■大分空港 ホーバーに最後のにぎわい
廃止まであと1か月をきったホーバークラフト(大分市西新地のフェリーターミナルで)
こんにちは、管理人です。
「衝撃のホーバー休止!(3日投稿記事)」でもお知らせしました通り、大分空港と大分市とを結ぶホーバークラフトが今月末で廃止になります。
日本で唯一残っていたホーバークラフトということもあり、この三連休を利用して乗り納めに行ってきました。
実は、自分の実家が大分空港近くにあり、大分空港側から大分市へ買い物に行くついでに乗ってきました。
普通なら、自家用車で1時間半ほどかけていく大分市。空港に車をとめて、ホーバー経由で大分市内へ行くことにしたのです。
朝1便(8:55発が9:00発に変更)で大分市へと渡り、中心部で買い物を済ませた後、大分市12:00発で空港へ帰って来たかったのですが、、、。
往路は窓際がなんとか埋まる程度のスキスキだったのに、なんと復路は満席。体験乗船したいという人が殺到し、何十人も予約待ちの状態でした。
西新地のターミナルでは、航空旅客を優先乗船させ、座席が余ったら体験乗船させる事態になっていました。このあたりの詳細は、下記リンク先の記事に詳しく載っているのですが、窓口前は長蛇の列。
私はと言うと、確かに半分は体験乗船が目的ではあるものの、大分市内での買い物の帰りに、大分空港へのアクセス交通としての目的で搭乗したかっただけ。窓口の人から「体験搭乗ですか?」と聞かれたので、「飛行機には乗らないが、体験乗船ではなく、大分空港側に帰りたい」と告げたものの、航空旅客と同様の措置は取ってもらえませんでした。
次の便は50分後。
待って満席の船に乗る(というか次の便も乗れるか分からないし、、、)のもばからしいし、結局、自費でタクシーで大分駅前へ戻り、12:40発の連絡バスエアライナーで大分空港へ向かう羽目になってしまいました、、、。トホホ、、、。
ホーバーのエプロンでは即席撮影会が始まってしまい、なかなか離れようとしない乗客に対し、係員が注意を促す場面も見られました(国東市安岐町の大分空港ホーバー乗り場で)
ホーバーは空港アクセスの一つの事例として、個人的には、大いに興味深い乗り物ではありましたが、「道路整備が進んでバスと時間があまり変わらなくなったこと」や「大分市側の不便さ」が解消できず、乗客の減少に歯止めがかからなかったようです。
廃止が決まってから廃止までが時間が短いこともあり、東京とか大阪などからの遠征組はあまり多くないようですが、そこは日本唯一の交通機関の廃止。
大分空港周辺では、普段はまったく見られないカメラ小僧(自分も含めて、、、(苦笑))が大増殖中で、飛行機そっちのけでホーバーを撮る人々が目立ちました。
ひとつ気になったのは撮影に興じている人々の客層。鉄道列車の廃止などだと、見るからに”マニア”という感じの人々が多いのですが、ホーバーに関しては、マニアよりも、乗り物には普段興味がなそうな人々が多く見られました。大分市大在のターミナルでも自転車で「ちょっと寄ってみっか」という感じで来ている人が多く、それだけ多くの人に愛された乗り物だったんだなあとしみじみ感じてしまいます。
ホーバーといえば、日本へ強く発信できる大分の誇りでもありましたら、それが廃止されるというのは、大分人にとっては強い衝撃なのかもしれません。
ターミナル内に掲げられた廃止の告知(大分市西新地のホーバーフェリーターミナルで)
最後にこれから乗りに行こうとしている皆さんへご注意。
下記リンク先の新聞記事にも載っていますが、土日祝は「廃止前に一度は乗っておこう」という家族連れなどが殺到している模様で、混雑時の遊園地のアトラクション状態。窓口に長蛇の列ができています。
これから乗りに行こうという方、土日祝は避け、かつ、空いている始発便や最終便を活用することをお勧めします。
■大分合同新聞WEB(12日朝刊、紙版新聞記事の見出しは「ホーバーフォーエバー」)
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_125530909552.html
■大分ホーバーフェリー(◎大分んし◎さんによるブログ「大分んしの、あげなこと&こげなこと」)=写真が大きいです
http://blogs.yahoo.co.jp/hachiroku_58654/49563155.html
■惜しまれる日本唯一のホーバー(太田さんによるブログ「社長ではなく、常務ブログ」)=ホーバーのGIF動画あり
http://tlsjomu.blog94.fc2.com/blog-entry-119.html
2009年10月13日
この記事へのトラックバック
ホーバークラフトの画像をもしよろしければバナーの一部に使わせていただきたいと思っています。ご返答いただければ幸いに存じます。
>やくちんさん
いらっしゃいませ。
内容によりますので、詳細をご連絡いただけると幸いです。
不特定多数の方向けで使うようでしたら、引用元の記載をお願いします。
失礼しました。