■いわて花巻空港 いわて経由便?
「JAL国内線時刻表&サービスガイド 2010.1.5-31版」(→http://www.jal.co.jp/dom/time/)によりますと、なんと伊丹-新千歳便にいわて花巻経由の便が紹介されています。
使用される機材は、クラスJすらついていない、J-AIRのCRJ運航なのにです。
売店などが多くラウンジサービスが充実している羽田や名古屋をハブとして記載があるのは理解できるのですが、なぜいわて経由となっているのか?しかも花巻ではなく「いわて」と書かれているので、やや違和感を感じます。
確かに同じ飛行機をそのまま連続投入するのだから、旅客も乗り継ぎには最適であるものの、一区間分料金でいけるわけではないわけでして。それに、似たような乗り継ぎパターンはほかにもたくさんある。なぜこの便だけ単発的に記載されたのかちょっくら理解に苦しみます。
しかも、ネットで乗継探索したらこの乗継はヒットしませんでした(苦笑)
まあ、
・中部国際便をなくす代わりに経由便を案内して旅客を呼び込んでるって岩手県に説明するため
・需要の多い大阪-札幌で案内にちょうどよいダイヤだった(12月号には同時間帯の羽田経由の便が案内されているものの乗継時間が少し長い)
・J-AIR便の利用促進
などいくつか理由は考えられますが、真相は謎なままですね。2月号以降にも記載があることを願いたいものです。
乗継利用に活路?
今回は、乗継、ということで、普段めったに見られない地方空港経由便の記載があったわけですが、個人的にはこの経由便の表記はあまり好きではありません。
なぜなら、乗継のパターンはかなりたくさんある(特に発着数が多い伊丹や新千歳はなおさら)わけで、そもそもその一部だけを記載するのはナンセンスだし、運賃だって高い二区間分のままで、そもそも掲載している意味がないからです。
それになによりも、意味ない乗継便が記載されているせいでダイヤ表が見づらい!
個人的には地方空港がこんな形で乗り継ぎに利用されるのは大歓迎なんですが、利用する立場からすると
・運賃は二区間のまま
・そもそも乗り継ぎ面倒
・乗り継ぎ時間が微妙で軽食もとれやしない
・売店、ラウンジが貧弱
とデメリットだらけ。
小さい空港だから乗り継ぎ時の移動距離が短かいのは唯一メリットになりそうだけど、今回の記載はかなりハテナ?な内容ですね。
ただ、今後地方空港が生き残りをかけて、このような乗り継ぎ需要の発掘に走るのもひとつの手かもしれませんね。
2009年11月21日
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