■2010.02.28 沖縄那覇・中部国際・成田国際
なにしに沖縄に行ったのか、、、
今日は昼前の便で中部へ飛び、中部を見学後、成田へ行く行程だ。本当は沖縄にもう少し長くいたかったけれど、マイル予約ができなかったのだから仕方がなく、最近まったく行けていなかった中部見学に時間をかけることにした。
まったく何しに沖縄に来たのかわかりゃしない話になってしまった。これもどれも空席があるのにマイル予約できないせいだ。まったく腹が立つ。
朝起きたのは7時で、8時すぎに宿を出たものの、この時間に開いている観光地などなく、せっかくの沖縄もやることがない。
沖縄のバス状況だけでも把握しとこうと旭橋駅に行く途中で那覇バスターミナルに寄った。が、分かりづらい路線図が張られていた程度でこれといった新情報がなかった。
※沖縄本島のバスについては4社が競合し、空港などでも路線図が配布されているのだが、別々の系統を同じ色で塗っているために経由地がほとんど分からない非常にみづらい路線図になっている。「バスマップ沖縄」さんが色別の見やすい路線図を公開していて非常に参考になるので、沖縄本島をバスで観光しよう!という方は是非活用を。紙マップも県内各所で配布しているみたいなのだけれども、空港で一度もこの見やすいマップを出されたことがないような、、、。
那覇バスターミナル。旭橋駅前にある便利なターミナルだ。
旭橋からはモノレールに乗り空港へ向かった。モノレールは遠回りの経路だし、バスターミナルに行ったんだからバスで行ったほうが早かったんだろうけど、モノレールのカードが余りまくっているからそっちでのアクセスになった。
日曜の那覇空港。これから離島へ飛ぶ、という人も多いのか、この時間も結構混雑していた。ゲートの中に入ったら入ったで、東京などからのジャンボが到着するとゲート内は人であふれる状況だった。
地方空港の利用者が少ないとの指摘もあるけれど、この空港についてはそんな心配はなさそう。SKYも複数路線で参入して価格下落も顕著だし、まだまだ需要が伸びてきそうな空港だろう。
自分が乗る中部国際行は11時発で、4便中の朝一便。午前便だがら観光帰りの客なんてそんなに多くないだろうとタカをくくっていたのだが、実際には結構混んでいて、真ん中席を除けば最後部付近に空きがあった程度だった。
自分が乗った便は機体側面に龍馬の肖像をラッピングした「龍馬ジェット」(JA8322)だった。昨日は琉神、今日は龍馬。「リュウ(リョウ)」とともに旅した、そんな感じがした。この飛行機、NHK大河ドラマ龍馬伝放映をPRする特別塗装機(塗装じゃないけど)だから、何か面白いサービスでもしてくれるのかと思っていたのだが、内部はいたって普通の飛行機だった。せめて龍馬グッズやNHKグッズの特別販売とか、龍馬本の貸し出しとかしてくれれば味もある気がするんだけど。新しもの好きで商売上手の龍馬が見たらなんと言うだろう、、、。
※中部国際行はJALが3.5往復、ANAが4往復の運航だ。三大都市圏とはいえSKYが参入していないから価格破壊はまだ起こっていない。ならば、ダイヤは適当かと言えば、下り便はANA、JALとも9時近くに出発する便で15時くらいまでに便が集中。上り便は今回乗るANA302便が始発便でそれでも11時発で、最終便はANA、JALとも18:15発だから、あまり利便性は良くなく、はっきり言って「使えねえ」路線になっている。ちなみに、JALのマイル消化の場合、JTA176便は座席の設定がないようで毎日×が続いていた。
飛行機はピタリ時間通りに動きだし、那覇空港では北へ向かっての離陸になった。
天気は晴れていたものの、雲は出ていて、離陸した後はあまり地上が見えない。伊江島とか与論島でも見えないかと窓にかじりついていたのだが、最初に見えたのは奄美大島で、それも雲間からわずかに見えた程度だった。奄美大島を過ぎたら雲がとれはじめてきたものの、トカラは諏訪之瀬島など数島がはるか遠方に霞んでいるのを確認できただけ。飛行コースも宮崎経由ではなく、奄美から潮岬へ直行してしまい、屋久島、種子島も遠くだった。
さっさと沖縄を出たのだから、機窓だけでも楽しみたかったのに、これは残念無念としか言いようがない。海上ばかりで見るべきものがなかったせいで、いつのまにかウトウトしてしまい、ふと気が付いたら、飛行機は潮岬を過ぎていた。
5周年イベント開催中!
セントレアにはほぼ定刻で着陸した。
昨日時点では愛知は雨予報だったが、実際はよく晴れた天気になっていた。
初体験の手荷物受取所を通過し、ゲート外に出たら、日曜日ということもあり、見学者で混雑していた。前日チリで起こった地震の津波が来るとのことで海上のセントレアは大丈夫かやや不安ではあったものの、「耐えられるよう造られている」と再三館内放送が入り、旅客もそんなの関係ねえといった状態だった。
成田行は17時45分発だから、4時間半はある。成田や関空だったら暇をもてあましそうなものだが、ここ中部は風呂もあるし、デッキは広くて飽きないし、なにより日曜日はイベントが多いから、それなりに時間をつぶすことができた。ちょうど開港5周年の記念イベントの真っ最中で、記念グッズや記念空弁なども販売されていた。
デッキに上ったら、津波を撮影しようとテレビクルーがたくさん来ていたが、到達予測時間を過ぎてもたいして大きな波は来なかったようだった。
セントレアは5周年一色。後方のステージでは「ワンダフラセントレア supported by Yokohama HAWAI'I FESTIVAL」が行われていた(横浜?)。
デッキのイルミネーションを撮影したかったのだが、飛行機が17:45発だから点灯には間に合わない。ならば、さっさとゲート内を写しておこうと一時間以上前からゲートの中に入っていった。
ゲートの中はかなり天井が高く、エプロン側は総ガラスだから非常に解放感がある。関東に住んでいると中部を利用することはほとんどないけれど、成田や関空より広々とした印象だった。ただ、売店が入ってすぐのところにしかないし、動く歩道は一方通行で、先の方に行ってから引き返すことのないようにしたいところだ。
成田フィーダー輸送の実態は、、、?
成田行は中部から関東への唯一の路線になっている。
名古屋・東京間は新幹線でも1時間半の1万円で行けるから、羽田便は採算が合わず存在しないのだが、成田は国際線乗り継ぎ需要もあるから現存している。成田からだと都心に出るのもひと苦労だから、純粋な国内線需要はせいぜい千葉・茨城あたりの需要しかなさそうだ。今回はせっかくの機会でもあるし、フィーダー輸送の実態を見ようとこの路線に乗ってみることにした。
日曜の最終の成田行。成田に着くのは19時少し前ですでに出発便が少ないから、どちらかと言うと成田から海外へ出発する人よりも成田へ帰着する人、成田から出発するのは今晩というよりも翌朝という人が多そうな気がしていた。
実際に機内に入ったら若いカップルやグループが多い印象だった。国際線に乗り継ぐ外国人が多いのかと思っていたのだが、大半は日本人。手荷物は目的地まで預けてしまっている人が多いのか成田で受け取りを待っていたのは20人ほどしかおらず、どういう需要なのかはあまりよく分からなかった。
中部は関空に比べれば国内線も充実しているので、国際線が貧弱でもまだ大きな話題にはならないようだが、このフィーダー輸送によって成田に吸い取られてしまう需要を、中部で満たすことはそもそも無理な話。やはり狭い日本に2個以上の国際空港があるのは不可能なのかもしれない。
成田は少し見学することも考えたが、なんだか日帰りで久米島に行ってきたような気分になり、グルグル回る気力がなく、まっすぐ帰ることにしてしまった。
道路が混雑していなければ、京急沿線へは羽田や横浜にバスで出るほうが断然早い(羽田までバスなら1時間だが、電車だと2時間!)。だが、値段が高いので、結局京成線から青砥乗継で自宅へと向かうことにしてしまった。
結局家に着いたのは22時前。
なんだか、ほとんど何もしていない今回の旅もあっという間に終了してしまった。
■ここまでの教訓!
・龍馬ジェットは内装・サービスは普通ぜよ
・[セントレア]日曜日のイベントは多くの人が訪れる←さすがは人寄せ重視の中部圏!
■今回の旅程
02/27
宿(徒歩)→旭橋駅(ゆいレール)→[那覇空港]
[那覇空港]11:00(ANA302便)→12:55[中部国際空港]
[中部国際空港]17:45(JAL3086便)→18:55[成田国際空港]
[成田国際空港]19:30(京成線等)→自宅
(ほぼ予定旅程通り)
2010年02月28日
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