東北新幹線が仙台まで復旧へ 29日には全線復旧
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、東日本大震災の影響で運休が続いている東北新幹線について、25日から福島-仙台間を復旧、29日には最後の運休区間である仙台-一ノ関間を復旧します。これにより、首都圏と東北地方を結ぶ大動脈がいよいよ本格的に動き始めます。
東北新幹線は東日本大震災の影響で全区間運休後、3月15日に東京-那須塩原間が復旧。4月7日の余震で再度運休した区間が出たものの、4月12日に那須塩原-福島間、4月13日に盛岡-新青森間が再開しています。4月23日には一ノ関-盛岡間が復旧し、運休区間は福島-一ノ関間を残すのみとなっています。
4月25日に再開するのは福島-仙台間で、これにより首都圏-仙台間が新幹線で接続。4月29日には仙台-一ノ関間が復旧し、全線再開する予定です。
首都圏-仙台間の高速交通網は、東北自動車道が3月24日に全線復旧(一般車の通行再開)、仙台空港は4月13日に旅客便の運航が再開されています。JR在来線の東北本線も4月21日に全線復旧しており、東北新幹線の復旧で高速交通網がすべて再開されることになります。
首都圏-仙台間では、4月13日から日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)により東京国際(羽田)-仙台間に臨時旅客便が運航されていますが、東北新幹線の復旧をにらみ、ANAは4月26日、JALは4月28日の運航をもって羽田・仙台線は終了となる予定です。
2011年04月24日
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