2007年06月07日

初夏の道内グルリ(3日目)

※この旅行記は2010年7月にアップした旅行記です。

■2007.06.07 根室中標津→女満別→新千歳→東京国際

牧場点在の平原をのんびりドライブ
3日目の今日は釧路を朝出てまず中標津へ。昼までに女満別へ行き、新千歳へ飛ぶ。

朝5時に起きて支度をし、7時前にはチェックアウトした。せっかくシティホテルに泊まったのに、布団で寝てただけな感じ。チェックアウト時に「ご朝食は、、、」等と言われたが、出発の時点で提供していないのだから、利用できなかった

釧路から中標津へは国道272号線(通商ミルクロード/釧標国道)を通るのが最短ルートになるのだが、せっかく釧路に来たから湿原を見たい。湿原をかすめる標茶経由の国道391号線ルートを通っていくことにした。ドライブルートは所々湿原が点在していて、走りながらも眺めを楽しむことができた。
昨日の夜散々な目にあった霧はほぼ消えてはいたものの、山腹にやや雲がかかる天気で、3日間通してはじめて涼しい感じの天候になった。

標茶からは国道を離れて道道13号線へ。虹別を経由して中標津空港を目指した。地図によれば、道道13号線を進んでいけば中標津町の中心部にたどり着き、そこから少し北上すると空港なのだが、最短ルート検索をしていたため、カーナビは計根別手前で左折して小道を行くルートを誘導していた。この道路は全くといってよいほど交通量がなく、牧場が連続するのんびりした道を快適に走行。空港には9時前に到着した。

中標津空港は北方領土を除くと日本最東端空港。一般日本人が行ける最東端都市「根室」を愛称に入れた空港となっている。端にある空港でぜひ見ることをお薦めしたいし、木をふんだんに使ったターミナルも必見なのだが、なんと拡張工事中で、正面にはデッカイ仮囲いが張られ、デッキは閉鎖中だった。


tour070605.jpg
工事中だった中標津空港。最東端空港でデッキ閉鎖とはイタイ事態だった!


ましゅうも霧、、、
中標津からは女満別へ抜けていく。飛行機まではまだ4時間以上ある。まっすぐ向かうと2時間程度で行ける距離だから、途中、ちょっと脇道にそれるだけで寄れる摩周湖に寄ってみることにした。

空港からは来た道を虹別まで戻ったのち、国道243号線に合流して弟子屈へ。弟子屈では道の駅摩周温泉に寄り道した。
この道の駅は摩周観光協会を兼ねている建物だった。ここから摩周湖〜川湯温泉屈斜路湖畔をぐるり回る時間があまりかかないようなら摩周湖に寄ろうと計画していたのだが、時間があまりない気もする。せっかく観光案内所併設の道の駅だから、実際の所要時間を聞いてみることにした。
ところが、観光案内所のおばちゃんは歯切れが悪く、どのくらいかかるのかあいまい。結局距離だけ聞いて問題ないと判断し、行くことにした。
ちなみにこの道の駅の先に飛行場があったようなのだが、摩周湖に寄ると時間がギリギリになりそうだったのと、空港でないので訪問はパスした。

※実は弟子屈にあったこの飛行場は、日本で唯一の未舗装滑走路を持つ「空港」だった。定期便が飛んでいなかったから、旅行の時はまったく無関心だったのだが、帰ってきてからもったいないことをしてしまったと気が付いた。


弟子屈からは、道道52号線(屈斜路摩周湖畔線)がぐるりと半円を描いている。道の駅の少し先から摩周湖までは北上する直線道路を一気にかけあがる形になっていて、その先に火口湖である摩周湖がある。晴れた中「良い景色だろうなあ」と期待して向かったのだが、緩やかに標高を登る直線道路を上がっていったらなんと第一展望台の少し手前で突然の霧が発生してしまった

!!!!!!

霧の摩周湖なんてとよく言われているけれども、まさかの事態。
下界は晴れているのに目的の湖周辺だけは霧だった。第一展望台は有料だったので、そのまま通過して無料の第三展望台で駐車。展望台から摩周湖を眺めてみることにした。だが、前方はほとんど見えず、駐車場から展望台へと渡るのも危険な状態。結局展望台からは白い空間が見えるだけで、無駄な時間を過ごす羽目になった。
晴れた摩周湖を一度見たかったのだが、一回目の今回の挑戦は×だった。

で、摩周湖から川湯温泉へは西進して一気に外輪山を下る。こっち側は上ってきた弟子屈側と異なりくねくね急カーブが連続して一気に標高を下るルートで、川湯温泉に着いた頃には霧もきれいさっぱり晴れ渡っていた。

川湯温泉に着いてまず正面に見える硫黄山はまさに硫黄な山といった感じの禿山だったが、緑豊かな阿寒、屈斜路湖に挟まれた不思議な空間になっていた。
ここまで自然が見所たくさんで変化していて温泉が湧き出ていれば一大観光地で、川湯温泉は立派な旅館がいくつも立ち並ぶ温泉街だった。「どこか日帰りできるところにでも入って」と行きたいところなのだが、先が読めないから、川湯は通過しただけになった。

そのすぐ先で屈斜路湖に到達。こちらは、湖の北東側から湖を半時計まわりに半周して北西側へと向かう。屈斜路湖は昨日通った渚滑川同様に水面までが近い不思議な感じがする湖だった。屈斜路摩周湖畔線沿いにはキャンプ場がいくつも点在。湖畔にはプリンスホテルなどもある典型的な観光湖だった。ここも道路から湖を眺めながら通過しただけで、寄り道は一切しなかった。
弟子屈から約1時間で屈斜路摩周湖畔線を回り切り、国道243号線(パイロット国道)へ出たあとは、北西方向にある女満別を目指した。屈斜路湖畔からクネクネ道を上り切った先に美幌峠がある。この峠は頂上に道の駅がある珍しい峠。この道の駅からは360度の眺望が楽しめる。特に屈斜路湖側の眺めは抜群で、天下の絶景としてPRしていた。

美幌峠からは長い直線道路を下って女満別空港までは小一時間で、13時ころには到着できた。

tour070606.jpg
再び戻ってきた女満別空港。茶と黒の外壁が特徴的だ。道東の空港では最も多くの便が就航していて、エアドゥも運航中だ。


初体験のエアドゥは、、、 
初日に見学できなかった女満別空港。じっくり見学しようと思っていたのだが、それほど大きなサイズではなく、1時間かからずに見学を終了し、ゆっくり搭乗を待った。
この空港は地元の出店する売店の品数が豊富で、道東ならではの土産が多く見られたのが面白かった。

女満別からは新千歳までの搭乗になる。飛行時間は一時間にも満たない短さで、こんな短い区間は初体験だった。搭乗券はワンワールド加盟前の古いタイプをまだ使用していて、なんだか違う会社の便に乗るかのようだった。
搭乗したのはマクダネル・ダグラスMD-81という細長い機種で、座席配列が2列-3列という珍しいものだ。好みの後方座席を指定したのだが、最後列は指定できず、非常口座席の32Cになった。別に足元の広い非常口座席を選んだわけではないのだが、地上係員は、後方の好みと足元広い座席という好みの勘違いをしてしまったようだ。
昼便ということもあり、かなり空いていたのだが、ちょうど自分の席からだと斜め前方がスッチーが座る場所でなんても落ち着かない搭乗になってしまった。

新千歳はかなりでかいターミナルでぐるり見て回るのに2時間ほどかかった。ターミナルは扇子型で、非常に分かりやすい構造なのだが巨大ゆえ自分がどこにいるのか把握するのがなかなか大変だった。
売店は店舗数が多くて集中しているのでショッピングセンターにいるかのようだ。非常に充実しているのだが、隣り合う売店で同じ商品を売っている場合も多く、珍しい土産を探すのは一苦労した。日本の空港としては珍しく、売店用インフォメも設けられているので、おすすめ商品を聞くのも良いだろう。

帰りの便までは5時間と結構余裕があったのだが、新千歳ではスタンプラリーを実施していたり、多くの展示物があったりするから、色々回っていたらあっという間に時間が来てしまった。

※後で知ったのだが、新千歳空港と千歳飛行場は滑走路はつながっているものの、分類上はまったく別物だということだった。これもよく知らなかったから、時間が5時間あったにもかかわらず、千歳飛行場は見学せずに帰ってきてしまった。

今回最後の搭乗は初のエアドゥ。大手と比べてサービスがどのくらい違うかよく調べてやろうと意気込んで搭乗した。

ところが、、、

飛行機の座席に着いたら3日間の疲れが一気に出てしまい、離陸も着陸も気が付かないはど爆睡
飲みたかったオニオンスープにありつくこともできず、何も満喫しないまま羽田の到着ロビーに着く羽目になってしまった。

帰りの電車の中ではもうぐったりで、初の空港訪問旅行は疲れた状態で終了となってしまった。





■今日の教訓!


ホテルの朝食はいらない←遅く出る人は活用しましょう
霧の摩周湖は本当←下界が晴れでも湖は霧のことが多いようです
弟子屈の黄金ルートは約1時間←通過だけならこの時間
帰りの飛行機は寝てしまう←窓側でなくてよいな、、、




■今回の旅程


06/07
宿06:00(レンタカー)→09:00[根室中標津空港]10:30→道の駅摩周温泉→道の駅美幌峠→13:30[女満別空港]15:00(JAL2716便)→15:45[新千歳空港]21:25(ADO 028便)→22:55[東京国際空港]23:00(京急線等)→自宅
(ニッポンレンタカー)


posted by johokotu at 18:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆旅行記 | 更新情報をチェックする
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