この記事は2010年6月に執筆した旅行記です。
■2006.03 東京国際・山口宇部・新北九州(旅行前)
帰省ついでに新北九州へ
全国の空港を自分で巡る。
なんだかハッとした思い付きから始まった新コンテンツ参入のためのこの計画がいよいよ始まることになった。
訪問空港の内容をホムペにアップする場合、0からスタートすると、コンテンツとして非常にさびしいスタートになる。というより、アップしても比較ができないから面白みがない。そこで、一つのコンテンツとしてアップを始めるためには少なくとも50程度はまわっておく必要があると考えていた。
結構参加人口が多く話題になる郵便局めぐりなんかに比べれば全然設置数は少ないものの、全国に空港はおよそ100ある。
新コンテンツ開設は少なくとも3年程度で実現したいと考えていて、その年数で50空港を達成するためには、少なくとも月一ペースは維持しないと難しい話だった。
だが、空港に行くためだけに月一回全国を飛び回るのは金と時間がかかりすぎる。そこで旅行ついでに見に行ったり、近いものは一気にまわったりして効率よく回っていくことにした。
初回の今回は北九州空港に狙いを定めた。
3月上旬に一週間もの大連休を確保できたのだが、その間に大分県の実家に帰るつもりでいた。その帰りの日前後の3月16日に北九州空港が移転し新空港になることが決まっていて、ちょうどよい機会だったからだ。
この2月、3月には神戸、北九州、種子島の3つの空港が開港を予定していた。空港を巡る旅をする人間としては、3つともさっさと回るべきだったのだが、稼いでいるお金が少なく、3つも回っている金がない。そこで、帰省ついでにぷらっと寄れる空港を選んだのだ。
ちょうどスターフライヤー(スタフラ)という新規航空会社が就航を予定していて、非常に興味があったので、その初乗りも兼ねたものにしようとした。
大分の実家は空港のすぐそばで、同空港はすでに何度も利用している。帰っている間はいつでも見にいけるから、行き帰りを別の空港にしてさらに訪問数を増やすことにした。
行きの時期はまだ北九州移転前なので、帰りに新北九州を利用するとし、行きはそこから少し離れた山口宇部空港に行くことにした。
※よく考えてみたら、今後二度と利用することができない(旧)北九州空港を利用すべきだったのだろうが、空港訪問を始めた当時、なくなるものへの考えがまだ非常に小さく、「利用しよう」という意識が起きなかった。それよりも新空港、新規航空会社に目がくらんでしまったというのが正直なところだ。電車などの接続が良ければ往路で(旧)北九州空港に寄り道でき、ぜひとも寄りたかったのだが、山口宇部空港から下関方面へ向かうのは時間がかかり、宇佐駅の待ち時間が長いことは悪名高くよく知られていて、寄っている時間がなかった。もっとも、(旧)北九州空港には2005年8月にこれまた帰省ついでにふらふらっと訪れていて見納めをしていたので、なんとか訪問済といった感じだったが、当時はあまり写真を取っていなかったので、後から考えるとなんとも残念な旅程に。新空港については数年後でも普通に行けるのだからちょっともったいないことをしてしまった感は残ってしまった。
ホテルなしの単純予約
アクセスの予約(飛行機)
まずは飛行機の予約だ。
噂でツアーを組んだ方が安いとの話を聞いていたのだが、行きは中国地方、帰りが九州地方の空港なため、安いプランは皆無だった。そもそも、帰りはスタフラの初日に搭乗しようとしていたので、プラン自体がまだできていない状態。初日は個人予約の記念搭乗者が中心だから、ツアーは組めなかった。
今回は帰りの北九州→羽田便から予約をした。開業初日は人気がさっとするだろうから、発売日に予約を敢行した。
始発便に乗ることも少し考えていたのだが、九州に少しでも長くいたかったのと空港見学に時間がかかることを考え、始発便はあきらめ、終便二便前(18:45発)を予約した。どうせなら最終便に乗りたかったのだが、深夜早朝運航を売りとするスタフラは最終便が羽田24:55着。終電はとうに終わっていて家に帰れないので、二便前で我慢することにしたのだ。二便前なら羽田着が20時過ぎなので、余裕で終電に間に合う計算だ。
※2006年3月、自宅は埼玉県の所沢にあった。西武線は新宿発の終電がけっこう遅いとはいえ、22時ごろに羽田を出ないと家に帰ることは不可能だった。この数か月後に羽田近くに引越しを実施。最終便で戻ってきてタクシーという手を使ってもそれほど費用がかからず利用ができるようになった。
行きは3月7日に定めた。羽田までは朝6時に出ても間に合う10:05発のANA693便山口宇部行で行くことにした。山口宇部には昼前に着く。JR宇部線草江駅発の電車が約2時間後にあり、見学する時間が確保できそうだったので、この便で予約した。
スタフラはさすがに最安値は売り切れだったが、山口宇部行は先得で格安に手に入った。
宿泊の予約
今回は帰省ついでに空港によるプラン。
ホテルを予約する必要はなかった。
現地移動の予約(鉄道)
往路の山口宇部空港から大分空港近くの実家までと、復路の実家から新北九州空港までの移動が必要だった。
3月はJR線を格安で利用できる青春18きっぷが使える時期だったので、この切符での移動を選択した。18きっぷは普通・快速等しか乗れない切符だから、事前に18きっぷを購入しておく以外は、予約は一切不要だった。
就航初日というとりにくい航空券がすんなり確保を完了。わくわくしながら帰省を待つことになった。
■ここまでの教訓!
・新しいものよりなくなるものを利用すべし!
■今回の予定旅程
03/07
自宅(西武線・京急線等)→穴守稲荷→[東京国際空港]10:05(ANA 693便)→11:40[山口宇部空港](JR宇部線)→宇部新川駅(JR宇部線)→厚狭駅(JR山陽本線)→下関駅(JR山陽本線)→小倉駅(JR山陽本線)→宇佐駅(JR日豊本線)→杵築駅(大分交通バス)→実家
03/16
実家(大分交通バス)→杵築駅(JR日豊本線)→宇佐駅(JR日豊本線)→朽網駅(西鉄バス)→[新北九州空港]19:45(SFJ 86便)→20:20[東京国際空港](京急線・西武線等)→自宅
2006年03月06日
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