北海道旅客鉄道(JR北海道)と東日本旅客鉄道(JR東日本)は24日、12月4日からのダイヤ改定内容を発表しました。東北新幹線の新青森延伸に合わせ、新青森から連絡する函館、札幌方面への特急を拡充するほか、東京-盛岡間の増発などが柱。対抗する航空便は再編が加速しそうです。
JR北海道は、東北新幹線の新青森延伸に合わせて、青森-函館間を運行する特急白鳥・スーパー白鳥と、函館-札幌間を運行する北斗・スーパー北斗の運航時刻を見直します。新幹線区間の拡大と接続のよさで、東京-札幌間は最速9時間8分(現行より23分短縮)、東京-函館間は最速5時間44分(同14分短縮)となります。まだまだ、東京-札幌で9時間かかりますから、そう大きな変化はないかもしれませんが、東京国際(羽田)-新千歳、羽田-函館、新千歳-花巻、新千歳―仙台といった航空路線に影響が出そう。一方で、日中時間帯に運行している札幌-旭川間特急を減便するとしており、新千歳-旭川間を運航するスカイマーク(SKY)には朗報となりそうです。
JR東日本では、新青森開業に合わせて、東京-盛岡間で運行する5.5往復について停車駅の多いやまびこから大宮-仙台間をノンストップで走るはやてに変更して北東北地方への速達性を向上させる予定です。
羽田-青森・三沢間の航空便については機材の小型化がすでに決定済。東北新幹線の新青森延伸は、北東北地方を発着する航空便への影響がかなり大きい模様です。
■2010年12月ダイヤ改正について(JR東日本公式サイト)
http://www.jreast.co.jp/press/2010/20100916.pdf
■平成22年12月ダイヤ改正について(JR北海道公式サイト)
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2010/100924-1.pdf
ラベル:青森空港