2010年04月05日

JAL_幹線も容赦なく廃止

セカンダリー空港から続々撤退?幹線も容赦なく廃止へ JAL 新聞報道で判明

読売新聞の5日夕刊記事によりますと、日本航空グループが、「2010年度末までに」「国内31路線から撤退」すると報道がありました。
他の報道機関でも、廃止路線を上積みして50路線ほどを撤退するとの報道が相次いでいますが、読売新聞の記事に注目したのは、一覧表が出たことにあります。

報道では、
1月に策定した再生計画で撤退対象にした18路線を大幅に上積みする。撤退対象は愛知県の中部国際空港と名古屋小牧空港発着の計13路線など、地方を結ぶ路線が中心だ。
としており、中部を中心とした削減を強調しています。

が、注目すべきは、むしろ複数拠点を展開する都市にあるセカンダリー空港からの撤退が示されたことにあります。
記事によれば、東京(羽田と成田)、大阪(関西と伊丹)を除き、札幌、名古屋、広島でセカンダリー空港の撤退が示されました(広島西はすでに1月に判明済)。

今回報道された路線がすべて廃止された場合、札幌丘珠空港の2路線県営名古屋空港の9路線広島西の2路線と、セカンダリー空港の廃止は3空港13路線にも達します。
名古屋の場合、関西三空港の話題に隠れて中部と県営名古屋の関係がクローズアップされてきていませんでしたが、いよいよ来たか、といった感じです。ただ、大阪と違い地元経済界は中部賛成派が多いですから、愛知県が引き留めに走らなければ、中部集約はほぼ確実でしょう。

また、幹線といえども容赦なく廃止を検討しているのが今回示された廃止路線の特徴で、大阪では、関西で福岡便撤退が示され、ついに5路線のみ(羽田・新千歳・那覇・宮古・石垣)に減少。名古屋では、中部でも新千歳(4月現在5往復)、青森(同2往復)、仙台(同2往復)、鹿児島(同3往復)の各路線の廃止が示され、幹線といえどもブッタ切りを実行する模様です。

日航、国内31路線撤退…中部など大幅減(読売新聞公式サイト)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20100405-OYT8T00396.htm
ラベル:JAL 航空便
posted by johokotu at 23:30| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆ダイヤの話題 | 更新情報をチェックする
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