国土交通省は9日、10月に行われる東京国際空港(羽田空港)の発着枠増大に伴い新たに創設した新規路線開設枠の使用者について、応募がなかったことを発表しました。
今後も募集は継続するとしたものの、使用者がない場合は「羽田空港に乗り入れている航空運送事業者のうち国内地方路線を運航することを希望する者に、当該発着枠を暫定的に使用させるものと」するとしています。
今回設けられた枠は、「地域が主体となって航空会社の協力を得つつ、小型航空機(*)であれば成立する路線の新規開設に、パイロット事業として取り組むための発着枠」。1枠を準備し、8月中に募集をかけていましたが、手を挙げる地域はなかったようです。
コウノトリ但馬がかなり積極的に誘致を展開していましたが、航空会社の良い返事が得られなかった模様です。
各社とも羽田の発着枠をのどから手が出るほど欲しがっているのでしょうが、1日1往復では利用者増は見込めませんし、制約が大きすぎたでしょうか。準備期間を考えると10月開設も難しく、大手などの臨時便設定に使われる可能性が高くなってしまいました。
■新規路線開設枠の使用者の募集結果について(国土交通省公式サイト)
http://www.mlit.go.jp/report/press/cab04_hh_000031.html
■羽田便、新規就航の応募なし 航空会社の協力得られず?(産経新聞公式サイト)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100910/plc1009100006000-n1.htm
■羽田小型機枠「但馬便」、県が応募断念 /兵庫(毎日新聞公式サイト)
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20100903ddlk28010373000c.html
ラベル:羽田