日本航空 ついに経営破綻
ということで、ついにこの日がやってきたという感じですが、、、。
今日は引用行が非常に長くなってしまいます。
まずは日航のプレスリリースから。
「株式会社日本航空、株式会社日本航空インターナショナル及び株式会社ジャルキャピタル(以下、「当社ら」といいます。)は、株式会社日本政策投資銀行、株式会社日本政策金融公庫国際協力銀行、株式会社みずほコーポレート銀行、株式会社三菱東京UFJ銀行、及び株式会社三井住友銀行(以下、「申込金融機関」といいます。)と連名で、本日、株式会社企業再生支援機構(以下、「企業再生支援機構」といいます。)に対して正式に再生支援の申込みを行い、企業再生支援機構から支援決定を受けました。
また、併せて当社らは、本日、東京地方裁判所に対し会社更生手続開始の申立てを行い、同手続の開始決定を受け、管財人として企業再生支援機構及び片山英二弁護士が選任されました。」
要は「つぶれた」ということですね。「経営破綻」です。
経緯を見ると、
「当社グループは、1953年の設立以来、国際線ネットワークを中心に、安全性・定時性を基盤とした高品質の航空輸送サービスを提供し、2002年度の日本航空株式会社及び株式会社日本エアシステムの統合を経て、本邦での国際線シェア66%・国内線シェア46%を有し、一日に1,100便程度の定期便を運航する日本最大の航空会社として、国内外の航空利用者の利便性・公益に寄与・貢献してまいりました。
(このあと長い長い文章が続きますので以下略!)」
ということで、つぶれてもなお、過去の栄光を強調しているあたり、まだまだ余裕なのかなあという感じも受けます。
個人的にはTDA-JASファンだったので、強い違和感も覚えながらも統合時にJALに鞍替えした身ではありますが、こんな未来はまったく予想せず、、、。統合の不協和音がやっと消えたかなあと思っていたのに、つぶれるまではあっという間だったなあという印象です。
株も買っていないし、マイレージも保護されるらしいので、いまのところ実害はなし。今日も、いつも通りの運航だったようですし、なんだか破綻の実感がわかないものになりそうです。
新生日航になることでより利用しやすく利用したくなるものになるか、どの程度変わるものなのかは、かなり注目しています(お客から見えるところはいまのところ何も変わってないですよ)。
航空会社という点で見れば、そもそも日航の株主優待券も使えなかったJTAやRACは分離されるのか、廃止路線が次から次へと上がっているJACは鹿児島県へ売却されるのか、すでに出資比率引き下げを表明しているHACはどうなるのか、などなど興味は尽きません。
就航空港の点で見ても、どのように減っていくのか、空港ファンとしてはかなり気になっています。
これからどうなっていくのか、少しは利用しながら静かに見守って行きたいと思います。
※今日はJALではなく、日航を強調してみました。
2010年01月19日
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