開館が遅い空港
3日目。北方領土を除いた日本最北の地での一泊(車中泊!)を終えて、目が覚めると雨は引き続き降っていた。小雨だが傘は必要なくらいの強さだ。時計を見るとまだ4時過ぎたばかりだが、すでに明るい。昨日地元コンビニで買ったパンを車内で食べた後、記念碑を撮影しようと外に出るが、ゆっくりしていると体が濡れる。せっかく最高の場所を独り占めできるかと思ったのに、これでは無理だ。ひとまず宗谷岬灯台等周辺の施設を車でひと通り見て回った。晴れていれば散策するところだが、雨が邪魔だ。

雨の降る中日本最北の地を見る。一般日本人が気軽に行ける本当の最北の陸地は奥に見える弁天島。北方領土を入れると最北でないですけどね、、、。
宗谷岬周辺を一通り見終わっても時刻はまだ5時だった。実は旅前の調査で、空港が9時に開館するという情報を得ていた。北海道の空港は、出発第1便は羽田や札幌からの便の折り返し、ということが多く、1日のはじまりが遅い空港が多い。朝から見学したくても無理な空港が多いのだ。ここから空港まではだいたい30分で、これから行っても到着が早すぎる。でもせっかくの早い朝を有効に使いたい。
どこか朝からやっている観光地に寄ろうと、パンフをめくると、稚内駅の線路の先に看板が立っているらしい。看板なら開館時間なんてないだろうから早朝から見れそう。写真に撮るために早速向かうことにした。
稚内駅には6時頃着いた。なんだか昨日から同じ所をグルグルグルグルグルグルしていて、稚内駅周辺の国道238号線は4度くらい通っている。看板は駅北側の駐車場の中にあった。早朝で街を歩いている人もおらず、静かに撮影できた。ただ、雨は依然降っていて、よく見ると雨粒が目立つ。昨日まであんなに晴れていたのに、お天道様は気まぐれだ。

日本最北の線路。こちらは本当に最北端。鉄道の最北は大人気なのに、空港は最北、最南ともまったく人気がないのはとても不思議だ。
朝早くてどこもやってないし、この雨だからこれ以上観光地を回るのが面倒臭くなってしまった。そこで、ひとまず稚内空港の外回りを撮影に行くことにした。雨は強まったり弱まったりと中途半端で、海もきれいに見えず本当に残念だ。
7時前には空港周辺に着いた。9時までに良い撮影場所があればいいと探してみるものの、あまり良い場所が見当たらない。空港周辺はほぼ全域が湿地帯で車では入っていけないし、ただ平坦な土地だから、ターミナルは横から見えるだけだ。南方のゴルフ場付近が高台になっており、周囲の様子と絡めて撮るには良さそう。目星をつけて向かったものの、雨が降って霞みがかっているので今日に限っては風景が良くなかった。
結局、空港周囲をぐるりと車で大回りするも良い場所がたいしてなく、メグマ沼の散策路からと旧ターミナル地区からターミナルを撮影できただけ。8時には空港駐車場に入り、9時の開館までひと眠りした。
※空港公園内の高台にあるこのゴルフ場は「稚内カントリークラブ」。空港付近にも「日本最北ゴルフ場」として宣伝が立っているのだけれど、そのすぐそばにもうひとつ「日本最北ゴルフ場」として「ノースバレーカントリークラブ」の看板が立っている。地図で見るとわずかにノースバレーのほうが北っぽい。
9時。やっと開館したターミナルに入ると、意外とコンパクトな空港だ。これなら30分もあれば見学が済みそう。9時半にここを出られれば、今日、オホーツク紋別、女満別、北見、美幌と回れるかもしれない。そうすれば明日の朝、中標津を見る時間があるかもしれない。ちょっとした期待が頭をよぎった。
だが二階に上がると売店がまだやっておらず、10時15分からになっていた。まだ1時間ある。大きな空港なら1件や2件売店が閉まっていても別に問題ないのだが、この空港の場合、2階の3分の1は売店だから、開店していないと絵にならない。ただでさえも開館が遅いのに、さらに開店が遅いとは想定外だ。こうなると開店まで待つしか他に方法がない。だが、このまま何もせずに待っていても時間の無駄が多い。
どうしようか考えた結果、売店が開くまでに宗谷岬に行って最北証明書を手に入れ、その後空港にとんぼ帰りして開店と同時に空港売店を見学。見学終わってすぐ出発すればあまり時間のロスは少なくて済むと判断。ひとまず空港をあとにし、再び宗谷岬へ向かうことにした。
早朝にいた場所にまたまた逆戻り。稚内駅周辺同様、昨日から同じ所をグルグルグルグルグルグルしている。これもどれも、明るくなるのは早いのに、人々の活動が遅いせいだ。撮影が難しい夜があまり好きでない自分には調子が狂うことばかりだ。
再び宗谷岬に着くと10時頃。早朝の時と異なり、多くの人でにぎわっていた。やはり稚内に来たら、外せないスポットなのだろう。売店によると開店しており、すぐに最北到達証明を購入した。ここの証明書は日付だけでなく、時刻まで入るすぐれものだった。
その後、すぐそばにある日本最北のガソリンスタンド(出光宗谷岬SS、安田石油店運営)でガソリンを満タンに。何も言わないのに「わ」ナンバーだからか、貝殻を加工して作った記念品と給油証明書をくれた。この給油所、稚内市内と値段はほとんど変わらず、リッター116円(確か稚内市内は115円が相場だったような、、、)。記念品はくれるし、昨日利尻島で150円表記を見た後だけにとても安く感じてしまった。(当時の東京周辺でも110円だから、平均的な値段を採用している。)
雨は相変わらずの霧雨で、外を歩くわけにはいかないし、岬周辺はさっき見たからこれ以上見学するところはない。すぐに空港に戻った。
空港に着くと10時半だった。
開店にはやや遅刻。売店を覗きおいしそうなものがないか物色すると、地元系のものは、利尻昆布や冷蔵品などの惣菜系、菓子は安っぽい箱菓子が中心の印象。雑貨はそれなりの量の取り扱いがある。ただ最北系グッズがあまり多くなかった。もちろん、現役最北空港の記念品がないかもよーくチェックしてみたが、そのようなものはなかった。冷蔵品はもって歩けないし、安っぽい箱菓子では買う気が起きない。そこで、ひとまずご当地ペットを購入するにとどめた。さらにレストランに寄ろうかと思ったが通常メニューではなく朝メニューだったのでパスしてしまった。
これにて空港見学が終了〜と思ったのだが、よく見てみると、札幌丘珠からの第1便が10分後の10:45に着陸することになっている。10分ぐらいなら、待ってもそんなに変わらない。早速展望台へ上り、着陸を撮影することにした。
第1便は約5分遅れて西側から着陸。展望台からは機体の一部が隠れてしまう位置にスポットインした。
最北道の駅にも寄り道
結局空港を出た時には11時をすぎていた。
一番最初の計画段階では、遅くとも稚内空港発を8時と考えていた。それが11時過ぎになったのだからなんと3時間以上も遅くなったことになる。日没は19時ころ。あと8時間を切っており、日があるうちにオホーツク紋別、さらには女満別に着けるか不安になってきた。明るくなったのが4時前だから、稚内空港のために明るい時間を7時間も費やしてしまった。これこそモッタイナイ!てなことと言えるだろう。
オホーツク紋別空港自体は前回見学に来た時とあまり変化がないだろうから、最悪間に合わなかったとしてもなんとかなるが、今回紋別空港に寄る最大の目的は、旧紋別空港の見学。ここには日が出ている間に行きたかったのでやや急ぎたかった。
紋別までの所要時間を考える。北海道は信号が少ないことが良いところで、制限速度を守って走っても平均で50km/hは出せ、ほぼ間違いない時間を簡単に読める。紋別までは200キロ程度だから、4、5時間で行けるだろう。それならなんとかなるだろうか。急ぐ気持ちを抑えつつ、景色も楽しみながらじっくり走ることにした。
相変わらず霧雨で低い雲がかかった中途半端な天気だ。
空港を出た後は、国道238号線(宗谷国道)を走り、宗谷岬を経由しつつ紋別へ向かうことにしていた。しかし、さっき宗谷岬には行ったからすでに用はない。カーナビを最短距離で検索すると、空港から道道121号線を南下して恵北を経たのち道道1119号線で沼川へ。さらに道道138号線で猿払へと抜けるルートが示されたのでそれを行くことにした。このルートは旧JR天北線の経路に多くの区間が重複するルートで、トラックなども若干見られる道だった。
沼川あたりまでは霧雨程度だったが、道道138号線で猿払へ向かって宗谷丘陵を抜けると、そこは霧の世界になってしまった。完全に見えないほどではなく、4、500メートル先は見えるもののその先はあまり見えない状態。走行にはあまり支障はないが、きれいなはずのオホーツク海はほとんど見えない状態になってしまった。結局この状態は今晩の宿がある網走まで続くことになる。せっかく北海道のドライブを楽しもうと思っていたのに、台無しになってしまった。
猿払からは再び国道238号線に合流。すぐに道の駅さるふつ公園があったので寄ってみた。この道の駅は日本最北の道の駅。やはり道北に来たらよらねばならぬスポットだろう。後で調べてみたところ、この道の駅のすぐわきには猿払村営牧場やイルミネーションの道などが広がっていたようなのだが、霧で何も見えなかった。見るべきものがない(というか見えるものがない)ので、窓口で最北道の駅の証明書とこけももせんべいを買う程度で出発した。本当はソフトクリームを食べてみたかったのだが、霧雨と寒さに閉口してしまい食べる気にはならなかった。

日本最北の道の駅「さるふつ公園」。名物はこけもも関連の商品。温泉を併設。
猿払を出発してからは、単調な霧の中の道路。周りがたいして何も見えないので、とにかく運転に集中した。
途中、浅茅野地区で「飛行場前」という面白い名前のバス停に反応した。確かネットで旧日本軍の基地跡という情報を見た記憶がある。走りながら、霧の中で見える範囲を見てもそれらしい施設が見当たらない。現役だとしても自衛隊基地だろうから調査外。とにかく先を急いでいたのでそのままスルーした。
家に帰ってから調べてみたら、このバス停は、旧天北線飛行場前駅付近にあったようだ。この駅名は現役時代から「飛行場がないのに飛行場の名がある」としてちょっと有名な場所だったらしい。
途中、国道238号線沿いにあった神威岬、北緯45度記念碑をササッと見学。カニで有名な枝幸町の「道の駅マリーンアイランド岡島」、鳥みたいな名前の雄武町の「道の駅おうむ」、珍しい名前の興部町の「道の駅おこっぺ」と3つの道の駅にポツポツと寄りつつ進み、気が付くと紋別に突入していた。
経営は大丈夫か心配になってしまったオホーツク紋別空港
オホーツク紋別空港には3時半頃には到着できた。約200キロ弱を4時間程度の走行。ちょうど平均で時速50キロ前後出ている。何か所か寄り道した割には、考えていたよりも意外と早い到着。信号の多い東京では考えられない話で、さすがは北海道だが、もっと長い距離走れたのでは?と欲張りに考えてしまうのが悪いところだ。
空港では、傘はさしたくないが、走らないと濡れそうな程度の雨が降っていた。空港ターミナルの外回りの撮影は断念し、館内見学で済ませることにして、早速館内へ。航空便は終わった後だから誰もいないと思ったら、ANAカウンタと売店に係員がいた。お客は誰もいないのに営業しているようだ。客はカメラを抱えたヲタがここに一人いるだけ。はっきり言って不審者だ。それにしても客なんて誰もいないのに売店はなぜ開いているのだろう。紋別一の品揃えならいざ知らず、あまり商品が多くないこの店を開けているのは、明らかに人件費超過に見える。たいした額ではないかもしれないが、その分を、航空便誘致運動に回したほうがいいのではないだろうか。
そんなことを考えながら二階にあがると、おやおや自分と同じような挙動不審者が、、、。探せばいるもので、カメラ片手にウロウロしている人に遭遇してしまった。
一通り見て回ったが、やはりこの空港は大きな変化はなく、見学もそこそこに売店を覗く。この売店、以前利用した時にあまり買いたい品物がなかった記憶がある。覗くとやはり買いたいものが無い。オホーツク海の冷蔵品は充実しているが、持って歩けない。紋別バージョンがやや充実している雑貨系は空港限定品があれば買いたいところだがそれもない。菓子はパッケージだけの代物で中には製造者が札幌のものも。オホーツク限定ロイズの取り扱いがあるが、紋別限定ではなく女満別でも買えそうだ。これでは買う気になれない。
だが、店員さんの視線がイタイ。
いろいろ物色したあげく、地元の会社が造った蒲鉾があったので車中でのおつまみに購入した。味はなかなかだった。
都内に地方物産店が多数出店しネットでも土産が手に入る時代。雑貨で空港限定品(ANA限定品とかじゃなくて紋別空港の限定品ですよ、念のため)とか、地元菓子屋製造のローカル菓子とかがあるとベストなんだけどなあと思いつつ、空港をあとにした。
空港の反対側をぐるりまわりターミナルを斜め前から撮影後、旧空港へ向かった。
旧空港は、現空港の南方、コムケ湖とシブノツナイ湖にはさまれた海岸沿いにあった空港で、平成11年まで使用されていた。旅行前にグーグルマップで調べた感じだとまだ滑走路が残ってる。雨も再び弱くなって霧雨程度になってきたし、良い写真が撮れるのではと期待しながら向かった。
ところが、入口に着くと、旧空港は自動車関連会社コンティネンタル・オートモーティブ株式会社のテストコースになっていて、中の様子はまったくうかがえないようになっていた。ただターミナルを改装使用しているし、柵に航空局の立入禁止看板や入口のモニュメント、紋別地区の案内看板が残っているなど、旧空港の痕跡は複数見つかった。

旧空港入口前にあった看板。メイン通りから海の方へ少し入った所にあり、ほとんど通行する車がない位置に看板は立ったままになっている。
空港アクセス駅って、、、?
しばし見学後、女満別空港へ。このまま行けば、日没頃には着けそうだ。今日間に合えば北見、美幌、女満別とまわりたいところだったが、稚内での長居が予想されていたので今朝の段階で断念。とりあえず女満別の館内のみを見る考えだったので館外撮影もできるとなれば上出来だ。ただ、この時間から見ると、稚内をもっと早く出れていれば、今日北見、美幌、女満別とまわれて、明日中標津をまわることもできたかも知れず、ちょっと残念だ。
道の駅サロマ湖を出て、国道238号線を快適に走り始めた矢先、道路わきの茂みにパトカーが隠れていた。北海道を走っていると、よくパトカーが隠れていると聞いていたが、今回の旅では初体験。捕まらないように制限速度ぎりぎりで走っているので問題ないのだが、今はちょうど道の駅を出たばかりで、単独で加速走行中。一瞬びっくりしてしまった。多くの車両が列になって走っていると、その1台だけを捕まえるわけにいかないから少しぐらいスピードが出ていても捕まえることはないようなのだが、今は一台の単独走行。加速のしすぎでスピードを出していたら大変なところだった。
網走市には18時少し前に入った。女満別空港へは網走湖の西岸を通るルートで、経路近くにアクセス駅のJR石北本線西女満別駅がある。JR北海道が鉄道からそのまま道路へ乗り入れて空港まで走る区間で、デュアル・モード・ビークル(DMV)が走ったこともあり、見ておくことにした。
日没直前に駅に着くと、なんと、そこは空港アクセス駅とは思えないトイレもない無人駅。しかもアクセス道路は未舗装で、駅と言われなければはっきり言って分からないところだった。巷ではその雰囲気から「秘境駅」と分類されるそうで、、、。空港までは直線距離で1キロ、道路を通ってもたった2キロ程度だが、未舗装で重い荷物を引きずるわけにもいかないから、利用はあまりお薦めできない駅だった。
※デュアル・モード・ビークル(DMV)はJR北海道が世界で初めて開発に成功した道路と線路両方を走行できる車両。平成17年に北見・西女満別・女満別空港間で試験運行が実施されている。平成19年と同20年には釧網本線浜小清水・藻琴間で試験営業し関東からのツアーなども組まれていた。マイクロバスに車輪を取り付け安価な車両らしいのだが、素人目で見ると、線路を走る必然性がいまいちハテナ?。道路だと専用軌道でないから時速60キロ以上は出せないのだろうが、信号が少ない北海道ならずっと道路を走っても所要時間はあまり変わらない気もしてしまう。(鉄道車両)線路・ホーム・道路(バス)と配置すれば、ほとんど歩かずに乗り換えもできるし、、、。災害時の機動力はありそうだが、なんとなく訴求力にかける気も。実験を重ねる上で、ツアーとして組み込めば、利用する側にとっても魅力的なような気がするので、ぜひ女満別空港発着で試験運用してほしいところだ。

無人の西女満別駅。とにかく駅というのが不思議なところだった。
空がだんだん暗くなる中、そこからすぐに女満別空港に到着した。外観は以前と変わらない。外回りの見学もそこそこに、前回見忘れていたバスのりばや変化のあった飲食店を重点的にチェックに入る。前回は飲食店で食事もしなかったから、味などを確認するため、店のなかへ。メニューを見ると北海道産の素材を使った品が並んでおり、目移りしてしまった。今まで見てきた空港内飲食店で一番地元産メニューが充実した店だろう。値段が多少高くてもこれなら納得のいく内容。空港に出店するってこういうところが大事な気がする。某空港では全然関係ない地域の特産を使ってこだわってますって大々的に宣伝しているが、それでは地域の代表として空港に出店している意味がない。ぜひ女満別空港のように、地域の特徴を全面に出した店舗が全国の空港に広がってほしい。
つづいて売店を覗く。この空港は地元系店舗が充実しているからいろいろあるだろうと期待していたが、やっぱりあったあった。地元土産を集めためまんべつで大空スイーツなるものを発見。じっと見ていたら、販売員が菓子について色々紹介してくれた。販売場所限定、地元産材料使用、地元菓子店共同開発などなど、、、。一個売りされていて、空の上でのちょっとした一口にちょうど良い。これぞ空港にぴったりのスイーツ。ネーミングだって、町の名前が大空町だから、空港にぴったり。これから飛行機には乗らないが、今晩ホテルでの夜菓子にしようと購入した。空弁はゲート内売店だけの取扱なのか売店には見当たらなかったが、昨年開店の寿司屋おほーつくで地元産豚肉を使った空弁を販売していたので最後の一個を購入し、ホテルで食べることにした。
さて、あまり大きな変化もなく、あとはパンフをもらうのみ。これなら明日は来なくて済むやと、一階へ降りると、なんと最終便はまだ着いていないのに案内所はカーテンを閉めて閉店していた。これではパンフをもらえない。せめてパンフだけでも外に置いとけぇ〜!と思いつつ、最終便が来るまでの一時閉店なのかと待ってみたが、結局再開されることはなかった。結局これでは明日もこの空港に来なくてはならない。こんなことなら、今日は、女満別ではなく、北見地区農道離着陸場と美幌空港公園を見ておくべきだった。
最後の最後にヤラレタ〜と思いながら空港をあとにした。
今晩の宿は網走駅前。車を30分ほど走らせると到着した。
チェックインを済ませて早速部屋の中で空弁と大空スイーツをパクリ。空弁はあったかくなかったのが残念だったが値段が高いだけあって、それなりにおいしいものだった。
寝る前に明日の回り方を考える。当初は朝一で女満別に行き、見学の時間によっては弟子屈をあきらめようとしていた。だが、女満別は旧空港を撮影し、パンフさえもらえば見学終了だ。これなら30分とかからない。さらに天気は低気圧が過ぎ去れば回復するはず。テレビも明日は曇りで朝のうち雨が残るとの予想。できれば女満別の外観も再度撮っておきたい。ならば、確実に案内所が開いている時間に行けるよう、先に弟子屈に行った方がよい。結果、弟子屈、女満別、美幌、北見、愛別とまわっていくことにした。午前5時くらいには出ることにして、荷物整理だけしてそそくさと寝てしまった。
今日の教訓!
・北海道の空港は朝が遅い!(←見学計画を立てるときは、日の出から会館までは移動時間にあてるなどよく考えよう。)
・日本最北のガソリンスタンドは値段は意外と高くない!(←一応自分が利用したときは、ですよ)
・稚内空港には最北グッズは少なめ!(←宗谷岬に行ったら宗谷岬で買うべし)
・紋別空港は飛行機発着時間帯以外でも開いている!(←是非ご利用をお待ちしております(笑))
・北海道はやっぱりパトが隠れてる!(←単独走行時は特に注意!都市部を除けば制限以内で走っても平均時速50キロぐらいは出せる)
・西女満別駅は空港アクセスとしては失格!(←未舗装なのが一番ツライ)
・女満別空港は地元土産が充実!(←もちろんない商品もあるけどここで買えば大体のものは手に入る)