粟国空港 FFC今月中旬で運休へ
那覇空港を拠点に不定期乗合便を運航している第一航空(FFC)は、平成22年9月15日の運航を最後に2路線を運休し、沖縄から完全撤退することとなりました。
FFCが運休するのは、徳之島-沖永良部-沖縄那覇路線と沖縄那覇-粟国路線の2路線。
平成22年9月15日の運航を最後とし、運休後は沖縄事業所を閉鎖する予定で、沖縄から完全撤退となります。
沖縄タイムスの報道によれば、「同路線の採算ラインは搭乗率約80%だったが、就航した2009年6月〜10年6月末までの搭乗率は粟国線55%、沖永良部線43%、徳之島線21%だった。」とのこと。最も高かった粟国路線ですら、9人乗りのアイランダーでは1便あたり4、5人しか搭乗していなかった計算になります。
今回もエアードルフィンなどと同様、時刻表に載らないことが人の集まらない原因のように書かれていますが、「定期運送でないため国からの補助金はない」ことから路線維持が難しく、赤字の限度を超えてしまった模様です。
今回の撤退により、粟国空港については乗合便の運航が完全終了することになり、日本の離島空港からまたひとつ航路が消えることになります。
搭乗できるのはあと半月。乗りおさめはお早めに、、、。
■社員に路線撤退説明 第一航空(沖縄タイムス公式サイト 7月24日付)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/20100724_8340/
■第一航空が沖縄撤退 事業所閉鎖 社員解雇へ(琉球新報公式サイト 7月23日付)
http://ryukyushimpo.jp/variety/storyid-165284-storytopic-4.html
■粟国・徳之島線 撤退 第一航空 「採算合わず」(沖縄タイムス公式サイト 7月22日付)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-07-22_8289/
2010年09月01日
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