百里飛行場(茨城空港) SKYは結局運航を復活へ
スカイマーク(SKY)は20日、9月1日から運休する百里(茨城)-神戸線について、10月1日から定期便を再開すると発表しました。
SKYは6月24日に、「茨城空港と自衛隊との間で「民間共用」のスキームの見直し」がされるまで運休すると発表したばかり(詳細は「百里_SKYやっぱり撤退」でも取り上げています)。
今回のリリースでは、この見直しが行われ、「今後は通常の定期便運航ができるものと判断」したとしています。
実は昨日神戸空港を利用したのですが、茨城便は「満席」。開設を表明した当初は、こんな田舎の便利用する人なんているのかしらんと思っていましたが、東京駅までですら500円で出られることもあり、徐々に浸透してきているようです。
SKYでは、今回のリリースで同時に「今後の機材の導入時期や運航体制の検証を行い「神戸-茨城線」に続く茨城空港からの路線展開を積極的に進め早期に複数路線化したいと考えております」と発表。SKYのニュースリリースでは具体的路線は明記されませんでしたが、読売新聞によれば、「さらに、来年3月までに新千歳便(北海道)と中部国際便(愛知県)の2路線を新たに定期就航させることも明らかにした。」と2路線新設が報じられています。
茨城路線は、大手も他の新規航空会社もはじめから開設をあきらめた路線。突然の撤退表明で、「はじめから開設は無理だった」とか「いつもの即撤退」などと、ケチョンケチョンに言われていましたが、そんな茨城を拠点化しようとするSKYの集客術はかなりの注目点です。日本の航空の新しい流れを示すものでもあり、今後SKYがどのような戦略で路線網を広げていくのかますます目が離せなくなってきました。
■「神戸‐茨城線」の運航再開について(スカイマーク公式サイト)
http://www.skymark.co.jp/ja/company/press/press100720.html
■茨城―神戸再開へ、新規2路線も…スカイマーク(読売新聞公式サイト)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100720-OYT1T00897.htm
2010年07月21日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック