個人的には万々歳な話題です、、、。
那覇空港を拠点に実質定期的な不定期乗合便を運航する第一航空(FFC)は13日、15日をもって運休するとしていた徳之島-沖永良部-那覇、那覇-粟国の各路線について、16日以降も継続することを発表しました。FFC撤退表明により旅客便が消滅する危機にあった粟国空港は、ひとまず危機が回避された格好になっています。
FFCは9月15日をもって運航する全路線休止を発表していました。今回、16日以降も徳之島-沖永良部-那覇1往復(徳之島へは週4日のみ運航)、那覇-粟国2往復の不定期乗合便の運航が継続されることが発表されました。運航ダイヤはこれまで通りで、1機体制で運航が回せるダイヤが基本となっています。
今回の運休撤回は、「国土交通省が2011年4月から離島など不採算路線を抱える地域の生活交通網の保護を目的に新たに実施する「地域公共交通確保維持改善事業」(仮称)で那覇―粟国航路も支援対象路線となる見通しとなった」(琉球新報)ことが大きい模様。定期便ではないFFCの各路線は国の補助金の支援対象になく、それに代わる支援を確立し、運航継続につながったようです。
粟国空港はFFCの撤退表明により、旅客便が消滅する危機にありましたが、なんとか路線を守れた格好になっています。
不定期便へ支援が拡大することを受け、今後は、他の離島空港への路線が復活するかが一つの焦点。船が欠航しやすく航空路線復活が強く望まれる波照間をはじめ、長崎の離島などで再開の動きが出ないか注目されます。
■粟国「生命線守れた」 第一航空 運航継続(沖縄タイムス公式サイト)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-09-14_10215/
■那覇―粟国線継続運航 第一航空が正式発表(沖縄タイムス公式サイト)
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-09-13_10203/
■第一航空、粟国路線再開を検討(琉球新報公式サイト 9月5日付)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-167213-storytopic-4.html