2009年08月08日

夏の離島めぐり(1日目)

■2009.08.08 (自宅)→成田国際→福岡


接続悪い京成で不満タラタラで成田へ

今回は完全に休みになった8月8日から実に8日間の旅行。自宅から羽田まではすぐだから早朝発にして時間を有効に使いたいところだったが、ゲートラウンジの様子を見学するために成田発にしたものだから便数がなく、昼過ぎの便になった。ひとまず、わざわざ成田へ向かう形になった。

朝起きてから時間があったのでまずは自宅で旅行期間中の天気を確認した。
週間天気予報を見ると、出ている一週間先まで晴れ続き。突発台風でも発生しない限りは天気の崩れはなさそうだが、沖縄から中国へ西進した台風八号がくるり回って東シナ海を北上、さらに大東諸島付近で台風九号が発生し、やや心配な動きを見せていた。
間近の天気では、2日目、3日目の壱岐対馬と五島付近の波がうねり予報で船が運航するか心配だ。まあ、天気は悪くないのだから心配しすぎてもしょうがない。行ってみて運休なら島行きを断念すればいいわけで、予定どおり旅行を決行することにした。

飛行機は13時40分発。
9時前に出れば充分だろうと余裕で家を出たものの、タイミングが悪く、いきなり京急川崎でタッチの差で特急に間に合わず8分待ち。やっと来たのは9時8分発の高砂行特急だった。蒲田で2分待てば京成佐倉行き特急が来たようだが、そんなことは知らないので、そのまま乗り続けた。

乗った特急は通過運転は品川までで地下鉄線内は各停でノロノロで、1時間近くかかって9時57分になってやっと青砥に到着。見ると正面のホームに成田空港行特急がいる。成田空港行特急は20分に1本しかないから、京急からの直通列車にうまく接続しているようだ。と思ったら、なんと、こちらのドアが開く直前、目の前で発車してしまった

えー。目の前で接続しないってどういうこと?

だいたい特急が途中から各停になること自体不満なのに、さらに接続が悪いとはふざけた話。しかも今回は京急川崎で乗るまでにも時間がかかっていたから不満タラタラだ。
高砂に着いてダイヤを見ると、蒲田で2分あとから発車する予定だった京成佐倉行快速まで約7分優等列車がない。快速は京成佐倉でさらにそのあとから追ってくる10時20分発成田空港行特急へ乗換になるから、結局実質20分待ちだ。

→実は京急沿線から京成まで乗り継いで成田方面に行くのは今回で5回目。そのすべてで似たように接続が悪く、乗車駅であとから発車の電車でも結局同じという状況に陥っていた。毎回タイミングが悪いが、それにしても毎回とはびっくり。いったい何なんだ、このダイヤは。

しかたがないので成田空港行まで待とうと考えていたら、電光掲示に「スカイライナー通過」の文字が。特急料金が必要だからあまり乗りたくなかったが、早く着けそうなので京成船橋で乗り換えることにした。
京成佐倉行快速で京成船橋に行き、特急券を買ったものの、ここでも約5分待ちだった。
やっと来たスカイライナーに乗り込んだものの、この列車、全然早くなく、結局青砥で見た成田空港行特急には最後の最後まで追いつけず、成田空港到着は11時をちょうど過ぎたところだった。

ここまでスカイライナーを使ったのに2時間以上。まったく馬鹿げた話で、こんなんだったら、スカイライナーなんて乗る必要もなかった。
成田では、既存線がいっぱいいっぱいだからと成田アクセス鉄道の整備をしているが、はっきり言って既存線は運転間隔が長くスキスキ。新線整備なんかより、既存線のダイヤを改善した方が手っ取り早いのではないだろうか



初体験のクラスJは、、、?

今回の旅行はスタートからこんなだからこの先散々な目に遭いそうだ。不安になりながら旅をはじめることになってしまった。

成田ではまず第1ターミナルに行って六月に発行されたばかりの成田空港のバイブル、成田空港ハンドブックを購入。その後、第2ターミナルへと向かった。
途中薬局に寄って酔い止めを買うと、何と1日1錠以上使うなと指定のある酔い止め(エスエス製薬のアネロンニスキャップ)。今日は福岡まで飛んだあとしばらく時間をおいてから酔いやすい船に乗る予定だが、本当に1錠で持つのかちょっと不安だったが、まあ、病は気から。ひとまず1錠飲んで明日の朝まで持たすことにした。

チェックイン時、まずは後の方の座席が開いているか確認した。
実は今回、発売から数日後の時点ですでに一般席に空きがなく、仕方なくクラスJにしていた。しかし、前の方の席に座りたくないので確認したが一般席はやはり満席だった。朝ウェブで見た際は一般席も5席空きがあったが、いまは再び満席になっていたようだ。

成田は4月に見たばかりなので、大きな変化はなくあまり見るべきものもなく、目的であるゲートラウンジ内の見学を優先し、そそくさとセキュリティチェックを受けた。

飛行機は、時間通りの運航。機種はJEXのボーイング737-400だった。ゲートラウンジからはバス輸送で、成田のエプロンを体験できた。
機内に入ると座席は満席だった。成田1ビルのゲート内撮影のために成田→那覇間を利用したときは過半数が外人だったが、今日は、エールフランスなど複数の外国航空会社との共同運航にもかかわらずほぼ日本人で占められていた。盆休み需要のせいもあったのかもしれない。

初体験のクラスJ。
ちょっと期待はしたのだけれど、1000円プラスだけなのでたいしたものではなく、前の方の席にしか設定がない今はやっぱり使えないなと思う内容だった

上級クラスとは言ってもファーストクラスみたいに至れり尽くせりのサービスは一切なし。空港でラウンジ使えるわけではなく、スッチーはお客さんを名前で読んでくれないし、そもそも優先搭乗・降機サービスもないのだ。
記念品のおまけでもついてくりゃまだ納得がいくものの、最近全然機内で配らなくなった機種写真入りポストカードの配布すらない。毛布は一般席と違うが、大きさや暖かさに大差はなし。飲み物は一般席と一緒で特別メニューはなし。ちんけな茶菓子がたった一つ加わるだけで食事などは出ない。シートは良いといっても離着陸時は傾けられないし、間隔が広くて窓側の人がトイレ行くとき通路側の人が立たなくてもなんとか行き来できるというくらいしかメリットはなし。窓からの景色が見えない通路側は一般席とたいして変わらなかった。

→クラスJの売りでもある茶菓子は王様製菓の煎餅で「炙り海老」。100円くらいの製品なんだろうけど、個人的な感想は10円程度でも良いかなといった感じ。そもそも高級感0でボロボロこぼれる煎餅=入れ歯してるような人だったら食えない代物だった。
 1000円は明らかに割高感あり。サービスにひと工夫あるならまだ納得もいくものの、なんとも無意味なサービスという感じだった。シートにしても、たとえばパソコン使えるようにコンセントつけるとか付加価値がないと意味がない気がするものだった。




博多港へ着いたけど、、、

そんなこんなで、せっかくクラスJだったものの通路側だったから機窓を楽しむこともできず、ただひたすら寝て過ごし、いつのまにか福岡に着陸していた。

福岡では第1ターミナルに着いた。東京便は通常第2・第3ターミナル発着だから棚ぼただ。
初体験の1ビルの手荷物受取所を興味津々に見学後、館内の見学をはじめた。今回福岡ではそらもーるの見学がメインでそれ以外は大きな変更はないようだった。

2時間程で空港の見学を済ませたあと、博多駅で大荷物をカウンターへ突っ込むと最小限の荷物だけ持って博多港へ直行した。
中洲でラーメンを食うという選択肢もあったが船酔いで戻すのが恐いのと、遅く行って混雑で乗れないのが心配だったから港へ急いだ。

港には19時前には到着。
さっさと窓口へ行って切符を買おうとしたら、1便前の壱岐行しか販売してなく、なんと最終便の販売は21時半からだった。日中勤務のサラリーマンでも普通に乗れる夜遅い時間帯に運航している1便前でも、混雑はしているものの、乗れないほどではないようだった。これならギリギリまで博多で遊んでから来ても問題なかったかもしれない。

→九州郵船の乗船券発売開始は通常は1時間前から。夜行便のみ21:30からの発売される。フェリーターミナルは五島行のフェリー太古と一緒。売店とレストランが1店ずつあるが、レストランは22時ころには閉まってしまう。ジェットフォイルのターミナルは隣にあり、こちらは売店が3店舗程度、レストランが1店あるが、21時には閉まっていた。こちらには巨大水槽やイルミネーションがあり、ちょっと楽しめる。外に面してコンビニのファミマがあるので時間ぎりぎりまで食料調達には困らないのが良いところだ。ただ博多駅からだと最終バスが22時頃になるので、少しターミナルで過ごさざるを得ない。

しばらくやることがないので、ターミナル前に出たら、ポートタワーという展望台が無料開放されている。せっかくなので上ってみたら、空港まで含め、福岡全体を眺められる。隣接するミュージアムは閉館後だったが、博多港の歴史なども詳しく書かれていて、面白い施設だった。


090801.jpg
ポートタワーから見た博多港のりばの様子。固定橋の長さが長い!



船は折り返し時間が短く、改札は15分前から。3列並びで折り返す位の客はいたものの、2等は皆寝られる程度の混雑だった。
盆休み初日の土曜の夜行で乗れないくらい混んでいるか思っていたからほっとひと安心だ。購入時に一等に格上げも考えたが、思いとどまって正解。寝られるなら問題なく、船旅を満喫できそうだ。

だが、船内に入ると、対馬下船者用客室は、横になれない人もいるくらいのやや混雑。空いている壱岐下船者用客室でも良いか船員に頼んだらあっさりOKだったので、そちらに行くことにした。
天気は台風八号が西の海上にあり、九号が四国南海上に近づく気象状況。朝見た天気予報ではうねりありだったので揺れを心配したが、よく効く薬のせいか、ほとんど感じず、そのまま眠りについた。





■今日の教訓!

京急沿線からも成田へは行きづらい!(←羽田からバスかなあ、、、?)
京成押上線から成田方面への接続は最悪!(←はっきり言うと使えません)
クラスJはあえて乗らなくてもよいクラス!(←良いシートを体験したい人はどうぞ)
九州郵船の乗船券発売開始は1時間前から!(←最終便のみ21:30から)
盆休みもフェリーならなんとか寝られる混雑!(←乗れないこともあるかも、、、)








posted by johokotu at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする
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