| 旅客ターミナルの特徴 (平成30年8月撮影) 昭和60年に完成したターミナルビルです。 駐機方式はフィンガー(ピア)方式、動線方式は1層方式です。地上3階建ての建物ですが、1階にすべての搭乗機能を配置。日本唯一の屋根付きフィンガーコンコースを設置しており、便数が多い空港では非常に珍しく、バスに乗るような感覚でスムーズな搭乗が可能です。 中部国際空港完成まで国内線旅客ターミナルとして使用されていた大きなビルで、交互にひかれた緑系と灰系のラインの外観が目立つ横に広いターミナルです。もともとは5本の搭乗橋がついていましたが、現在は全て撤去されています。ターミナルビルのうち北側(ランド側から見た左側)はビジネス機用区域になっています。 案内サインは、内外ともえんじ色地に白文字のもので統一されています。 県営化したのち、小規模化する改修が行われており、搭乗橋を利用した搭乗からフィンガーコンコースを利用した搭乗への変更、2階部分の使用停止、ビジネスターミナルの改修などがすでに行われています。 |
| ターミナル前面 (平成30年8月撮影) 建物と一体化した屋根と四角い柱が目立つカーブサイドです。正面出入口は2か所。 バスのりばは出入口前にあります。高速バス・路線バスとも1時間に2本程度運行されています。(名古屋駅前から約25分) ■1番:名鉄バス 西春駅行(エアポートウォーク経由・快速便 有) ■2番:あおい交通 名古屋駅前行 ■3番:- ■4番:あおい交通 勝川駅前行・あいち航空ミュージアム(エアポートウォーク北)行
※令和05年03月26日:名古屋駅前行(あいち航空ミュージアム未経由便)、豊山幸田行 運休、あいち航空ミュージアム(エアポートウォーク北)行 新設 ※令和04年09月26日:愛知県庁前行 運休(令和5年1月1日に路線廃止) ※令和03年08月26日:あいち航空ミュージアム行・名古屋駅(名鉄バスセンター)行(名鉄バス) 新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で運休 ※令和02年03月?*日:名古屋駅前行(豊山幸田未経由便) 運休 ※平成30年07月20日:のりば位置変更(西春駅行(エアポートウォーク経由・快速便 有) 2番→1番、名古屋駅前行(特急・あいち航空ミュージアム経由有・豊山幸田経由有)・愛知県庁前行 1番→2番、あいち航空ミュージアム行(名鉄バス)・名古屋駅(名鉄バスセンター)行 2番→3番、豊山幸田行 1番→4番、勝川駅前行・あいち航空ミュージアム行(あおい交通)3番→4番) ※平成29年11月30日:あいち航空ミュージアム行(名鉄バス) 新設 ※平成29年11月20日:名古屋駅前行(エアポートウォーク北経由)・勝川駅前行(エアポートウォーク北経由)・エアポートウォーク北行・豊山幸田行(あおい交通) 運休、あいち航空ミュージアム(エアポートウォーク北)行・愛知県庁前行・名古屋駅前行(あいち航空ミュージアム(エアポートウォーク北)経由有・豊山幸田経由有)・勝川駅前行(あいち航空ミュージアム(エアポートウォーク北)経由)・豊山幸田行(いずれもあおい交通) 新設 ※平成29年10月01日:名古屋駅(名鉄バスセンター)行 新設 ※平成29年04月01日:黒川行 運休(3/31最終運行) ※平成29年03月01日:黒川11系統 黒川行(名古屋市交通局) 新設 ※平成27年11月02日:西春駅行(直行便)運休、西春駅行(快速便) 新設 ※平成27年01月05日:西春駅行(直行便、名鉄バス) 新設 |
| チェックインロビー (平成30年8月撮影) 1階ランド側は全面に渡りロビー空間となっており、左側(北側)がチェックインロビーとして活用されています。ターミナル端側には多数の椅子が並べられた待合スペースもあります。 |
| チェックインカウンタ (平成30年8月撮影) 1階に設置されています。運航はフジドリームエアラインズ(FDA)のみで、カウンタもFDAのカウンタのみとなっています。一部路線はFDA運航によるJAL共同運航便となっており、手続きはFDAカウンタで行われます。 ※平成22年10月01日:FDA就航 カウンタ新設 ※平成23年03月27日:日本航空グループ(JAR)運休 カウンタ廃止 |
| 出発ロビー・搭乗口 (平成30年8月撮影) 1階中央やや南側に設置されています。搭乗口(保安検査場入口)は1か所です。 案内掲示はモニタタイプが採用されています。 ロビーには総合案内所が設置されています。 |
| 搭乗待合室 (平成20年8月撮影) 多くのイスが並べられた待合室です。一般のイスが並べられたエリアのほか、机も設置した対面セットコーナーやカウンタコーナーもあり、ちょっとした打合せや搭乗前のPCチェックなどに活用できます。 搭乗改札は1か所で、自動改札機はありません。搭乗待合室内には売店はありません。 |
| フィンガーコンコース (平成20年8月撮影) 日本唯一のフィンガーコンコースを採用。この空港で最も特徴的な設備と言ってよいでしょう。 搭乗改札を通るとGSE通路を渡る踏切があり、その先に長さ100メートル、幅4メートルの屋根つきコンコースがあります。一番先にA、手前にBとCのフィンガーゲートがあり、それぞれに自動改札機が取り付けられています。コンコースの先、飛行機までの間にはエプロンルーフが運用されています。 このコンコースとエプロンルーフのおかげで、雨にぬれず、上下移動がほとんどなく、そしてすばやく、まるでバスに乗るかのごとく搭乗が可能です。 ※平成24年06月16日:エプロンルーフ 運用開始 |
| 手荷物受取場・到着口 (平成30年8月撮影) 1階ランド側から見て一番右端側(南側)にあります。 ターンテーブル・出口はともに1か所です。
※平成27年12月**日:手荷物受取場 縮小 |
| 到着ロビー (平成30年8月撮影) 1階ランド側から見て右端側(南側)にあります。
※平成27年12月**日:到着ロビー 拡張 |
| 売店 (平成30年8月撮影) チェックインロビーに売店2店(スカイショップ翼(ファミリーマート)、まるッと!あいち)があります。 コンビニエンスストア商品に加え、愛知や岐阜の土産・地酒等も販売。FDAグッズやMRJグッズも充実しています。
※平成30年12月08日:ファミリーマート 開店 ※平成30年12月01日:サークルKミニ 閉店 ※平成30年**月**日:まるッと!あいち 移転 ※平成27年01月05日:スカイショップ翼(サークルK) 開店 ※平成25年10月05日:まるッと!あいち 開店 |
| ショッピングバック (平成22年9月撮影) スカイショップ翼のショッピングバック。 白地に青で模様を描いたシンプルなデザイン。NAGOYA AIRPORTの文字も書かれています。 |
| 飲食店 (平成30年8月撮影) ロビーに飲食店2店(つばさ亭、タリーズコーヒー)があります。 味噌カツやどて丼などの名古屋名物も販売されています。
※平成31年03月20日:タリーズコーヒー 開店 ※平成30年12月01日:K's CAFE 閉店 ※平成28年04月21日:つばさ亭 開店 ※平成28年02月16日:スカイカフェ翼 閉店 ※平成27年01月05日:K's CAFE 開店 |
| ビジネス機ターミナル (平成27年7月撮影) 国内線ターミナルと同じターミナル内にビジネス機専用のエリアが設けられています。 |
| モニュメント (平成24年8月撮影) 空港内にはイメージキャラクターのなごぴょんを使った展示物があります。写真は平成24年に展示されていた名古屋芸術大学の学生の制作(平成30年現在撤去されています)。 ターミナル外には、旅客ターミナルから300メートルほど南側の中日本航空前付近に「構築の唄」という作品があります。 |
| 展望デッキ (平成24年8月撮影) 3階エプロン側に設置されています。 中部国際空港開港以来閉鎖されていましたが、平成24年7月19日に再開しました。再開に合わせて区画を半分ほどに縮小しましたが、ウッドデッキにして嵩上げしています。 柵はワイヤータイプで、撮影はしやすいですが、低い高さは柵タイプになっており、小さな子どもの見学にはやや支障があります。
※平成22年09月**日:展望デッキ 特別公開 ※平成24年07月19日:展望デッキ 公開再開(リニューアル) |
| 展望デッキからの眺め (平成27年7月撮影) 広い濃尾平野を実感できるデッキです。正面には滑走路の反対側に小牧基地があり、軍用機が多数見えます。日本唯一のフィンガーコンコースから飛行機に接続するエプロンルーフという珍しい光景が見られます。 |
| 多目的ホール (平成27年7月撮影) 3階展望デッキ入口前に多目的ホールがあります。 平成27年までMitsubishi Regional Jet(MRJ)客室の実物大モックアップが設置されていました。 ※平成25年02月17日:MRJ客室実物大モックアップ 新設 ※平成27年11月?*日:MRJ客室実物大モックアップ 撤去 |
| 地上アクセス施設(駐車場) (平成27年7月撮影) ターミナルの前に立体駐車場と平面駐車場があります。 このほか、ビジネス機利用者を対象にした専用駐車場がターミナル横に設けられています。 レンタカー各社は空港入口前に1社あるのみです。
※平成26年12月20日:駐車場 立体化(立体駐車場使用開始) |
| 地上アクセス施設(駐輪場) (平成30年8月撮影) 空港では非常に珍しい駐輪場がターミナル前面北側に設置されています。 自転車でのアクセスは抜群ですが、区画は狭く、屋根もありません。 写真奥、バスの待機場付近に広い駐輪エリアが見えますが、職員用で一般旅客は利用できません。
※平成30年07月13日:駐輪場 移転 |
| エアポートウォーク名古屋 (平成22年9月撮影) 旅客ターミナルから南へ約1キロのところに、旧国際線旅客ターミナル(平成11年完成)を改装したショッピングモール「エアポートウォーク名古屋」があります。平成20年10月、旅客ターミナルを運営する名古屋空港ビルディングが主体となり、ユニーが開発したショッピングモールです。
館内は旧国際線ターミナルならではの内装になっており、空港ファンにはたまらない商業施設になっています。 1階等にある案内所は、空港のインフォメーションを模したカウンタで、制服は客室乗務員の制服をイメージしたもの。電光掲示板によく似せた偽物の掲示板があります。県営名古屋空港の本物のフライトスケジュールも掲出されています。 旧チェックインロビー部分に当たる3階ランド側は、「アミューズメントパーク」と飲食スペースの「ターミナルコート」になっていて、大きな出発案内板(偽物)が掲示されています。ターミナルコートの南側壁面は「メモリアルウォール」と称する名古屋空港の歴史を紹介するコーナーになっています。 さらに、4階中央には旧国際線旅客ターミナルに置かれていたライオン像が展示されています。 ※空港にちなんだ商品をそろえた店舗はほとんどありません。入居する本屋でも名古屋空港関連の本はほとんど取扱なしでした。 |
| エアポートウォーク ランド側 (平成30年8月撮影) エアポートウォークのランド側は、エアポートウォークの正面入口になっています。見た目はショッピングセンターと言うよりも旅客ターミナルそのままです。 |
| エアポートウォーク エプロン側 (平成27年7月撮影) エアポートウォークの滑走路側は、エアポートウォークの駐車場になっています。駐車場部分は旧エプロン部分で、エプロンから旅客ターミナルビルを見上げるような光景を見られます。 |
| エアポートウォーク ビューデッキ (平成30年8月撮影) 5階は「美しい眺望とくつろぎを体感するフロア」と称し、屋内展望デッキ「スカイラウンジ」と、屋外展望デッキの「ビューデッキ」があります。 ビューデッキは高いフェンスに囲まれていますが、滑走路の南側を一望できます。 |
| エアポートウォーク ビューデッキからの眺め (平成30年8月撮影) エアポートウォークは滑走路の西側に設置されており、午前中逆光。高い位置から滑走路を眺められます。 エアポートウォークのビューデッキは滑走路の南端付近に設置されており、北側に向かって飛行機が離陸する場合は、離陸する瞬間を撮影するのは難しい位置になります。 エアポートウォークでは館内撮影が禁止されています。案内所によると、人が写らないビューデッキでの撮影は問題ないそうですが、撮影する際には、事前に案内所に確認した方が良いでしょう。 ※ちなみに館内には、撮影用に顔出しパネルなども設置されています。 |
| あいち航空ミュージアム (平成30年8月撮影) 愛知県が空港南側エアポートウォーク隣接地に航空ミュージアムをオープンしました。 かつて旅客ターミナルビル内で展示されていた名機百選が展示されているほか、実機展示として零戦やYS-11などが展示されています。カフェや展望デッキも設けられています。 旅客ターミナルビルを管理している名古屋空港ビルディングが指定管理者になっています。 ミュージアムオープンに合わせて、エアポートウォーク付近の空港入口付近に、ロックウェル・コマンダ112(112A)が新たに展示されました。
※平成29年11月30日:あいち航空ミュージアム 開業 |
| あいち航空ミュージアム・エアポートウォーク バスのりば (平成30年8月撮影) あいち航空ミュージアムの開業に合わせて、ミュージアム前面付近にバスのりばが新設されています。 また、エアポートウォーク前面ロータリーにもバスのりばがあります。
<あいち航空ミュージアム バスのりば> ■1番:あおい交通 名古屋駅前行 ■2番:- ■3番:あおい交通 勝川駅前行
<エアポートウォーク バスのりば> ■のりば: 名鉄バス 西春駅行、名古屋空港行 とよやまタウンバス北ルート 北部市場東行、小牧市役所前行
※平成30年04月01日:とよやまタウンバス北ルート 北部市場東行、小牧市役所前行 新設 |
| かつてあった見どころ(ターミナル2階/旧出発ロビー(移行期の様子)) 現在、旅客ターミナルは1階部分しか使用されていませんが、中部国際空港開港後もしばらくは2階部分が使用されていました。 写真は平成18年当時利用されていた2階部分の様子。広い出発ロビーで出発口がありました。利用客はほとんど見られませんでした。
|
| かつてあった見どころ(ターミナル2階/旧出発ロビー(移行期の様子)) 上記項目の別角度写真。 「翼」という巨大絵画が飾られていました。天井に転々と配置されている照明が目を引きます。 売店名に引き継がれていますね。 |
| かつてあった見どころ(ターミナル3階/旧航空宇宙館) (平成22年9月撮影) 3階には空港内博物館として「航空宇宙館」が設置されています。残念ながら中部国際空港開港以来閉鎖されています(平成22年9月に特別公開を実施しました=写真はその際に撮影したものです)。 |
| かつてあった見どころ(地上アクセス施設/旧駐輪場) (平成24年8月撮影) 駐輪場は平成30年までターミナル前面南側に設置されていました。平成30年7月にターミナル前面北側の狭い区画に移転しています。 きっちりサインも吊り下げられたきっちりした区画でした。 |
| かつてあった見どころ(PRポスター) (平成22年9月撮影) 中部国際空港との競合もあり、愛知県ではPRに懸命。館内には就航先などを紹介するPRポスターが多数貼られていました。 |
| かつてあった見どころ(三菱航空機本社) (平成27年7月撮影) 旅客ターミナルビルには、三菱航空機の本社が入居していました。 カーブサイドにMRJデザインの入口がありました。 |
| かつてあった見どころ(MRJミュージアム) (平成30年8月撮影) 旅客ターミナルビルの正面にMRJミュージアムがありました。MRJをテーマとする展示施設でした。写真左側がMRJミュージアムで、右側に写る旅客ターミナルの目の前にあったことが分かります。 事前予約が必要でした。受付は、ミュージアム内ではなくあいち航空ミュージアム内にあり、専用車でアクセスしていました。
※令和05年06月30日:MRJミュージアム 閉館(新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響による臨時休館のまま) ※令和02年02月**日:MRJミュージアム 新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で臨時休館 ※平成29年11月30日:MRJミュージアム 開業 |