やっぱり遠いぞ、じゃなくて遅いぞ、便がないぞ!NARITA
初日の今日は朝早い時間には帰れるはずだった。
土曜日だからすぐにでも帰れると思ったのだが、結局職場を出たのは昼過ぎ。荷物は職場まで持っていっていたから、一度家に帰る必要はなかったが、池袋(ブクロ)で呑気に昼飯を食っていたらすぐに14時前になった。
そろそろ行かないと成田見学の時間がない。
今回は青春18きっぷを活用して成田へ向かうのでJR利用だ。ブクロからは山手線で秋葉原(アキバ)に出て、総武緩行線へ。錦糸町で総武本線の成田空港行に乗り換えようとしたら、ちょうど成田空港行は発車した直後だった。2、30分は待たされるのかなあとダイヤを調べると成田空港行はなんと1時間もあと。千葉や成田まで行けば始発電車でもあるかいな、と行ってみたものの、結局乗れたのは同じ電車だった。
成田空港まで不便なのは距離が遠いせいではなく、単にダイヤが悪いだけだろう。新しい高速鉄道をつくる前に20分に1本ぐらいの割合でエアポート快速を走らせればすぐにでも便利になる気がするのは私だけだろうか。新線整備よりも既存設備をフルに活用してほしいものだ。
結局、都心を出発3時間以上前に出たのに搭乗手続はギリギリ。とっとと手続きを済ませたかったが、自動チェックイン機を使って行列を横目にささっと発券できたのに、手荷物預けの窓口が分離されていないから、発券で並ぶ外人に挟まれて長い長い列を並ぶ羽目になった。結局最後はバタバタで、余裕を持って出たはずなのに焦りに焦った搭乗となった。
さて、いつもなら一番後ろの方を予約するのだが、今回は、前方を予約していた。
実はこの便、B767-300ERという国際線仕様機種(JA612Jだった模様)で、前の方は2-1-2並びのCLUBANAシートなのだ。このシート、この便に限っては一般席と区別がなく特別料金がいらないプレミアシートになっている。これは逃すわけにいかないと、今回は1か月前にさっさを指定を済ませていたのでこの快適シートにありついていた。
搭乗したら一般席との差は一目瞭然。座席間隔も背もたれの倒れる角度も桁外れだった。ただ、当然一般料金しか支払っていないから、サービスは一般席と同じで、出てくるのは飲料のみ。目の前のモニターは何の操作できなかった。(→しかもいじってたら出したモニターが元の位置に収納できない事態になり、着陸時焦る事態になってしまった)。
少し気になったのは座席の配分方法。やや空いていたせいか、窓側の2列席は二人連れを除き、一人で独占できるように空席を配置していた(予約サイトで×印だった席に客がいないのだ)。真ん中をとった自分の前後の席も空席だった。
この便は外人が非常に多い。身分が高いとか上級クラス会員が突然乗るとき用に取っていたのかもしれないが、ちょっとしたプレミア気分を味わせてANAファンを増やす絶好の機会なのに、なんとも残念な感じがした。

搭乗したCLUBANAシート。これが一般席料金で体験できるのが成田便の魅力だろう。サービスは一般席仕様ですが、、、。
世界のNARITAってこんなに遅れてんの?
飛行機は接続する国際線到着便の到着遅れで遅発。しかも離陸便集中による離陸遅れで動き出してから滑走路を離れるまでも時間がかかり、結局1時間弱も遅れての運航となった。
実は今回、初めて成田で飛行機搭乗を体験したのだが、まさか、遅れがここまでひどいとは全く知らなかった。
NARITAの混雑は世界中から呆れられているらしいが、これほどまでひどいとは日本人として恥ずかしい限りだ。外人さんに囲まれながらちょっと肩身の狭い思いがした。
アクセス最悪、遅延は頻繁。よくこんな成田をハブ空港化するなんて声高に叫べるものだ。逆に成田の整備は必要ない!と言っている人はこの状況を知らないのだろう。こんな恥ずかしい思いをしたら、日本人として、「さっさと整備せい、ド阿呆!」と言いたくなってきてしまう。
そんな成田だが、それでも関空や中部に見向きもせずに成田乗り入れを希望する航空会社が多いというから情けない。東京・神奈川はアクセス交通はあきらかに成田より羽田。自分の地元、埼玉西部も成田へは遠くてあまり利用したくない(横田か入間を民間開放してくんないかなあ〜)。近年は、アクアライン開通で千葉の木更津とかも成田より羽田のほうが便利。羽田なら羽田-関空経由みたいな使い方もできるのだから、うまく活用してほしいところだ。これらもJRや京成が既存線をフル活用して安く早く到達できるなら話は別なんだろうけど、、、。
結局那覇には予定より約1時間遅れで到着。
沖縄だから暖かいと思っていたのだが、そこは1月。風が強いせいもあり、肌寒い陽気だった。
那覇空港から民宿まではそう時間はかからないけど、飛行機到着が大幅に遅れて夜遅くなってしまったから、ひとまず飛行機を降りたらすぐ遅れる旨を電話した。
思ったより良かった2000円宿
民宿に着いたのは22時位だった。
管理人室に行ったら、「あんまり遅いんでキャンセルかと思った」と言われたほど。飛行機の機内は携帯使用禁止なんだから、搭乗してから遅れるのはやめてほしいものだ。
泊まった宿は、那覇港のすぐ近くにある宿。まわりに倉庫が多い暗い場所に立地していて、一人で歩くにはちょっと恐かった。宿自体はアパートを改装したような造りだ。管理人室は1層分を利用、客室は2層分を使っていて、管理人室もベルを鳴らす仕組み。ようはアパートなのだ。
1500円と2000円の部屋があり、若干だが価格の高い2000円の部屋を希望したためか通されたのは最上階の8畳位の部屋で、テレビ・冷房付だった。壁などは破れているところが多数あって確かに安宿だが、きれいにはしてある。管理人さんも人が良く、夜遅いのに、着いたらコーヒーを入れてくれるぐらいサービス精神旺盛だった(←珈琲飲むと下痢るから申し訳ないけど飲めなかったんだけど、、、)。これで2000円は格安かもしれない。
管理人さんによればここ数日雨続きで寒さが厳しいらしい。沖縄らしく冷房だけで暖房がない部屋だから寒くて仕方がない。風呂はシャワー形式で、風呂釜がないからシャワーを浴びているときから凍えるそう。風呂から出たら即布団に潜りこんだ。
■今回の教訓!
・成田へはJRは激不便!(←各停・快速は1時間にたった1本)
・成田のチェックインは行列覚悟で!(←自動チェックイン機は使えても荷物預けに並ばざるを得ない)
・(成田→那覇)ANA便はCLUBANAシートを狙うべし!(←一般料金で快適)
・(沖縄本島)冬は寒い日がある!防寒対策必要!(←風が結構強い)