仙台空港 旅客ターミナルが復旧第1報を発表
仙台空港のターミナルビルを運営する仙台空港ビルは25日、ターミナルビルの復旧状況を3月11日の地震後初めて発表しました。完全復旧まではおよそ6か月かかる見通しであるものの、それより早く部分開業を目指していることが発表されました。
仙台空港ビルは25日、「仙台空港の早期再開に向けて(第1報)」と題するリリースを発表しました。ターミナルの再開に向け段階的に情報を発表していく模様で、まさに復旧への第1歩とも言えるリリースです。
今回のリリースでは、「ビル建物自体はそれほどの損傷はありませんでしたが、1階ロビーに瓦礫が流入し電気室が浸水するなど大きな損害を受けました」と、1階部分が大きく損傷を受けたことが示されました。
復旧作業は、16日には開始されてすでに本格化。完全復旧までは6か月かかる見通しであるとされていますが、「民間機が飛べる状態に空港機能が復旧すれば、部分開業して直ちに旅客サービスを提供したい」と発表されており、6か月より短い期間で旅客サービスの再開を目指していることが明らかになりました。
3月11日の東北地方太平洋沖地震で大津波に襲われた仙台空港。空港ターミナル内には一時1600人以上が孤立し、津波が押し寄せる映像はテレビで何度も報道されました。
それでも16日には滑走路の一部を暫定的に復旧し、被災地への物資輸送の拠点に。仙台空港の旅客便復活は、大きな被害を受けた被災地復活の象徴でもあり、早期の復旧に期待です。
■仙台空港の早期再開に向けて(第1報)(仙台空港ビル公式サイト)
http://www.sendai-airport.co.jp/content/view/295/93/lang,ja/
今年1月に撮影した仙台空港の1階ロビー。早期の復旧に期待です。
2011年03月27日
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