このページの旅行記は平成21年12月の旅行記です。しばらく最新更新日のまま残しておきますが、旅行後まで公開したのち、1か月弱で、旅行した期日へファイルを移動します。
■2009.12.12 東京国際→鹿児島→種子島
まずは種子島へ!
静岡空港の撮影チャンス!
今日は土曜日だが、午前中は仕事。仕事が終わったら羽田に直行し、午後一の飛行機で鹿児島経由で種子島へ向かう。
仕事を終えて職場を飛び出したのが11時過ぎで、搭乗口が一番遠い5番だったから、飛行機にはぎりぎりの搭乗だった。まずは12時45分発のJAL1871便。乗ったのは最近乗りまくっているエアバス300-600Rで、後方右窓側席を確保していた。
今日は前日までの雨模様とは打って変わってよく晴れていて、きれいな風景を楽しめそうだ。期待して窓に張り付くことに決めた。
ほぼ定刻で動き出したこの便は、羽田では北に向かって離陸。南九州方面行だから、房総半島沿いをまわって南方の航路を通るのかと思っていたのだが、離陸後は川崎沿岸上空へと向かった。離陸後の右旋回は意外と早く、ちょうど270度近く回転した格好で多摩川の河口上空に行き、近すぎたせいで羽田全体の様子はカメラに収まらなかった。残念に思っていたら、飛行機はいったん川崎沿岸を南進後、横浜手前で左へ90度近く旋回、さらに富津南方で右へ90度近く旋回して三浦半島をかすめた。
「こんな経路を通るんだったら、はじめから千葉の海岸沿いを飛んでほしい。おかげで羽田をうまく撮影できなかったではないか、、、。」と不満に思いながら外をながめるはめになってしまった。
→羽田離陸直後の飛行機の動きは、ようは非常に遠回りのジグザグ飛行だったのだ。騒音対策や米軍の管制区域の存在がこのあたりの飛行を難しいものにしているようだ。
羽田はうまく撮影できなかったものの、まもなく富士山が美しい姿を現した。今日はきれいに裾野まで見渡せる状況。手前の芦ノ湖をすぎたぐらいでなんとかベルト着用サインが消えたので、駿河湾上空からじっくり眺めたうえで、デジカメで撮影することができた。
JAL1871便、羽田→鹿児島の右窓席から見えた芦ノ湖と富士山。やや薄い雲が出ていたものの、このあたりは眺めが最高だった。
機内の放送によると、この後は御前崎をかすめて潮岬に向かうという。これなら富士山静岡空港が見られる、と思っていたら、駿河湾から静岡市上空(ちょうど日本平が見えた)で上陸。左に旋回するのが遅く、空港の真上よりやや北側を通過してしまった。島田市の様子は手に取るように見えるものの、首をのばしても空港をまったく見ることが出来ない位置。空港撮影をさせまいとわざとしているのか、と思えるほど悔しい航路だ。しかも空港を過ぎたあとはすぐに左旋回して再び海上へ出るという残念な航路をとった。
この辺りから雲がやや出てくる天候に変わってきた。セントレアは遠く霞んでしまい、紀伊半島は雲が所々かかる状況。潮岬を通るなら南紀白浜空港が見えるだろうと思っていたら、なんと空港の上空だけ横長の雲が出ていて、こちらもまったく撮影ができなかった。
ここから先は海上運航。見られると思った空港が、羽田以外ことごとく見れなかったのに加え、寝不足だったから、いつのまにか眠ってしまっていた。
気が付いたらすでに着陸態勢に入っていて、宮崎空港は完全に見逃してしまった。
空港公園へテクテク
鹿児島にはほぼ定刻、14時半過ぎに到着した。
鹿児島空港は今年3月に来たばかりで、大きな変更はFDAのカウンターが出来た程度だ。そこで今回は、滑走路の反対側にあるという空港公園に行くことにしていた。ひとまず大荷物をロッカーに突っ込んで、種子島行の座席を前方窓側に変更、それからすぐにターミナルを出て滑走路の反対側へ向かうことにした。
まずは座席変更だ。種子島行は7D(中央左窓側)を確保していたが、これは事前指定では前方の座席が取れないためだった。搭乗する予定のボンバルディアDHC8-Q400は後方が翼にかかりそうだったので、いつもの後方希望とは異なりできるだけ前方希望。そこで、空港カウンターで変更する予定でいた。窓口で変更を頼んだら、対応したグラホは「空いているので、機体のバランスの関係上前方にはできるだけ載せないようにしている」との回答。中型機だから体重は計らないけど、その辺は気を配るらしい。結局、バランス決定者と電話の末、前方の席を確保してくれた(搭乗したら前方にもかなりお客さんは乗っていたのだけれども、、、)。
その後はFDAカウンターを撮影してから、さっそく空港公園へ向けて出発した。
空港公園のことは全国空港ウォッチングガイド(2006年版)にも載っておらず、事前知識はあまりなかった。ネットでもRW32(滑走路南端)方向にあって、旧日本軍に関する石碑がある程度しか情報がなかった。
唯一の手がかりは、旧日本軍基地の滑走路が、現滑走路の北西にあって、今は二車線程度の道路になっていることだった。石碑などがあるとすればその周辺の可能性が高い。
種子島行の出発までは3時間ほどしかなく、滑走路南端に行くほどの余裕はあまりなかった。しかも、さっき乗っていた飛行機が着陸する寸前、ターミナルの反対側に展望台のようなものがある公園が見えていたので、悩んだ挙げ句、一か八か、RW32側ではなく、滑走路反対側に行ってみることにした。
結果は正解。
飛行機から見えた展望台はターミナル南にある滑走路下の地下道を越えてまっすぐ少し進んだ先にあった。この展望台があるところがまさに空港公園だった。ターミナルからはだいたい徒歩30分弱で公園には旧軍飛行場の滑走路の破片が展示されていた。
→実は旅行前にグーグルアースでこの公園を探していたのだが、公園自体がまだできていない時の写真だったようでなかなか見つからなかった(ヤフー地図も同様)。さらに、ネットで見たRW32側という情報にだまされて、滑走路端ばかりを探していたのも見つからないのに拍車をかけていた。位置としては、南側の空港トンネルを抜けた先にあり、迫間地区の公民館に隣接した位置にある。
空港公園は旧日本軍の滑走路上にあって、現空港の滑走路に面しているわけではないので、飛行機撮影にはあまり適していないのかもしれないが、展望台に登れば滑走路は一望でき、飛行機を眺めるのには良い感じだった。
空港公園からは旧日本軍滑走路沿いを北上した。滑走路沿いは茶畑が広範囲に広がるのんびりした土地でどこからでも飛行機は見られたが、フェンスはやや高く、脚立なしの撮影はやや難しそうだった。
最終的に北側の地下道を通ってターミナルに戻ったら、公園からは徒歩40分ほどだった。
薄い雲に邪魔をされ、、、
館内で大きな変更がないか再度一回りして確認したあと、スカイショップで空弁を購入。そのまま搭乗口に行ったらすぐに搭乗開始となった。搭乗口からは、すぐそこに停まっている飛行機までバス輸送。さっき窓口では「空いている」と言われたが、窓側はだいたい埋まるくらいの混雑度だった。
鹿児島からも遅延はなくほぼ定刻の運航だった。
鹿児島空港では北側への離陸後右旋回したため、右席の自分には、鹿児島空港の撮影にはベストだった。が、霞のような薄い雲が出ていて良い写真は撮れなかった。その後の飛行中も薄い雲が出ていて地上は霞んだ状態。種子島に着く頃には、空のうえは夕日でまぶしく、地上は暗やみ。旧種子島空港が見えたものの、撮影はできなかった。
せっかく無理を言って前方左窓側席を確保したのに非常に残念だった。
ボンバルディアDHC8-Q400の4D席から見た外の様子。だいたい6番付近がプロペラの真横で、4番の座席でも後ろを見ればプロペラが見える。JALの公式サイトだと8番より後ろが翼にかかると書いてあるが、6番以後があまり景色の楽しめない座席だろう。後方は確認していないものの、外から見た感じでは翼はかからない模様だ。
すでに暗くなってしまった種子島。
到着口を出たらレンタカー窓口で早速レンタカーを借りた。実は宿の最終チェックイン時間が18時で、すぐに出ても間に合うような時間ではなかったから、いつよりも焦った状態で手続きを済ませた。車は駐車場での受け渡しだった。
→車を借りた種子島レンタカーはネットだと空港内にあるレストランに営業所を構えているように書いてあったのだが、すでにそのレストランは別会社に変更になっていて、営業所は空港の目の前に移転していた。もっとも手続きはすべて空港内のレンタカーカウンターで行われたので、営業所はあってもなくても同じような感じだった。
その後は、ターミナル内を軽く見たのち、すぐに宿のある南種子(→これで「みなみたね」と読む。自分はてっきり「みなみたねが」だと思っていたから、信号でローマ字を見たときちょっと混乱した、、、)へと向かった。
空港からは、中種子までが10分強、南種子までが30分ほど。種子島は、市街地は信号も多い島だった。ガソリンスタンドは数が多いが、安くても149円と離島価格だった。
宿泊する門倉亭南荘は南種子の市街地にあった。他に泊まっている客が少なかったのか閑散。通常のチェックイン時間をすぎていたせいか到着時にはフロントがおらず、電話の転送先の記載もなかったので、しばらくロビーで係員が来るのを待つほどだった。
今回、ここに泊まることになったのはJALダイナミックパッケージに含まれていたから。JALのプランだから、たいして心配はしていなかったのだが、格安であるせいか、部屋は狭く、髭剃もティシューもない旅館だった(翌朝旅館を出る直前に気が付いたのだが、髭剃は廊下に自販機があって販売していたようだ)。自分の場合は翌朝早くに出るつもりでゆっくり滞在するつもりはなかったからたいしたものがなくてもいいが、ちょっと物足りない感じがした。
部屋では鹿児島空港で買った空弁を食べたあと、翌日の移動に備え、さっさと寝てしまった。
■ここまでの教訓!
・羽田→鹿児島便は断然左座席!(←右だと海ばかりが展開)
・鹿児島空港の空港公園は南のトンネルの先!
・DHC8-Q400は5番よりも前が撮影最適!
■今日の旅程
実際の旅程
会社11:00(京急線)→12:00[東京国際空港]
[東京国際空港]12:45(JAL1871便)→14:40[鹿児島空港]
[鹿児島空港]15:00(徒歩)→空港公園→16:10[鹿児島空港]
[鹿児島空港]16:55(JAC3775便)→17:30[種子島空港]
[種子島空港]18:00(種子島レンタカー)→18:40宿<門倉亭南荘>
予定旅程
会社(京急線)→[東京国際空港]12:45(JAL1871便)→14:40[鹿児島空港]16:55(JAC3775便)→17:30[種子島空港]18:00(レンタカー)→宿
2009年12月12日
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