2025年01月18日

花巻_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/花巻空港(いわて花巻空港)
日本空港情報館
花巻空港(いわて花巻空港)

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花巻空港(いわて花巻空港)

■飛行場の概要
岩手県花巻市にある地方管理空港(旧第3種空港)です。
岩手県のほぼ中央に位置する空港。平成17年から、愛称に「いわて」の名を入れた岩手県の空の玄関です。昭和39年4月に開港。東北新幹線新花巻駅に近く、同線開通の影響で、昭和60年には東京国際(羽田)路線が廃止されています。
平成に入ってから国際チャーター便も就航して現旅客ターミナルが手狭になったこともあり、平成21年4月9日、ターミナルを滑走路を挟んだ反対側に新ターミナルが完成。平成28年4月には新搭乗橋と新しい国際線区画が増築されています。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災により被災しましたが、翌日には24時間運用化。3月16日には旅客便が再開しました。三陸に最も近い空港として臨時便も多数運航され、東京国際との間の臨時便は仙台空港よりも長い平成23年5月8日まで運航されました。
令和7年1月18日現在、国内線はJAL(ジェイエア)、フジドリームエアラインズにより5路線、国際線はTigerair Taiwan、中国東方航空により2路線が運航されています。

→震災直後の花巻空港の状況は下記の記事で取り上げています。
■平成23年6月11日に訪問 結びつけよう東北! 花巻空港 2011/06/17up


■飛行場種別:地方管理空港(旧第3種空港)
■設置管理者:岩手県
■滑走路延長:2500m
■空港コード:HNA/RJSI
■旅客ビル管理者:岩手県空港ターミナルビル


■施設の見どころ:◎◎=== 中規模/手狭の旧ターミナル移転による新施設ながらコンパクトな建物。歌手の松任谷由美さんの曲をイメージソングに採用して館内で使用。
■見学者への対応:◎◎◎== ターミナルパンフ 有(A4判用紙サイズ)/空港案内所 有/展望デッキ 無料/ファン向け展示 有(飛行機部品など展示多数、松任谷由美さんの直筆レリーフ有)
■売店の充実度:◎◎=== 売店4店・飲食店1店・免税店1店。扱う商品はやや多めです。岩手県全域の土産よりも花巻周辺の土産が目立ちます。イメージキャラクターはなっぴーグッズの取扱いあり。
■アクセスの状況:===== 鉄道 無/バス 有/空港の名をとった花巻空港駅がありますが約4キロ離れており、最寄駅はJR花巻線似内駅(約2キロ)。バスは航空ダイヤに合わせた運行。


※就航路線は令和7年1月18日、そのほかの情報は特記以外平成25年8月現在のものです。
001.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成21年8月の様子)
平成21年に完成したターミナルビルです。
地上2階建(一部3階建)。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1・1/2層方式です。1階にチェックインロビーと到着ロビー、2階に出発ロビーと搭乗待合室、搭乗口、売店、飲食店、3階(屋上)に送迎デッキがあります。
ターミナル中央部分にランド側のガラス面が目立つ小さな吹抜があります。旧旅客ターミナルビルが手狭になったこともあり、移転開館した建物ですが、岩手県の財政難から計画が縮小され、結局旧ビルと同規模のこぢんまりとまとまったターミナルになりました。結局、平成23年に増築工事が行われています。
館内サインは濃灰地に白文字のものが主流で、絵柄部分に出発系は緑、到着系は黄の色を使用しています。
空港ターミナルのイメージソングに歌手松任谷由美さんの「緑の町に舞い降りて」を採用。日本の空港としては珍しく館内でBGMとして流しています。同曲の入ったCDは1階の売店hanaにて取扱があります。
旅客ターミナルと旅客機用エプロンは空港の南東部にありますが、管制塔や空港事務所、小型機飛行事務所、小型機用エプロンなどは空港西側の旧旅客ターミナルがあった地区に残存しています。
002.jpgターミナル前面
(写真は平成25年8月の様子)
白い屋根と3本並んだY字柱が目立つ前面です。正面出入口は2か所です。
バスのりばは2か所です(盛岡バスセンターまで約53分)。
また、エアポートライナー会により乗合タクシーのエアポートライナーが運行されており、つなぎ・鶯宿温泉、遠野、平泉、花巻南温泉峡、北上西部、北上・金ヶ崎の各方面に比較的安くアクセスできます。
■1番 北上駅東口行(東日本交通)、ANAホリデイ・イン 温泉行*a(岩手県北自動車)
■2番 盛岡駅前行(岩手県交通)

※a:ANAホリデイ・イン 温泉行(H28年度迄は安比グランドアネックス行、H29年度からR2年度は安比高原温泉ホテル行)は、例年冬期のみの運行(H23年度 12/17-3/25、H25年度 12/14-3/30、H26年度 12/13-3/28、H27年度 12/12-3/27、H28年度 12/10-3/26、H29年度 12/9-4/1、H30年度 12/15-3/31、R元年度 12/21-3/29、R2年度 12/26-3/21、R3年度 12/25-3/21、R4年度 12/24-3/5、R5年度 12/23-3/10、R6年度 12/21-)

※令和02年04月01日:北上駅東口行 新設
※令和元年11月01日:松島観光物産館行 運休
※平成30年10月28日:仙台空港行 運休・松島観光物産館行(岩手県北自動車) 新設
※平成30年05月11日:仙台空港行(岩手県北自動車) 新設
※平成28年09月01日:盛岡バスセンター行(岩手県交通) 運休、盛岡駅前行 新設(路線短縮)
※平成25年10月01日:岩手県交通 空港系統花巻駅前行 運休、盛岡バスセンター行を花巻空港駅経由に変更
003.jpgチェックインロビー
(写真は平成25年8月の様子)
1階、ランド側から見て左側がチェックインロビーになっています。白を基調としたコンパクトにまとまったロビーで、天井は低いです。
004.jpgチェックインカウンタ(国内線)
(写真は平成23年6月の様子)
国内線チェックインカウンタは、1階ランド側から見て左側に設置されています。カウンタは左端側にフジドリームエアラインズ(FDA)、中央寄りに日本航空グループ(JAR)のカウンタがあります。
※平成24年09月01日:FDAカウンタ新設
004-2.jpgチェックインカウンタ(国際線)
(写真は平成25年8月の様子)
国際線チェックインカウンタは1階ランド側から見て左端に設置されています。国内線FDAカウンタの脇にこぢんまりと設置されています。
※平成24年09月01日:国際線カウンタ新設
005.jpg出発ロビー
(写真は平成21年8月の様子)
2階中央付近にあります。天井がやや高いですが、中央に立つ柱が結構目立ち、視界を妨げています。ます。左右に売店区画があるほか、イベントスペースが設けられています。
006.jpg出発口・搭乗待合室
(写真は平成21年8月の様子)
出発口は2階出発ロビー中央付近にあります。入口は1か所で、国内線・国際線とも共通で、出発保安検査場先で分かれる形になっています。白壁が多い館内で珍しく色を加えた小タイル張りの壁面にして目立たせています。
出発口の搭乗案内は電光掲示です。
搭乗待合室内には売店が1店舗あります。搭乗口は1番と2番、3番の3か所です。
国際線は搭乗待合室右側(北側)を占めており、国際線が使用しない場合には国内線で使用することがあります。
※平成28年04月01日:3番搭乗口 新設
007.jpg到着口(国内線)
1階ランド側から見て右側に設置されています。
手荷物受取所のターンテーブルは1本、出口は1口です。
到着便案内は電光掲示です。
007-2.jpg到着口(国際線)
(写真は平成21年8月の様子)
1階ランド側から見て右端に設置されています。国際線チャーター便に対応した出口です。入国審査場は2階にあります。手荷物受取所のターンテーブルは1本で、出口付近に税関があります。
国際線定期便は就航しておらず、通常、到着口の目の前は案内板が並べられ、隠れてしまいます。
008.jpg到着ロビー
(写真は平成21年8月の様子)
1階ランド側から見て右側が到着ロビーです。国際線が右端側、国内線が中央側にあります。
国際線側に交番とレンタカーカウンタ、国内線側にインフォメーションカウンタと売店1店があります。
009.jpg売店
(写真は平成23年6月の様子)
2階を中心に売店区画が点在しています。

・1階到着ロビー:1店舗(hana AIRPORT SHOP&CAFE)
・2階出発ロビー:2店舗(宮澤商店、赤沼商店)
・国内線搭乗待合室:1店舗(宮澤商店コーヒーショップ)
・国際線搭乗待合室に免税店1店舗(JAPAN DUTY FREE)

岩手県全域の土産より花巻周辺の土産が目立つラインナップで、赤沼商店は三陸産の海産物中心、北星館は雑貨、宮澤商店は菓子などの取扱が多め。hanaでは「空イーツ」(「くいーつ」と読む)と称した限定商品など空港オリジナル商品が豊富で、イメージキャラクターはなっぴーグッズも販売されています。
チェックインロビーに、いわて地産地消自動販売機と称した飲料自販機があり、岩手のご当地ペットボトルが販売されています。
空弁はhanaで花巻駅弁を空弁としてシールを張り付けたものの取扱あり。

※令和06月06月01日:JAPAN DUTY FREE 開店
※令和05年10月20日:DUTY FREE SHOP(永山) 閉店
※令和05年05月10日:DUTY FREE SHOP(永山) 開店
※令和02年?*月**日:宮澤商店Tax-free Shop 閉店
※平成30年?*月**日:北星館 閉店
※平成28年04月13日:宮澤商店Tax-free Shop 開店
bag.jpgショッピングバッグ
(写真は平成21年8月の様子)
hana AIRPORT SHOP&CAFEのショッピングバック。他の3店舗でもまとめた場合はこのデザインの袋になる場合があります。
白地に紫と緑で絵が描かれたデザインです。上部に飛行機の絵があり、中央に「雨ニモマケズ風ニモマケズ」という一節があります。下部は「HANAMAKI AIRPORT」という文字と空港ビルのシンボルマークがよく目立ちます。
新ターミナルになってから、空港キャラクターのはなっぴーをデザインした袋も用意されています(はなっぴーグッズを買ったのにもらえませんでしたー(涙))。
010.jpg飲食店
(写真は平成21年8月の様子)
・2階出発ロビー:1店舗(いわて花巻大食堂)

上記のほか1階到着ロビーと2階搭乗待合室には売店併設の軽食店が各1店舗あります。

※令和05年06月01日:いわて花巻大食堂 開店
※令和05年05月01日:安比高原 閉店
011.jpg展望デッキ
(写真は平成25年8月の様子)
3階に屋上があり、設置されています。入場無料。屋根は設置されていません。
背の高い柵があり、目の高さの一部はガラス張りになっています。柵は目が細かいですが、ところどころに撮影用の穴があいているタイプです。
デッキ入口付近はキッズコーナーになっており、遊具やモデルプレーン展示などがあります。
012.jpg展望デッキからのながめ
(写真は平成23年6月の様子)
正面には北上盆地の向こうに奥羽山脈の山並みが展開します。管制塔地区は斜め右前に見えます。ターミナルは滑走路の東側にあり、午前中が順光条件です。
ターミナルビルは滑走路のちょうど南端付近に設置されており、北側への離陸時、飛行機が離陸する瞬間は撮影するのが難しいようです。
014.jpg陸上アクセス施設(駐車場)
(写真は平成21年8月の様子)
ターミナル前に第一、そのわきに第二、一段下がった部分に第三と全部で3つの無料駐車場があります。合計で約1150台分の収容です。第三駐車場は満空表示はなく、職員優先で使用されているようです。
レンタカー各社は空港管制塔地区付近の県道沿いに点在しています。レンタカーカウンタで受け付けたのち送迎する形になります。
22.jpg撮影スポット
(写真は平成23年6月の様子)
駐車場とターミナルの間には、ターミナルをバックに記念撮影できるいすが設けられ、「撮影スポット」としてPRされています。
013.jpgモニュメント
(写真は平成21年8月の様子)
旧ターミナル時代からたくさんのモニュメント類があり、新ターミナルに徐々に移設されてきています。
ターミナル正面中央には零戦のプロペラを象徴的に設置(元々羽田空港で展示されていたものだという)。到着ロビーに春日流鹿踊の人形、展望デッキにIHATOVの森という作品が飾られています。
また、目立つものとして、出発ロビーの出発口横に歌手松任谷由美さんの直筆サイン入りレリーフや駐車場中央部にユーミンのりんごの樹があります。
20.jpg鉄道アクセス施設(似内駅)
(写真は平成21年4月撮影)
空港名をつけた花巻空港駅が空港の北西方面にありますが、旅客ターミナルからは約4キロ離れています(管制塔地区へは約2キロ徒歩30分程度)。最寄駅は南東にある釜石線似内駅で約2キロ徒歩20分程度です。
釜石線は一日10本以下の超極少運転路線(東北本線の現・花巻空港駅は日中一時間に2本程度の運転)。その中でも似内駅は旅客トイレすらない無人駅で、タクシーのりばなどもなく、空港玄関駅としてはかなり不適です。しかし、同駅は東北本線乗換駅で花巻市中心駅の「花巻駅」と新幹線乗換駅の「新花巻駅」という交通拠点の駅に挟まれた駅。すぐそばには釜石自動車道の花巻空港インターがあって道路の交通拠点にもなっており、整備の仕方によっては花巻空港ともども大化けする可能性があります。
17.jpg周辺見所施設(ふれあい広場)
(写真は平成20年8月撮影)
空港北西側に滑走路を一望できる広場があります。滑走路上の飛行機を撮影するのに最適な静かな広場です。
RW20エンドのすぐ横に当たる北西端に小さな広場と方八丁グランドが存在。その南側にイスなどを設けた遊歩道があり、管制塔地区近くに人工の丘が設けられています。



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▲旅客対応時代の旧旅客ターミナル(2008.08.24)
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▲北日本航空と東邦航空が入るターミナル(2009.08.01)
西側管制塔地区と旧旅客ターミナル
現旅客ターミナルが完成した平成21年4月まで、空港西側に旧旅客ターミナルがありました(現ターミナルから徒歩20分程度)。
旧ビルは昭和58年に完成。搭乗橋などすでに取り除かれた設備もありますが、花巻空港事務所がいまだに入居する現役の建物で、花巻市交流会館として活用されています。
建物は、半地下1階、地上3階建。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1・1/2層方式でした。1階にチェックインカウンタと搭乗口、売店、搭乗待合室、2階にレストランと有料応接室・会議室、3階に送迎デッキが存在。エプロン側が一段低くなっていたため、1階から搭乗橋で飛行機に搭乗する珍しい構造になっていました。多くの機能がコンパクトに凝縮されたビルで、館内は白壁とタイル張りの床が目を引きました。館内サインは濃灰地に白文字のものが主流。前面は白い屋根と細い柱が目立つもので、正面出入口は3か所ありました。
現ビルに比べると、岩手や空港を全面に出していたのも特徴の一つで、宮沢賢治の故郷であることから、作品をモチーフにしたモニュメントが多数存在。天井から南部鉄器を使った風鈴をつりさげるなどほっとする演出も目を引きました。ファン向けに多数の飛行機部品などを屋上に展示していて、モデルプレーンなど一部の展示品は新ビルに移転され継続展示されています。
旧ビルのある滑走路西側には、管制塔や空港事務所、小型機飛行事務所、小型機用エプロンがいまだに現役で残っています。小型機飛行事務所は、旧貨物ターミナル兼用の旧管制塔が残る古い建物です。

西側地区へは、ターミナル前のすぐそばに国道4号線が走っており、ここを走る路線バスにてアクセスが可能です。空港入口前には「交流会館前」バス停があります(旧々「花巻空港前」→旧「花巻空港西」バス停)。
■北行 花北1系統・花北3系統石鳥谷行、新1系統県立教育センター行(岩手県交通)
■南行 花北1系統北上駅行、花北3系統北上駅行(イトーヨーカドー経由)、新1系統花巻駅前行(岩手県交通)

※令和05年04月01日:花北2系統花巻空港駅行、北上駅行 運休
※令和元年10月01日:バス停留所名称変更(花巻空港西→交流会館前)
※令和?*年**月**日:花北3系統石鳥谷行(石鳥谷総合支所前経由) 運休
18.jpg旧ターミナル鉄道アクセス施設(花巻空港駅)
(写真は平成23年6月の様子)
地方の空港としては珍しい「空港」の名を冠した駅が、東北本線にあります。空港の西側にある管制塔地区からの最寄駅になりますが、ターミナルの北西方向に約2キロ離れており、アクセス駅としては失格です。(空港北端までは約1キロ)
しかも、規模はごく小さく、一見無人にも見える平屋建てです。駅前商店街はきれいに整備されており、空港名の入った駅前らしく空とのふれあいゾーンと称して空港にかかわる彫刻などが展示されています。しかし、商店街自体はいわゆるシャッター街に近く、利便性はよくありません。

■就航路線(国内線)
  ANA   AJX   APJ   SFJ   ADO   SNA   ORC  
  JAL   TZP   JTA   JJP   SJO   RAC   AMX  
  IBX   FDA   SKY   TOK   NCA   NJA   DAK   TAL   EXC  
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
新千歳JAL*d2
名古屋(小牧)FDA(JAL)
大阪国際(伊丹)JAL*d2
神戸(マリンエア)FDA(JAL)
福岡JAL*d2
*d1:一部曜日のみの運航
*d2:JARによる運航便あり


就航路線変遷(平成21年04月01日以降)
※平成22年05月06日:JAL中部国際 運休(5/5最終運航)
※平成22年10月31日:JEX大阪国際 運休(10/30最終運航)
※平成23年03月12日:東日本大震災の影響で全定期便運休
※平成23年03月16日:東日本大震災被災に伴う臨時便就航(3/16・20-3/27・5/9-5/31・7/7-7/24 JAL新千歳、3/16-5/8 JAL東京国際、3/16-3/27・4/11-8/31 JAL大阪国際)
※平成23年03月17日:東日本大震災被災に伴い運休していた定期便の一部再開
※平成23年05月21日:FDA名古屋 就航(臨時便扱い)
※平成23年09月01日:東日本大震災被災に伴う臨時便運航終了(全便定期便化)
※平成24年03月25日:JAL*d2福岡 就航
※令和02年04月28日:FDA名古屋 長期欠航
※令和02年05月07日:JAL*d2大阪国際 長期欠航
※令和02年05月08日:JAL*d2福岡 長期欠航
※令和02年05月18日:JAL*d2新千歳 長期欠航
※令和02年06月01日:FDA名古屋 再開
※令和02年06月15日:JAL*d2新千歳・JAL*d2大阪国際 再開
※令和02年08月01日:JAL*d2福岡 再開
※令和02年08月26日:JAL*d2福岡 長期欠航
※令和02年09月01日:JAL*d2福岡 再開(一部曜日のみの運航/JAL*d2→JAL*d1*d2)
※令和02年09月19日:JAL*d1*d2福岡 毎日運航に変更(JAL*d1*d2→JAL*d2)
※令和02年09月25日:JAL*d2福岡 一部曜日のみの運航に変更(JAL*d2→JAL*d1*d2)
※令和02年10月29日:JAL*d1*d2福岡 毎日運航に変更(JAL*d1*d2→JAL*d2)
※令和03年01月07日:JAL*d2福岡 長期欠航
※令和03年03月01日:JAL*d2新千歳 長期欠航
※令和03年03月17日:JAL*d2福岡 再開(一部曜日のみの運航/JAL*d2→JAL*d1*d2)
※令和03年03月19日:JAL*d2新千歳 再開
※令和03年03月28日:FDA(JAL)神戸 就航
※令和03年04月29日:JAL*d1*d2福岡 毎日運航に変更(JAL*d1*d2→JAL*d2)
※令和03年06月17日:FDA(JAL)神戸 一部曜日のみの運航に変更(FDA(JAL)→FDA(JAL)*d1)
※令和03年07月01日:FDA(JAL)*d1神戸 毎日運航に変更(FDA(JAL)*d1→FDA(JAL))
※令和03年09月16日:FDA(JAL)神戸 一部曜日のみの運航に変更(FDA(JAL)→FDA(JAL)*d1)
※令和03年10月31日:FDA(JAL)*d1神戸 毎日運航に変更(FDA(JAL)*d1→FDA(JAL))
※令和04年02月08日:FDA(JAL)神戸 一部曜日のみの運航に変更(FDA(JAL)→FDA(JAL)*d1)
※令和04年02月17日:FDA(JAL)*d1神戸 長期欠航
※令和04年03月10日:FDA(JAL)神戸 再開
※令和04年03月27日:FDA名古屋 JAL共同運航便化
※令和05年12月01日:FDA(JAL)神戸 運休
※令和05年12月23日:FDA(JAL)神戸 就航
※令和06年01月09日:FDA(JAL)神戸 運休
※令和06年02月16日:FDA(JAL)神戸 就航

■就航路線(国際線)
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
[台湾] 台北 TPE(桃園)TTW
*i1:定期チャーター便

就航路線変遷(平成26年01月01日以降)
※平成26年04月17日:CAL*i1 台北桃園 就航
※平成26年06月22日:CAL*i1 台北 運休(6/19最終運航)
※平成26年10月11日:CAL*i1 台北桃園 就航
※平成26年12月06日:CAL*i1 台北 運休(12/2最終運航)
※平成27年05月12日:CAL*i1 台北桃園 就航
※平成27年06月30日:CAL*i1 台北 運休(6/26最終運航)
※平成28年05月26日:CAL*i1 台北桃園 就航
※平成28年07月03日:CAL*i1 台北 運休(6/30最終運航)
※平成29年09月03日:TTW*i1台北桃園 就航
※平成30年03月15日:CAL*i1台北桃園 就航
※平成30年05月02日:CAL*i1台北 運休(5/2最終運航)
※平成30年08月01日:TTW*i1台北 定期便化
※平成31年01月30日:CES上海浦東 就航
※令和02年02月12日:CES上海 長期欠航
※令和02年03月04日:[国際線定期便全便欠航] TTW台北 長期欠航
※令和05年05月10日:[国際線定期便運航再開] TTW台北 再開
※令和07年01月18日:CES上海 再開

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■花巻空港(いわて花巻空港)についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
いわて花巻空港旅客ビルの公式サイト△(岩手県空港ターミナルビル株式会社)
花巻空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)

※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※花巻空港(いわて花巻空港)の公式サイトではありません。

開設月日 2009.03.29
初調査日 2008.08.24
前調査日 2013.08.10
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女満別_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/女満別空港
日本空港情報館
女満別空港

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女満別空港

■飛行場の概要
北海道網走郡大空町にある地方管理空港(旧第3種空港)です。
昭和60年、現位置の北隣にあった旧空港から移転開港した空港です。
北見市や網走市などひがし北海道の主要都市への玄関空港。サロマ湖、世界自然遺産の知床、摩周・屈斜路・阿寒といったひがし北海道を代表する観光地に多数囲まれています。ひがし北海道の空港の中では、比較的便数も多く、利用者が多くなっています。
特定運営事業等の運営移行で、民間に一括運営委託された北海道七空港のひとつです。令和2年1月にビル施設等事業の民間委託が開始されています(既存空港ビル会社である女満別空港ビルを空港運営受託者である北海道エアポートが完全子会社化することによる開始)。令和3年3月1日、空港事業全体の完全民営化がスタートしました。
令和7年1月18日現在、国内線のみの運航で、JAL(日本航空・ジェイエア・北海道エアシステム)、ANA(全日本空輸・ANAウイングス)、AIRDOにより3路線が運航されています。


■飛行場種別:地方管理空港(旧第3種空港)
■設置管理者:(設置管理)北海道(運営権者)北海道エアポート
■滑走路延長:2500m
■空港コード:MMB/RJCN
■旅客ビル管理者:北海道エアポート※
※旅客ビルは令和3年9月30日まで女満別空港ビルが管理運営。同社は令和2年1月15日に北海道エアポートの完全子会社となり、北海道エアポート管理・女満別空港ビル運営に変更。令和3年10月1日に北海道エアポートが女満別空港ビルを吸収合併しています。


■施設の見どころ:◎◎=== 中規模/ひがし北海道の拠点空港。黒っぽく見えるガラス張りの正面が目立ちます。
■見学者への対応:◎◎=== ターミナルパンフ 有(B4判四つ折り)/空港案内所 有/送迎デッキ 有(無料)/航空ファン向け展示 若干有
■売店の充実度:◎◎=== 売店8店・飲食店3店/女満別の地元土産を集めた店もあり。
■アクセスの状況:◎◎=== 鉄道 無(最寄の西女満別駅から2キロほどの場所にあります。徒歩圏内ですが駅前は未舗装で大きい荷物を持っての利用には不向き。)/バス 有(航空便に合わせた運行)


※就航路線は令和7年1月18日、そのほかの情報は令和元年6月現在のものです。
memanbetsu01.jpg旅客ターミナルの特徴
(写真は平成19年6月撮影)
新空港開港に合わせて完成したターミナルビルです。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1・1/2層方式です。1階にチェックインロビー、2階に出発ロビー・搭乗待合室、屋上に展望デッキがあります。
外観は、黒っぽく見えるガラス張りの正面に、茶色の壁面がそびえ立つ珍しいタイプ。ぱっと見た目は左右対称に見えますが、右側がやや広がったターミナルになっています。館内サインは、白地に黒文字が基本で、図柄部分は様々な地の色に白抜きになっています。
空港が多数存在するひがし北海道で、便数・利用者とも多い空港です。配布しているパンフレットでは「感動ロマンをはこぶオホーツク北ゲート」とエリアの代表空港として宣伝しています。また、空港がある町は「大空町」。元々女満別町だったところが平成の大合併で誕生した町名で、空港に力を入れていることが分かります。
MMB002.jpgターミナル前面
(写真は令和元年6月撮影)
屋根、足元とも茶系の色を採用したカーブサイドになっています。正面入口は4か所あります。
出発、到着を示すサインがない代わりに、航空各社のサインが屋根から吊り下げられています。
バスのりばは全部で4か所で、空港周囲の各都市へバスが運行されています。(航空便にあわせた設定。網走まで約30分、北見まで約40分)

■1番 網走方面(女満別空港線 網走バスターミナル行・流氷砕氷船のりば行*a=網走バス)
■2番 北見方面(女満別空港線 北見バスターミナル行=北海道北見バス)
■3番 -
■4番 知床方面(知床エアポートライナー ウトロ温泉ターミナル行(知床観光船のりば経由有)*c・斜里バスターミナル行=斜里バス・網走バス)

*a:女満別空港線 流氷砕氷船のりば行は、冬期の砕氷船おーろら運航中のみ運行
*b:女満別美幌号 美幌峠行は、例年夏期のみの運行(H27年度 7/18-10/12、H28年度7/16-10/10、H29年度7/15-10/9、H30年度8/1-9/30、R元年度7/27-9/1)
*c:知床方面ウトロ温泉ターミナル行は、例年夏期と冬期のみの運行(H26年度 6/14-10/13・1/31-3/1、H27年度 6/13-10/12・1/23-2/28、H28年度 6/11-10/10・1/21-3/12、H29年度 6/10-10/9・1/20-3/11、H30年度 6/9-10/8・1/19-3/10、R元年度 6/8-10/14・1/18-3/8、R2年度 8/1-10/4(斜里バスのみ)・1/9-3/14、R3年度 7/3-10/11・1/15-3/6、R4年度 4/28-5/8(斜里バスのみ)・6/11-10/10・1/14-3/25、R5年度 6/10-10/9・1/20-3/10、R6年度 6/1-9/30・1/18-)
11-10/10・1/14-3/25、R5年度 6/10-10/9・1/20-3/10、R6年度 6/1-9/30(斜里バスのみ))

※令和06年06月01日:知床エアポートライナー 斜里バスターミナル行 新設
※令和元年10月01日:美幌線 美幌駅前行・網走バスターミナル行 運休
※平成24年10月01日:美幌線 美幌駅前行・網走バスターミナル行(網走バス) 新設
※平成24年07月16日:定期観光バス 女満別美幌号美幌峠経由屈斜路プリンスホテル行 新設
※平成21年**月**日:定期観光バス 阿寒パノラマコース 阿寒湖畔行(阿寒バス) 運休
MMB003.jpgチェックインロビー
(写真は令和元年6月撮影)
1階ランド側から見て左側(北側)がチェックインロビーです。細かいタイル敷きの床が目を引きます。
カウンタ正面に空港警察があります。チェックインロビー側、しかもカウンタの正面に警察がある配置は、日本の空港の中では珍しいかもしれません。
MMB004.jpgチェックインカウンタ
(写真は令和元年6月撮影)
建物端側からAIR DO(ADO)とANAグループ(AKX)、JALグループ(JAL・JAR)のカウンタが並びます。Peach Aviation(APJ)はランド側に配置されています。
ADOとANAグループのカウンタは一体化しています。1番がADOカウンタ、2番-5番がANAグループカウンタになっていますが、1番と2番を航空券購入窓口、3番と4番を搭乗手続窓口、5番を手荷物受付窓口として共通利用しています。

※令和03年02月10日:APJ カウンタ新設
※平成24年10月28日:北海道エアシステム(HAC) 撤退
※平成24年10月まで運航していたHACはJALグループカウンタで手続きが行われていました。また、平成19年9月まではエアトランセが定期便を運航しており、同年6月に見学に行った時は、建物中央寄りの所に専用カウンタが設置されていました。(平成21年5月現在もカウンタは残存していました)
MMB005.jpg出発ロビー
(写真は令和元年6月撮影)
2階ランド側は全体が出発ロビーになっています。ランド側から見て、搭乗待合室入口は中央付近、売店・飲食店が左側(北側)にあります。
MMB006.jpg搭乗待合室入口
(写真は令和元年6月撮影)
2階出発ロビー中央付近に設置されています。
案内掲示は、液晶モニタです。入口脇の壁面に巨大なマルチプロジェクターシステムが導入され、観光映像等が流されています。
memanbetsu06.jpg搭乗待合室
(写真は平成19年6月撮影)
非常に広いスペースがある待合室で、待合用のイスが非常に多い待合室です。搭乗改札は3か所、搭乗橋は2番-4番の3か所、地上搭乗用に1か所あります。
売店はJAL系のBLUESKY1店が出店しています。
MMB009.jpg到着手荷物受取場・到着口
(写真は令和元年6月撮影)
1階ランド側から見て右側(南側)に設置されています。手荷物受取所のターンテーブルは2か所、出口も2か所あります。
案内表示は液晶モニタです。
MMB010.jpg到着ロビー
(写真は令和元年6月撮影)
1階ランド側から見て右側(南側)が到着ロビーになっています。
到着口前には空港案内所とレンタカー案内所があります。
MMB011.jpg売店
(写真は令和元年6月撮影)
売店は2階出発ロビー周囲にL字型に配置されているのが中心です。

・1階 到着ロビー:1店舗(セブンイレブン)
・2階 出発ロビー:6店舗(JAL PLAZA、アンテナショップほのか、石田屋、北都、村一番、マリン北海道)
・2階 搭乗待合室:1店舗(JAL PLAZA)

各店とも品ぞろえは豊富です。北海道全体の代表菓子をはじめ、ひがし北海道の土産がほぼ揃っており、オホーツクの海の幸も手に入ります。地元美幌の石田屋、女満別土産を揃えたアンテナショップほのかなど地元土産が充実しています。空弁はJAL PLAZAにて取扱いあり。

※令和05年10月01日:BLUESKY JAL PLAZAに変更
※平成29年01月21日:セブンイレブン 開店
※平成27年02月06日:アンテナショップほのか 開店
※平成26年11月?*日:めまんべつ 閉店
※日通商事、福村書店 閉店、マリン北海道 開店
MMB012.jpg飲食店
(写真は令和元年6月撮影)

・2階 出発ロビー:3店舗(PILICA、奥芝商店、STANDING SUSHI BAR 縁戸)

PILICAは、北海道産の材料を厳選したご当地メニューが豊富です。

※平成31年03月28日:奥芝商店 開店
※平成30年08月07日:STANDING SUSHI BAR 縁戸 開店
※平成30年**月**日:SUSHI CAFE RETAR 閉店
※平成22年02月05日:SUSHI CAFE RETAR 開店
※平成22年**月**日:おほーつく 閉店
※平成21年**月**日:おほーつく 開店
MMB015.jpg展望デッキ
(写真は令和元年6月撮影)
屋上に設置されています。入場料無料。
屋根はありません。目の細かい高い柵が設けられており、撮影には不向きです。
デッキ入口に飛行機のタイヤが展示されています。
MMB016.jpg展望デッキからのながめ
(写真は令和元年6月撮影)
正面は藻琴山方面の風景が展開しています。周囲に高い山はなく、写真のように広々とした感じのものになります。
ターミナルビルは滑走路のちょうど中央付近に設置されており、飛行機が離陸する瞬間はやや斜め気味の撮影になることが多いようです。ひがし北海道の空港の中では便数が多めです。
MMB014.jpgアメニティ施設
(写真は令和元年6月撮影)
2階ランド側から見て左側(北側)飲食店区画の奥に特別待合室、2階ランド側から見て右側(南側)にミーティングルームがあります。

※令和06年0*月**日?:有料待合室 閉鎖?
MMB017.jpgモニュメント
(写真は令和元年6月撮影)
入口に「MEMANBETSU AIRPORT」と書かれたモニュメント(トップ写真)があるほか、ターミナル正面に「四季の詩」と題するモニュメントが設置されています(写真)。昭和60年國松明日香氏の制作。
館内のモニュメントは少なめですが、2階出発ロビーに空港の沿革を紹介した飛行機模型(昭和10年に女満別空港の前身である競馬場から飛び立った1番機の「一〇式二号艦上偵察機(2MRT3)」)が展示されています。
10.jpg陸上アクセス施設(駐車場)
(写真は平成21年6月撮影)
空港正面に、美幌方面からつながっている高規格道路のインターがあり、車でのアクセスは抜群です。空港前に第1駐車場(764台)、第2駐車場(368台)が設置されています。有料ですが30分までは無料。
レンタカー各社は、道道女満別空港線沿いの空港の目の前と少しはなれたところに分散しています。
MMB022-2.jpg陸上アクセス施設(サイクルステーション)
(写真は令和元年6月撮影)
旅客ターミナル前面北側にサイクルステーションがあります。サイクルラックと空気入れが用意されているそうです。

※平成26年06月26日:サイクルステーション 新設
MMB022-1.jpg陸上アクセス施設(レンタルサイクルステーション)
(写真は令和元年6月撮影)
毎年夏場にレンタルサイクルステーションが開設されています。輪行バック等の預かりなどのサービスも行われています。
常駐ではないようで、利用は事前予約が必要です。別料金がかかりますが、道の駅流氷街道網⾛・北⾒市常呂交通ターミナル・小清水ツーリストセンターでの乗り捨て(片道利用)が可能です。

※平成29年06月26日:レンタルサイクルステーション 新設
MMB031.jpgキャラクター
(写真は平成21年5月撮影)
女満別空港では複数のキャラクターが採用されています。
20年活躍しているのはスノックくん。平成10年に公募、平成11年1月28日に誕生したキャラクターで、3月29日にスノックくんと命名されています。雪(スノー)とオホーツクを合わせた名前になっています。グッズがあるわけでもなく、活動範囲は限定的です。写真は平成21年当時に到着ロビーにあった、JASのマークが懐かしい展示物です。
平成26年には、女満別空港ビル応援キャラクターとしてVOCALOIDの結月ゆかりが新たに採用され、館内放送などの音声に使われています。声を担当した石黒千尋氏が北海道出身であることもあって採用されており、平成29年にはオホーツク観光大使になっています。
近年は空港がある大空町のキャラクターそらっきーのほうが露出度が高いです。

※平成26年02月04日:結月ゆかり 女満別空港ビル応援キャラクター化
MMB024.jpg周辺見どころ施設(鉄道アクセス施設(西女満別駅))
(写真は平成21年5月撮影)
駅から直線距離でわずか1キロ程西側に北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の西女満別駅があります。駅番号A66。
空港のすぐそばの駅ですが、便数も利用者数も少ない無人駅で、空港利用者の利用はほぼありません。整備されている施設も、屋根のないホームと小さな待合室があるだけ。切符売り場はおろか、トイレもないごくごく小さな駅で、秘境駅として知られています。
空港までは道路経由で約2キロ弱でアクセスできるため、「空港から最も近い秘境駅」などと紹介されることが多いです。
平成17年に、この駅を道路と鉄道の切り替え地点としたデュアル・モード・ビークルの運行実験が行われています。空港アクセスの可能性を探っていましたが、結局、実現には至りませんでした。
駅近くの道は未舗装であるうえ、空港と駅の間は坂道(駅→空港が上り坂)で、大きな荷物を持っての移動はお勧めしません。
12.jpg周辺見どころ施設(旧空港)
(写真は平成21年5月撮影)
現空港から道路ひとつ挟んだ北隣に旧空港があります。
旧空港は、昭和10年、網走湖南部の平地に、オホーツク海の気象観測用飛行場として開場した飛行場です。戦時中は現在の大空町女満別地域全体を含めて旧海軍基地となり、戦後は米軍基地を経たのち、昭和38年公共用空港に。昭和60年、現空港が開港するまで女満別空港として使用されていました。
現在は、自動車産業関連会社のボッシュ株式会社女満別テクニカルセンターとして有効活用されています。旧滑走路がテストコースとなっているようですが、全体が高い塀に囲まれており、地上からはその様子をうかがうことはできません。(離着陸経路上にあるので、空からは丸見えです)
いまだに旧空港へ来る人がいるのか、玄関前には「女満別空港←」と書かれた看板が立っています。

■就航路線(国内線)
  ANA   AJX   APJ   SFJ   ADO   SNA   ORC  
  JAL   TZP   JTA   JJP   SJO   RAC   AMX  
  IBX   FDA   SKY   TOK   NCA   NJA   DAK   TAL   EXC  
就航先 運航会社
( )内は共同運航による運航会社
札幌(札幌丘珠)JAL*d7
新千歳JAL*d6・ANA*d3
東京国際(羽田)ADO(ANA)・JAL
*d1:一部曜日のみの運航
*d3:AKXによる運航便あり
*d4:JEXによる運航便あり
*d5:ANKによる運航便あり
*d6:JARによる運航便あり
*d7:HACによる運航便あり


就航路線変遷(平成21年04月01日以降)
※令和05年03月26日:APJ成田国際 運休(3/25最終運航)、APJ関西国際 季節運航化(一時運休)
※令和04年10月30日:APJ成田国際 季節運航化(一時運休)
※令和04年01月16日:JAL*d1*d7札幌 毎日運航に変更(JAL*d1*d7→JAL*d7)
※令和04年01月08日:JAL*d7札幌 一部曜日のみの運航に変更(JAL*d7→JAL*d1*d7)
※令和03年10月31日:JAL*d1*d7札幌 毎日運航化(JAL*d1*d7→JAL*d7)
※令和03年07月01日:APJ関西国際 就航
※令和03年02月10日:APJ成田国際 就航
※令和02年10月27日:JAL*d1*d7札幌 就航
※平成28年11月28日:ANA*d3中部国際 季節運航化(一時運休)
※平成26年10月01日:JEX合併によりJALに変更(JAL*d4→JAL)
※平成26年07月19日:JAL*d6大阪国際 就航(夏期季節運航)
※平成24年10月28日:HAC札幌 運休(10/27最終運航)
※平成24年04月01日:ANK合併によりANAに変更(ANA*d5→ANA)
※平成23年06月01日:HAC新千歳 運休(05/31最終運航)
※平成23年04月09日:HAC札幌 就航
※平成22年10月01日:HAC新千歳 就航
※平成22年07月01日:ANA札幌 運休(06/30最終運航)、ANA新千歳 就航
※平成21年04月01日:JAL関西国際 運休

(季節運航路線)
・APJ成田国際
 R04年 1/1-10/29・12/23-12/31、R05年 1/1-1/9・2/11-3/25、R06年以降運航無し
・ANA*d3中部国際(H28年11/27以前は通年運航)
 H28年 1/1-11/27・12/22-12/31、
 H29年 1/1-1/9・2/3-11/26・12/22-12/31、
 H30年 1/1-1/9・1/26-11/25・12/21-12/31、
 H31年 1/1-1/8・1/25-11/24・12/20-12/31、
 R02年 1/1-1/13・1/24-10/24(下記影響有)
 R03年 8/6-9/26(下記影響有)
 R04年 7/15-9/30、R05年 7/14-9/30、R06年 7/21-8/31・9/13-9/27・12/25-12/31、
 R07年 1/1-1/6
・JAL*d6大阪国際
 H25年以前無し、H26年 7/19-8/31、H27年 7/18-8/31、
 H28年 7/16-8/31、H29年 7/22-8/29、H30年 7/21-8/28
 R01年 7/20-8/28、R02年 7/23-8/30、R03年 7/23-8/31、
 R03年 7/22-8/31、R05年 7/21-8/31、R06年 7/26-8/31
・ANA関西国際(H23年までANA*d5)
 H21年 6/1-9/30、
 H22年 6/1-9/30、H23年 6/1-10/29、H24年 4/27-10/28、
 H25年 5/31-9/30、H26年 6/1-9/30、H27年 6/1-9/30、
 H28年 7/15-9/30、H29年 7/14-9/30、H30年 7/14-9/30、
 R01年 7/13-9/30、R02年以降運航無し
・APJ*d1関西国際
 R03年・R04年は通年運航、R05年 1/1-3/26・7/1-10/30、R06年 7/1-9/30

(新型コロナウイルス感染症パンデミックに伴う一時的な長期欠航)
・ANA*d3新千歳 全日欠航:R02年 4/9-6/30
・APJ成田国際 全日欠航:R03年 5/7-7/1、曜日運航:R03年 2/16-4/27・7/2-7/28・8/23-12/31、R04年 1/1-7/14
・ANA*d3中部国際 全日欠航:R02年 4/1-8/6・8/18-10/24、R03年 8/30-9/26、曜日運航:R03年 8/17-8/29
・APJ関西国際 曜日運航:R03年 7/5-7/20・9/1-9/30・11/1-、R04年10/30-12/31・R05年1/1-2/10

※事前購入型または特定便のみしかない乗継運賃設定路線は平成25年10月に公開を終了しました。(H22.7.1 ANA稚内・東京国際・小松・中部国際・大阪国際・関西国際・神戸 新設、H23.2.1 JAL仙台・小松・中部国際・大阪国際・関西国際・出雲・岡山・松山・福岡 新設、H23.6.1 ANA米子 新設、H24.7.13 JAL新潟 新設、H25.1.7 ANA広島・JAL広島 新設、H25.2.1 JAL南紀白浜 新設、H25.3.7 JAL新石垣 新設、H25.3.31 JAL岡山 廃止)

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■女満別空港についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
女満別空港運営受託予定者の公式サイト◎(北海道エアポート株式会社)
女満別空港旅客ビル公式サイト◎(北海道エアポート株式会社)
女満別空港◎(フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)サイト内)
国土交通省北海道開発局の公式サイト◎(港湾・空港の項目に空港紹介ページあり)

※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※女満別空港の公式サイトではありません。

開設月日 2009.03.29
初調査日 2007.06.05
新調査日 2019.06.22

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礼文_空港概要

情報交通ホットライン/日本空港情報館/礼文空港
日本空港情報館
礼文空港

RBJtop.jpg
礼文空港
礼文空港は現在休止中です

■飛行場の概要
北海道礼文郡礼文町にある地方管理空港(旧第3種空港)です。
日本最北空港。北方領土を除けば飛行機が発着できる日本で最も北の施設です。北海道北方の礼文島北部に位置します。
開港は昭和53年。稚内との間で定期便が運航していましたが、平成15年3月を最後に定期便が廃止されました。多額の維持管理費を削減するため、平成21年4月9日から平成27年3月31日まで6年間休止され、さらに令和3年3月31日まで6年間休止期間が延長、さらに令和8年3月31日まで5年間休止期間が延長されています(緊急時のみ運用可能)。


■飛行場種別:地方管理空港(旧第3種空港)
■設置管理者:(設置管理)北海道(管理委託先)礼文町
■滑走路延長:800m
■空港コード:RBJ/RJCR
■旅客ビル管理者:(管理)北海道(管理委託先)礼文町


■施設の見どころ:=====(令和6年1月現在休止中)小規模/日本最北空港。一部に2階部分があるシンプルなターミナルです。現在休止中です。
■見学者への対応:=====(令和6年1月現在休止中)休止中でターミナル内に入れなかったため不明。
■売店の充実度:=====(令和6年1月現在休止中)休止中でターミナル内に入れなかったため不明。島内にある売店等では最北空港としての土産・記念品等は全く販売されていません。
■アクセスの状況:◎====(令和6年1月現在休止中)鉄道 無(島内に無)/バス 無(最寄バス停(空港下)から徒歩10分ほど)/島の中心地香深から車で約20分。タクシーか自家用車が主要交通です。


※就航路線は令和7年1月、そのほかの情報は平成28年10月現在のものです。
RBJ001.jpg旅客ターミナルの特徴
(令和6年1月現在休止中)
(写真は平成28年10月撮影)
一部に2階部分があるシンプルなデザインのターミナルです。地上1階建(一部2階建)。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1層方式です。ボーディングブリッジはなく、全便地上搭乗になります。
RBJ002.jpgターミナル前面
(令和6年1月現在休止中)
(写真は平成28年10月撮影)
建物左側に入居している礼文航空気象観測所(空港同様休止中)前にガラス張りの職員用出入口が飛び出た前面です。旅客用の正面出入口は1か所でスロープが設置されています。
ターミナル前からバスは発着していませんが、徒歩10分ほどの位置にある空港東側の海岸沿いに空港下バス停があります。宗谷バスにより船泊方面(スコトン行・病院前行*)と香深方面(フェリーターミナル行)が運行されています。(1日4〜5本程度、フェリーターミナルまで約40分)

*:病院前行は例年夏期は運休(スコトン行に路線延長)(H30 6/1-8/31、R元 6/1-8/31)
03.JPGロビー
(令和6年1月現在休止中)
(写真は平成21年5月撮影)
正面出入口から覗いたロビーの様子。
定期便廃止から時間が経っているためか、保安検査装置などはなく、1階の大部分は広々としたロビー空間になっていました。
RBJ016.jpg陸上アクセス施設(駐車場)
(令和6年1月現在休止中)
(写真は平成28年10月撮影)
空港ターミナルビル前はほぼ全面が駐車場になっており、26台分の無料駐車場があります。
レンタカー各社は周辺にはありません。島内にあるレンタカー会社は島南部の香深に集中しており、送迎もありません。
RBJ015.jpg展望デッキ?
(令和6年1月現在休止中)
(写真は平成28年10月撮影)
ターミナルには入れませんが、すぐわきにエプロンを一望できる場所があります。礼文空港は礼文島北部の高台に位置しており、正面には日本海を見ることができます。
ターミナルビルは滑走路の南端付近に設置されており、飛行機が北側へ離陸する瞬間の撮影は難しいようです。と言っても飛行機は飛んでいませんね、、、。
07.JPG周辺見所施設(道路案内板)
(令和6年1月現在休止中)
(写真は平成21年5月撮影)
礼文空港にほど近い船泊地区にあった道路案内板。礼文空港は後方に写る高台の向こう側に位置しています。
休止中ですが礼文空港への案内がしっかり出ています。
日本最北の有人離島でも黒猫は宅配をしているんですね〜。めちゃめちゃクールです。

■就航路線(国内線)
  ANA   AJX   APJ   SFJ   ADO   SNA   ORC  
  JAL   TZP   JTA   JJP   SJO   RAC   AMX  
  IBX   FDA   SKY   TOK   NCA   NJA   DAK   TAL   EXC  
就航先運航会社
( )内は共同運航による運航会社
 (定期就航路線なし)

■空港所在地
空港所在地はクリック(Googleマップ)
■礼文空港についてもっと詳しく調べたい方のリンク集
礼文空港(Wikipedia)◎(フリー百科事典ウィキペディアサイト内)
国土交通省北海道開発局の公式サイト◎(港湾・空港の項目に空港紹介ページあり)

※「情報交通ホットライン」は日本の空港を紹介する私設サイトです。
※礼文空港の公式サイトではありません。
※礼文空港の公式サイトはありません。

開設月日 2009.06.01
初調査日 2009.05.22
前調査日 2016.10.02

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女満別_1月バス便時刻変更

■女満別空港 アクセスバス便時刻変更(2025年1月)

01/18
◎斜里バス・網走バス 知床エアポートライナー 女満別空港4番-ウトロ温泉バスターミナル(空港発0・空港行0→2・1)
◎斜里バス・網走バス 知床エアポートライナー 女満別空港←ウトロ温泉ホテル巡回←ウトロ温泉バスターミナル(空港発0・空港行0→0・1)


01月18日:
夏冬恒例の知床方面への直行バスの運行開始です。途中停留所は、網走駅前、網走バスターミナル、道の駅流氷街道網走、白鳥公園入口、斜里バスターミナル、道の駅うとろ・シリエトク、ウトロ温泉バスターミナル。一部便はウトロ温泉各ホテルを巡回します。3月9日までの期間限定です。ウトロ温泉バスターミナルまで約2時間16分3,500円。期間短縮・値上げされた前年度と同等です。

知床エアポートライナー(斜里バス公式サイト)
http://sharibus.co.jp/pdf/ShiretokoAirPortLiner2025_1.pdf

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