JAL ジャンボ惜別ツアー開催中
JALツアーズは19日、ボーイング747-400D国内線専用機を使用した退役フライトを実施しています。2日間の日程で、同機の運用はツアーをもって終了される予定です。
結局ツアーにはやっぱり参加していないのですが、今回のツアーでは非常に興味深い点が2点ありました。
・東京国際→新千歳便が定期便より早い便利な便
・新千歳→那覇便の運航
羽田から新千歳へ向かう場合、2月ダイヤでは始発便は他社も含め6時55分発。ツアーは羽田を6時30分に出る便で、貴重な土曜日の朝、15分も早く新千歳に到達できるという興味深い時間設定でした。なぜ、普段からこの時間に設定できないのか少々疑問です。
2点目は、直行便志向の高い日本人にとっては復活をお願いしたい路線の一つです。ここ数年は乗継割引が充実していることから、経由便でも安くアクセスできるようにはなったものの、やはり1区間で北海道-沖縄間を行き来できる効果は抜群。JALの場合、新千歳の始発(7:50発羽田行)に乗っても那覇に着くのは5時間後の13:10で、新千歳11:30発那覇15:00着という時間設定はかなり魅力的に見えます。ちなみに今回は結局ありませんでしたが、悪天候時に予定されていた函館代替の場合は、函館9:00頃発、那覇12:30頃着と通常便よりはるかに便利な時間設定がなされていたのも興味を引いたところでした。
さて、空港ファンとしては、「参加すべきだろ!」というご批判もありそうなのですが、、、。実は、参加していない一番の理由ですが、JALのジャンボ、乗ったことがないんです(苦笑)。
生まれてからおそらくは100回以上JAL便に乗っていますが、JALには100機以上も導入されたはずなのに、大事故まで起こして有名なはずなのに、なぜか経験ゼロ。ジャンボ未就航路線に乗ることがほとんどで、就航路線でも始発便や最終便などジャンボがなかなか投入されない時間の便が多く、ついに「普通にジャンボに乗る」という機会はありませんでした。私にとっては、それだけ、身近ではなかったということなのでしょう、、、(離島ばかり回っていたここ数年はジャンボとは正反対の小型機ばかり乗っていましたね、、、)。
鶴丸復活前の最後のアークデザインなど興味深い部分はありましたが、ツアーのチャーター便よりも個人利用できる定期便の充実が必要だと思っている自分には、普通に乗れなかった機材である以上、強く乗ろうという気持ちはあまり起きなかったというわけです。
※ANAの機材には数回ですが利用した経験あり。
JALのボーイング747-400機材は今年3月をもって全機材が退役予定。ANAは全機退役はまだ確定していないものの退役は秒読み段階と言われています。ANAが全機退役となれば、日本の空からジャンボが姿を消すわけですが、このタイミングで、18日、スカイマークから、総2階建機材のエアバス380を正式に購入契約したことが発表されていました。大型機の歴史は、担い手は変わっても脈々と引き継がれていくという象徴的な出来事なのではないでしょうか。
航空発祥101年の今年は、一つの節目の年となるのかもしれません。
なお、JALツアーズでは、26日出発でグアムへの退役ツアーを予定。来月には同じく退役が決まっているエアバス300-600R機材の退役ツアーも開催される予定となっています。
2011年02月19日
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