり、その奥に生駒山地がそびえます。
A、B滑走路とも滑走路のちょうど中央付近に設置されており、飛行機が離陸する瞬間はやや斜め気味の撮影になることが多いようです。
八尾空港上空は、伊丹空港へ南側から着陸する飛行機の進入ルートに当たっており、やや低空で飛行する飛行機が次から次へとやってきます。
05.jpg地上アクセス施設(駐車場)
(写真は平成21年3月撮影)
ターミナル地区中央部に無料駐車場があります。区画の半分は未舗装です。
レンタカー各社は空港周辺にありません。

八尾空港前バス停が空港入口付近にあります。
■北行のりば 70番・73番近鉄八尾駅前行、71番南太子堂行(近鉄バス)
■南行のりば 70番・71番藤井寺駅行、73番八尾南駅前行(近鉄バス)

※平成29年04月01日:09番久宝寺駅行(クラフトパーク経由)、08番八尾南駅前行(近鉄バス) 運休(3/25最終運行)
※平成28年06月01日:08番久宝寺駅行、09番八尾南駅前行(近鉄バス) 運休
Yao015.jpg鉄道アクセス施設(八尾南駅)
(写真は平成24年11月撮影)
空港入口から300メートルほど西側にOsaka Metro谷町線の八尾南駅があり、隣接して八尾車庫が設置されています。駅番号はT36です。
この駅は、かつての飛行場区域に整備されています。ちょうど同線南側、駅前広場付近にも見られる水路より駅側(北側)は飛行場区域でした。昭和30年代頃以降、民間機が飛ぶ飛行場としてエプロン等に使われていた際には、飛行場領域は、駅よりも北側、後述の西側跡地付近まで縮小されていました。
ちなみに、Osaka Metroは平成30年まで大阪市の運営でしたが、この駅は大阪市ではなく、八尾市に位置する珍しい存在です(すぐ西側が大阪市域)。

※平成30年04月01日:大阪市交通局から大阪市高速電気軌道に変更
yao10.jpg西側跡地
(写真は平成24年11月撮影)
八尾南駅北側には、西側跡地が広がっています。昭和59年まで旧エプロン地区だったところで、更地のまま残っており、建物跡などが点在しています。(写真の左側が地下鉄線路、右側が更地)
この旧エプロン部分と、現在も引き続き使用している滑走路との間には誘導路がありました。この誘導路跡地に当たる部分が、現在の空港入口の細長い区画になっています(トップ写真の道路周辺)。
02.jpgかつてあった見どころ(総合ビル)
(写真は平成21年3月撮影)
空港事務所棟横に総合ビルがありました。旅客ターミナルではなく事務所棟。昭和59年に完成したビルで、当時大阪国際空港の旅客ターミナルビルを運営していた大阪国際空港ターミナルが管理していました。平成23年末に解体されています。

■就航路線(国内線)
  ANA   AJX   APJ   SFJ   ADO   SNA   ORC  
  JAL   TZP   JTA   JJP   SJO   RAC   AMX  
  IBX   FDA   SKY   TOK   NCA   NJA   DAK   TAL   EXC  
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
 (定期就航路線なし)
就航路線変遷(平成21年04月01日以降)
-

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■八尾空港についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
八尾空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)
※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※八尾空港の公式サイトではありません。

開設月日 2009.03.29
初調査日 2009.03.21
前調査日 2012.11.23

多良間_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/多良間空港(かりゆす多良間空港)
日本空港情報館
多良間空港(かりゆす多良間空港)

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多良間空港(かりゆす多良間空港)

■飛行場の概要
沖縄県宮古郡多良間村にある地方管理空港(旧第3種空港)。宮古島と石垣島の間の東シナ海に浮かぶ多良間島の空の玄関です。
平成15年、旧空港から移転する形で1500m化した新空港として開港しました。空港建設による濁水流出防止のため、伐採した樹木をチップ材として敷き詰め、赤土濾過材として活用するなど、周辺環境のことも考えた空港になっています。
令和7年1月14日現在、国内線のみの運航で、琉球エアコミューターにより定期便1路線、第一航空により定期チャーター便1路線が運航されています。(第一航空は定期点検に伴う期間運休有り)


■飛行場種別:地方管理空港(旧第3種空港)
■設置管理者:(設置)沖縄県(管理委託先)多良間村
■滑走路延長:1500m
■空港コード:TRA/RORT
■旅客ビル管理者:(設置)沖縄県(管理委託先)多良間村


■施設の見どころ:◎◎=== 小規模/施設はコンパクト。赤瓦屋根や琉球石灰岩を使った沖縄風なターミナルで、館内のエレベータは多良間村初の設備。
■見学者への対応:◎==== ターミナルパンフ 無/空港案内所 無/展望デッキ 無料/ファン向け展示 無
■売店の充実度:◎==== 売店1店・飲食店1店/多良間島全域の土産が手に入るようですが午後は閉店。
■アクセスの状況:◎==== 鉄道 無(島内に無)/バス 有(村中心部との間を結ぶ有償運送バス)/島一周は自転車で3時間ほど


※就航路線は令和7年1月14日、そのほかの情報は特記以外平成21年1月現在のものです。
01.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成21年1月撮影)
開港に合わせて完成した新しいターミナルビルです。
地上2階建(一部3階)。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1層方式です。3階(屋上)に送迎デッキがある以外は、ほぼすべての旅客施設が1階にあります。2階は事務スペースです。ボーディングブリッジはなく、全便地上搭乗になります。
沖縄でよく見られる赤瓦屋根、琉球石灰岩の宮古トラバーチンを使うなど、沖縄風な外観のターミナルです。多良間村で最新設備を備えた建物で、館内のエレベータは多良間村初の設備です。
令和3年11月に拡張されています。
サインは少ないですが、紺地に白文字(出発関係は緑文字、到着関係は黄文字)のもので統一されています。
02.jpgターミナル前面
(写真は平成21年1月撮影)
赤瓦の屋根が張り出したターミナル前面です。出入口は1か所です。
吊サインはなく、出発、到着とも壁面に赤文字で表記されています。
ターミナル前からは、航空便に合わせて有償運送バスが村中心部へ運行しています。(航空便に合わせた運行、村中心部内であれば希望の場所まで送迎。トップの写真に写っている赤白のマイクロバスがこのバス。)
03.jpgロビー
(写真は平成21年1月撮影)
ランド側は全面がロビーとなっており、2階までの吹抜になっています。ランド側から見て左から出発口、チェックインカウンタ、到着口が並びます。ランド側から見て右側にある中庭に面して大きな窓があり、明るく開放的な雰囲気になっています。
04.jpgチェックインカウンタ
(写真は平成21年1月撮影)
1階中央に設置されています。RACのカウンタです。
カウンタ後方に発着便の案内板が掲示されています。
05.jpg出発口
(写真は平成21年1月撮影)
1階チェックインカウンタ脇に設置されています。入口は1か所です。
搭乗案内掲示はありません。
06.jpg搭乗待合室
(写真は平成21年1月撮影)
搭乗改札は1か所です。売店などはありません。
待合室には椅子が所狭しと並べられています。
07.jpg手荷物受取所
(写真は平成21年1月撮影、拡張前)
1階エプロン側に手荷物受取所があります。
元々ターンテーブルはなく、台で直接手渡す方法でしたが、令和3年11月に拡張しターンテーブルが設置されています。

※令和03年11月11日:手荷物受取場 拡張(ターンテーブル使用開始)
08.jpg到着口
(写真は平成21年1月撮影)
1階ランド側から見て右側に設置されています。出口は1口です。
到着案内掲示はありません。
到着ロビーは、出発ロビーと完全に一体化しています。
09.jpg売店・飲食店
(写真は平成21年1月撮影)
1階ロビーに売店1店(多良間島特産品直売店)と飲食店1店があります。
多良間島の特産品がまとまっています。ただ、訪れた日は午前(午前便運航時)は開店していましたが、午後(午後便運航時)は閉店しており、利用できませんでした。
(ショッピングバックのデザインは不明)
10.jpg送迎デッキ
(写真は平成21年1月撮影)
3階に屋上があり、送迎デッキになっています。入場無料。屋根はついていません。利用者が鍵の開け閉めする管理になっています。
柵はなく、非常に見やすい環境。エプロン側だけでなく、ランド側も眺めることができます。
11.jpg送迎デッキからのながめ
(写真は平成21年1月撮影)
ターミナルは滑走路の東側に設置されており、エプロン側正面には滑走路の向こうに琉球松の群生地が広がります。午前中順光条件です。
ターミナルビルは滑走路のちょうど中央付近に設置されており、飛行機が離陸する瞬間はやや斜め気味の撮影になることが多いようです。
ランド側では多良間島の様子を眺められます。空港周囲は、琉球松の群生地と牧場が混在しています。
12.jpg陸上アクセス施設(駐車場)
(写真は平成21年1月撮影)
ターミナルの前に無料駐車場があります。
空港内及び空港周辺にレンタカー各社はありません。

13.jpg周辺見所施設(旧空港)
(写真は平成21年1月撮影)
多良間島の西側にある現空港に対し、東側に旧空港があります。現在の空港からは車で5分ほどの距離にあります。
旧空港は、昭和46年緊急着陸用飛行場として開場した800m滑走路の空港で、現在の空港に移るまでの平成15年まで利用されていました。小型機しか就航できず欠航が多かったことから現空港に移り、現在は廃港されていますが、旅客ターミナルや滑走路はそのまま残されています。ターミナルビルは地上1階建、駐機方式はオープンエプロン方式、動線方式は1層方式でした。
旧空港前の道路は、島内でも珍しいデイゴ並木のトンネルになっています。
平成22年8月に沖縄電力の太陽光発電実証研究設備になりました。
TRA015.jpg周辺見所施設(旧空港出発ロビー)
(写真は平成21年1月撮影)
旅客ターミナルは完全に閉館されていますが、外周の窓ガラスから中の様子をうかがうことができ、ロビーのほか、事務室であったところものぞけます。
写真は出発ロビー内の様子。カウンタ裏の黒板には「新空港供用開始まであと__」といった文字、南西航空のマークの入った看板などが見られます。イスなどもそのまま残されており、ちょっと掃除をすればすぐ利用を再開できそうな雰囲気です。
16.jpg周辺見所施設(旧空港事務室の新聞切り抜き)
(写真は平成21年1月撮影)
ガラス越しに外から丸見えだった旧空港ターミナル内の事務室と見られる場所に貼られていた新聞の切り抜きです。
「迷惑”カラ予約” 毎日、空席ゼロ続く」と題されたこの切り抜きを読んでいくと「(前略)琉球エアーコミューター(RAC)の宮古−多良間便で予約しても搭乗しない「カラ予約」が慢性化している。毎日のように空席ゼロが続いており、生活路線だけに予約の取れない住民から苦情も。搭乗率の上がらない航空会社も「マナーの改善を」と呼びかけている。(以下略)」と、搭乗率が上がらず赤字になってしまう離島空港の現実が記事になっています。
当時は9人乗りのアイランダーBN2Bが就航。提供座席数が少ないことに加え、飛行機は取消手数料等がとられないことから、予約をするだけで乗らない利用者が多かったようです。
18.jpg周辺見所施設(旧空港駐車場)
(写真は平成21年1月撮影)
旧空港旅客ターミナル前に駐車場跡地があり、そのままになっています。

■就航路線(国内線)
  ANA   AJX   APJ   SFJ   ADO   SNA   ORC  
  JAL   TZP   JTA   JJP   SJO   RAC   AMX  
  IBX   FDA   SKY   TOK   NCA   NJA   DAK   TAL   EXC  
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
宮古RAC
新石垣(南ぬ島石垣)(一時運休中)
*d0:特定曜日のみの運航
*d1:DAKによる定期的乗合便(定期チャーター便)

就航路線変遷(平成21年04月01日以降)
※令和06年09月28日:DAK*d0*d1新石垣 再開(9/28〜10/4は台風のため欠航)
※令和06年08月16日:DAK*d0*d1新石垣 欠航(機体整備)
※令和06年02月22日:DAK*d0*d1新石垣 就航

(定期点検に伴う一時運休)
・DAK*d0*d1新石垣
 R06年 02/27-03/31・05/20-06/02・06/30-08/04・10/15-11/03・12/10-12/27
 R07年 01/14-

■空港所在地
空港所在地(Googleマップ)
■多良間空港(かりゆす多良間空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
多良間空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)
※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※多良間空港(かりゆす多良間空港)の公式サイトではありません。

開設月日 2009.03.29
初調査日 2009.01.12
前調査日 2009.01.12
posted by johokotu at 12:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 多良間空港(かりゆす多良間空港) | 更新情報をチェックする