東京国際空港(羽田空港) D滑走路・新国際線旅客・貨物ターミナル運用開始
国土交通省は21日午前0時より、東京国際空港(羽田空港)で建設を進めてきたD滑走路の運用を開始します。午前4時には新しい国際線地区が稼働し、新国際線ターミナルと国際線貨物ターミナルがオープンします。
D滑走路は、空港南東側の多摩川河口付近を埋立と桟橋により造成した新しい滑走路で、2本の平行滑走路が2組できる井桁状の滑走路配置が誕生します。運用開始によって出発機の同時離陸が可能となることから、航空便の遅延回避にもつながるものと期待されています。
新しい国際線ターミナル地区は旧東急ホテル付近の三角地を利用した区画です。
21日4時から旅客ターミナル・駐車場が開館するほか、隣接する貨物ターミナルも供用開始となります。5時過ぎには東京モノレールの新駅「羽田空港国際線ビル駅」と京急電鉄の新駅「羽田空港国際線ターミナル駅」が開業予定。空港アクセスバスの延伸も実施されます。
国際線航空便は、30日までは現行ダイヤのままで、4路線17往復のチャーター便でひとまず運航される予定(一部曜日は不定期チャーター便としてホノルル、仁川、釜山行も運行される予定)。冬ダイヤに変わる31日から本格的に増便が始まる予定です。
いよいよ開業する新国際線旅客ターミナル。
2010年10月21日
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