 | 旅客ターミナルの特徴 (写真は平成20年8月撮影) 開港に合わせて完成した新しいターミナルビルです。 地上2階建て(一部3階)。駐機方式はフロンタル方式、動線方式は1・1/2層方式です。1階にチェックインカウンタ、2階に売店と搭乗口、搭乗待合室、飲食店、3階に展望デッキがあります。 館内は随所に秋田杉を使ったターミナルで「森の空港」を演出。ターミナルパンフによると「色調的にも周囲の環境と調和するカラーでデザイン」しているようです。ランド側は大きな吹抜となっている明るいターミナルで、出発ロビー上空に空中回廊も見られます。 ターミナル前面のネオンサインは、かつて「大館能代 あきた北空港」と書かれていましたが、道の駅指定を契機に正式名の「大館能代空港」に変更されています。入口部の銘板には天然秋田杉を使用しています。 館内のサインは濃灰地に白文字のものが主流。出発関係は下部に緑色、到着関係は下部に黄色を配したサインが見られます。 |
 | ターミナル前面 (写真は平成20年8月撮影) 木製品が目立つ赤色の大きな屋根のある前面です。正面出入口は2か所です。 バスのりばは1か所です。秋田二次アクセスを進める会などが協力し、能代市内行と大館市内行の乗合タクシー、玉川温泉行きと十和田湖行の乗合タクシー「愛のりくん」、森吉山周遊タクシーが運行されています。(大館まで約60分) また、毎年冬期には、安比高原までの無料アクセスバスが運行されます。(宿泊者専用で無料) ■のりば:鷹巣方面(大館鳳鳴高校前行=秋北タクシー)
※令和03年12月24日:森吉山阿仁スキー場行(秋北バス) 新設(2/15迄の期間限定)、ANAホリデイ・インリゾート安比高原温泉行(秋北バス) 新設(2/20迄の期間限定) ※平成25年10月01日:秋北バスターミナル行 運休、大館鳳鳴高校前行 新設 ※平成23年07月01日:能代ステーション行 運休 |
 | チェックインロビー・カウンタ (写真は平成29年8月撮影) 1階、ランド側から見て左側(東側)にチェックインロビーがあります。大きな吹抜空間になっています。 カウンタは、ANAのものが設置されています。カウンタ上部にある木の部分がかなり目を引きます。 ※航空便欠航時に便数の多い秋田空港便への無料送迎バス・タクシーが運行されています。 |
 | 出発ロビー (写真は平成29年8月撮影) 中央部の階段を上った2階に設置されています。 床面にも秋田杉を使った落ち着いた雰囲気のロビーです。 |
 | 出発口 (写真は平成29年8月撮影) 2階出発ロビーに設置されています。入口は1か所。 案内掲示は濃紺地に白文字のフラップ板です。 |
 | 搭乗待合室 (写真は平成29年8月撮影) 出発ロビーと異なり、床面にはカーペットが敷かれています。搭乗改札、搭乗橋とも1か所です。搭乗待合室内に売店・飲食店はありません。 出発ロビーとの間がガラス張りになっており、見送りに最適です。 |
 | 到着口 (写真は平成20年8月撮影) 1階、ランド側から見て西側に設置されています。手荷物受取所のターンテーブルは1か所、出口は1口です。 出口脇に出発口同様の濃紺地に白文字のフラップ板が設置されています。 |
 | 到着ロビー (写真は平成29年8月撮影) 1階にあります。出口正面に総合案内所とレンタカーカウンタ、建物端側に交番があります。 毎月8のつく日は秋田犬によるお出迎えが行われています。 |
 | 売店 (写真は平成29年8月撮影) 2階出発ロビーの1店舗のみ。搭乗待合室内には売店はありません。
・2階出発ロビー:1店舗(ANAFESTA)
秋田北部を中心とした土産がコンパクトに販売されており、岩手や青森の土産も一部取扱いがあります。
※平成20年10月**日:あきた北エアポートサービス 閉店 |
 | 飲食店 (写真は平成29年8月撮影) 1階と2階の2店舗のみ。搭乗待合室内には売店はありません。
・1階チェックインロビー:1店舗(オープンカフェ・ピッコロ) ・2階出発ロビー:1店舗(ポートワン) 比内地鶏や馬肉などの地元食材を使った料理もあり。3日前までの予約で弁当も販売されています。ファンクラブ会員特典で割引などがある場合があります。
※平成29年02月01日:オープンカフェ ピッコロ 移転(1階到着ロビー→1階チェックインロビー) |
 | 送迎デッキ (写真は平成29年8月撮影) 3階、ランド側から見て右側(西側)に設置されています。入場無料。 屋根はついていますが、先端部分には屋根がない状態です。柵は低いです。 デッキ入口に就航機材のシートが展示され、体験できます。 |
 | 送迎デッキからのながめ (写真は平成29年8月撮影) 正面には秋田北部、阿仁周辺の山並みが広がります。ターミナルはエプロン北側に設置されており、終日逆光条件です。 デッキは、ランド側から見て右側に設置されていますが、東京国際(羽田)路線は搭乗橋の左側にスポットインするため、飛行機は一部が搭乗橋に隠れてしまいます。建物の左側部分には空港管理事務所が入居しており、配置を逆にしていれば羽田路線の見送り客も飛行機を見えたはずですが、、、。 ターミナルビルは滑走路のちょうど中央付近に設置されており、飛行機が離陸する瞬間はやや斜め気味の撮影になることが多いようです。 |
 | 空中回廊 (写真は平成29年8月撮影) 3階エレベータとデッキの間には、出発ロビー上空に空中回廊が設けられています。空中回廊を抜けると正面はガラス張りになっており、搭乗待合室とエプロンを一望できます。 |
 | 空港圏域観光PRコーナー (写真は平成29年8月撮影) 1階から2階へあがる階段を上がりきったところは空港圏域観光PRコーナーになっています。秋田北部の魅力を「和紙による人形と、ペーパークラフトのジオラマで再現」(現地案内板)しています。 |
 | ほじょ犬・ペット犬専用トイレ (写真は平成29年8月撮影) 旅客ターミナルビル横に別棟でほじょ犬・ペット犬専用トイレが設置されています。補助犬トイレを設置する空港はいくつか見られますが、さすがは秋田犬の地元らしく、この空港のものはペット犬の利用も可能です。道の駅ですが、夜間閉鎖範囲にあり、夜間の利用はできません。 なお、空港内では秋田犬を活用したPR活動を展開していますが、旅客ターミナルビル内は、補助犬とANAペットらくのりサービス利用のペット以外の一般ペットの同伴は禁止されています。
※平成29年02月08日:ほじょ犬・ペット犬専用トイレ 新設 |
 | モニュメントなど (写真は平成29年8月撮影) 建物の内外にはいくつかモニュメントがあります。 最も目立つのは、駐車場中央のシンボルゾーンにある白神山地の母神像。館内では、秋田名物のなまはげ像、秋田杉の伐根入組子衝立、白神という絵画などが目を引きます。 到着ロビーでは大館が誇る秋田犬のぬいぐるみが出迎え、床面には犬の足跡をデザインするなど楽しげな演出もされています(前述しましたが8日のつく日には生きた秋田犬がお出迎え)。このぬいぐるみを小さくしたものが限定グッズとして販売されています。 |
 | 陸上アクセス施設(駐車場) (写真は平成20年8月撮影) 無料駐車場が整備されています。ターミナル前に386台分の第1と第2(夜間閉鎖)、空港入口付近に25台分の第3(夜間も開放)があります。第3駐車場にはお手洗棟があります。 レンタカー各社は周辺にはありません。レンタカーカウンタで受け付けたのち空港駐車場にて受け渡しになります。
※平成22年09月12日:第3駐車場 開場 |
 | 道の駅大館能代空港 (写真は平成29年8月撮影) 大館能代空港は、ターミナル地区部分が道の駅として指定されています。 メインの建物は旅客ターミナルビルがそのまま活用されています。ターミナルビルと第1・第2駐車場は夜間閉鎖されており、24時間運営しているのは第3駐車場と駐車場前のお手洗棟のみです。 道の駅のスタンプは、1階到着ロビーに空港のスタンプと並べて設置されています(押し間違い注意)。道の駅のキーホルダーとマグネットは、1階のオープンカフェ ピッコロで発売。道の駅の記念きっぷは、2階出発ロビー奥の大館能代空港ターミナルビルの事務所で販売されています。(夜間閉鎖のためすべて昼間のみの取り扱い)
※平成22年09月12日:道の駅大館能代空港 指定 |
 | ターミナル前庭 (写真は平成29年8月撮影) 第1・第2駐車場と第3駐車場の間に噴水などがある広場があります。 |
 | 周辺見所施設(空港ふれあい緑地) (写真は平成29年8月撮影) 空港周辺は、空港ふれあい緑地として整備されています。スポーツ緑地やクロスカントリーコースなどがあります。ターミナルの西側付近には空港を模した展望台も設けられています(展望台から滑走路は見えづらく、未舗装駐車場からの方がよく見えます)。 |
 | 周辺見所施設(最寄駅と世界遺産) (写真は平成29年8月撮影) 空港の西側2キロほどのところに、縄文時代後期の伊勢堂岱遺跡があります。令和3年に世界文化遺産の北海道・北東北の縄文遺跡群に登録されました。この遺跡は、空港建設のアクセス道路建設の際に発見されており、空港と切っても切れない縁がある遺跡です。 この遺跡のすぐそばにある秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の縄文小ヶ田駅が空港最寄駅です。改札のない無人駅ですが、急行停車駅です。遺跡の世界遺産登録に合わせて駅名に縄文が付きました。車道経由では3キロでアクセスできます。空港から公共交通の足がないので、実質的にアクセス駅にはなりませんが、空港建設で見つかった遺跡で駅名を変更していることから、空港関係駅と言えますでしょうか(駅自体は空港設置前からあります)。 |
 | かつてあったみどころ(ショッピングバッグ) (写真は平成20年8月撮影) かつて営業していたあきた北エアポートサービスのショッピングバック。 紫地と白地で抽象的な模様を描いています。中央には、大館能代空港ではなく「あきた北空港」の文字が配置されていました。 |