2010年06月06日

百里_LCC日本上陸へ

百里飛行場(茨城空港) いよいよ本格的LCC日本上陸 春秋航空と就航合意

茨城県は6日、中国の春秋航空(CQH)が百里飛行場(茨城空港)と上海浦東空港を結ぶ路線を7月末から開設すると発表しました。

茨城空港公式サイトでは、
春秋航空は、当面、7月末から2ヶ月間の予定でプログラムチャーター便により茨城空港へ乗り入れ、その後も定期便を目指し就航を継続する。
と発表されています。
5日から茨城県の橋本知事が同航空を訪問、6日に合意文書に調印した模様です。

CQHは、中国の民間資本により設立されたローコストキャリア(LCC)。上海を中心に中国国内線約40路線を運航しています。とにかく格安サービスが売りらしく、片道99元(約1300円)からという値段はとにかく驚き。立席サービスの推進や水サービスの有料化などで話題も振りまいています。
LCC仕様で造成した茨城空港にとっては初の本格的LCCの就航になるとともに、CQHにとっては初の国際線参入となります。

自衛隊との共用空港である百里飛行場へ中国の航空会社が就航ということで、今後は防衛省との調整なども必要にあるかもしれません。


ところで、昨日、毎日新聞に
成田国際空港会社:新ターミナル検討 羽田に対抗、格安航空会社専用で
と題する気になる記事が載っていました。
発着枠がいっぱいいっぱいという成田でもLCC向けの動きがある状況のようです。空港の使用料など航空会社にかかる費用が大きく変わらなければ、多くのLCCは、東京への交通の便が悪い茨城よりは成田に就航したいでしょうから、この動きは茨城にとってはかなりの問題になるものと思われます。
すんなりLCCが茨城に就航すれば、同空港の有効活用にもなるわけですが、そう簡単にはいかない問題なのかもしれません。

ひとまずは、徐々に浸透してきた感じがするLCCの茨城。そしていよいよ日本市場に参入するLCC。値段は高いままサービス簡素化だけにひたはしるANAやJALが生き残れるのか、春秋航空が定着するのか、今年の夏に注目です。
※よくLCCは機内サービス最悪みたいなこと言われてますけど、国内線で比較すると、一般席ユーザーからしてみると、飲料サービスがあるかないか位しかANAやJALとの差はないのが実状になってきています。なにせ日本の航空会社はお値段据え置きのままサービス簡素化に向かっているので、、、。機内で寝てたら飲料サービスすら受けられないから、なんと差はなし!差が出るとしたら操縦の仕方や落ちるかもという漠然とした不安の度合い、それに席が少し狭いといったとこだけでしょう。春秋は機内販売がやかましいらしいので寝るわけにはいかないんでしょうが(笑)。あとは、裏から手が回って政治的にいろいろ制限がつく(国際線は食事出さねばならないとか、現地整備は日本の航空会社の関連会社でなければならないとか、、、?)でしょうから、それをどうクリアしていくのかは注目です。

茨城―上海便就航へ! 中国・春秋航空が就航を表明しました!(茨城空港公式サイト)
http://www.ibaraki-airport.net/news/news-13.html
茨城空港に上海便就航 7月末、中国・春秋航空(日本経済新聞公式サイト)http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE2E4E2E2E58DE2E4E2E4E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
成田国際空港会社:新ターミナル検討 羽田に対抗、格安航空会社専用で(毎日新聞公式サイト)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100605dde001020032000c.html
posted by johokotu at 19:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 百里飛行場(茨城空港) | 更新情報をチェックする
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